ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん このページをアンテナに追加 RSSフィード


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2008-12-26 似ていること

[]真面目は肝要だが何事も真面目は不寛容になるかも

胃がよろしくないので、しばらく休んでました。仕事のストレスと、最近指摘されて気づいた「真面目に趣味をやりすぎていて、息抜きが無い」ことが原因かもしれません。リラックスしたり、マイペースに戻ったりするはずの趣味でも一生懸命なのです。


コミケに向けて身体を休めつつ、ですね。確かにイギリスの屋敷やメイドや執事に興味を持ってから、作品そのものを素直に楽しむ気持ちで映画を見ることも減ってしまったんですよね。資料的な価値や映像の角度、質感が気になってしまって。


今年も残り僅か。


例によって十大ニュース的なものは考えていますが、あまり吸収できなかったというか、今年は総集編に身も心も、そして会社での評価も捧げてしまった一年でした。そのことは悔いておらず、充実した一年を送れたと思いますが、まだ最後のイベント・コミケが残ってます。


[]好きな作家さんは方法論がある

そんな今日は、塩野七生さんの新刊を買いました。


ローマ亡き後の地中海世界(上)

ローマ亡き後の地中海世界(上)



もはや作家としての方法論・表現手法が確立しており、何かをインプットすれば一定以上の素晴らしい作品が出てくる、そんな気がしています。久我が英書の参考文献に視野を広げたのも、塩野七生さんの『ローマ人の物語』の参考資料に、和書がほとんど無かったことも影響しています。


今回のテーマはローマが滅んだ後、『ローマ人の物語』後期はキリスト教の政治面を巧みに描きましたが、今回はイスラム教を同じ精度で描いていて、わかりやすい・読みやすい内容になっています。


テーマがローマではなくても、もう幾らでも書けると思います。似ているのは漫画家の森薫先生(メイド・英国→遊牧民族)や河合克敏先生(柔道→競艇→書道)ですね。緻密な取材でテーマそのものに興味の無い人を引き込みつつ、自分が得意な温度で世界や人物を色付けして、多くの人を魅了する。


万人に受けるような劇的なヒット作にならないかもしれませんが、多くの人が楽しみ、それで人生が変わるような影響力を持った、対象世界を輝かせてしまう力を持っているのかなぁと。その点では司馬遼太郎さんもそうでしたね。


願わくば、同人において「何かをインプットすれば」「その世界に興味を持ってもらえる」「紹介する世界の魅力を伝えられる」、そういう存在を目指したいものです。


そういえば、これもでてました。


鋼の錬金術師 21 (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師 21 (ガンガンコミックス)