Hatena::ブログ(Diary)

flower in my head このページをアンテナに追加 RSSフィード

 since 2008.10.7

2017-06-12

[]はてなブログに引っ越しました

はてなダイアリープラス」のカウンター機能が8月で打ち切られるなど「はてなダイアリー」のサービス縮小が本格的になってきたので、これを機会に重い腰を上げて「はてなブログ」に引っ越すことにしました。

http://spring-ephemeral.hatenadiary.com/

訪問者のみなさま、開設からの8年8か月近くにわたりありがとうございました。

移転後も引き続きよろしくお願いいたします。

2017-06-11

[]フレームアームズ・ガール #10「鍋のある日/バトル!バトル!!バトル!!!」

脚本:赤尾でこ 絵コンテ川口敬一郎 演出:ふじいたかふみ 作画監督:飯泉俊臣、坪田慎太郎

【概要】

「鍋のある日」: 夕食となる鍋料理のアイデアを出し合うあおとFAガールたち。それぞれバラバラでまったくまとまらない。ところが、それ以上の問題があったのだった。

「バトル!バトル!!バトル!!!」: あおが鍋敷きにした迅雷のセッションベースが壊れてしまった。そのタイミングでフレズヴェルクが再戦を申し込んでくる。

【感想】

FAガールそれぞれの個性を反映した鍋料理のアイデアにあおの脱力突っ込みは安定の面白さ。鍋ふたの欠損をかつての轟雷に重ねてのあおからのエールが温かい。他のFAガールたちによる奇抜なアイデアを先行させての「おでん」の進化が轟雷と重なる。あおへの思いを受けた轟雷が怒りをあらわにしたフレズヴェルク戦、「回収」という別れが匂わされて感傷的になってしまった。

★★★

[]ID-0 DIG 09「真誠探求 SEEKING THE TRUTH」

脚本:黒田洋介 絵コンテ・演出:林直孝 2D作画監督:茶之原拓也

【概要】

ミゲルネットの大規模障害が公表される。その裏では移動天体ラジーブによって開拓惑星フィフスが飲み込まれつつあった。これまで起きた移動天体にまつわる現象がケイン・アリスガワそして自身につながることを直感したイド。それを確かめるためにストゥルティー号はカーラの情報収集によりケイン・アリスガワの研究施設があるという開拓惑星シクスにやってくる。

【感想】

リックがアマンザに打ち明けた正体とサム・テイラーそして仮面の男が重なる。コピーされた意識とクローンによる肉体。意識の転送や転写によって自身が自身でなくなってしまう世界。だからこそ、自らの出自をあがくように求め続けるイドのパッションが生々しく伝わってきた。ファンドマネージャーだったころの傲慢さが自身の肉体への執着として現れたカーラの人間臭さが、仲間たちのために無茶をしてきたイドの孤高を引き立てる。

★★★☆

2017-06-10

[]夏目友人帳 陸 第八話「いつかくる日」

脚本:國澤真理子 絵コンテ:梅本唯 演出:岩崎太郎 作画監督:田中織枝、山絵里

【概要】

学校帰りに少し離れた町までやってきた貴志は手紙を拾う。その手紙の持ち主である葵と名乗る男性と知り合った貴志は、手紙にまつわる過去を聞かされる。貴志は葵に内緒で手紙の差出人である園川葵という女性に会いに行くのだった。

【感想】

妖怪の男性と人間の女性による恋物語。幼少時に香からもらったあめ玉を今も愛好する葵に、妖怪と人間に流れる時間のずれが感じられる。だからこそ、妖怪より寿命が短くとも自身の気持ちに正直であろうとする香のほうが、一線を引こうとした葵を動かしたのだと。来るべき別れのために泣くのではなく、今ある幸せのために泣きたい。前回エピソードのレイコと妖怪たちに重ね合わせるといっそう味わい深くなる。

★★★

[]正解するカド 第八話「タルネル」

脚本:野まど 絵コンテ:ヤマサキオサム 演出:渡辺正樹 作画監督:真庭秀明

【概要】

カド内部への取材を試みた言野たちは、ヤハクィザシュニナから「サンサ」という装置の公開を託される。一方で、ヤハクィザシュニナを異方に帰したいとの意思を伝えた徭は、休日に真道を実家に招くのだった。そしてSETTENによって全世界25億人にサンサの公開が中継される。

【感想】

人類を含めた「宇宙」の生物たちによる「分化」「進化」「拡散」の歴史に思い入れる徭によって、人類のみの「拡張」による「正解」を指向するヤハクィザシュニナの常軌を逸した急進性が分かる。職人の手によって形をなしていく飾り金具は、形状によって効果をもたらす異方の装置に通じるようでいて、異方を拒絶する人類の意地のようにも思えてくる。交渉官としての徭は当初抱いていたイメージとは違っていたけれど、真道を揺さぶるには直球勝負では難しかっただろうと納得した。真道の交渉相手がヤハクィザシュニナに転じる結節点にテンションが上がる。

★★★☆

2017-06-09

[]スタミュ 第2期 第10幕

脚本:ハラダサヤカ 絵コンテ:黒澤雅之 演出:平田豊 作画監督佐々木睦

【概要】

柊のブロードウェイデビューによって空いたランバート役に指名された星谷。渡米まで引き続き柊の指南を受けつつ稽古にはげむが、アレクシス役の鳳を前にして声が出なくなってしまう。

【感想】

ランバートの影役からアレクシスの影役そしてランバート役と渡り歩いてきた星谷の変遷について考えてみる。繊細さが要求されるランバートの影、天真らんまんなアレクシスの影、そして星谷そのままのランバート、まるで粗削りさすらも美点とばかりに先輩たちの導きによってミュージカル俳優としての階段をステップアップしているように思えてくる。

そして、鳳にあこがれ続けた者同士としての柊との師弟関係。かつては鳳への反目の象徴のように星谷を否定していた柊が、自身の代役として星谷に全幅の信頼を寄せる。まるで柊が星谷の影のようではないか。華桜会のオーディションにおける星谷の抹消を自身の抹消で打ち消した柊の台本による演出が秀逸で、星谷そして鳳とのシンクロがどこまでも美しかった。

稽古で声が出なくなり姿を消した理由が実に星谷らしいものだった。スウィングを担う戌峰のジョーカーぶりが心憎いほど。ポジティブなキャラクターにポジティブなキャラクターを重ねることで不安を吹き飛ばしてみせる。そんな太陽のような輝きこそがシリーズの真骨頂。

★★★★

[]アリスと蔵六 第9話「チェシャ猫の笑う場所」

脚本:木村暢 絵コンテ:頂真司 演出:秦義人 作画監督:Kim Yongsik、Seo Seunghy、Lee Jio、Lee Juhyon

【概要】

羽鳥の能力によって蔵六たち街の人々が停止してしまう。ひとり動くことができた紗名は怒りに任せて羽鳥に襲い掛かるが、エネルギー切れで倒れてしまう。助けてくれたあさひとよながを樫村家に招いた紗名は、久しぶりに楽しい時間を過ごす。しかし、紗名は蔵六たちを困らせた羽鳥のことを許せないでいた。

【感想】

アリスの夢」を与えられた2人の少女のコントラスト。「赤の女王」として組織に純粋培養されながら人間社会に少しずつなじみつつある紗名。平凡な家庭の子供として育ちながら、芽生えた能力のせいで「悪い魔女」から戻れなくなってしまった羽鳥。親身に叱ってくれる頑固じいさんである蔵六と不仲だった両親、家族をめぐる紗名と羽鳥のスタンスも対照的。周りの人たちの影響でアリスの夢のベクトルが変わるのであれば、年端もいかない羽鳥の孤独はあまりにも気の毒。運命にほんろうされつつも前向きに生きる雛霧姉妹が紗名と羽鳥を緩衝してくれている。

★★★

2017-06-08

[]進撃の巨人 Season 2 #35「子供達」

脚本:瀬古浩司 絵コンテ:宮地☆昌幸 演出:居村健治 作画監督:千葉崇明、山下恵、浅野恭司荒尾英幸、丸藤広貴、宮崎里美、大杉尚広、門倉世央子、山本裕子

【概要】

巨大樹の森までエレンとユミルを拉致したライナーとベルトルト。再生が終わらないエレンはライナーに襲い掛かる。一方で、クリスタだけは連れて行くというライナーの言葉をユミルは信用できないでいた。そうしているうちに、エルヴィン率いる調査兵団が迫ってくる。

【感想】

クリスタに会いたいというたった一つの正直を実行するために多くの嘘をいとわないユミルの壮絶な半生を思う。クリスタはもちろんのこと、サシャの敬語にいらついた姿は、嘘にまみれてきたユミルそのもの。王家の血筋に祭り上げられ死の危機に際した揚げ句に巨人化という「自由」を得たユミルが、それをクリスタのためだけに捧げるすごみが伝わってくる。巨人を駆逐したいという直情のみで行動するエレンとは似ているようでいて相いれないのは当然かもしれない。

★★★☆

[Re:CREATORS]Re:CREATORS #09「[Re:CREATORS]Re:CREATORS #08「花咲く乙女よ穴を掘れ “The world requires choice and resolution.”」

脚本:広江礼威、高崎とおる、あおきえい 絵コンテ林宏樹 演出:眦直史 作画監督:古矢好二、久松沙紀、加藤里香、山本碧

【概要】

アルタイルを説得しようとしたまみかだったが、その逆鱗に触れ致命傷を負ってしまう。何とか逃げおおせたまみかは真鍳にメッセージを残してアリステリアの腕の中で息絶える。しかし、まみかの言葉は真鍳の話術によってアリステリアに誤った形で伝達されるのだった。

【概要】

水と油というには生ぬるいほどあまりにもかけ離れたアリステリアと真鍳が、さまざまなフィクションの登場人物が交錯するシリーズを象徴しているかのよう。投げかけた問いかけを相手に否定させることで因果を逆転させるのが真鍳の能力だとすれば、アリステリアの実直さこそがカウンターになりそうなものだけど、そこまで届いてくれないところがもどかしい。アルタイルから距離をとりながらメテオラ側の登場人物たちを転がしていく真鍳という構図はストレスフルなので、早いとこ颯太の行動を拝みたいもの。

★★☆