基幹バス(別名:BRT)とは、様々な工夫により路線バスを鉄道並みのサービスに向上させたものです。
例えば名古屋市では、
・部分的に専用レーンの設置
・中央分離帯に屋根付きのバス停を設置
・運転間隔の短縮、均一化
・バス停間の距離の長大化
・バス優先信号を採用する
などの施策を行って基幹バスを走らせた結果、乗車率が60%も増えた路線があります。
名古屋ガイドウェイバス(ゆとりーとライン)では、高架のバス専用線を設けて法律上も鉄道で登録されているぐらいです。
また海外では…
インドネシアのジャカルタではバス停がプラットフォームになっていて、バス停ごとに自動改札機が設置されている路線もあります(参考写真「Wikipedia」)。
一番、基幹バスが発達しているのがブラジルのクリチバです(路線図「Wikipedia」)。
そもそもこの街は道路の中2線が外側2線と完全に隔離されていて、基幹バスの走る中2線に一般車が物理的に入れないようにしています。
プラットフォームもジャカルタのように設置されている(参考写真「Wikipedia」)他、
凄いのが
基幹バスと路線バスの同一ホーム乗り換えを実現している事。
しかし、新潟市の基幹バスとは名ばかりで、バス停に屋根を付けて、バスロケのシステムを導入以外は路線バスと何ら変わりません。
そもそも、バス専用レーンが全く存在しないバス路線を基幹バスと呼んで良いのか疑問です。
名古屋や海外の基幹バスを見習って、本格的な基幹バスを導入すべきでしょう。