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2017-02-22

[]ガヴリールドロップアウト 第7話「ヴィーネの悪魔的な日々」

脚本:杉原研二 絵コンテ・演出:原口浩 作画監督:佐藤このみ、保村成、渡辺舞

【概要】

規則正しく品行方正な毎日を送るヴィーネだったが、魔界からの仕送りが減ったことに気づく。ラフィエルから悪魔らしい所業が足りないのではと言われたヴィーネは、喫茶店のマスターのアドバイスのもと、さまざまな悪事(?)を試みる。

【感想】

ガヴリールの仕送りが減るのは自業自得として、ヴィーネのそれはあんまりだという気がする。一念発起して悪事に手を染めようとするが悪になり切れないヴィーネの表情がキュートで、これまた同類っぽいマスターとのタッグにほのぼのとさせられた。ヴィーネの悪事が不発に終わるたびにサターニャに似てくるのが面白く、サターニャやラフィエルの仕送りが気になってしまうという。そして、風邪をひいたヴィーネの部屋に押し掛けた揚げ句に宿題までせがんだ(おまけに顔にラクガキ)ガヴリールを優しく受け入れて特殊ED『ガヴリールの数え歌』と提供クレジットまで生かしたヴィーネの安眠オチがお見事。天使も悪魔も自然体がいちばん(でもないか)。

★★★☆

2017-02-21

[]昭和元禄落語心中助六再び篇〜 第七話

脚本:待田堂子 絵コンテ:畠山守 演出:安藤貴史 作画監督:飯田遥、徳丸めぐみ、森本浩文、本多みゆき、岡田雅人

【概要】

与太郎との親子会の高座で倒れ入院していた八雲が目を覚ました。八雲は見舞いに来た小夏に落語をやめるとこぼす。そして、先代助六のフィルムが見つかったとの報を受けた与太郎は、樋口と松田と3人で阿波池田を目指すのだった。

【感想】

池田の町並みが30年前と変わっていないという松田のセリフが、むしろ過ぎ去った時間の遠さを突き付けてくるかのよう。リアルに再現された8ミリフィルムの映像で再現される若かりし頃の八雲と助六、そこからの対照的な演出に鳥肌がたった。ひとりだけの世界で何役もの登場人物を演じ分ける八雲。与太郎を引きずり込みあくまでも素の落語家として演じる助六。まさに前回エピソードにおける樋口のインプレッションそのまま。樋口の思い出に生きる若く美しいみよ吉に現在の老いさらばえた八雲のコントラスト。朽ち果てた廃屋のカットに胸が締め付けられる。

★★★★

[]機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #44「魂を手にした男」

脚本:岡田麿里樋口達人 絵コンテ:西澤晋、忍海信一 演出:池野昭二 キャラクター作画監督豊田暁子、中本尚、大籠之仁、塩川貴史 メカニック作画監督:久壽米木信弥

【概要】

アグニカ・カイエルの「魂」ガンダム・バエルに「選ばれた」ことでギャラルホルンの頂点を宣言したマクギリス。一方で、逆賊として名指しされたラスタルはマクギリスの罪状を列挙して自身の正当性を主張する。アリアンロッドとの戦いが不可避となった鉄華団は……。

【感想】

アグニカ・カイエルの「伝説」に寄りかかったマクギリスとカイエル以降の「歴史」を重んじるラスタルに、双方の激突を静観するセブンスターズの重鎮たちという構図。形骸化した錦の御旗に頼ったマクギリスの孤立ぶりが痛々しいが、少年時代からのうらみつらみの肥大化を想像すればやむなしという気がする。そして、ジュリエッタに説いたガエリオが信じる「人」としての理想が育ちの良さに起因するものだとすれば、クーデリアが救いたいと願う「子供たち」であろう鉄華団にマクギリスそしてジュリエッタとの埋めがたい溝に気が滅入ってしまう。振り回されるアルミリアの混乱ぶりが痛々しいばかり。

★★★

[]AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION- TRIP 7「無理というのはウソつきの言葉」

脚本:佐藤裕 絵コンテ・演出:反里小也 作画監督:野崎麗子

【概要】

にわかの大切にしていたフィギュアをうっかり壊してしまい、険悪な状態になったタモツ。弁償しようと時給のよいバイトに飛びつくが、そこは怪しげなメイド執事居酒屋だった……。

【感想】

バイト先の異様な雰囲気にたじろいでいたタモツが次第にのめり込んでいく容赦ない流れがカルトかつブラックでホラーだった。バイト仲間の人間たちよりもタモツのほうがやつれてしまう理由など不可解な点はあったが、そこをうんぬんするのは野暮なのかもしれない。

★★★

2017-02-20

[]霊剣山 叡智への資格 第7話「決着」

脚本:野中雄太 絵コンテ・演出:藤代和也 作画監督:飯飼一幸、柳野龍男

【概要】

攻め込んできた七星門精鋭たちとの激しい戦いに海雲帆が加わる。しかし、王陸は七星門家元に苦戦していた。

【感想】

乾元燃血功の是非について互いの見解をぶつけ合う王陸と七星門家元。双方が邪教と相手を断じるなか、霊剣山の上層部からもにらまれかねない王陸の孤立ぶりが際立つ。七星門を制した智教は毒をもって毒を制すると解釈すべきなのかも。村の人々の仙人への情熱を信じる王陸の思想が、霊剣山を始めとする仙道の主流と相いれないものかどうか、第1期シリーズの記憶があやふやなこともあってもどかしいが。とりあえず何均が無事でよかった。

★★★

[]亜人ちゃんは語りたい 第7話「サキュバスさんはいぶかしげ」

脚本:吉岡たかを 絵コンテ・演出:サトウ光敏 作画監督:前田学史、菊池貴行

【概要】

ある日の校内で、ひかりと早紀絵は相次いで部外者を目撃する。前者はクマのような大男らしく、後者は金髪の美男子。2人は警察の亜人担当の刑事だったのだ。

【感想】

鉄男を催淫していたことに気づいた早紀絵のリアクションがツボで何度もリピートしてしまった。子供のころから見守ってくれた宇垣のきたんのない言葉だったからこそ、早紀絵の喜びがストレートに伝わってくるようだ。長い付き合いらしく遠慮のない宇垣とのやりとりに、鉄男を前にした早紀絵の初々しさが改めていとおしくなってくる。喫煙室における鉄男と宇垣の語らいは、基本的に悪人がいない優しい作品世界を象徴する。刺激に乏しくともこれでよいのだと。

★★★

[]龍の歯医者 前編「天狗虫編」

スタッフ

原作・脚本:舞城王太郎 監督:鶴巻和哉 脚本:榎戸洋司 キャラクターデザイン作画監督:井関修一 画コンテ:鶴巻和哉、寺岡巌、片山一良林明美、谷田部透湖、鬼塚大輔、吉崎響 コンセプトデザイン:前田真宏、小坂泰之、okamaコヤマシゲトウエダハジメ 演出:黒川智之、谷田部透湖、鬼塚大輔、吉浦康裕、吉崎響 動画検査:村田康人 色彩設計:長尾朱美 美術監督:藤井綾香 CG監督:鈴木貴志、宮城健 撮影監督:山田豊徳 編集:辻田恵美 音響監督庵野秀明 効果:野口透 音響演出:山田陽 音楽:TOMISIRO、ナカムラヒロシ(i-dep) 音楽ディレクター:島居理恵 タイトル映像:荒牧康治、千合洋輔 タイトルデザイン:岡裕希 アニメーションプロデューサー:岡島隆敏 制作統括:土橋圭介、柴田裕司、川上量生庵野秀明 アニメーション制作:スタジオカラー 

キャスト

野ノ子:清水富美加 ベル:岡本信彦 悟堂:山寺宏一 柴名:林原めぐみ ブランコ:松尾スズキ 有栖川名塚佳織 修三:徳本恭敏 宗達高木渉 小澤:櫻井孝宏 ギレリ:津田健次郎

【概要】

空飛ぶ龍が国を守護する世界にて。「龍の歯医者」である野ノ子は龍の歯から出てきた敵国の兵士、ベルを救い出す。「黄泉帰り」として忌み嫌われるベルだったが、野ノ子はその指導を仰せつかるのだった。

【感想】

空飛ぶ龍の歯医者という着想もさることながら、龍の背中における共同生活にロマンがある。強引ながらもさばさばと自然体な野ノ子のキャラクター付けも好感がもてるもので、内気だったベルが次第に心を通わせていく流れに抵抗がない。悟堂がベルそして試験脱落者にかけた「勇敢」というセリフのニュアンスが印象的で、死を受け入れることで使命を果たす龍の歯医者としての誇りとも諦めとも受け取れる。そこから柴名の裏切りそして野ノ子の死期が一直線に並ぶ話運びがみごとで、敵国の思惑も含めた後半の展開に期待が高まる。ベルに吐いた柴名の嫌味がルサンチマンの発露だったクライマックスなど、無駄のない脚本の仕込みにうならせられた。

★★★★

2017-02-19

[]BanG Dream!バンドリ!) #4「逃げちゃった!」

シナリオ:綾奈ゆにこ 絵コンテ・演出:中西俊祐 作画監督宮井加奈、星野玲香、石井ゆみこ

【概要】

香澄のクラスメイト、花園たえもギターを持って登校していた。ギター演奏の心得があるたえに夢中になった香澄に、昼食と練習を一緒にすることを約束した有咲は不服そう。

【感想】

熱しやすく突っ走りやすい香澄の性格からすると、ギターの指南をしてくれるたえになびくのはやむなしという感じ。ゆえに、香澄の熱にあてられてキーボードを新調した有紗の高揚感とのすれ違いが際立つ。板挟みになるりみのポジションも板について、チームとしてのまとまりが少しずつ見えてきた。たえの評価どおりそれがバンドの形になるまでには時間がかかりそうだが。

★★★

[]MARGINAL#4 KISSから創造るBig Bang 第6話「ミスから強敵(ライバ)る超新星

脚本:福田裕子 絵コンテ鈴木健太郎鈴木行 演出:由井翠 作画監督:菊池政芳、藤田真弓海保仁美、金璐浩、李周鉉

【概要】

週刊誌が報じたアトムの熱愛報道に心穏やかではないルイ、エル、アール。3人は理由をアトムにただそうとするが、その真相は意外なものだった。そして、なし崩し的に後輩アイドル、UNICORN Jr.との勝負が始まる。背後では社長である嘉手納マイのサプライズが動いて……。

【感想】

アトムの熱愛報道をめぐる真相とそれを利用した嘉手納によるファン向けサプライズの脱力ぶり、盛り上がりに欠けることはなはだしいが、これこそがシリーズの持ち味なのかもしれない。特にサプライズについてはステージ上でお披露目するばかりと思っていたので、マスコミ相手のほうが効果大とは承知しつつもはしごを外された気分。アトムと新堂ツバサのしょうもない勝負は、ピタゴラスの胸像を相手にしてのシュールさなど笑えたけども。

★★☆

[]スクールガールストライカーズ Animation Channel 第7話「激突! 二つの強敵」

脚本:吉岡たかを コンテ:佐山聖子 演出:門田英彦 作画監督:佐野はるか、長谷川眞也、山口杏奈、冷水由紀絵、金澤龍、崔美子、Kim sung bum、Kwon yong sang

【概要】

オブリの出現しない「境界」で特訓をすることになったアルタイル・トルテの前に「黒鳥の騎士オディール」という仮面の人物が現れる。ステラプリズムとメモカを渡せと襲い掛かってくるオディールを迎え撃つアルタイル・トルテだったが、敵の戦闘力は圧倒的で……。

【感想】

オブリがコミュニケーション不能な敵である以上は予想できた展開ではあるけれど、物理の先生(降神三姉妹)そしてオディールとの三すくみで面白くなってきた。アルタイル・トルテをメインにしつつ今回はプロキオンプディングの見せ場をつくるなど、フィフス・フォース内のキャラクター描写のバランスもよくて楽しめる。示唆された異世界の存在にいまだ不穏さをまとった椿芽と、クライマックスに向けたおぜん立てにも事欠かないし。

★★★

[]南鎌倉高校女子自転車部 #7「わたしにできること?」

脚本:砂山蔵澄 絵コンテ:岡本英樹 演出:工藤進 作画監督:小倉恭平

【概要】

夏海のトラブルで出遅れた自転車部は順位を上げていく。コスプレ部のクマさんが先行する中、限界を抱えた巴と冬音は1年生たちの協力を得てひろみと夏海に賭けることに。

【感想】

シリーズ冒頭では自転車に乗れなかったひろみだけがトラブルなしという意外な展開。そこは彼女の潜在能力と肯定的に受け止めておく。レースデビューが玉石混交のナイトサイクリングというシチュエーションは反応に困るが、ビジュアル的には新鮮。夏海や冬音のアドバンテージを生かしつつチームワークが表現されてはいるのだけど、熱くなるには物足りない。

★★

2017-02-18

[]SUPER LOVERS 2 #6「marine blue」

脚本:中村能子 絵コンテ石平信司 演出:門田英彦 作画監督:本多みゆき、松浦里美、川添亜希子、是本晶

【概要】

7年前の交通事故で負傷した部位の検査とカウンセリングのため零の付き添いで病院にやってきた晴。そして晴たちは、WHITE FANGの休みを利用して零をサプライズに連れ出すのだった。

【感想】

心理療法士の森一至によるカウンセリングはアニメとしては珍しいシーンで、つかみどころのない晴の内面をうかがおうと食い入るように見入ってしまった。もっとも、両親の墓参りをするかしないかは晴の意志にゆだねられると思うので、彼のことを案じてのこととは承知しつつも、カウンセラーを介してまでの幹子のやりようは過干渉に感じられてしまった。その墓参りについて夏生に語ったくだりにせよ、泳げない零をからかった晴への忠告にせよ、蒔麻の冷静なまなざしの数々に安堵させられる。エキセントリックなキャラクターが多いだけになおのこと。

★★★

[]小林さんちのメイドラゴン 第6話「お宅訪問!(してないお宅もあります)」

脚本:山田由香 絵コンテ・演出:三好一郎 作画監督:丸子達就

【概要】

カンナはクラスメイトの才川の家に小林さんとトールと一緒に招待される。才川家メイドのジョージーと小林さんの意気投合に複雑そうなトール。そして、こちらも人間界に住むことになったルコアは魔法使いの家系である真ヶ土翔太に召喚される形で居候になる。滝谷のアパートに居候することになったファフニールは……。

【感想】

人間たちを見下しつつも人間界に順応してしまうドラゴンたちのハイスペックぶりもすごければ、彼らを受け入れてしまう小林さんや滝谷の器の大きさにも敬服させられる。その正体が示唆するとおりルコアと翔太だけはニュアンスが違うようだが。小林さんたちがよそのお宅に触れることで我が家のよさに思い至る、てるてる坊主と雨の描写に適度な情感があってよろしかった。

★★★