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flower in my head このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2016-12-06

[]装神少女まとい 第8話「ちいさな願い」

脚本:黒田洋介 絵コンテ迫井政行 演出:美甘義人 作画監督:中村和久、永吉隆志、中山みゆき

【概要】

まといたちのピンチに纏創した弥生が現れ水龍の力でナイツを一蹴した。しかし、その高次元体が崩壊を始めていた弥生は退魔少女として限界を迎えていた。伸吾からしおりとのなれ初めを聞かされたまといは、両親を信じようと誓う。そんなとき、新たなナイツが現れる。

【感想】

しおりについての伸吾による告白はストレートに過ぎた気はしたものの、もしかしてまといの正体に気づいてのことかもと思い直した。伸吾から向けられた信じることの困難さと尊さを退魔少女となったまといが返すシーンのほろ苦さ混じりの温かさがよい。しおりに憧れて後継者として奮闘してきた弥生の引退と引き換えに、初めて自らの願いで退魔少女の力を振るったまといの覚醒が美しかった。これまで入り込めなかった戦闘シークエンスが見違えるほどに。

★★★☆

[]フリップフラッパーズ 第8話「ピュアブレーカー」

脚本:ハヤシナオキ 絵コンテ・演出:榎戸駿 作画監督:榎戸駿、小島崇史、りぱ、鶴窪久子、田中志穂

【概要】

プールからピュアイリュージョンに迷い込んだパピカとココナ、それを追ったヤヤカたち。そこは未来的な街だった。パピカとココナは、街の創造主であるOO−303から街の守護を託される。

【感想】

もしかしてココナたちの世界もピュアイリュージョンの一部ではないのか。過去エピソードでも感じられたことが具現化していくような、ヒダカとOO−303のシンクロそしてココナに秘められた真実。

ふだんは対照的なパピカとココナのピュアイリュージョンにおける意気投合が、ツンデレなヤヤカを引っ張る展開が気持ちよかった。無機的な街に水着姿というフェティッシュな描写とスーパーロボットものへのオマージュのテンコ盛りに目まいがしそう。

★★★

[]ユーリ!!! on ICE 第9滑走「勇利vsユーリ!おそロシア!!ロシア大会 フリースケーティング

ネーム(脚本原案):久保ミツロウ 絵コンテ:新留俊哉、宍戸淳、山本沙代、久本晃嗣 演出:小林孝志、山口美浩、大薮恭平 作画監督:関口雅浩、島崎のぞみ、寺島勇人、秋田学、梅津茜、丹羽恭利、三橋桜子

【概要】

急ぎ日本に戻ることになったヴィクトル。勇利はヤコフを代理コーチとしてフリースケーティングに臨むことに。そこに、ミケーレ・クリスピーノ、ユーリ、JJといった強力なライバルたちが立ちはだかる。

【感想】

演技の細部までに気合がこもったユーリのスケーティング描写が圧巻。リリア・バラノフスカヤが指南した美しさを、自ら志願した後半のジャンプ畳み掛けで強引にまとめてみせた泥臭さ。そして、勇利ではなくヴィクトルのみをターゲットにしたJJが表現する高み。さらには、最愛の妹を吹っ切って見せたミケーレの境地。彼らのストイシズムがヴィクトル不在で揺れる勇利の演技を引き立てる。マイナス思考からの緊張で自滅したかつての姿とは異質な、心ここにあらずといった演技のそこかしこに出てくるほころび。

出来が悪いなりに演技をまとめてグランプリファイナルを決めた勇利の、ヤコフを皮切りとして誰彼構わずハグしてしまう高揚感に、ヴィクトルへの感謝があふれていた。そんな勇利への喝にもエールにもとれるユーリの特製ピロシキ。以上の流れを踏まえての、日本でのヴィクトルと2人きりの抱擁に涙する。

★★★★

2016-12-05

[]競女!!!!!!!! 第8話「波乱必至の東西戦!!!!」

脚本:丸山直子 絵コンテ加戸誉夫 演出:東亮佑 作画監督:萩原正人、清水拓磨、高橋慶江、朴昌煥

【概要】

京都合宿の最終日、その成果を見るための模擬レースが行われることに。自ら対戦相手を指名できることから、のぞみは月下うさぎから挑戦を受ける。月下が向けてくる怒りの理由を知ったのぞみは、合宿で得た技術を総動員して迎え撃つ。そして、第11回競女養成学校の東西戦に参加することになったのぞみたちは、静岡にある清水競女場に乗り込むのだった。

【感想】

いつものことながら、のぞみの試合になると爆発的に作画がアップする。今回の前半における月下とのレースもエピソード最高の見せ場になった。そのリソース配分はシリーズの持ち味に合っていると思うけど、初めての対外試合となる駿河競女学校のライバルたちとのコンタクトはややテンションダウン。柔道をなげうって競女を選んださやかの真価が試される東西戦第1レース、ジャングルジムという舞台を生かした盛り上がりを期待する。何よりも、強大な「東」に立ち向かう「西」の主人公サイドという構図がたまらない。

★★★

[]ろんぐらいだぁす! 第6話「フォルトゥーナ」

脚本:成田良美 絵コンテ大平直樹吉原達矢 演出:前園文夫 作画監督小林一三

【概要】

ロードバイクに慣れてきた亜美は、かつて「ポンタくん」でリタイヤしたヤビツ峠へのリベンジを成功させる。そこで見かけたサイクリストたちのチームジャージに心奪われた亜美は、徹夜でジャージのデザインを考えるのだった。ところが、チームジャージの制作について仲間の賛同を得られたものの、前段としてチーム名を決めなければならず……。

【感想】

亜美の一目ぼれが次なる扉を開いていくおなじみの展開。もっとも、気持ちだけが先行していたこれまでと違って、体力や経験が追い付いてきてのチーム結成は、足並みがそろったことによる安定感がある。チーム名を決めるグダグダが紗希の一声でまとまってしまったのは拍子抜けだったが、経験者として先行するポジションの反映なのかもと思うことにしよう。

★★☆

[]ViVid Strike! #10「雨」

脚本:都築真紀 絵コンテ:のりみそのみ、西村純二 演出:のりみそのみ 作画監督:飯嶋友里恵、平田賢一、河本美代子、土屋雄太、のりみそのみ、森本由布希、飯塚葉子、木下由美子、鞠野黄英、宇津木勇、坂田理、金子俊太朗

【概要】

フーカとリンネは、互いに譲れないものを抱えながら、野外試合場で激闘を繰り広げる。

【感想】

フーカの説教が正論であればあるほど、内向性によって自身を追い詰めてしまったリンネに肩入れしたくなってしまう。信じられるものは自分しかいないとのストイシズムによって支えられてきたリンネから放たれる「わたしは、世界中で誰よりわたしが嫌いなの」。ボロボロになっても立ち上がるその姿は、出口の見えない自身へのいら立ちをぶつけているかのよう。だからこそ、孤児院時代にリンネの笑顔から元気をもらったフーカの拳がズシリと突き刺さる。

類まれな筋力をもつリンネに対する、こちらも類まれな拳をもつフーカ。そこに2人の数奇な運命を感じてしまう。フーカの強さを努力と根性のみに頼らなかったバランス感覚に拍手を送りたい。サブタイトルにもなった涙雨はもちろんのこと、クロスカウンターにおける瞳のハイライトを使ったダメージの表現など、メリハリのある作画演出が下支え。

★★★☆

[]機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #35「目覚めし厄祭」

脚本:樋口達人岡田麿里 絵コンテ:亀井治、赤根和樹 演出:うえだしげる キャラクター作画監督:しんぼたくろう(中村プロダクション) メカニック作画監督:阿部宗孝

【概要】

マクギリスと組んだ鉄華団の拡大を警戒するテイワズのジャスレイ・ドノミコルスは、独自のルートでギャラルホルンにアプローチする。そして、鉄華団が火星で発掘した謎の機体「プルーマ」は、鉄華団を巻き込んだギャラルホルン内の火種になるのだった。

【感想】

マクギリスが画策する厄祭戦への原点回帰がくっきりと。禁忌とされてきた阿頼耶識システム、そのさらに過去には無人自律型のモビルアーマー。パイロットごと機械化されたグレイズ・アインは、先祖返りのための実験に思えてくる。行き過ぎた機械化による悲劇の反省が曲解された結果がギャラルホルンによる地球出身者選民思想であれば、マクギリスが鉄華団に託す先がおぼろげに見えてきた感じ。そう考えると、自身の血筋へのプライドを隠さない(そのくせ、厄祭戦の経緯については無知な)イオク・クジャンモビルアーマートリガーになるラストは皮肉めいている。

★★★☆

2016-12-04

[]ブレイブウィッチーズ 第6話「幸運を」

脚本:あおしまたかし 絵コンテ:竹之内和久 演出:西村大樹 作画監督:服部憲知、高田三郎

【概要】

ロスマンから特訓を受けるひかりのそばで、またまたユニットを壊してしまいサーシャに叱られるニパ。そんな中、遠距離から砲撃を仕掛けるネウロイの攻撃に監視所が破壊される。ペテルブルグの街に複雑な感情をもつサーシャは、ひかりとニパとともに出動するが……。

【感想】

不幸体質を回復能力でバランスさせるニパ。不器用に身体を張ったその生きざまに高森奈津美ボイスもあいまった気さくな性格の組み合わせが何ともチャーミング。今回は不幸体質が転じての擬態マーカーネウロイ発見器としての意外性に、ペテルブルグの街を介してサーシャの閉ざされた記憶を引き出すという、まさに八面六臂の大活躍。サーシャの「幸運」を願っての下手くそなテントウムシの絵が、不幸体質に負けることなく前向きにがんばるニパそのものといった感じで、2人の抱擁に目頭が熱くなってしまった。

★★★☆

[]Lostorage incited WIXOSS 09「真実/終わりと始まり」

脚本:土屋理敬 コンテ:二瓶勇一 演出:森義博 作画監督山内則康、梶浦紳一郎、糸島雅彦、佐野はるか

【概要】

ブッキング契約の仲介を清衣に止められた千夏。いら立った千夏は清衣にバトルを申し込む。そのころ、契約を結んだ翔平は不本意ながらバトルへ参加する。そして、金のコインが4枚となったはんなは、すず子の立会いのもと最後のバトルに向かうのだった。

【感想】

清衣とピルルクによって匂わされていた前シリーズ『selector〜』へのつながりが明確に示された。願いを求めた少女たちの無念が新たなセレクターバトルを生み出したのなら、ブックメーカー里見はそのうらみつらみの調整役という見方もできそう。そう考えると、千夏との共犯関係の背景がおぼろげながら見える。

バトルを勝ち抜いたはんなの末路について。望んだ失われし記憶が不幸なそれとは限らないと思うが、ナナシの態度からしてルリグがセレクターに戻す記憶を操作している疑いがぬぐえない。自身を縛っている(と思い込んでいる)すず子に関する記憶を変えたいという千夏の願いとも符合する。そして、勝利したセレクターと敗北したセレクターそれぞれの絶望をすず子と千夏に観測させるえげつなさ。

バトル描写では、待ってましたとばかりに放たれるドーナによるコイン技からのコンビネーションが印象的。爽快なはずのそれが翔平の苦しみを増すばかりの自傷的な流れが痛々しい。少女たちのルサンチマンの産物たるバトルへの拒絶をいちばんストレートに示しているのが少年であるという。

★★★

[]終末のイゼッタ 第10話「魔女の鉄槌 Der eiserne Hammer der Hexe」

脚本:吉野弘幸 絵コンテ:あきとし、藤森雅也 演出:鈴木拓磨、曽根利幸 作画監督古賀誠藤田まり子、八木元喜、桜井このみ

【概要】

ゾフィーの前になすすべなく敗北したイゼッタは、ゲルマニア軍に連れ去られる寸前でエイルシュタット軍に救出される。そして、ランツブルックから落ちのびたフィーネたちと再会するが、イゼッタの身体は傷ついていた。そのころ、ゾフィーの復讐心を利用するゲルマニア皇帝オットーは、ブリタニアへの攻撃を開始、白き魔女の恐怖を世界中にとどろかせる。

【感想】

まさにバスラーの指摘どおり。ゾフィーの登場によって、魔女イゼッタ対ゲルマニア軍による駆け引きというシリーズの魅力が薄まってしまい、スケールダウンした印象は否めず。

近代兵器を魔力で操るという戦術の禁忌感が、イゼッタによる希望をゾフィーによる絶望に反転しつつエスカレートしていく。裏切りの魔女は裏切りの人間と表裏一体であることは、白き魔女にまつわる裏伝承のとおりであり、先祖の罪滅ぼしとばかりにイゼッタに魔力の結晶を託したジークが体現する。

クライマックスは欧州を越えて、魔女そのものを否定するアトランタ帝国を交えた世界規模になりそうな予感。魔女としてはゾフィーの裏切りにあったも同然なイゼッタだが、フィーネとエイルシュタットを思う心の行き先がハッピーエンドにならんことを願わずにはおれない。

★★☆

[]魔法少女育成計画 10「乱入バトル確変中!」

脚本:吉岡たかを 絵コンテ・演出:鎌田祐輔 作画監督:柳沢香織、杉本里菜、小長井美南、幸野浩二

【概要】

カラミティ・メアリが引き起こした大惨事現場で救命活動をしたことで心を通わせ始めたスノーホワイトとハードゴア・アリス。しかし、脱落者の発表もつかの間、残り人数を4人に減らすというルール変更が発せられる。心乱れたスノーホワイトに拒絶されたハードゴア・アリスに卑劣な罠が迫っていた。

【感想】

自身も認めるスノーホワイトの弱さはストレスフルだが、魔法少女としての理想を彼女に見たハードゴア・アリスを襲った悲劇がそのストレスを増幅させる。現実世界の辛さによる自死を思いとどまったきっかけがスノーホワイトへの憧れあるいは感謝であり、潜在的な生への渇望が不死身の能力として現れたのであれば、鳩田亜子を狙ったスイムスイムの卑劣さに怒りがこみ上げるばかり。

ルーラの教えを忠実に守りつつより周到な計画で魔法少女たちを脱落させていくスイムスイムの恐ろしさ。ハードゴア・アリスの排除でそれが極まったタイミングでのクラムベリーとの対決はさすがに盛り上がった。クラムベリーのポジションが明かされたことで緊張感がスポイルされた気がしないでもないが、お互いに大切な人を奪われたスノーホワイトリップルの動きから目が離せない。

★★★☆

2016-12-03

[]ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第33話「7月15日(木) その3」

脚本:小林靖子 絵コンテソエジマヤスフミ、吉田泰三 演出:ソエジマヤスフミ、藤本ジ朗、江副仁美 作画監督西位輝実、馬場充子、石本峻一、芦谷耕平、木下由衣、千葉山夏恵、仲敷沙織、SHIN HYUNG WOO、CHA MYOUNG JUN、横山謙次、飯飼一幸

【概要】

乙雅三の背中が気になって仕方がない露伴は、好奇心を抑えきれず奇策に出る。噴上の協力を得て康一を探していた仗助は、スタンド「エニグマ」の能力をもつ宮本輝之輔と戦うことに。ターゲットを紙にする宮本は、紙にした康一を人質に仗助を追い詰めていく。

【感想】

意志をもつスタンド「チープ・トリック」のアイデアに感服。本体にスタンド使いである自覚を与えない戦略は、まるで宿主を乗り換えていく寄生虫のようでもあり。本体に声をかけつづけるのみというシンプルな能力のいやらしさ。エニグマと併せての卑劣な心理攻撃にストレスがたまる展開。

だからこそ、仗助と康一を見捨てなかった噴上の大活躍が爽快だった。ハイウェイ・スターのパワーのなさを補うスピードに、自ら紙となって仗助と康一を救ってみせた機転と度胸。取り巻き三人娘への気づかいが川尻へのカウンターになっている構図も見逃せない。

★★★☆

[]灼熱の卓球娘 第七球「全国校の実力」

脚本:小柳啓伍 コンテ:入江泰浩 演出:森賢(ぎふとアニメーション) 作画監督:藤優子、宮脇さくや(CUES)、ぎふとアニメーション、多田靖子、諏訪真弘、杉村絢子、森賢

【概要】

ラバーを張り替えて調子を取り戻したこより。そして、もず山中学卓球部との練習試合が始まる。

【感想】

ちゃらんぽらんとした少数精鋭のもず山中学の強さを鮮やかに印象づける、ハナビと蠍田幸子とのシングルスが見どころ。陽気なプレーがモットーの速攻型であるハナビをじわじわと追い詰めていく蠍田のいやらしさは、同じカットマンであるキルカにつながる。自らを砂漠のサソリに例えた蠍田の大仰な演出も決まっていて、少年漫画的なカタルシスが出てきた。

★★★☆

[]響け!ユーフォニアム2 第九回「ひびけ!ユーフォニアム

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:石立太一 作画監督:高瀬亜貴子

【概要】

吹奏楽部に現れなくなったあすかから勉強に誘われた久美子はゆううつだった。夏紀たちはそんな久美子にあすかの母親を説得するよう頼んでくる。そして約束の日、香織からも暗に念を押された久美子はあすかの家に乗り込むのだった。

【感想】

父親にまつわるあすかのストレートな告白に、これまでの食えない表情の数々が浮かんでは消える。自室そして練習場所の河川土手というプライベートな空間、そして黒ストッキングを脱いでの素足というラフなスタイルが、久美子視点によってこれまでと違うあすかを印象づけていく。

おなじみの脚/足の描写がかつてないほど効果的だった。久美子の人物を評する麗奈とのやりとりに始まり、吹奏楽部からドロップアウトしたあすかを象徴するかのようなスニーカー、乱れた彼女の内面を匂わせる靴ひもの緩み。そして、前述した素足によるあぐら姿、サンダル履きでのユーフォの演奏……。まるで吹奏楽部における仮面を解いていくかのよう。

また、香織が靴ひもを直してくれたときの表情とのちに久美子へ見せた素顔、あすかが見せるギャップが何ともやるせなかった。あすかが久美子に語った香織への距離感が絶妙に裏付ける。吹奏楽部のマドンナとして尊敬を集める周囲への細やかさは、自身の欲望にまい進するあすかにとって重荷になりうるのかもと。

ユーフォニアム組の不思議なまとまりを感じさせる、夏紀から久美子そしてあすかへのリレーが、麗奈と香織のトランペット組によるサポートもあいまって、第1期シリーズのドラマを踏まえながら渋い輝きを放つ。もっとも、麗奈が評した久美子の複雑な人物像が「ユーフォっぽい」のかどうかは、クラシック音楽にうとい自分には分からないけど。

★★★★

2016-12-02

[]競女!!!!!!!! 第7話「カブの導く先!!!!」

脚本・絵コンテ加戸誉夫 演出:孫承希 作画監督石原満高見明男

【概要】

白雪から自身の弱点を指摘されたのぞみは悩んでいた。そこで、さやかたちからのアドバイスどおり、白雪をよく観察してみることに。川を遡行するトレーニングにおける白雪の動きから気づきを得たのぞみだったが、今度はカブ畑での奇妙な課題を与えられる。

【感想】

カブを尻で引っこ抜くという珍妙な特訓が念入りに描写されていて、一見して単調に感じられるレースの面白みがよく分かる。川で流れてくる枝を胸で弾き飛ばすコツと、台車の動きによって尻の重さを生かすコツ、両者を併せたのぞみのひらめきに、競女の神髄が凝縮されているようだった。白雪を応援してくれる地元の人たちに良からぬ認識を改めるのぞみの謙虚さもポイント高い。カブ料理のオンパレードにさやかイジリの数々が花を添える。

★★★☆

[]フリップフラッパーズ 第7話「ピュアコンポーネント

脚本・絵コンテ:押山清高 演出:江副仁美 作画監督:りぱ、杉薗朗子

【概要】

イロドリ先輩の過去を追体験した黒い穴はピュアイリュージョン深部への入り口だという。絵に対する興味を失ってしまった先輩にピュアイリュージョンにはもう行きたくないというココナ。そんなココナを励まそうとするパピカが連れて行った場所は……。

【感想】

現実世界に影響を及ぼしかねないピュアイリュージョンでの行い。ピュアイリュージョンの浸食が強まっていったというよりは、時間的にも空間的にもピュアイリュージョンはどこにでも存在し互いに結びついているのかも。ココナがいる現実世界もピュアイリュージョンの一部ではないかという妄想がわく。

そう考えたきっかけは、迷子のパピカを探しているつもりが、迷子の自分を探してくれていた彼女に気づくココナの表裏一体。パピカが見せたさまざまな表情は、ココナはむろんのことイロドリ先輩だってそうかもしれないと。

パピカについては、そもそもどこから現れたのか説明されていないし、フリップフラップの目的や理論に無頓着なところも気になっていた。ついついココナ視点で物語を見てしまうが、パピカ視点を意識づけることも一興かもしれない。

★★★☆

[]私がモテてどうすんだ 第7話「聖地巡礼かちゅ☆らぶの旅」

脚本:金春智子 絵コンテ:西森章 演出:前園文夫 作画監督:本橋秀之

【概要】

『甲冑乱舞』の殿のモデルになった百鬼鮫虎の命日に行われる鎮魂祭の情報を得た花依と二科。日帰りが無理ということで男子4人もくっついての一泊旅行に。聖地巡礼に興奮しまくる花依と二科に、六見をのぞく男子3人はあきれ返る。そして、鮫虎の首があるという湖の孤島に向かうことになるのだが……。

【感想】

ルックスと属性そのままに花依と男子たちの間をフレキシブルに立ち回る二科が絶妙なコメディ担当に。人工呼吸の撮影という不謹慎とも言えそうなシチュエーションがギリギリで許容できる軽快感。そして、花依の古くからの理解者というポジションでもってシリアスな場面を受け持つ六見の安心感。さらには、鮫虎の伝承にアニメへの思い入れを重ねることで怨霊退散を果たす花依の力技も見どころだった。聖地巡礼の精神ここにありという感じがして。

★★★☆