所沢市大字所沢字砂川添


発見日:‎2017年1月24日
発見場所:所沢市花園四丁目付近

花園(一〜四丁目)は新所沢駅の北方、北所沢町の北東に位置しており、1974年(昭和49年)に大字所沢の一部が町名変更されて成立した。Wikipedia では大字上新井の一部から成立したような記述になっているが、実際は区域のほとんどは大字所沢に属していた。

ちなみに所沢市の町名変更には、「町名変更」「町名地番変更」「住居表示」の三パターンがある。このうち「町名変更」は町名のみを変更し、地番は旧来のものをそのまま引き継ぐという方式である。この町名のみの変更が所沢市ではよく行われており、その結果、町名の後に大きな数字が付いている地域が多い。電柱に付けられている町名板にも4桁の数字のものが普通にあったりして驚く。

この引き継がれた地番であるが、大字上新井からのものと大字所沢からのもので、番号がかぶっていないように見える。これはもしかしたらこの辺り一帯を開発する際に、どの大字に属するかに関係なく、開発順に地番を割り振っていったのかもしれない。ちゃんと確認したわけではないのであくまで推測だが。

小字名の砂川添は、砂川に沿った場所という意味であろう。砂川は所沢市から三芳町ふじみ野市富士見市を流れ、新河岸川に合流する川で、現在は都市下水路となり砂川堀と呼ばれている。