Verona

まずは駅から中心部に向かうバスに乗る。きわめて善良な市民である私はもちろん料金を払うにやぶさかではなかったのだが、成り行き上無銭乗車になってしまった。切符の自動販売機が壊れている以上、あれはただで乗ってくれ、という流れのようには思えたが。

お昼を食べた後、Arenaの中を覗く。Veronaでは夏にこのコロシアム上のところでオペラを上演するそうだが、その会場設営のために観られるところが非常に限られていた。階段状の観客席を半周ほどして、がんばって舞台工事をしている働くお兄さんたちを眺める。

ガイドブックだけではわからなかったのだが、Veronaはむちゃくちゃ観光都市なのであった。Reggio Emiliaよりは大きそうには見えたが、もう徹底的に観光で生きているわけである。ジュリエッタ(GiuliettaまたはJuliet)の家、というのもあったが、バルコニーからおばちゃんやおっちゃんが顔を出すたびに、シェークスピアも真っ青という感じで笑ってしまう。

  Scaglia家の建物やお城など大きな建物もいっぱいあって面白いところではあったが。最後は城壁の上の静かな道を駅に向かって終わり。だいたい3時間は歩いたな。

Verona -> Milano

反対向きの電車に乗ってMilanoに戻る。Veronaはもっと時間をかけたかったね。残念。川を眺める時間もあまりなかったし。

電車などの公共輸送機関は同じ料金を出せば大体どこの国でも同じように誰でも運んでくれるわけだが、いったいどこまでが許容範囲なのだろうか、とよく思う。リスとか宇宙人とかコロボックルとかが席に座っていて、車掌さんが近づいてきたときにひょいっと切符を出して検札を受けたら、断る理由ないもんね。

Milano

Duomoは修復中。San Pietroをチラッと覗いた。晩御飯を食べる場所はちょっと迷ったのだが、それなりに奮発したつもりだったのにむちゃくちゃ観光客向けで回転を早くすることばかり考えていて、サービスに非常に不満が残った。がっかり。

ここ4日間ほど機会があるごとにスパゲティを食べているのだが、なかなかこれは、というやつにはめぐり合わない。去年の2月にVentimigliaで駅からしばらく歩いて橋を渡ったところにあるレストランで食べたスパゲティが一番おいしかったな完全にローカル向けのレストランで、オリーブオイルびちゃびちゃでちょうど良いアルデンテで。今回イタリアでレストランに入って食べた食事は、「3分け2敗」ぐらいだっただったかも。