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2008-03-12 地球公論--light--3

地球公論--3 出ます


各方面からの購読お申し込みありがとうございます。
さて3号です。

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朝靄の中で
フリーター全般労働組合07副執行委員長 三浦仁士
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アントレプレナー的な仕事を労働者に求める現在、この片仮名の響きに僕らの身体は、すくんでしまう。この言葉の背後には、人を小ばかにする心性が潜んでいるからだ。どんな労働にも貴賎はない。携帯電話の部品タンタルコンデンサーは、コンゴの子供たちがこぼした涙のように、黒ずんでいる。五酸化タンタルの相場は、1グラム12円ほど(日刊産業新聞2007.9.20)。なんだか世界は、悪ふざけに酔っ払っているようである。
人は人に依存する、どんな形でも、いつでも、誰かに依存している。権力者が御輿の担ぎ手を必要とするように、僕らが権力者を必要とするように。静かな夜明け。心のなかで何かがこみあげる。勝ち誇った者が、敗残者に手を差し伸べる。こんな構図で良いはずはない。問題は依存の仕方なのだ。人はみな水平である。
御輿に担がれた権力者が、御輿の担ぎ手を欲してとしているように、派遣会社や派遣先の経営者は、不安定な者たちを欲している。4割から5割のマージン、居なくなったらピンはねができなくなるからだ。
転落した、骨を折った、はさまれた、派遣会社は労災が起こっても救急車を呼ばない。彼らは元気な担ぎ手を欲していて、担架は欲していない。それが彼らのルールだ。彼らは僕らを必要とし、闇のなかから、僕らを誘う、働け、自己責任だ、僕らの労働が彼らの懐を潤す。言葉よりも遠くみえる、朝靄のなかで。
五月雨が松脂の粉をねとつかせる、彼らは御輿を担ぐ僕らを欲している。また君と会おう、君は僕らに微笑んでいる。何者でもない者、僕らと、再び彼らと会うとき、僕らは別の者に変身している。たとえ虫になっていたとしても。どんなことが起ころうとも、僕らは言う、魂を震わせて、みんな水平である。世界は永遠にそこをまわっているのだろう。
今の時代、ロックスターは、おるんかのう? 山口弁に目覚めたら、東西線のホームをふたり、あるいてた。街は今、朝靄のなか。ふたりに歌をきかせたい。こんな具合に、ノーランズを歌っていた、雨のなかでダンシング、ロマジーン、♪ 雨の中で踊る少女、赤い傘をもって、そんなイメージ。本当の歌詞はこう、「アイム イン ザ ムード フォア ダンシング ロマンティックシーン」。朝靄のなか、ふたりは歩いている。僕らは必ず誰かに依存している。人はみな水平である。

約束する、僕らは再び会う、シャロンヌの駅頭で。注

1961年、シャロンヌ駅でアルジェリア人を弾圧する警官と市民・労働者が衝突、8人の犠牲者を出た。注


light--3 目次

【巻頭】「朝靄の中で」 三浦仁士
【取組み】「ガソリンスタンドなだけに!」 羊
【講座】「労働者教養講座 アニメーションのつくりかた」 シライシミチタ
【読物】「プレカリアートとプロレタリア文学」 田野新一
「ルンペンプロレタリアートは階級上昇の夢を見るか−2」 戦闘的ゴジラ主義者
「漂流組合員が行く!−2」 細木悟
「社員から派遣労働職の生をつかんだある女の潜勢力」 滝本静香
【共闘】「メーデー ‐生と労働が宙吊りとなり、支配的秩序が綻びはじめる日‐」 小野俊彦(フリーターユニオン福岡)

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