Hatena::ブログ(Diary)

flower in my head このページをアンテナに追加 RSSフィード

 since 2008.10.7

2016-07-24

[]ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第16話「「狩り(ハンティング)」に行こう!」

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ・演出:古川順康 演出:関川成人

【概要】

承太郎はいきなり仗助を「ハンティング」に誘う。音石明に弓矢で射られたネズミが生き延びたというのだ。仗助と承太郎はネズミが射られた用水路にやってくる。付近の茂みには煮こごりのように固められたおびただしいネズミの死体があった。ネズミのスタンド能力を疑った仗助と承太郎は、さっそくその足跡を追跡するのだが……。

【概要】

ネズミの毒矢に触れなかった仗助と触れてしまった承太郎の対照がポイント。意外と慎重な仗助に意外と大胆な承太郎。仗助に披露した承太郎の生物への造詣は、海洋生物学者らしく敵のスタンド能力への好奇心につながる。ゆえに決して短所とは言えない。そして、まるでそれを肯定するかのように、小心者のくせに型破りな仗助でひっくり返してみせる。そんな凸凹な仗助と承太郎が互いを補い合うための試金石として、コミュニケーションが成立しないネズミは最適だったのではと。

口八丁手八丁な人間の敵スタンド使いが多いシリーズにあって、第3部のペット・ショップ戦がそうだったように、動物のスタンド使いとの死闘は欠かせないアクセントになっている。また、ジョセフとのタッグの相手が赤ちゃんで、承太郎とのタッグの相手がネズミ。コミュニケーションできないスタンド使いが相手だからこそ、母子家庭で育ってきた仗助をジョースターの宿命に引き合わせるにふさわしかったと感じた。

★★★☆

[]ReLIFE report 4「堕ちる」

脚本:横手美智子 絵コンテ備前克彦 演出:備前克彦 作画監督:渡邉慶子、森亜弥子

【概要】

いっこうに成績の改善しない海崎と小野屋にお手上げの大神。そのころ、日代に学級委員の座を奪われた狩生は、その存在そのものをうとましく感じていく。放課後、大神から自習室で居残り勉強を言いつけられた海崎は、体育館の鍵を返却しにきた狩生に出会うのだが……。

【感想】

夜明が道の石を引き合いにアドバイスしたとおり、人生の先輩である海崎が思春期の子供たちを見守り導き自身も成長するストーリー。それが基本線であることは間違いないだろうが、あらかじめ仕組まれた変化球の出どころが気になりだすタイミングにもなった。

海崎が見せる人間観察の鋭さは、10年の人生経験がアドバンテージになっているかどうかはわからないが、狩生の異変に気づくあたり視覚的にも発揮されている。すなわち余裕のなせるわざ、あるいはリライフの被検体としての自覚がそうさせるのかも。

登場人物のルサンチマンで転がす物語ながら、湿っぽくなりすぎないあたりは、海崎の視点が大いに寄与している印象。いち視聴者的にも夜明の手のひらの上感があるのは、物語が上手く回っている証拠。

★★★☆

2016-07-23

[]91Days Day2「いつわりの幻影」

脚本:岸本卓 コンテ・演出:森本育郎 作画監督:薮野浩二

【概要】

ヴァンノと酒の運搬をしていたトロンコがオルコファミリーに殺される。そんな中、ヴァネッティファミリーのドン、ヴィンセントの娘フィオとガラッシアファミリーのロナルドの結婚式が行われた。一人でもトロンコの敵を討つと意気込んでいたヴァンノに、ネロはファミリーの手を汚さない方法を口にする。

【感想】

ヴァンノの復讐をアヴィリオの復讐で上書きするクライマックスの静かなる凄み。それすらも上回ってみせるネロの用心深さ。義理堅く仲間思いだったヴァンノの最期でもってアヴィリオの復讐がいばらの道であることを宣言してみせる容赦なさがよい。アバンの襲撃から辛くも逃れたヴァンノといい、アヴィリオによるファンゴの暗殺未遂といい、ことごとく緊張感をはらんだアクションも見ごたえがあった。

★★★☆

[]クロムクロ 第十六話「再会は水に流れて」

脚本:森田繁 画コンテ:山本秀世 演出:高橋正典 作画監督:川面恒介、秋山有希、杉光登、三浦菜奈

【概要】

美夏たちのコスプレ動画撮影の「護衛」として同行することになった由希奈。そのころ黒部研究所では、ソフィーとセバスチャンとシェンミイが一人乗り用GAUSの操縦シミュレーションに参加していた。同じく身体検査のため黒部に残っていた剣之介は、ソフィーから帰国のことを聞かされる。そんな研究所に侵入した2人の影があった。

【感想】

剣之介のセリフを差別と言い放ち女でも武士になれると宣言したソフィー。現代にあって自由でないその内面が、同じ異邦人としての剣之介と重なるようで重なってくれない。剣之介も認めた日本文化への知識はソフィーなりのストラグルの結果であり、姿かたちだけでムエッタを信奉する剣之介への静かながらも辛らつなカウンターになってもいる。戒めをよりどころにできるのはその人が自由である証し、されど戒めに縛られているようでは本末転倒ではないか、と。

ミラーサに対して刃を血で汚すなと叱責したムエッタ。剣之介に刀傷を負わせてしまったことへの潜在的な後悔があるのかどうか。そんなムエッタに返ってきたミラーサの刃は、剣之介の忠義をないがしろにする無意識へのしっぺ返しにも思えてくる。また、エフィドルグの武人として立山に降りてきたムエッタとミラーサが、図らずもソフィーの理想を先取りしている感じ。ゆえに剣之介の宙ぶらりんが際立つ格好。サブタイトルのとおり、黒部湖がたたえる水が彼らの心身両面の血を洗い流していくかのようでもある。

★★★

2016-07-22

[]不機嫌なモノノケ庵 四ノ怪「隠世(カクリヨ)」

脚本:吉岡たかを 絵コンテ:影山楙倫 演出:所俊克 作画監督:佐藤勝行、Lim Chae Deok、Pare Jong Jun

【概要】

隠世の薬屋「亀薬堂」に行くことになった安倍に、物怪庵は「隠世見学」として芦屋の同行をすすめる。初めての隠世行きに張り切っていた芦屋だったが、さっそく隠世の空気に酔ってしまう。しかし、亀薬堂では安倍が求める薬が売り切れてしまっていた。2人は店の手伝いをすることになったのだが……。

【感想】

物怪庵の予言どおり、芦屋の身体(の一部)を求めてくるコウラに怖さ半分で笑う。モジャとの友情を大切にする芦屋らしさに癒やされたし、彼の思いに応えたモジャとの再会がしみじみと温かかった。現世に似せながらも簡略化された隠世のデザインが面白い。

★★☆

[]チア男子!! EPISODE 03「七人目のリスジロー」

脚本:吉田玲子 絵コンテ相澤伽月 演出:高橋謙仁 作画監督:服部一郎、大森英敏小笠原優、松下純子

【概要】

7人目を探す男子チア部は、身体能力に秀でた徳川翔に目をつけた。しかし、男子チア部のデモンストレーションを見ていた翔は、技術的に未熟で必ずケガをすると忠告して入部を拒否する。一馬は一週間後の体育の時間にバック転とロンダートを身に着けてみせると翔に宣言するのだった。

【感想】

メンバーが増えるたびに所在なげな晴希の表情が気になってしまう。人見知りを新参の総一郎に指摘され黙り込んでしまう晴希が、渉と浩司との3人の練習のときは明るい表情を取り戻す。何でもできる総一郎が遠慮なく切れ込んでくることは、姉への尊敬とコンプレックスがない交ぜになった晴希にとってプレッシャーなのではと想像してしまう。いつもマイペースな渉に大らかな浩司の存在が、晴希がもたらす機微を和らげてくれる、そんな優しさが素敵だ。

物語とは裏腹にいよいよ作画の省力化が気になってきたが、来るべきクライマックスに向けてリソースを温存してくれていると信じたい。

★★★

2016-07-21

[]ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第15話「漫画家のうちへ遊びに行こう その2」

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテソエジマヤスフミ 演出:松林唯人 演出:ムラオミノル、芦谷耕平、SHIN HYUNG WOO

【概要】

自分でも気づかないうちに露伴の自宅前にやってきた康一。そして、まるで吸い寄せられるように漫画を描く露伴の前まで来てしまう。恐るべきペースで漫画を仕上げる露伴は、「ヘブンズ・ドアー」で読んだ康一の体験が創作意欲をかき立てるのだという。このままではすべてのページをはがされ殺されてしまうと恐怖した康一。そこに仗助と億泰が現れるのだが……。

【感想】

露伴スタンド能力からしてアクション的には映えないのだけど、そこをヘブンズ・ドアーの特殊性で補っている感じ。漫画家としての好奇心がすべてに優先する露伴の異常性がそれを後押ししており、やはり山岸由花子のエピソードを思い起こさせる。一対一の勝負がもっぱらな本シリーズにはめずらしく、康一に億泰そして仗助までもが露伴に相対するバトルシークエンスがスリリングだった。漫画家ならではの周到さを見せる露伴を怒り心頭の仗助が粉砕する力技エンドに唖然。

★★★☆

[]甘々と稲妻 第3話「つむぎとおまたせのハンバーグ」

脚本:大知慶一郎 絵コンテ佐山聖子 演出:神原敏昭 作画監督:福島豊明、森田実

【概要】

幼稚園の粘土遊びで男の子たちから泥棒の濡れ衣を着せられてしまったつむぎ。連絡を受けて迎えにきた公平だったが、帰宅してもつむぎはふさぎ込んだまま。そんなつむぎを元気づけるため、公平は小鳥と「恵」でハンバーグを作ることに。

【感想】

つむぎが落ち込むきっかけとなったハンバーグで元気づけようという公平と小鳥の優しさ。公平の励ましはあまりにも不器用だったけど、子供相手に策を弄するよりはずっといい。失敗を回避するための煮込みハンバーグというセレクトも、つむぎのために必死な公平への小鳥なりの思いやりが感じられた。

★★★

2016-07-20

[]B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス〜 第3話「BRILLIANTで行こう☆」

脚本:赤尾でこ 絵コンテ:大野和寿、菅沼栄治 演出:畠山茂樹 作画監督:池原百合子、宇津木勇、飯塚葉子、奥野倫史

【概要】

CMロケのため山奥のキャンプ場にやってきた「MooNs」とつばさ。カレーと聞いて張り切る王茶利暉だったが、子供向けカレーのCMということが分かり脱力する。監督の二ノ宮からの激励に、気を取り直して撮影に臨む「MooNs」のメンバーたちだったが……。

【概要】

子供向けカレーのCM撮影にそぐわない感はあったものの、本気の「MooNs」たちを本気のつばさが支え、それを本気の二ノ宮と米田が認める流れはいたってストレート。お互いにエールとリスペクトを欠かさない関係が爽やかな後味を残す。同時進行で「THRIVE」と「キタコレ」の仕事を映すことでつばさが「B-PROJECT」にもたらしたケミストリーを強調する話運びも抜かりなく。3ユニットのエピソードが一巡した次回からの展開に期待が膨らむ。

★★★

[]ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン Episode 02「不本意なる褒賞」

脚本:ヤスカワショウゴ コンテ:浅香守生 演出:若林邦甫 作画監督:桜井このみ、飯飼一幸、佐藤このみ、LEE JOOHYYUN、ZANG YOU SHICK

【概要】

キオカ共和国の軍人たちからシャミーユをかばったイクタは、相手を油断させヤトリらと協力して返り討ちに。軍人の1人から聞き出した情報を利用して、何とかカトヴァーナ帝国に帰還したイクタたちは、皇女を救出した英雄として叙勲を受ける。しかし、イクタはあからさまに不服そうで……。

【感想】

冷静沈着なはねっ返りのイクタを見ていると心穏やかではいられないが、次第にその心の傷がつまびらかにされていったことで落ち着きを取り戻した。自身が命をかけて助けた皇女にすら刃向うイクタに、その悲しみの大きさがうかがえるというもの。能力があるくせに厭世的な主人公には食傷気味だが、皇族であろうと容赦しない秘められた情熱に認識を改めた。ありのままのイクタをリスペクトしつつも遠慮しないヤトリ、聖人君子然とはかけ離れた皇女シャミーユの造形が、これからのドラマを期待させる。

★★★

2016-07-19

[](新)モブサイコ100 001「自称霊能力者・霊幻新隆〜とモブ〜」

原作漫画未読。

スタッフ

原作:ONE(小学館「マンガワン」連載中) 原案協力:石橋和章、小林翔 監督:立川譲 シリーズ構成:瀬古浩司 キャラクターデザイン亀田祥倫 美術監督:河野羚 色彩設計中山しほ子 撮影監督:古本真由子 編集:廣瀬清志 音響監督若林和弘 音響効果:倉橋静男 音楽:川井憲次 アニメーション制作:ボンズ

キャスト

影山茂夫(モブ):伊藤節生 零幻新隆:櫻井孝宏 エクボ:大塚明夫 影山律:入野自由 花沢輝気:松岡禎丞 鬼瓦天牙:細谷佳正 米里イチ:藤村歩 暗田トメ:種崎敦美 ツボミ:佐武宇綺

脚本:瀬古浩司 絵コンテ・演出:立川譲 作画監督亀田祥倫

【概要】

零幻新隆の「霊とか相談所」は霊能力でもって依頼者からのさまざまな案件を処理していた。地元自治会の依頼で骨井戸トンネルに向かった零幻とアルバイトの中学生、「モブ」こと影山茂夫。そこには人間たちを引きずり込む強力な霊がいるという。

【感想】

バトルアクションは原型をとどめないほど動きまくる、いわゆる「作画アニメ」と形容される作風。肝心のキャラクターとドラマのほうだが、極めて有能で極めてマイペースなモブと、ビッグマウスな役立たずである零幻の丁々発止が売りのようす。この初回はウォーミングアップといったおもむきで、ビジュアルからイメージされるシュールな味わいはさほどでもなかった。レギュラーがそろうまで様子を見ようかと。「モブ爆発」のカウントダウンも気になることだし。

★★☆

[]アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd File 2「果てなき復讐者」

脚本:荒木憲一 絵コンテ須永司 演出:黒田晃一郎 作画監督:谷口繁則、今泉竜太、野村美織、渡辺一平

【概要】

ウィルウェアの性能を格段にアップさせる「ケンタウロスユニット」を使用した犯罪が立て続けに起こる。ケンタウロスユニットは、もともとエミリア・エデルマンの古巣であるポーランド警察が開発したものだった。犯行現場に残されていた某会社の社章から、警察を依願退職させられた雷同という人物が浮かびあがる。さっそく雷同の捜査に入ったダイハチだったが……。

【感想】

第2期シリーズからのニューカマーであるエミリアにスポットを当てつつ、いまだ姿の見えない黒幕を匂わせるエピソード。ケンタウロスユニットでトラウマを植え付けられたエミリアが、なぜ日本の警察でもダイハチに配属されることになったのか疑問だが、彼女としてはかつてのキャリアを利用してでも果たさなければならない目的があるのかも。関西でダイクを率いることになった花咲里の活躍も合わせて期待する。

強化ユニットのお披露目となる水中バトルは目まぐるしくダイナミックなアクションで見ごたえ十分だった。その反面、ことごとく精彩を欠いた人物作画はキャラクターデザインが魅力的なだけに惜しいところ。

★★★

2016-07-18

[]不機嫌なモノノケ庵 三ノ怪「禅子(ゼンコ)」

脚本:吉岡たかを 絵コンテ:吉川志我津、岩永彰 演出:吉川志我津 作画監督:熊田明子

【概要】

ミツチグラという妖怪の「笑い面」を回収に行く任務を課せられた芦屋。笑い面は人間と一体化したのだという。笑い面を外すには人間の泣き顔を見せる必要があり、涙もろい芦屋に白羽の矢が立ったのだった。さっそくターゲットの住職がいる寺に遣わされた芦屋は、住職の娘である藤原禅子と出会う。

【感想】

疲れて帰ってきた芦屋を宅配のビザで元気づける母親の絵が印象的。こういうシーンで定番の手料理でなかったところに、花屋の仕事に忙しいであろう母親の日常がうかがえて。それが手抜きでは決してなかったことは、母親の芦屋に対する普段の言葉や態度から伝わってくる。そしてそれは、芦屋が善子に語った母親への感謝でみごとに回収された。母親を尊敬しその愛情に感謝を絶やさない芦屋だったからこそ、父親の願いに気づかなかった善子の心を溶かし「泣かせる」ことができたのだ。

★★★☆

[]ReLIFE report 3「オッサンなんですから」

脚本:横手美智子 絵コンテ:辻初樹 演出:奥野浩行 作画監督:しまだひであき、松下清志、藤岡真紀

【概要】

日代と打ち解けることができた海崎だったが、テストの成績は小野屋とそろって相変わらずの最底辺。それだけでなく、体育の体力測定でも運動不足な27歳を露呈してしまう。そんな中、日代をライバル視する狩生のいらだちが高まりつつあった。

【感想】

精神のみならず肉体も27歳であることを忘れてしまう海崎の体たらくで笑いをとりつつ、周辺キャラクターの描写をまんべんなく散りばめていく。日代による奇行や異変をストレートに提示しながら、海崎が社会人ならではの共感を狩生に向けたくだりなど、「失敗サンプル」への伏線も一筋縄でいきそうにない。負けず嫌いな狩生が枯れかかった(?)海崎と日代に一石を投じているような構図が面白く、監視者としての夜明によるコメントにまたもや混乱させられる。

★★★☆

2016-07-17

[](新)あまんちゅ! 第1話「少女と海のコト」

原作漫画未読。

スタッフ

原作:天野こずえブレイドコミック/マッグガーデン刊) 総監督:佐藤順一 監督:カサヰケンイチ シリーズ構成赤尾でこ キャラクターデザイン:伊東葉子 美術監督:柴田千佳子(スタジオカノン) メカデザイン:氏家嘉宏 色彩設計:石田美由紀 撮影監督:間中秀典、福世晋吾 編集:須藤瞳(REAL-T) 音響監督佐藤順一 音楽演出:佐藤恭野 音楽:GONTITI 音楽プロデューサー:福田正夫 音楽制作:フライングドッグ 音楽制作協力:sweet boon music、fortunerest アニメーション制作統括:松倉友二 アニメーション制作プロデューサー:藤代敦士 アニメーション制作:J.C.STAFF

キャスト

小日向光:鈴木絵理 大木双葉:茅野愛衣 二宮愛:大西沙織 二宮誠:梅原裕一郎 火鳥真斗伊藤静 ちゃ顧問:久保ユリカ 小日向きの:井上喜久子

脚本:赤尾でこ 絵コンテ佐藤順一 演出:梶井瀬賀 作画監督:伊東葉子

【概要】

高校入学と同時に伊豆に引っ越してきた大木双葉は、初登校の夢ヶ丘高校で小日向光と出会う。これまで見たことのない光の性格にとまどう双葉だったが、その内面に変化が芽生え始める。

【感想】

新天地での生活に不安だらけの双葉の視点でもって、光が体現する伊豆の広がりを視聴者に同期させるつくり。少しずつほどけていく双葉の心境に寄り添うようなGONTITIによる音楽の呼吸がすばらしい。過剰とも言えそうな光のデフォルメ顔は『ARIA』シリーズでもおなじみなので抵抗はなく、むしろ双葉への揺さぶりという意味で効果を上げていたように思う。

★★★

[]チア男子!! EPISODE 02「始まりのチアスマイル」

脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:三上喜子 作画監督:松下郁子、高原修司、重本和佳子、徳田夢之介

【概要】

晴希と一馬そして渉の3人でスタートした男子チア部は、とりあえずの目標である7人を目指してトレーニングと並行しての部員集めを始める。さっそく1人の入部希望者がアポをとってきたが、彼、遠野浩司は体重100kgを超える巨漢だった。一馬はチアリーディングには体格に応じたポジションがあると言う。さらに一馬は、身体能力に秀でた鈴木総一郎と長谷川弦に目をつける。

【感想】

新しいことを始めたいと一馬に同調したまでは良かったものの、チアリーディングに恥ずかしさを覚える晴希の自意識を縦軸にした誠実さが好ましい。晴希にはいまだ柔道から離れたいという強い動機があり、とりあえずの対象としてチアリーディングが位置づけられている。そこに、牽引役である一馬に加えてムードメーカー的な渉と浩司そして目立ちたがり屋の総一郎と弦が加わることで、徐々に血肉が形成されていく景色が爽やかだ。ぎこちない男子チアを奇異の目で見てくるモブキャラクターたちのリリーフも実に効果的で、晴子からのメッセージが喉奥の魚の骨のように引っかかってくる。

★★★☆

2016-07-16

[]甘々と稲妻 第2話「豚汁とみせあかり」

脚本:広田光毅 絵コンテ・演出:斉藤啓也 作画監督:小泉初栄

【概要】

「恵」で小鳥が炊いたごはんをおいしく食べたつむぎを見た公平は、自分でも料理をつくるが悪戦苦闘。そんな公平をよそに、つむぎはまた小鳥と3人でごはんが食べたいという。小鳥の両親の了解を得ようとする公平だったが、飯田家には複雑な事情があるようで……。

【感想】

カウンター下に残した名前に、つむぎにかつての自身を重ねようとする小鳥の心境がにじんでくるかのよう。なくなってしまった家族の団らんを、公平とつむぎで埋め合わせようと。ごはんを作りたいのに包丁が苦手だったのは、不完全だった小鳥の声にならない叫びだったのかも。3人のぎこちない共同作業で豚汁を仕上げていく工程でによって、天真らんまんなつむぎを介して公平と小鳥それぞれの空白が色を帯びていく景色が愛おしい。だからこそ、小鳥に感じてもおかしくない身勝手さが緩和される。

★★★

[]クロムクロ 第十五話「追分の果て」

脚本:森田繁 画コンテ:今泉賢一 演出:太田知章 作画監督:金銀善

【概要】

エフィドルグからの相次ぐ攻撃に、立山から離れる人々が現れ始めた。母親からスペインへの疎開を切り出されたカルロスは剣之介にいら立ちを向ける。ムエッタに受けた傷によっていったんは意識不明にになった剣之介だったが、驚異的な回復力を見せていた。

【感想】

剣之介を案ずる由希奈の健気さに相変わらず癒されるけど、今回は祖国への疎開に迷っていたソフィーとのやりとりも印象に残った。食欲旺盛な剣之介と彼を大らかに受け止めるソフィーには、異邦人でありながら日本人らしいという共通点がある。ゆえに、ムエッタに雪姫をみる剣之介に心ざわめく由希奈の所在なさが切ない。そんな人間模様にエフィドルグの利害までも飲み込んで垂直方向に広がる立山の舞台感覚がユニークだ。

★★★

2016-07-15

[](新)ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン Episode 01「嵐の邂逅」

原作ライトノベル未読。

スタッフ

原作:宇野朴人、原作イラスト、原作キャラクター原案:さんば挿 原作イラスト:竜徹(電撃文庫刊) 監督:市村徹夫 シリーズ構成ヤスカワショウゴ キャラクターデザイン:香月邦夫 サブキャラクターデザイン:平野勇一 メカ・プロップデザイン:高倉武史 美術監督:脇威志 美術設定:中島美佳 色彩設計:大野春恵 撮影監督:伏原あかね 3D監督:田中康隆 編集:木村佳史子 音響監督岩浪美和 音楽:井内啓二 音楽プロデューサー:中山信宏 アニメーション制作:マッドハウス

キャスト

イクタ・ソローク:岡本信彦 ヤトリシノ・イクゼム:種田梨沙 キトラ・カトヴァンマニニク:水瀬いのり トルウェイ・レミオン:金本涼輔 マシュー・テトジリチ:間島淳司 ハローマ・ベッケル:千菅春香

脚本:ヤスカワショウゴ コンテ:市村徹夫 演出:松村政輝 作画監督:平野勇一、香月邦夫

【概要】

国境を接するキオカ共和国と戦争状態にあるカトヴァーナ帝国にて。イクタ・ソロークは幼なじみのヤトリシノ・イクゼム(ヤトリ)とともに高等士官試験の会場に向かうため船に乗る。船室でさまざまな面子と同室になり親交を深めるイクタとヤトリだったが、船が座礁したことで脱出を余儀なくされた。イクタとヤトリを含む6人はキオカ共和国付近の洞窟で身を潜めることになり……。

【感想】

デザインもあって生硬い人物作画にふさわしく、異世界を舞台にしつつ静かな立ち上がり。怠け者で女好きのイクタと名門で生真面目なヤトリというコンビは定番ながら、浮ついたところはほとんど感じない。ヤトリによるイクタのあしらい方が大人びていることもありそう。いきなりの洞窟ビバークでメインキャラクターたちとその関係性を掘り下げていく話運びがこれからを期待させる。

★★★

[]orange LETTER02

脚本:柿原優子 絵コンテ:中山奈緒美 演出:栗山貴行 作画監督赤池ゆうき、徳田夢之介、阿部弘樹、滝川和男、石井ゆみこ、柳瀬譲二、櫻井拓郎、中村真悟、羽野広範

【概要】

弘人からの強い誘いでサッカー部に仮入部することになった翔のために、菜穂はある決心をする。

【感想】

10年後の菜穂から示唆された時間を精いっぱい生きるかのような翔がみせる陰りあるいは憂い。そんな駆のために小さな勇気を振り絞る菜穂の健気さ。ぎこちないながらもお互いのことを思い合う2人がまぶしい。これからの運命を知る菜穂が一歩踏み出している感はあるが、そこに控えめな彼女の性格がバランスさせている構図がよくできている。菜穂に応える翔の素直さも好ましい。

★★★