これからの季節、気になる黄砂について

黄砂とはそのものズバリ「砂」です。
中国のゴビ砂漠などの砂漠や、黄土地帯で偏西風によって巻き上げられた砂塵が、風に運ばれて日本まで飛来して来る現象です。
気象の影響で3〜5月の春時期に多く見られます。
飛散量の多い時などは空が黄色っぽくかすんだように見える事も有るようです。

黄砂は粒子が小さく、約0.5㎛〜5㎛ほどで4㎛ほどがピークになります。
成分は色々ですが、特徴として硫酸カルシウム、硫酸アンモニウム等のほかに、炭酸カルシウムを10%以上も含んでいて、アルカリ性をで有るのが特徴です。

黄砂は飛散していく途中で大気中の様々な粒子を吸着し、化学反応を起こしていて様々な組成を示しています。
発生源や、ルートによっても異なりそれぞれに特徴を持っています。

車に与える影響については、降雨などによって、車両に着いている黄砂に含まれる成分が溶け出しアルカリ性の成分が塗装面上に残留してしまいます。
しかし、アルカリ成分自体はpH8程度が一般的で塗装面にすぐ影響を与えるほどでは有りません。

それよりも、黄砂に多く含まれるミネラル分がイオンデポジットの原因となるカルシウムやマグネシウムイオンが主体の為、降雨や夜露等の水分で簡単にイオンデポジットが発生していまいます。
日常の洗車等でも起きる現象ですが、水道水や井戸水よりも原因となるカルシウムやマグネシウムイオンが多く含まれているので、発生し易いようです。

黄砂への対処法としては、出来るだけ早く洗車をする事。
その時にアルカリ性を中和する作用の有る「弱酸性カーシャンプー
を使用する事でイオンデポジットの発生を抑える事が期待できます。
黄砂は砂です。
洗車時は塗装面に傷を付けないように十分気をつけて作業しましょう。

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