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2016-09-29

[]2016年秋期新作視聴予定

NHK総合

MBSTBS系地上波

  • 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期 10/2(日)17:00〜

BS日テレ

BS-TBS

BSジャパン

BS朝日

BSフジ

BS11

AT-X

例によってすべて原作未読/未プレイ。本命はそれぞれ1期シリーズが良かった響け!ユーフォニアム2亜人第2クール。予備知識がないタイトルではうどんの国の金色毛鞠ユーリ!!! on ICEが気になる。楽しみにしていた夏目友人帳 伍ドリフターズ(原作既読)は残念ながら衛星放送での視聴が見送られてしまった。前期からの継続分は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』。上記リストから1〜3話をめどに多くても15タイトル/週程度に絞る予定。

2016-09-28

[]ラブライブ!サンシャイン!! #13「サンシャイン!!」(終)

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:酒井和男 ライブパート絵コンテ:浅野勝也 作画監督:井元一彰、尾崎正幸、尾尻進矢、鈴木勇、水野辰哉、宮崎輝 ライブパート作画監督:後藤望、重国勇二、永富浩司、渡邉敬介

【概要】

廃校阻止のため「0から1へ」をスローガンにラブライブ!東海地区予選に臨むことになったAqours。千歌の友人たちも参加を希望してくる。そんな中、ひとり不安げな表情を浮かべる梨子がいた。

【感想】

目玉となるライブパートにおけるミュージカル演出について。Aqoursの足跡を振り返るのはいいが、いささか仔細を語り過ぎな気がした。Aqoursの認知不足を地元の認知不足につなげたいのであれば、海浜清掃における自然な盛り上がりを生かしたほうが良かった気がする。観客や保護者が老若問わず女性ばかりのライブパートを眺めながら、彼女らのメッセージはあくまでも視聴者に向けてのものゆえと考えたりもした。

★★★

[]アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd File 12「素晴らしき日常」(終)

脚本:荒川稔久 絵コンテ:谷口吾朗 演出:本間修 作画監督:青木真理子、鎌田均、山崎展義、久松沙紀、山根まさひろ、松岡秀明、滝川和男、渡辺浩二、甲田正行

【概要】

カーボンナノチューブが切れた人工衛星は、バードによる仕掛けで東京に直撃、甚大な被害を出すという。稲城はそれを阻止しようとしていたのだった。ダイハチは、ダイク、統合自衛隊、協会、セナーズ・インクとの官民協同で衛星の落下を阻止しようとする。

【感想】

黒騎がひとりでおいしいところを持っていったようなクライマックス。これまでもそうだったが、強調されるほど瀬名とのバディが生きていない気がした。それでも、官民の総力を結集して黒騎ひとりを宇宙に射出する集大成的なシークエンスは、本シリーズらしい正攻法な盛り上がり。稲城をそそのかしたバードこと八条に対する山吹妹による姉の代行制裁は予想できたものの納得。その背景が語られたミュトスと異なりバードは最後まで典型的な悪役で深みを欠いたが、A子ことエイプを次なる敵として第3期シリーズが作れそうである。

★★★

2016-09-27

[]orange LETTER12

脚本:久尾歩 絵コンテ松尾衡 演出:富沢信雄、球野貴裕 作画監督古賀誠藤田まり子、山田勝

【概要】

大みそかの一件から菜穂を避けるようになった翔。菜穂は手紙のメッセージのとおり翔に謝るのだが……。

【感想】

これまでの物語へのアンサーのように振り返られる翔の苦しい内面。菜穂に見せるデリケート極まりない態度の理由に胸が張り裂けそうになる。自分に相談せずに物事を決めてしまっていた亡き母親。親の心子知らずを痛感しても時すでに遅し。菜穂の謝罪を拒絶するわけではなく何ごともなかったように振る舞う姿に、翔が抱え込んだ絶望の深さがにじむ。

だからこそ、臆することなく翔に飛び込もうとする菜穂の勇気に打たれた。翔の幸せを考えて遠慮するよりも翔の命を第一にという不器用な原点回帰がまぶしい。10年後に5人が至った発想はあまりにも非現実的なものだが、そうせざるを得ないという真心が奇跡を起こしたのだと信じたい。

★★★☆

[]ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第23話「シアーハートアタック その1」

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:嶌田惣一 演出:村田光 作画監督:石本峻一、芦谷耕平、飯飼一幸、SHIN HYUNG WOO

【概要】

吉良吉影の手がかりを追って靴屋にやってきた承太郎と康一。吉良らしき人物の存在を感知したものの、その瞬間に店主が爆弾スタンドに襲われる。殺人鬼の習性を看破した承太郎は、吉良が自分たちをも消しにくると予測、康一に己の身を守るように促すのだが……。

【感想】

これまでの強敵をしのぐほど強大な能力をもつ吉良が平穏な生活をのぞむいちサラリーマンに過ぎないこと。それが、DIOがまいた災いがはびこる杜王町の狂気を浮かび上がらせる。百戦錬磨の承太郎の危機に際していまだ未熟な康一が成長する流れは、杜王町という舞台の特殊性を思わせる。自動追尾型のシアーハートアタックは絶好の試金石と言えそう。

★★★☆

[]ReLIFE report 13「告白」(終)

脚本:兵頭一歩 絵コンテ高橋亨 演出:高橋亨 作画監督:吉田隆彦、町田真一、工藤裕加

【概要】

海崎と日代たちの画策によって、花火大会の場で告白し合うことになった狩生と大神。その一方で、海崎と日代も二人きりにさせられてしまう。消えてしまう自身を気にして日代への思いを封じ込める海崎だったが……。

【感想】

初々しくほほ笑ましい狩生と大神を背景として、必死に自身の気持ちを封じ込める海崎と人付き合いを拒否してきた日代による、大人びた感情の交錯がビターな味わい。花火が2人のトリガーになるところが、省力モードである本シリーズの演出方向に照らし合わせても妥当だった。しかしながら、元からの人格者である海崎が周囲に好影響を及ぼすことがリライフ計画の目的であれば、いささか舌足らずな印象は残る。海崎の延長線上にある日代のリライフの結末についても見届けたかった。2人が相互に作用しての狩生と大神のカップル成立というブリッジがきれいだっただけに。

★★★

2016-09-26

[]orange LETTER11

脚本:國澤真理子 絵コンテ松尾衡 演出:殿勝秀樹 作画監督:Kim Myeongsim、高須美野子、田口麻美、濱中朋子、石井ゆみ子

【概要】

クリスマスイブを2人で過ごす約束をした菜穂と翔。ところが、翔の都合で流れてしまう。そして大みそかをみんなで過ごすことになった菜穂は、翔が亡くなるきっかけとなったケンカに今の自分なら大丈夫と臨むのだが……。

【感想】

みんなの願いをリレーのバトンタッチで翔に託した前回が嘘のような重苦しさ。翔が抱えた後悔の大きさと孤独は言葉による励まし程度では容易に除去できるものではないということらしい。細心の注意を払って翔とのケンカを回避しようとした菜穂が踏んでしまった地雷。後悔してもし切れない翔の苦悩に菜穂の「大丈夫」が届くはずもなく。手紙のことを上手に隠すことができない不器用さがいじらしい。果たして10年後の菜穂たちがそこまで織り込み済みだったのかどうか。思春期の機微をトレースすることは難しいように思えるけど。

★★★

[]ReLIFE report 12「ダブルパニック」

脚本:兵頭一歩 絵コンテ:関暁子 演出:関暁子 作画監督:小嶌エリナ、森亜弥子、渡邉慶子

【概要】

夏休みも再試と補習に追われることになった海崎だったが、成績優秀な大神も補習に出るという。なんでも付属大学以外への進学を考えているのだとか。狩生との仲を心配した海崎は、老婆心から大神にちょっかいを出してみる。気になる子はいないのか、と。

【感想】

年寄り臭い海崎と夜明と小野屋のやりとりに不思議と安心してしまう。それはさておき、かけがえのない高校生活を無自覚な大神に託すことで、来るべき自身のリミットに思いを致す海崎の面倒くささが引っかかってきた。大神と狩生の恋愛成就が海崎のリライフに即つながるとは考えにくいだけに、最終話の落としどころが今から気になってしまう。

大神が想像する表情豊かな狩生のデフォルメがキュートで楽しい。すっかり貫録(失礼)がついてしまった小野屋が引き立て役になっている。さて、日代はどうなのかというところ。

★★★

[]アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd File 11「偶像の夢」

脚本:荒木憲一 絵コンテ・演出:小林彩、秋田谷典昭 作画監督:飯田清貴、山崎展義、久松沙紀、山根まさひろ、森下勇輝、滝川和男

【概要】

バードこと八条は死んだとの情報を否定するミュトス。そのころ、小湊恵里子は稲城に関する重要な情報を交流のあった医師から入手していた。そして、ダイハチやダイクが警護する都市サミットの場で稲城による巨大プロジェクトが始動する。

【感想】

八条の前座として退場した稲城の扱いに哀れさすら覚えてしまった。もっとも、ボスの代わりにと稲城鉄拳をお見舞いした黒騎に、前回エピソードにおける教会からの流れが生きており、やり方こそ間違っていたものの理想に燃えていた稲城へのせめてもの返答だったのかも。格闘で勝てなかった黒騎が、稲城が捨てた順法精神でもってお見舞いしたパンチに納得させられた。あとはミュトスにしたようにバードに「お仕置き」して済ますのか、災害後の急速な都市化(ウィルウェアによる犯罪増加)への功罪も含めて決着をつけてほしいところ。

★★★

[]不機嫌なモノノケ庵 十三ノ怪「團圓(ダンエン)」(終)

脚本:吉岡たかを 絵コンテ・演出:岩永彰 作画監督:Hue Hey Jung

【概要】

妖怪が見えなくなった芦屋は、いつもどおりの日常に戻ろうと努めるが、どうしても吹っ切れないでいた。そのころ、安倍は芦屋の視力回復のために各所を回っていたのだった。

【感想】

芦屋の深すぎる妖怪たちへの思いを彼に助けられた妖怪たちが返していく流れが、しみじみと温かい。芦屋が安倍を見捨てられなかったからこそ安倍は芦屋を見捨てられなかったわけで、その間に妖怪たちの願いが介在している景色がよいのだ。それらの集大成となるのが、妖怪たちを代弁するような物怪庵の言葉であり、原点となるのがモジャモジャとの交流だった。エピローグに禅子と芦屋の母を関わらせてほしかったが、あくまでも芦屋と安部の物語ということだろう。

★★★

2016-09-25

[]サーヴァンプ 第10話「ロウレス」

脚本:古怒田健志 絵コンテ・演出:小林孝志 作画監督:梶浦紳一郎、櫻井拓郎

【概要】

東京ワールドツリーホテルの最上階、壁を隔てて拘束されていたリヒトとロウレスは、お互いの声を聞いて拘束を破る。しかし、リヒトに見下されたロウレスは逆上、自らのインナーワールドにリヒトを飲み込んでしまう。そこではロウレスの悲しい過去が繰り広げられていた。

【感想】

主人を殺しては乗り換えることを繰り返してきたロウレスの深層。国民の平和のためにその身をささげたオフィーリアの「欲望」を止められなかった後悔。「欲望」の二つ名にふさわしくないロウレスのドライな態度は、「欲望」がもたらす業の深さそしてむなしさを知ってしまったから。ゆえに、強靭な意志でもってなりたい自身を想像して行動できるリヒトに、不特定多数の平和のためという夢を踏みにじられたオフィーリアの理想形を見たのではなかろうか。

これまでも描かれてきたクロのインナーワールドにおける真昼の迷い。アウェーであるインナーワールドですらロウレスをねじ伏せてしまったリヒトの強さ。「想像」を「実現」せよとのリヒトによる真昼へのアドバイスは、敬愛していたクロに裏切られたロウレスの悲しみと対照をなす。他人をバカにしたような食えないロウレスの態度は、クロそして真昼さらには椿と、迷える主人と真祖たちに陰影をもたらしてくれる。

リヒトの前の主人だった女優の殺害からスタート、お互いに人質の身でありながらリヒトと大ゲンカを始める奔放さ、そしてオフィーリアとの悲恋からの転落と絶望、そのドン底から無理やり引っ張り上げるようなリヒトのピアノ演奏……。シアトリカルなインナーワールドの引き出しを駆使しての、舞台的なオフィーリアとの回想そして無機的とも言えるリヒトの演奏のコントラストの鮮やかさ。長い時間を生きてきたロウレスの浮き沈みが流れるような語り口と機微に富んだ演出で表現されており、食い入るように見てしまった。掛け値なしにすばらしい。

★★★★☆

[]甘々と稲妻 第11話「おゆうぎ会とさつまいもクレープ」

脚本:成田良美 絵コンテ:矢野博之 演出:斉藤啓也 作画監督:森本由布希、しまだひであき、原田大基、田中春香、小泉初栄

【概要】

幼稚園のおゆうぎ会の担当役をめぐって友だちともめてしまったつむぎ。幼稚園の先生と仲裁に入った公平だったが、つむぎの機嫌は直らぬまま。そのころ、小鳥は文化祭でクレープの新メニューの考案を任されることに。小鳥と公平とつむぎにしのぶと八木も加わって「恵」での試食会をすることになった。

【感想】

子どもらしく感情の起伏が激しいつむぎの機嫌を直す「恵」の調理シークエンスがすっかり定番に。今回はつむぎの悩みに合わせたかのような大勢のパーティースタイルによるスイーツという変化球で飽きさせない。公平ひとりではきついところ、小鳥だけではなくしのぶや八木のリリーフが心強く。それぞれの性格がバラバラだからこそ安心感がある。つむぎに小鳥を重ねてみせる文化祭の引きまで納得の構成。

★★★

[]ラブライブ!サンシャイン!! #12「はばたきのとき」

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:遠藤広隆 作画監督:市原圭子、神谷美也子、酒井香澄、塩川貴史、西澤千恵、水野辰哉

【概要】

ラブライブ!予選を通過したAqoursは、PV再生回数も伸びてファンに出会うなど順調にみえた。しかし、募集していた浦の星女学院の学校説明会への応募人数は「0」のまま。そこで千歌はμ’sの足跡をたどるためもう一度メンバー全員で東京を訪れることを決心するのだった。

【感想】

廃校話に喜ぶなどあれほどμ’sを追いかけることに執心していた千歌の、自身のメンバーたちとの経験の積み重ねで変化する内面がシリーズの集大成的であった。同じようにμ’sを追いかけての挫折からスクールアイドルに懐疑的だった3年生メンバーを加え、幼なじみである曜そして音楽面での支柱である梨子のわだかまりを乗り越えた、現在のAqoursだからこそ至った境地。ついに足を踏み入れた音ノ木坂学院における幻想的な演出が切なくて、ありのままの自分たちに進むべき道を見い出した千歌の決意に熱くなれた。第10話で曜に送ったメッセージがよみがえる。

★★★☆

2016-09-24

[]ReLIFE report 11「過去トリップ」

脚本:横手美智子 絵コンテ:そえたかずひろ 演出:中田誠 作画監督:石田啓一、小林ゆかり

【概要】

元の身体に戻る薬が欲しいと言ってきた海崎。以前に勤めていた会社の先輩、佐伯みちるの命日に墓参りに行きたいという理由からだった。自身も元の身体になって同行するとの夜明からの条件を承諾した海崎は、2人して佐伯の墓参りにやってくるのだった。

【感想】

リライフ計画の被験者として前向きさを得た海崎の変化が墓参りにおける内省で強調される。その後押しをするのがかつての自身と同じ境遇にあった後輩2人からの言葉。夜明との共犯にまんざらでもなさそうな海崎に、誰も味方するものがいなかった会社員時代の苦渋がにじんでくるかのよう。そして、クラスメイトたちをバックアップするばかりに思えた海崎のリライフは着々と進んでいたのだなと。その仕上げとなるであろう日代をめぐっての真実開陳に当たって、よい頃合いでの回想だったように思う。

★★★

2016-09-23

[]サーヴァンプ 第9話「おれはまちがってない」

脚本:古怒田健志 絵コンテ・演出:長山延好 作画監督:伊藤美奈

【概要】

「強欲」のリヒトとロウレスが捕らわれていると思しき東京ワールドツリーホテルに突入した「色欲」と「傲慢」の主人とサーヴァンプたち。しかし、御園とスノウリリイが向かった最下層を守護していた椿の下位吸血鬼は桜哉ただ一人だった。そのころ、真昼はクロの内的世界で彼が抱えた後悔に触れる。

【感想】

強靭なリヒトとロウレスのパートナーシップが頼もしい。これまで主人に飽きたら殺してきたロウレスがリヒトに一目置く理由は、やるべきことを見据えるその気高さゆえに思えてくる。そして、リヒトからの言葉によってクロに寄り添い叱咤することができた真昼に、クロの決断を止めることができなかったロウレスの後悔が重なって熱くなる。絶大な能力を与えられ長い時を生きてきたサーヴァンプたちの苦悩、彼らに希望を与える主人(人間)たちのはかなくとも揺るがぬ輝き。ヨハネスの書き文字による人間と吸血鬼の表裏あるいは功罪の表現がみごと。それらの延長線上に真昼が追い求める椿の真実がちらつく。

★★★☆

2016-09-22

[]91Days Day 9「黒ずんだ野望」

脚本:木戸雄一郎 コンテ:矢野博之 演出:柳瀬雄之 作画監督:飯飼一幸、桜井このみ、李周鉉、岸友洋、大島貞生

【概要】

アヴィリオのもとに一本の電話がかかってくる。ファンゴに情報を流していた裏切り者のコルテオを拘束したというものだった。口を割ろうとしないコルテオは、拘束から脱走してしまう。そして、アヴィリオはとある秘密を胸にヴァネッティのドンとなったネロに接近するのだが……。

【感想】

マフィアを毛嫌いしていたのにもかかわらず、アヴィリオに一蓮托生にされたコルテオが気の毒でならない。復讐にすべてを捧げたアヴィリオにとって唯一といってもいい足かせがコルテオだったのかもしれないが、それがとうにネロに置き換わっていたことに気づかされるラストシーンに戦慄する。“四人目”の正体がガンゾであるかどうかはさておいても、すべてを掌中にしていたように見えたアヴィリオですら役者の一人に過ぎなかったという。さて、クライマックスでそんな印象が変わるのかどうか。ガンゾの背後にちらつくデルトロといい、各キャラクターのボジションがかっちりと決まったシナリオが気持ちよい。

★★★☆

2016-09-21

[]B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス〜 第10 話「BIRTHDAY

脚本:香村純子 絵コンテ:許平康 演出:小野田雄亮 作画監督:杉本幸子、梅津茜、鵜池一馬

【概要】

世間で人気急上昇のB-PROJECTは、ついに大みそかのJAPANドームでのライブ公演が決定する。ひょんなことから夜叉丸の誕生日が迫っていたことを知ったB-PROJECTのメンバーたちは、つばさと一緒にサプライズパーティーを企画することになった。

【感想】

夜叉丸から指示されたドーム公演のセットリストをサプライズパーティーという手づくりの場で表現してみせたつばさ。A&Rとしての手腕がB-PROJECTの原点にシンクロするみごとな落としどころだった。夜叉丸がパーティーに登場して大団円……とならない不穏な引きがクライマックスを実感させる。大きくなり過ぎたB-PROJECTゆえの課題が試練になるのかどうか、心温まる本エピソードをはげみに見届けたい。

パーティー会場の設営で歩き回るつばさなど、ロングショットによる全身の芝居が細やかでよかった。

★★★☆

2016-09-20

[]甘々と稲妻 第10話「夏休みとねことアジ」

脚本:いよく直人 絵コンテ佐山聖子 演出:五月女有作 作画監督:内野明雄、佐々木敏子、上野翔太

【概要】

母親との思い出が詰まった「おうちカレー」を食べて甘えん坊モードになったつむぎ。公平はそんなつむぎを海に連れて行くが、いつものように元気にならぬまま。公平はたまたま防波堤で出会った釣り客から新鮮なアジを分けてもらったものの、調理方法が分からず小鳥に助けを求めるのだった。

【感想】

喜怒哀楽が激しくて好奇心が旺盛なつむぎのリアクションは子供らしいと思いつつ、いささか過剰に感じられるようになってきた。甘えん坊モードをネコになぞらえることで苦手な生魚を克服する流れなどは、つむぎのキャラクターに合っていたのだけど、小鳥、しのぶ、八木が加わることで散漫になりがち。もっとも、年長者のなかに子供が一人だけというシチュエーションとしては自然な空気なのかもしれない。いつも以上に長めの尺をとった調理シークエンスは、尾頭付きの生魚という食材ならではと言えそう。

★★☆