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2005-12-31 同人活動後半戦

[]コミックマーケット69・参加レポート(12/31 15:00)

朝起きたら筋肉痛です……


搬入数

今回は久しぶりの大艦巨砲主義、過去最大数に近しい在庫を持ち込みました。毎回部数が読めない以上、可能な範囲で最大数。部数が出なかった場合のデメリットは、帰りの送料がかなりの額になることですが、それはA5版にしたことで、ある程度解消しました。


新刊と既刊は全部で8冊。基本的に同人誌の世界では、あまり再版はないと思います。それは続き物が少ないからです。しかし、本同人誌は一冊一冊で独立しているものの、扱っている内容は広範で、結果として続き物になっています。また資料本という性質上、筆者の成長による内容の変化があったとしても、書いてある知識そのものは普遍的で、数年前に発行されたものでも、それほど劣化しません。


なので常に既刊は必要です。


また、これは個人的な考えに過ぎませんが、同人イベントにおいて一見さんを大事にしたいとも思っています。久我は自分が作っている同人誌によって、ヴィクトリア朝の屋敷やメイドといった魅力や知識を、伝えたいと思っています。過去在庫を揃えるのは、それを行うために必須なのです。


ということで、会場に入るとダンボールの山が待っていました。しかし、今回はいわゆる誕生日席の通路側、実はこのポジションは在庫管理が困難な場所です。通常、真後ろにダンボールを積み重ねられますが、この場所は通路になっていて、通行を阻害します。置く権利はあるものの、置くのが困難である以上、なんとか対策をしなければならず、今回はその配置に随分と苦労しました。(手伝ってくれた友人が、ですが)


イベント前

この日は開場前、GENSHIさんにお会いし、前回GENSHIさんがコミティア向けに制作したポスターをお借りしました。これは今までのディスプレイの中でも、最高の効果があったと思えるほどに素晴らしく、通り過ぎる人の多くが目を向けていましたし、実際に当サークルに立ち寄っても下さいました。


きっしーさんにも、新刊をいただきました。今回の新刊は素晴らしいこだわりが込められていて、同人誌という本そのものへの強い意志を感じました。こういう、どこにも妥協が無い、突き詰められた美しい同人誌に出会うと、嬉しくなります。


それに、今回は「エマ」のコスプレをされている『英国メイドさん協会』の方にもご挨拶いただきました。クラシカルなメイドの素敵な姿、感動です。


荷物整理に追われ、気づいたら09:30。それからすぐに、のわきさんの下へ新刊を届けに行きました。のわきさんの新刊も仕上がっていて、準備は万全のようでした。


そしていよいよイベント開幕です。


イベント開始

今回特筆すべきことは、「一見さんが過去最高に多かった」ことかもしれません。既刊は8冊、全部揃えると同人誌としてはかなりの額になるのですが、開場当初からかなりの方が全冊を購入されていました。ネットでの広がりなのか、口コミなのかわかりませんが、ご満足いただければと思います。


「友人に貸したら戻ってこないので」買いに来たという方や、「全巻1冊ずつ+新刊2冊」など、友人に頼まれつつも自分の分も新規に買う、というような買い方をする方も増えていて、多分、過去最大の「既刊全冊買い」の方がいたのではないかと。この点では、再版をする判断は正解でした。


次に「新刊下さい」と中身を見ないで買ってくださるリピーターの方が、かなり増えていること。こうした方たちによって活動の手ごたえを感じられることが大きいので、毎回ありがたい限りです。


「5巻+6巻」で購入される方もそれなりにいました。つまり、「夏コミでは買っていない」のです。考え方は二つあって、ひとつはコミケに毎回来れるわけではなく、年に一度の来場、という方。もうひとつ、前回はメイドジャンルから引き離されていましたが、今回は戻れたことで、気づいていただける確率が高まったのかなとも思いました。


また、今回は過去最大で女性が多かったです。購入された方の3〜4割は女性でした。友人はひとつの可能性を指摘していて、「三日開催の夏では、三日目は基本的に女性は少ない。冬は二日開催なので、女性が会場にいる率が上がったのでは?」、また、「GENSHIさんのイラストで足を止める女性が多かった」とも言っていました。


勢いは過去最高になったのでは、と感じました。


結果として、1巻と外伝1巻が完売、という事態になりましたが、この点はご容赦ください。ここまで需要があるとは想定していませんでした。創作少年メイド・ジャンル、いまだに底が見えません。


イベント・エピソード

毎回すべてを書ききれませんが、第一にイギリス旅行をされた方が当サイトの日記で紹介したバースに行き、パンプルームで紅茶を楽しまれたとのこと。嬉しかったです。他にもエピソードなどをうかがいたかったですが、時間が無かったので、残念です。久我も日記にて、きちんとイギリスの旅行記を書きます……


また、同じ時間にmixi経由で久我を知ってお話下さった方もおりましたが、まともに話せず申し訳ありませんでした。差し支えなければ、メッセージなどいただければ、と思います。


次に、高校の先生方でしょうか、当同人誌を真剣に眺めていて、そのうちのお一方は実際にカントリーハウスの研究をされているとのこと。一緒についていきたいぐらいです(笑)。趣味でやっているこの同人活動ですが、何かしら参考になれば幸いです。


あとは二人組みで『エマ』のコスプレをされていた方々ですね、友人は最も記憶に残ったと言っていました。メイドさんが、以前よりスペースに来てくださる率は上がっています。スペースを動けない立場としては、メイドコスプレの方の来訪は、とても嬉しいものです。


そして、GENSHIさんの主催される「お絵かき会」経由で知り合った方々にもお会いできました。前回、『M.O.E』でご一緒して、サイトでも取り上げていただいた悠々さんにもお会いできました。悠々さんからはスペシャルなプレゼント、ヴィクトリア女王とその従僕の恋を描いた『クィーン・ヴィクトリア』のビデオと、発行される同人誌をいただけました。ありがとうございます!


最後にお隣になった『震空館』の方と少しお話できましたが、valet(近侍)の発音について、話題になりました。ヴァレットだと思っていましたが、ある小説で「ヴァレー」と訳されていたとのこと。辞書を見ると発音ではtを含めていますが、今後、ドラマを見る時に意識してみます。


あとは大学時代の友人たち、ですね。もはやコミケでしか会わないメンバーも多いのですが、打ち上げを含め、楽しかったです。


総括

という形で、今年も無事にコミケを終えることが出来ました。2001年12月に1巻を作り、2002年12月に初参加してから、長い年月が過ぎました。今回はGENSHIさんやのわきさんの協力を得て、同人誌の形として、ひとつの集大成を作れたのかなとも思います。


いよいよ、来年は最後に向けての年になります。やり残している「主人との絆」「メイドの恋愛と結婚」「男性使用人」、そして「終わりゆく使用人の時代」、これを書ききって、終了できればと思います。


お立ち寄りいただきまして、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。


おまけ:コミケ私的時間帯分析

個人的な感想で自分のサークルに限った話ですが、コミケにはいくつか時間帯があります。


10:00〜11:00

大手+企業で若干すいている。この時間帯は「自分が本当に欲しくて、売り切れると困る本」を買う時間帯。少しずつ当サークルでも、この時間に来てくれる人が増えてきました。


11:00〜12:00

大手や企業の戻りが増えます。企業の手提げ袋を持って会場に入ってくる人が増えてきます。この時間ぐらいからピークタイムが始まります。


12:00〜14:00

さらに、開場の入場制限解除などで本当のピークを迎えます。


14:00〜16:00:緩やかな時間

この時間帯になると一気に人の足が途絶えます。創作少年というジャンルで言うと、「創作という理由で本を手に取り、いいサークルを見つけたい」という、「ジャンル買いしない」人が増えていきます。あとは、サークル参加をしている人もスペースを離れて、この時間に足を運んでくれることがあります。


という感じでしょうか。何かの参考になれば。