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埼玉の古い地名を探す

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2018-04-14

[]上尾市大字井戸木字東

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発見日:‎2018年2月4日

発見場所:上尾市井戸木二丁目付近

井戸木(いどぎ)はJR高崎線桶川駅の南に位置していた大字である。昔から桶川との関係が深く、1955年(昭和30年)に大石村が上尾町ほかと合併した際に、大字井戸木の一部が桶川町に編入された。上尾町に残った区域は後に町名地番変更により井戸木(一〜四丁目)などとなり、桶川町に編入された区域は大字井戸木を経て住居表示実施により鴨川、朝日、若宮などとなった。

今回の旧地名を発見した井戸木二丁目は桶川駅のすぐ近くであり、住宅地となっている。小字名の東は東公園に名前が残っている。

2018-04-07

[]上尾市大字藤波字天神前

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発見日:‎2018年2月4日

発見場所:上尾市藤波二丁目付近

天神北に続いて天神前も発見。距離が離れているので、別の天神社ではあるが。このように神社由来の地名が多く見つかると、昔の日本人の信仰の深さがよくわかる。

藤波は大字中分の北に位置していた大字で、現在は町名地番変更で藤波(一〜四丁目)、泉台などとなり、大字区域は消滅している。北と西で桶川市と隣接しており、上尾市の端っこに位置している。中分と同様にほとんどは農村であるが、今回の旧地名を発見した藤波二丁目には藤波団地がある。

2018-03-31

[]上尾市大字中分字芝

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発見日:‎2018年2月4日

発見場所:上尾市中分二丁目付近

中分(なかぶん)は大字小泉の西から北西にかけて位置していた大字である。現在は町名地番変更により中分(一〜六丁目)、泉台などとなり、大字区域は消滅している。

現在の中分は一丁目は住宅地として整備されているが、それ以外はほぼ農村である。そのような場所がなぜ町名地番変更されているかというと、この地域に土地改良事業が行われたためである。土地改良事業とは農業生産基盤の整備及び農村の保全と管理を行う事業のことで、道路や水路のつけかえ等によって、町界や地番の変更を伴うことが多い。中分は北に隣接する藤波と合わせて大石土地改良区として1989年(平成元年)に施工が行われたようである。

大字中分の前身である中分村は元々藤波村の一部であったが、江戸時代初期に分かれたらしい。明治の合併で大石村の大字中分となった後に、現在中分一・二丁目となっているあたりの区域が独立し、下芝と呼ばれるようになったそうだ。この下芝は字下と字芝の合成地名である。現在もその区域は中分とは自治会が別になっており、下芝区と呼ばれている。今回発見した旧地名もその区域で見つけたものである。

2018-03-24

[]上尾市大字小泉字天神北

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発見日:‎2018年1月2日

発見場所:上尾市小泉九丁目付近

大字小泉の旧地名は実はもう一つ発見している。それが今回紹介する「天神北」である。

現在の小泉八丁目に八合神社という神社があり、これは明治40年に大石村の8大字にあった39社を合祀してできたものだそうだ。それまでは小泉には氷川社、雷電社、天神社などがあり、氷川山・雷電前・天神北などの小字の由来となったと思われる。

またもや中二っぽい地名は見つからなかったが、まだ小泉一〜九丁目のすべてを探し尽くしたわけではない。しかし、同じ大字からはいっぺんに取りすぎないようにしているので、とりあえずこの区域の探索はここまでとする。残りは次の機会に回したい。

2018-03-17

[]上尾市大字小泉字宮山

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発見日:‎2018年1月2日

発見場所:上尾市小泉七丁目付近

上尾駅から西にだいぶいったところにある小泉一〜九丁目は2016年(平成28年)に町名地番変更により成立したばかりの町である(正確には小泉一丁目の一部はそれに先立って成立している)。

上尾市のホームページにある新旧・旧新地番対照表に小字付きの旧地名が書かれているのだが、「雷電前」「蒜久保(にらくぼ)」「赤法花(あかぼうけ)」「雲雀山(ひばりやま)前」など中二ごころをくすぐる地名があふれている。

これらのうち一つでも見つけることができればブログのいいネタになると思い、当該地域を探索に行った。しかし見つかったのは今回紹介する「宮山」であった。う〜ん微妙。まあ「」よりはましか。字宮山にはかつて氷川神社があったそうで、そのことからこの場所は元氷川とも呼ばれるらしい。

ちなみに小泉一〜九丁目は大字小泉からだけでなく、大字沖の上、大字中妻(元春日谷津分)、浅間台三・四丁目、弁財一・二丁目、中分二丁目の一部も編入している。大字沖の上は既にその大部分は弁財、春日、原新町、浅間台、中妻などとなり消えていたが、今回の編入により完全消滅した。

2018-03-10

[]上尾市大字弁財字新井

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発見日:‎2017年12月24日

発見場所:上尾市弁財一丁目付近

弁財は上尾駅から西に少し行ったところにあった大字である。1966年(昭和41年)に一部が住居表示実施により弁財(一・二丁目)となった。早くから住宅が密集していた地域で、当時の複雑な区画がそのまま残っている。

大字弁財はかつては大石村に属していた。大石の名前はこの地域が大谷領と石戸領にまたがっていたことによる。現在はこの地域は大石地区と呼ばれている。

今回発見した地名表記は「弁」の字が旧字体で書かれていた。弁の旧字は「辨」「辯」「瓣」があり、弁財の地名の由来である弁財天の弁は「辨」である。ちゃんと間違えずに書けている!(当たり前か)

2018-03-03

[]上尾市富士見町一丁目

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発見日:‎2017年12月19日

発見場所:上尾市富士見一丁目付近

今回のブツは微妙である。現町名の富士見に「町」が付いているのと、「富士見町1−」の後ろに地番が書かれているという点で、住居表示実施前のものと考えられなくもない。しかし、愛宕町ほかは丁目に分かれていなかったのに対し、こちらは丁目の記載がある。おそらくは現町名を誤記しただけと思われるが、情報提供ということで一応紹介する。

現町名の富士見は1966年(昭和41年)に住居表示実施により大字谷津、柏座、西宮下の各一部から成立した。上尾富士見団地をはじめとする住宅地の造成に合わせて付けられた町名と思われる。

ちなみに上の大字のうち谷津と柏座は上尾町成立時からの大字である。上尾宿・上尾村・上尾下村・柏座村・谷津村・春日谷津村が合併して上尾町となった。柏座と谷津はそのまま現町名に引き継がれたが、春日谷津は春日となった。現在この区域は上尾地区と呼ばれている。