Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

ユニバルールの可能性




さぁ、ユニバーシアードまであと一日。

今回のユニバーシアードでは変わったルールが適用されるという。
月刊バレーボール7月号より引用

  • 1セットあたり最大12回のメンバーチェンジが認められる。
  • スターティングメンバーはセットにつき最大4回ゲームに戻る事ができる。
  • 交代選手はスターティングメンバーのポジションにはいることができる。ただし交代はセットにつき最大2回で、戻る時は元のスターティングメンバーとしか交代できない。

ということでこのルールによって考えられるオプションの可能性を想像してみたいと思う。
1.ずっと2枚替え
男子バレーでは1セットだいたいローテーションが3〜4周程度。2枚替えを2回行うことで、3周はセッターは常に後ろで、前衛3枚攻撃を展開できる。これで例えばベンチにセッターとオポジットのセットがもう1組いれば、最大5周の間、3枚前衛ができる。(間違っているとのご指摘を受けました。えー、全くその通りで最大3周半の間3枚前衛ができます)手軽にツーセッターといった具合だ。
2.ずっとピンチサーバー
サーブの弱い、苦手な選手がいたら、その選手のサーブには全部ピンチサーバーを入れられる。正確には一人のピンチサーバーが入れるのは2回までだから、2人以上のピンチサーバーを使うことになる。現行ルールでもピンチサーバーのサーブでセットをはじめて、勝負の所でもう一回行ってこい!ってバレーを見ると感動する。
3.前衛専門選手・後衛専門選手
前衛専門の選手と後衛専門の選手をペアとして組ませて、ローテーションのたびに変える。バックアタックは期待できないが、ディフェンス力を上げたい場合には有効だろう。
まだまだ独創的な交代手法が考えられそうだけど、とりあえず今回の大会で見られるのは2,3番ぐらいじゃなかろうか。
このルールの影響は一言でいえば、分業化の促進。
このルールは一芸秀でた選手が活きる道があるので、非常におもしろい。ただ惜しまれるのは、大量の交代ができるこのルールはベンチメンバーが多くてこその愉しみが出てくる。せっかくのルールなのにベンチ入り12人は残念すぎる。ベンチ合計18人くらいで本領が発揮されるルールだと思う。
もし18人で僕が監督なら、後衛のセッターとして使うために北沢を入れるだろうし、1本切りたい時のために法政の中島も入れるだろうし、ピンチサーバー専門の選手も入れたい*1
ただ、ローテーションするところにこのスポーツのおもしろみがあるんだから、このルールやるんだったら、フリーポジション制でやるのと大して変わらんよなとは思う。

*1:追記 是非とも入れたいのは勝負師、木村よーへー君。なにしてんだろ