春日部市一宮町


発見日:‎2018年8月19日
発見場所:春日部市粕壁東二丁目付近
現地名:春日部市粕壁東四丁目?

旧粕壁町エリアの通称町名探しであるが、結構難航している。エリアの大半を占める粕壁東一〜六丁目の成立は1975年(昭和50年)とまあまあ遅いのだが、新しく住宅地が開発されたエリアでは通称町名よりも大字粕壁(小字なし)の表記がよく見られる。

そんな中で見つけたのが今回の通称町名である。実はこれは住所表記ではなく、またその場所の所在地を示すものでもない。とある施設の塀に付けられていた寄進プレートに書かれていた寄進者の会社の所在地である。地番は書かれておらず、町名までとなっている。

一宮町のあった区域は現在の粕壁東四丁目を中心に周辺の丁目にもまたがっている。プレートに書かれている会社は既に存在しないようなので正確な現地名はわからない。

ちなみにもう一つ、別の寄進プレートも付けられていた。こちらの所在地は「東京都台東区浅草小島町」とあり、旧町名である。丁目は書かれていないが、浅草小島町は一・二丁目に分かれていたので、丁目を省略して書かれたのだろう。

一宮町の由来は八坂神社からだろうか。一宮町の名前は一宮町町会のほか、交差点名「一宮」に残っている。