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2011-12-28

[]2011年テレビシリーズアニメ話数単位10選

id:tatsu2さまのエントリなど、ブログやツイッターでの取り組みに便乗して自分でも選んでみようかな、と。選定には以下のルールがあるそう。

  • 2011年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
  • 1作品につき上限1話。
  • 思いつき順。順位は付けない。

私的には、何度も観返したくなった、単巻でもブルーレイが欲しくなった、というシンプルな理由がいちばん。演出、脚本、コンテ云々は後からついてくる、という考えであります。

各タイトルは視聴当時の感想へリンク。


魔法少女まどか☆マギカ #10「もう誰にも頼らない」

脚本:虚淵玄 絵コンテ:笹木信作 演出:八瀬祐樹 作画監督:伊藤良明 潮月一也

前後の9話と11話もすばらしくて正直甲乙つけがたいのだけど、それまで劇中の異物として扱われてきたほむほむの内面を一気に迸らせることによって、構成上ドラマチックな結節点となった本エピソードを選定。タイムリープで表情が変わっていくほむらの描写が圧巻。


フリージング #10「NOVA Form」

脚本:赤星政尚 絵コンテ渡部高志 演出:しのみやすゆき 作画監督:Lee Sung-Jin Park Chang-Hwang NARA ANIMATION

ウエストゼネティックスでのパンドラとノヴァ決戦。バトルのスピード感を殺ぐことなくドラマを織り込んでいく手際が見事で画面に釘付けだった。あと、どんなフェーズにあってもサテライザー=エル=ブリジットという翳のあるキャラクターの魅力が揺るがないのがいい。対となるキャシー=ロックハートの悲劇性も印象的。


X-MEN #8「Lost−予兆」

脚本:高屋敷英夫 絵コンテ:松尾慎 肉球博士 演出:吉沢俊一 作画監督:横山愛 阿部恒 原画作監補佐:嶋謙一 クリーチャー作画監督:阿部邦博 総作画監督千葉道徳 アーマーデザイン:岡崎能士

佐々木結衣研究施設でのエピソードは、訳ありの大人たちが駆け引きする密室サスペンスとして秀逸だった。キャラクターの心理描写では7話に軍配だけど、シリーズ中で際立って濃かった人物作画に、異形のクリーチャーデザイン、スピード感十分のバトル描写、そして緩急巧みなダイアローグと、シリーズのエッセンスが詰まっていた8話を推したい。木崎文智監督の『バジリスク甲賀忍法帖〜』を髣髴とさせる。


うさぎドロップ #7「ないしょで家出」

脚本:岸本卓 絵コンテ・演出:満仲勧 作画監督:樋口聡美

家出した春子母娘が押しかけてくるエピソード。とにかく「母親」と「女の子」の間を彷徨い続ける春子さんがチャーミングすぎて参ってしまった。大人になり切れない親というモチーフをここまでリアルに優しく描いたアニメってほかに記憶がない。植田佳奈さんの芝居がまた良かったのだなぁ。


青の祓魔師 #19「なんでもない日」

脚本:高橋郁子 絵コンテ・演出:藤原佳幸 作画監督:柴山智隆 山崎秀樹 作画監督補佐:佐野隆雄 石川準

10話のクロ話と迷った挙句、出雲ちゃんサプライズバースデーパーティー未遂のこちらで。このシリーズは男の子たちも女の子たちも素直で可愛くて好感度が高いので、シリアス話よりはこういうハートウォーミングな日常話が響いてくる。製作者のキャラクターに対する温かい眼差しが、視聴者も幸せにしてくれるという好例。


異国迷路のクロワーゼ The Animation #8「子供部屋 ”Chambre déntant”」

脚本:池田眞美子 絵コンテ:布施木一喜 安田賢司 演出:布施木一喜 作画監督:藤本さとる

自尊、嫉妬、諦観、苛立ち、達観、覚悟、打算…。様々な負の感情が現れては消えるカミーユの心理描写に尽きる。鳥籠から飛び立てなかったブルジョア令嬢の悲哀を、無粋な説明台詞に頼ることなく、湯音に対する態度や仕草や表情で見せていく。日常におけるちょっとした感情の揺らぎを拾っていく池田眞美子さんの脚本仕事が印象的なシリーズだったけど、本エピソードはその白眉といえるもの。


シュタインズ・ゲート #22「存在了解のメルト」

脚本:花田十輝 絵コンテ:須間雅人 演出:小林智樹 作画監督:いがりたかし 吉井弘幸

花田十輝さんの脚本によるラスト4話のカタルシスはどれもすばらしかったけど、牧瀬紅莉栖のタイムマシンへの愛憎半ばする好奇心が、いつしか岡部倫太郎への想いに変わって行った物語が頂点を迎えた本エピソードの力強さは格別。「未来ガジェット研究所」のラボメンこそが本当の「仲間」たちだと思った。


BLOOD-C #12「わすれじの」

脚本:大川七瀬 藤咲淳一 絵コンテ・演出:水島努 作画監督:永島明子 中野りょうこ 頂真司 後藤隆幸

張りぼてみたいな虚飾の世界の茶番の中で、ただ一人道化を貫いたヒロインの美しさ。確かにテレビシリーズとしては歪な構成だったかもしれないけど、今年の作品の9割以上を忘れたとしても、このクライマックスを忘れることはないと思う。


THE IDOLM@STER アイドルマスター #20「約束」

脚本:土屋理敬 絵コンテ高雄統子 演出:原田孝宏 作画監督松尾祐輔 作画監督補佐:飯塚晴子

13話のライブ回、18話の律子回、22話のクリスマス回も良かったけれど、やっぱりこの千早回が白眉だった。クライマックスの感動は、大人びた千早に合わせたかのように抑制の効いたコンテと演出の巧みさがあってこそ。春香の献身とプロデューサーのバックアップに泣ける。


ちはやふる #12「むらさきのゆきしめのゆき」

脚本:川嶋澄乃 絵コンテ川尻善昭 演出:太田知章 作画監督:元昌喜・島崎克実

本シリーズは好エピソード連発で迷った。3話、5話、10話、11話、12話はどれも甲乙つけがたいけれど、都予選を乗り越えた5人それぞれのモチベーションアップの勢いそのままに、近江神宮になだれ込んだ本エピソードを。


今年は例年以上に「泣き」の秀エピソードが多かったという印象だったけど、アクションものが何本か混じる自分らしいセレクトになったかな。作品として高く評価している『たまゆら〜hitotose〜』、『輪るピングドラム』が入らなかったのは、単品というよりはトータルで良かったということで。逆にセレクトに入っていてもシリーズトータルでは今一つという作品もあって、そこは「話数単位」ならではといえそう。

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