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2016-01-02

[]2015年テレビシリーズアニメ話数単位10選

5年連続でエントリ。ルールは以下のとおり。

  • 2015年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
  • 1作品につき上限1話。
  • 思いつき順。順位は付けない。

掲載は最速のオンエア順。今年はエピソードごとに寸評を書き足しました。また、詳細については当該エピソード感想エントリへのリンクを貼りました。


SHIROBAKO #16「ちゃぶ台返し

脚本:吉田玲子 絵コンテ:倉川英揚 演出:太田知章 作画監督:川面恒介、大東百合恵、川村夏生、佐藤陽子、今泉賢一、朱絃□*1

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20150202/1422889121

さまざまな「ちゃぶ台返し」にほんろうされる初デスクの宮森。今思えば強靭な一太刀を寄ってたかって複数人の刀匠が鍛えているイメージ。「裏道」を良しとせず出来るところから前向きに取り組もうとする宮森と原作者の意図と自身の引き出しの接点を必死で模索した井口、2人の実直さがシンクロする。ゆえに、安原の「エンゼル体操」がユーモラスなはずなのに泣けてくる。


寄生獣 セイの格率 stage:18「人間以上」

脚本:米村正二 絵コンテ佐山聖子 演出:山城智恵 作画監督:桜井邦彦

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20150227/1425048639

パラサイトでありながら人間に興味を持ちアプローチしようとした田宮良子〜田村玲子は、新一とミギーのコンビに対置されるもう一人の主人公だった。無表情だからこそ行動にその内面が現れる生きざまは、パラサイトという未知なる脅威に垣間見えたほころびであり可能性でもあった。えも言われぬ彼女のなまめかしさは、人間とパラサイト禁忌に触れようとした内面の表出だったのかもしれない。


少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 50- 第21話「神は自らの言葉で語るのか」

脚本:橋口いくよ 絵コンテ井出安軌 演出:矢花馨 作画監督:Yoo seung hee、小川浩司、飯泉俊臣、水野隆宏

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20150228/1425133932

バイト感覚でアイドルの世界に飛び込みセンターを拝命したカケルの憂い。第2話「嘘が輝く時」の友人たちとの断絶、第16話「本物の握手」のファンからのエールと、一般人との関わりの中で特別になっていく過程が描かれたからこそ、ファンそしてメンバーの真っ白なキャンバスとしての「未来BOX」がまぶしくそして切なくもある。だからこそ、カケルのためにハードルを下げてくれたメンバーの優しさが染み入る。


放課後のプレアデス 第8話「ななこ13」

脚本:浦畑達彦 絵コンテ:春藤佳奈、佐伯昭志 演出:玉田博 作画監督:橋口隼人、空賀萌香

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20150602/1433255537

冷たく暗い外縁部への一人旅。しかしそれは、決して辛くさびしいものではない。マイペースなななこのキャラクターにすばるたちからの信頼をオンした結果、ロマンにあふれる好編が出来上がった。ななこにとっての半日がすばるたちにとっての3ヶ月というタイムラグも、気の遠くなるような距離を体感させてくれる。


山田くんと7人の魔女 第1話「アイツになってんじゃねーかぁぁッ!」

脚本:横手美智子 絵コンテ:宅野誠起 演出:ながはまのりひこ 作画監督:川島尚、林志保、相田誠

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20150421/1429628349

キスから始まるラブコメという大胆なコンセプトにふさわしく、初回から男女入れ代わりによるドタバタのドライブ感が楽しい。目的のためならばキスをしようが男子の身体になろうが平然としているうららのキャラクターが、その能力とともに序盤の面白さに貢献していた。他の魔女たちが加わって収拾がつかなくなり尻すぼみになったシリーズ全体を思い起こせば、この第1話がピークだった。


響け!ユーフォニアム 第十一回「おかえりオーディション」

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:雪村愛 作画監督:植野千世子

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20150618/1434635096

ボルテージが最高潮になった再オーディション。各学年それぞれのドラマの重層が印象的なシリーズだったけど、本エピソードは超新星というべき一年生の麗奈と対置される三年生の香織の立ち居振る舞いがとことん魅力的だった。優子を通じて間接的にリリーフした夏紀に泣けてしまったのは、ユーフォニアムのオーディションを経たからこそ。久美子と麗奈の蜜月が背景になっているところも見逃せない。


長門有希ちゃんの消失 第13話「長門有希ちゃんの消失III」

脚本:待田堂子 絵コンテ:和田純一 演出:ヤマトナオミチ 作画監督伊藤郁子、今西亨、香川久、川島尚、丸山修二

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20150630/1435674566

それまでの喧騒をかき消すような「サムデイ イン ザ レイン」から「長門有希ちゃんの消失」三部エピソードは、原点に返ったかのようなキョン長門、朝倉による静かな空気感が格別。そして、クライマックスとなる本エピソード、長門の内なる揺らぎを知ったつもりで及びがつかなかったキョンの疾走に胸をかきむしられる。3人に寄り添うようなアンビエント調の劇伴もすばらしい。


コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 第3話「鉄骨のひと」

脚本:會川昇 絵コンテ:久保田雄大 演出:亀井治 作画監督小平佳幸 メカ作画監督:横屋健太 作画監督協力:村井孝司、森島範子

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20151021/1445438724

サイボーグとロボットそして人造人間に込められるニュアンスの違いが見どころ。宇宙人や怪獣や妖怪では表現できない、人間の手による「つくりもの」ならではの悲哀がたまらない。モチーフになっているであろう昭和の特撮の記憶にいちばん触れてきたエピソード。ロボットものとしてはアースちゃん回の第7話「空も星も越えていこう」も良かったが、印象がずいぶんと異なるのはシリーズの懐の深さ。


スタミュ 第9幕

脚本:渡邊大輔 絵コンテ平田豊、黒澤雅之 演出:稲本隆史 作画監督:遠藤大輔、石富結依奈

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20151201/1448974671

過去回想で語られた鳳と柊それぞれの立場に、先輩である月皇遥斗の導きと後輩である星谷の夢をサンドイッチして、華桜会で疎まれる鳳がもたらそうとする精神を高らかに歌い上げる。そこに、本家の重責をひとり担わされ華桜会とミュージカル学科の伝統を支え続ける柊へのリスペクトを忘れてはいけない。さらには、合宿回における辰巳から星谷へのエールが重なってくる。ミュージカルアニメにふさわしいハーモニーに酔いしれた。


Dance with Devils 第十二幕「終わりと始まりのオーパンバル」

脚本:金春智子 絵コンテ:藤森カズマ 演出:吉村愛 作画監督:荒木弥緒、一ノ瀬結梨、小谷杏子、宗崎暢芳、しんぼたくろう(中村プロダクション)

http://d.hatena.ne.jp/spring-ephemeral/20151229/1451401036

第十一幕「漆黒と紅蓮のサンバ」も主人公まわりの表現がすばらしかったが、ヴァンパイアネスタとの決着を舞台としてミュージカルアニメならではの醍醐味を感じられた最終話を推したい。ミュージカルパートによらぬ戦闘シークエンスはリツカ自身によるネスタ成敗まで舞台的な演出が決まっていたし、ゆえにアクマたちとの別れである『Dance with Destinies』の長尺が美しい余韻となった。



実は12月初旬には選考を終えていたのだけど、年末ギリギリに飛び込んだ『ダンデビ』第十二幕をねじ込むために見直しを余儀なくされてしまった。すったもんだして年を越してしまった代わりに納得のいくセレクトを残せたと思う。


参考(過去のエントリ)

*1:さんずいに石

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