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2006-08-16 『エマ』外伝を読む

[]『エマ』復活!

単行本派だったので、連載中は一度、『エマ』が表紙になった時しか買いませんでしたが、今回は外伝が始まり、基本的に「ゼロ・リセット」なので、抵抗無く買うことにしました。これから読みます……


今回は若い頃のケリーと、夫のダグの話です。内容に触れない感想ですが、「絵がいい意味で突き抜けた」気がします。初めて、この大きさで読むせいかもしれませんが、絵がいい意味で緩やかに崩れていて、猥雑になって、線が人の温度を伝えやすくなる、当時に近い、そんなトーンを感じます。


キャラに柔らかさが加わっていますし、キャラクターを描く視点、街並みの描写も自由で、今までのプレッシャーから解放されて、伸び伸びした雰囲気を感じました。長期間の連載、そして休載期間を経て、一段階上に行ってしまったようです。


来月号が待ち遠しいですね。


尚、『英國戀物語エマ』も第二期を制作することが決まったようです。


[]今後の予定

いろいろと考えましたが、『ヴィクトリアン・サーヴァント』を読んだ結果、如何に自分が20世紀に弱いか、自覚しました。それを補うには、数ヶ月先の冬コミでは足りません。元々、五年以上かけてきたものを終わらせるのですから、それなりの準備(資料もそうですが、気持ち)が必要でした。


なので、ひとまず、完結編は来年、今年の冬コミは「百物語」と「資料の棚卸」に集中することにします。資料要素が薄くなったらどれぐらいの読者の方が離れるかわかりませんが、正直なところ、たまには「資料に追われることなく」時間を過ごしたい、のです。何を見ても資料を求めてしまっている、その症状が強まっています。


もっと、純粋に、楽しめていた気持ちを、取り戻したいのです。


新刊を作ろうと思ったとき、「また資料を読むのか」と気持ちがややネガティブになりました。このままではいいものが作れませんので、一旦離れて、創作に集中し、自分のモチベーションを高めることにしました。


今回、『エマ』を読むために月刊誌を買ったのも、その一環です。資料を作らない(徹底した読解・編集)、と決めただけで、気持ちが軽くなりました。あと、後回しにしていた「侯爵の話」と「すべて、始めから」の続きも、この冬でかなりのところまで仕上げてしまうつもりです。


2006年12月 『ヴィクトリア朝の暮らし』短編集+資料の紹介か、キャラ紹介など

2007年05月 GENSHIさんの都合がつけば「屋敷本」

2007年08月 『ヴィクトリア朝の暮らし』使用人の完結編

2007年12月 何か。


というラインですね。確かに、燃え尽き症候群になっていました。新刊を作ってから、ほとんど資料を読んでいません。冷却期間を置いて、有終の美を飾るだけの準備をして、「今日は、終わるのにふさわしい日」をコミケで、迎えられるように。