ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミックマーケット80/3日目 西た08aで参加予定・新刊は『英国メイドがいた時代』

開催日時:2011/08/14(日) 10:00〜16:00

開催場所:東京ビッグサイト

スペース:西2ホール た08a サークル:SPQR



1年ぶりのコミケ参加です! 会場にて、お会いできることを楽しみにしております。今回は出版後、初めてのコミケ参加です。新刊を携えていきますので、お気軽にお立ち寄りください。


頒布予定物

『この倫敦の、空の下で』(短編50本?)1,000円
『MAID HACKS』(実在の使用人のエピソード集・100本以上) 500円
『英国執事の流儀』(実在の執事の仕事の仕方) 700円
『英国メイドがいた時代』(夏の新刊) 700円


初めての方には『MAID HACKS』、『英国メイドの世界』からもっと英国の屋敷を眺めてみたい方には『英国執事の流儀』をオススメしています。メイド創作を読みたい方には、『この倫敦の、空の下で』が適しています。


新刊告知〜『英国メイドがいた時代』

英国メイドがいた時代
『英国メイドがいた時代』



今回の新刊は『英国メイドがいた時代』は、講談社から刊行した『英国メイドの世界』の実質的な続きで、19世紀末の英国メイドの世界の最盛期がどのように衰退し、なぜ現代に続かなかったかの解説を行います。



20世紀前半の複数の政府刊行資料や当時の提言を軸に、英国で生じた「使用人の成り手不足が生じた原因と環境」も説明しています。そして、より良い待遇を約束した上流階級を代表する貴族の財政に何が起こったのかを扱います。





また、20世紀を巡る英国の事情を、「現代にまで繋がる流れ」としてご紹介します。格差が広がる現代英国事情と、同じように格差が広がり、グローバリゼーションにも巻き込まれる現代日本を振り返るきっかけにもなるのではないかと思っています。



『英国メイドの世界』を追いかけていたら現代に繋がったという感覚を、読者の方にお伝えできればと思います。『英国メイドがいた時代』が繋がっていくテーマの補足(2011/08/06)も合わせて、ご覧ください。



大変暑いので、お気を付け下さい。特に、初めて参加される方はコミケカタログの熟読をオススメいたします。