大島芳樹のカリフォルニア日記

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2014-11-10

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My Years with Xerox: The billions Nobody Wanted

Alanが以前に行った講演の中で勧めていた"My Years with Xerox: The billions Nobody Wanted"という本です。これは1900年代から40年代50年代60年代Xerox (と前身のHaloidという会社)がいかに奇跡的な急成長をして、またいかに素晴らしい企業風土を持っているか、ということを、Haloid時代からずっとR&Dの重役だったJohn H. Dessauerという人が1970年というXeroxのまさに絶頂期にまとめたものです。社員やxerography発明者のChester Carlsonたちがいかに個人的借金までして研究資金を作り、他社が見向きもしなかった発明世界を変える商品にまでしたかということが書かれています印画紙という安定していたビジネスを持っていたものの、未来のために本業を変えてまでコピー機に乗り込んで大成功したXeroxは、コンピュータこそが次の主戦場であるということを理解していろいろな行動をとったものの、結局のところコピー機の成功が仇となってXerox PARCの成果を生かすことができなかった、という経緯につながります。ただ、Xeroxは今でもちゃんとした会社として順調にやっているんですよね。ただ、逃したものが大きかったために実態以上に印象が悪くなっているという面があります。おそるべし。

こちらは脇田さんに勧められて読みました。最初の方は、なぜゲームが人を惹きつけるのか、ということを多くの側面から解説し、最後はalternate realityとしてのゲームを通じて実世界を変えていこうというビジョンを、彼女自身が関わった幾つかのゲーム(北京オリンピックの"Olympic the Lost Game"や、Institute of The Futureの活動)を例に打ち出していますgamification適用する分野として誰しも考えるのがプログラミングの分野であり、その手の試みも幾つかあるのですが、やはりslow processであるプログラミングを、リアルタイム性のある枠組みに押し込んでいるものでうまくっているものが見当たらない、という問題は大いにあります

[isbn: 0679761063:title=The Master of Go]

川端康成による「名人」の英訳です。San Franciscoオフィスの同僚Chaimが読んだと言っていたので私も読んでみました。「封じ手で主戦場とは違うところに一手打ち、それを見た本因坊感情的になってミスをした」という話なのですが、どうなのでしょうか。

話は変わりますが、13年間乗ったToyota Corollaはついに後進に道を譲ることとなり、我が家は新しい車を導入しました。7年前に2台体制にしなくてはいけなくなったときにも、電気自動車の夢はあったものの断念してプリウスを導入した、という経緯があり、2年前に引っ越すときも充電器を設置できるように自前のガレージがあるところ、という方針だったので、満を持してというところではあります。とはいものの、今回も危うく日和ってChevy Voltになりそうだった気持ちを振り切り、Nissan Leafに決定しました。勤務地が新しくなってここ5ヶ月ほど、私が運転するのは片道13マイル通勤と、そのまわりのちょっとした行き来に限られているといるのだという認識があり、Voltでも電池のみの航続距離には入っているとは言えるのですが、それならばなおのこと純粋電気自動車でもよいはず、という判断だったわけです。

といっても、やはり電池切れで止まるかもしれない、と心配になる"range anxiety"問題は確実にあって、購入した当日の夜、まだ実際の通勤でどのくらい電池が消費されるのかについての経験がない時点ではかなり心配になって眠れなくなるくらいでした。「往復26マイルとは言っても405山越えがあるから予想以上に消費するかもしれないし、安全係数をとって52マイル相当、さらに混雑や他の事情で2倍かかるかもしれないので104マイル相当、さらには子供の送り迎えやらで寄り道をしたりすることを思うと、公称値の84マイルなどあっという間に超えてしまうではないか!もしかして往復さえもできないのでは!」と思ったりしていたのです。が、実際には山越えでも回生ブレーキがあるので結局のところ平地を行くのとそれほど大きくは変わらない電力消費で済みますので、今日の往復は電池容量の30%程度の消費量で行けました。かつ、オフィスのすぐそばのパーキングには4つほどチャージャーもあって無料で使えることがわかりましたし(全部塞がっていることも多いみたいですが)。まあどうやら今の生活パターンにおいては電池心配はあまりしなくても良さそうです。よかったよかった。

標高の高いところから低いところに通勤する場合には、往路の下り坂の時に電池満タンになってしまって位置エネルギー無駄になり、復路は上り坂で過剰に電池酷使する、というパターンになることがありえます(私の場合もそれほどではないですがややそういう傾向があります)。オフィスで確実に充電できる、というのであれば、慣れてきてそれほど無駄心配することがなくなってくれば、充電はオフィスのみですることにするということが良いのかもしれません。

LAにおいては家族でもう一台ガソリンを使える車を所有しているという前提は事実上必須ではありますが、その条件がクリアされてさえいれば、他の人にとっても現実味のある選択肢だと思います

そうそう、ガレージに導入される充電器を作っているのはあのPaul MacCready創設のAeroVironment社です。これを聞いたときにぐっとLeafに心惹かれるものがあったわけで、ブランド力というのは大事。(AreoVironment社はドローンなども作っているのですが、車内で「戦争に手を貸すような仕事はしたくない、ということができ、その場合電気自動車や他の事業に専念できる、というようなことが以前新聞に載っていました。)

abee2abee2 2014/11/11 13:06 新入社員は塚原研修所というところに連れていかれるのですが、そこのロビーにはXerox 914が鎮座していました。

squeakersqueaker 2014/11/12 03:40 914とはまさにJohn Dessauerが主導して会社の運命を変えたやつですね。Fuji XeroxがまだXeroxと良好な関係を保って存在していることからもわかるように、Xerox社はたぶん良い企業風土を維持しているのだと思うのですよね。

kwakitakwakita 2015/01/29 11:56 Jane McGonigalの本を読んだんですね.プログラミングへも部分的には応用が聞くでしょうけれど,真髄のようなものを理解させるのは本質的に難しいのかもしれませんね.ランナーズハイのようなプログラマーズハイみたいなのあるのかな?

squeakersqueaker 2015/01/29 12:49 プログラミングのようなマイナーな話よりも、世の中を変えるために応用する、というのが正道なのかもしれません。

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