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笑私選盤

2010-06-09

NO.73:CRYSTAL SILENCE LIVE / CHICK COREA & GARY BURTON

f:id:ssban:20100609222811j:image ECM PA-6125〜26 / LP 1980

老舗のジャズスポットで、久しぶりにヴィブラフォン演奏を聴いていたら、このアルバムの演奏を思い出しました。

チック・コリアピアノゲイリー・バートンのヴィブラフォンによるDUOライブを収録した2枚組のLPターンテーブルに乗せ、針を下ろした時に聞こえてきた音の、何とも言えぬ透明感!。3秒で引き込まれてしまい、以来、愛聴盤の1枚になってます。

ヴィブラフォンのプレーヤーには、2本のマレットをパワーでドライブさせるタイプと、3〜4本のマレットを駆使してコード感を引き出すタイプに大別されるけど、ゲイリー後者の代表格。というか、ダンプニングという奏法を開発して、この楽器の可能性を大きく引き出した人。4本のマレットで紡ぎ出される音は何とも心地よく、なのにスピード感も切れもある!

チェックのピアノとの組み合わせによって、その魅力が更に加速!

そして、ライブのテンション感が実にイイ!、空気感を伝える録音もイイ!

このアルバムはCD再販されたけど、残念なことに、それぞれのソロ演奏がカットされるんだよね。このソロがまた絶品!、なので完全版が出るまではCDに移行することは無いでしょうね。

何はともあれ、奏者が少ないってのは、難しい楽器のひとつなんだろうねえ〜。。

このLPに収録されているのは1979年10月28日チューリッヒでのライブ、そして、同年に東京でもライブが行われてます。LPの演奏と比べるとテンション感はちょっと薄い感じだけど、雰囲気は伝わると思います。アルバム1曲目に収録されている曲『Senor Mouse』

 

2010-05-17

No.72:NEVER CAN SAY GOODBYE / Traincha

f:id:ssban:20100516112941j:image EMI MUSIC JAPAN TOCP-70838 / CD 2010

国内盤が発売された5月5日以降、主要CDネット通販サイトで話題となっているアルバムがこれ!

マイケル・ジャクソンのアコースティックカバーアルバムなんだけど、各サイトでの取り扱いはJazz部門。

そんなミュージシャンは・・・クレジットに書かれている名前はふたつ

トレインチャ・・・・だれ??

レオナルド・アムエドというジャズギタリスト・・・・だれ??

って感じだけど、試聴したら良かったので即買いです(笑

トレインチャ・・・オランダの歌姫だそうです

マイケルのオランダ公演でオープニングアクトを努めたそうで、大好きなマイケルの訃報に向き合い、愛情を込めて自宅ゲストルームでレコーディングしたそうな。彼女自身「トリュビュートではない、マイケルへの思いをたた閉じ込めた」と、クレジットにコメントしています。選曲からもだけど、ボーナストラックタイトル「He's Out Of My Life」(オリジナルタイトルは「She's Out・・・」)などにも、その思いは感じられます。そして、隠しトラックに納められているのが、マイケルの追悼式で歌われた「Smile」で、これがまた良いのです!

基本的にはボーカルアコースティックギターによるサウンド造り。

そこに少し加えるエッセンス・・・コーラスオーバーダビングし、曲によってはバッキングのアコースティックギターにエレキやシンセを少しだけ重ね・・・ってことで構築された宅録!なサウンド。

マイケルのボーカル&サウンドから伝わるイメージは強烈だけど、楽曲純粋に噛みしめて自分スタイルで再構築すれば、こうした表現もできるんだよね!、って感じを受けました。

それとともに、楽曲の素晴らしさが、繰り返し聞くほどに感じられることも確かで、良い曲はシンプルに歌ってもやはり良いのです!

聞き手とマイケルとのスタンスによって感じ方は違うと思うけど、このアプローチスタンス、私は好きですね〜!

2010-05-02

No.71:ウクレレウルトラマン / V.A.

f:id:ssban:20100501221155j:image GENEON GNCL-1060 / CD 2006

一部でジワジワと静かに?レレブームが広がっているようですね(笑

個人的には弾きませんけど、レレアルバムは何枚か所有しています!

その中でも「これは楽しい!」と思えるアルバムがこの作品。

タイトルどおり、円谷プロダクションの作品のテーマ曲で構成されていて

オープニング曲はウルトラQのテーマ

あの、絵の具(ペンキ?)の文字を逆回転させながら始まるタイトルのバックに流れるオドオドシイ雰囲気の曲が・・・・なんだよ!この軽さは!!って(笑

ウルトラ特捜隊のテーマ、ワンダバダバ、ワンダバダバのスキャットもレレで弾くと・・・・ゆるい!!(笑

快獣ブースカが入っているのが嬉しい(笑

このアルバムには、とても素晴らしい動画がありますから、ダラダラ連ねた個人嗜好を読むよりも、こちらをご覧下さい!!。シーボーズ可愛いんだよなぁ〜!!

No.70:Someday My Prince Will Come / Alexis Cole

f:id:ssban:20100501221042j:image VENUS RECORDS VHCD-1035 / CD 2009

ディズニー音楽ボーカルカバーアルバムは何枚か所有しているけれど、どうも、まったり聞かせてくれる私好みの声になかなか会えませんでしたが、これはイイかも!!

入手のきっかけはネット輸入盤で掘り出しモノがないかとチェックしていたら、アルトでディズニーをJAZZカバーとな!

一部試聴できてピント来て、在庫があと1枚!という誘惑にだめ押しされ、即ポチッとしましたあ(笑

この方、存じなかったんだけど、N.Y.をベースに、一時期は代官山のラウンジで歌っていたそうです。そして軍人でもあったそうな(汗

YouTubeを検索すると(たぶん)その頃の画像がヒットするけれど、このアルバムの雰囲気とは少し違う感じがするので、ここでは控えておきましょう。

公式ファンサイトで、このアルバムから2曲聞くことが出来ますので、興味持たれた方はこちらからどうぞ(日本語サイトの方ね!)

http://alexiscole.com/Japan/jp_bio.htm

んっ、やっぱ、いいなぁ〜

ディズニーの楽曲の良さはあるけれど、何と言っても個人的に好きな声とアレンジでなのですね♪

ジャケ買い!、ポチッ買いの醍醐味、久しぶりに堪能してます!!

No.69:harvest time / 森高千里

f:id:ssban:20100501220907j:image WARNER MUSIC WPC7-10039 / CD 1999

数年前、夫婦でカレーのCMに出演してましたっけ!

と思ったら、昨年末、TVで歌ってた!!

ってなこともあって、このアルバムを思い出しました。

人気絶頂の1990年代前半には、ほとんど興味がなかったんだけど・・

ある時、シンガーソングライターとして彼女を見た時、これは天才ではないか!!と(笑

そう感じたきっかけは、自身が作詞作曲した「ロックンロール県庁所在地」という曲

曲としてどうかというよりも、この歌詞感覚が素晴らしい!!(笑

現在自治体合併によって、歌詞の一部を変えないといけませんが・・・笑(ミニモニカバーVerはちゃんと変えてますね)

この曲で始まるこのアルバムは、産休に入るタイミングで発表された、ちょっと変わった楽曲によるベスト盤的な企画もの。

例えば、8曲目の「しりたがり」という曲、ライナーノーツに書いてある歌詞はこれだけ!

♪・・・・・

 ・・・・・

 ・・・・・

 ・・・・・

 ああしりたがり ああしりたがり

 ああしりたがり ああしりたがり ♪


これが1番だけど、2番もまったく同じ! あなたなら、どんな曲をつけますか?(笑

1男1女となった1969年生まれの彼女、かつて歌っていたヒット曲のように「泳ぎやディスコドライヴに連れて行ってもらっている」のだろうか(笑

2010-01-14

No.68:Shi-loves jazz / 樹里からん

f:id:ssban:20100113231624j:image OMAGATOKI OMCZ-1032 / CD 2009

ちょいと立ち寄ったCDショップで、例によってジャケットチェック!

おやっ、試聴コーナーにも置いてあるじゃない!

ってな感じでつまみ聞きして、即買い(笑

このアルバムの前作が、インターネットを経由して、ベルギーのDJの耳に入り、

そのDJの番組を通してクチコミヨーロッパ各地に彼女音楽が広まったそうな。

ベルギー、イタリア、オランダ等のiTunesジャズ部門チャートで続々とランキング上位に入り、それがどんどん東方に飛び火して、台湾ではノラジョンを押しのけて5ヵ月間連続1位だと!!

もっとも、このアルバムを買って帰り、プレーヤーにセットして、クレジットを読んで知ったことだから、ふ〜んって感じだけだけどね(笑。

ジャズボーカルジャンル分けされているけれど、ポピュラーのヒット曲をジャズテイストアレンジ表現しようとしている、そんな感じかな。収録曲を眺めれば、そう思うでしょ。

1.フォー・ザ・ラブ・オブ・ユー

2.マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン (映画タイタニック』より)

3.シー (映画『ノッティングヒルの恋人』より)

4.イングリッシュマン・イン・ニューヨーク (映画『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』より)

5.あなたにいてほしい (TVドラマ真昼の月』より)

6.見つめて欲しい (映画『カリブの熱い夜』より)

7.君の瞳に恋してる

8.タイム・アフター・タイム

9.アンチェインド・メロディー (映画『ゴースト』より)

10.オールウェイズ・ラブ・ユー (映画『ボディガード』より)

でもねコレ、どの曲もアレンジが好いんですよ!

イメージの強い曲ばかりなのに、上手くこなしている。

そしてそのアレンジが彼女のボーカルが際だたせている!!

ボーカリスト「樹里からん」のアルバムではなくて、プロデューサー、アレンジャー、プレーヤー等々も含めた総合力によるアルバム、個人的にはステキと思います。

でも、ジャズボーカリストと呼ぶのは、スタンダードを聞いてからにしたいと思うのですね・・・って、挑戦するのかな?(笑

このアルバム、1曲目はこんな感じ(台湾からのアップだね)

2009-11-12

No.67:A LONG VACATION from Ladies / VA

f:id:ssban:20091112003300j:image UNIVERSAL SIGMA UMCK-9304 / CD 2009

珍しく新譜!、発売間もないアルバムですよ!!

1981年に発表された、大瀧詠一「A LONG VACATION」は、楽曲アレンジ、エフェクト処理、構成、ジャケットと、個々の素晴らしさはもちろん、アルバムとしての完成度の高さときたら、いまだに色あせることなく、いつ聞いてもご機嫌にさせてくれる超名盤(と思っている)

そんなアルバムをトリビュート、それも女性ヴォーカリスト10名によって・・・、なんてこと考えるのは無謀?!

そんな大胆なことをやってしまったのが、井上鑑という方。

どんな風に切り込んだのかな?、と興味津々で聞いてみた。

・・・・う〜ん、もう1回、そしてもう1回と、繰り返し。

そう、あまりにもオリジナルの印象が強すぎて、違和感が先走ってしまうから。

そうこうしているうちに、この無謀さが楽しくなってきた。

これはこれ、いいじゃないさ!ってね(笑

・・・案の定、ネット世界では賛否両論!!

賛の方は、これはこれと楽しんで・・・

否の方は・・・・オリジナルアレンジに囚われていたり、知らないボーカルへの違和感だったり、アルバムのトータル性の無さに突っ込んだり、要はオリジナルとの比較論。

個人的にはよく考えたアレンジだと思いますよ!

大貫妙子も今井美樹も尾崎亜美自分しているし、ちょっと楽しみにしていた金子マリさんはやはりマリさんだし・・・・当たり前か!(笑

FUN×4」に出てくる“散歩しない”ってフレーズの台詞、オリジナルでは太田裕美なんだけど、このアルバムは逆バージョンなのはシャレ?。歌っているのは太田裕美で、例のフレーズは・・・・誰?。クレジットにはby wonder whoと記されているけど・・・・想像しちゃおう(笑

いわゆる名曲をカバーしようと思った時、良くも悪くも、このようなアプローチは参考になりますね!

そして、チャレンジするハート拍手!!

全体通して聞くのと比べて、第1印象は先入観に囚われやすいかもしれないけど、レコード会社のサイトでダイジェストが聞けます。さ〜て、誰がどの曲を歌っているでしょうかね!

http://www.youtube.com/user/universalmusicjapan#p/search/0/Z_zHIqkg8kY

2009-10-30

No.66: Radio mali / ali farka toure

f:id:ssban:20091030212115j:image WORLD CIRCUIT WPCR-19025 / CD 1999

30年位前でしょうか?、アフリカの音楽が注目された時期がありました(個人的にそう感じていただけかもしれませんが・・・)

でもそれは、ジャンルとしての確率ではなく、特にリズムに関して、こちらの音楽にどう取り入れようか!という感じのアプローチだったと思います。それを是々非々する気はありませんが、結局私には、この地の音楽の本質が見えずじまいで、何となく消化不良。

このアルバムを入手したのは発売間もない10年程前。

「アリ・ファルカ・トゥーレ」 西アフリカに位置するマリ共和国の有名なミュージシャン・・・国民栄誉賞を授与されているし、日本を含むワールドツアーも行っているらしい!

で、先入観に基づく勝手イメージで、サバンナに響き渡る勇壮なリズムが流れてくるのかな?と思いながら聞き始めたら・・・・これがまったく違う。

若干のパーカッションが刻む単調なリズムに乗せ、オリジナル曲をギターで弾き語るスタイル。そのギターの音は、えっ、シタール??って感じで中東的雰囲気。

エッ!っと思って、ちょっと調べてみたら、この国の人々はほとんどがイスラム教。なるほど、かつてイスラム圏に旅行した時、祈りの時間に聞こえてきたあの音だ!(納得

このアルバムでは6弦ギターを重ね録りしてしているけど、この地でポピュラーなギターは「ンジャルカ」という一弦ギター、そして「ンゴニ」という4弦リュート(ちなみに、彼が最初にマスターしたンジャルカギターはライクーダーに贈られたそうだ)

そんな錯誤はあったけど、この音楽に注目したのは強く感じたメッセージ性!

何故だろう、と思って注目したのが歌詞(訳詞)。ソンガイ語やペウル語という民族言語で歌われているその詞は、この国をつくるのに汗を流した人々のこと、働くことの意味労働鼓舞、そして若干のラブメッセージ。

1939年生まれの彼が演奏活動を始めたのは1960年頃。そして、フランス領だったこの国が独立したのも1960年で、その後は軍事態勢が続き、ようやく内政が安定したのは10数年前。いわゆるラブソングを取り上げるような環境ではなく、どこかの国では腫れ物のようになっているナショナリズムを歌う方が、聞き手に対しては自然なメッセージとなるのかもしれないね。愛や恋よりも、今日の食い扶持、明日生きるために行動すること、しかしどうやって行動するのか?ってことの方が重要、つまり切実。

収録曲の何曲かはイスラム的雰囲気よりも、いわゆるブルース!、歌もギターも当にね!!

そんな感じで、ああ、音楽ってのはこうして生まれて繋がってきているのか、と思わせてくれる気がするんだ。

 

 

んっ、マリ共和国って何処?、って方はどうぞご自身でお調べ下さい(笑

2009-10-02

No.65:MAGIC / SQUARE

f:id:ssban:20091002002352j:image CBC SONY 28AH 1368 / LP 1981

当時、ジャズベースに他の要素を取り入れ、いわゆるクロスオーバージャンルを広げていった渡辺貞夫渡辺香津美を追うように、何名(何組)かの若いミュージシャンが続いてきた。いわゆるフュージョンというジャンルが確立されてゆく中、独自色を求めたアプローチが色々と試みられていた。

そんなアプローチのひとつボーカルフューチャーしたことで私の耳に入ったのがSQUAREの3枚目のアルバム「MAKE Me A Star」で、このバンドは今ではお馴染みの楽器リリコン」のリードも注目のひとつだった。

でも、個人的にお気に入りを決定付けたのが5枚目となるこのアルバム

当時、エレキを弾き始めた頃なので、イントロのギターのカッティングに引き込まれ、ベースのチョッパービックリって感じかな(笑

それに、何といってもボーカル曲がいい感じ!

アルバムタイトル曲でもある「マジック」は、のちに「It's Magic」としてマリーンカバーして有名(というか、彼女出世作)になったけど、元々は某国営放送英会話講座にも出演していたキャサリーンが担当、このアルバムでは4曲にボーカル参加し、透明感を感じる声を聞かせてくれている。

アレンジ的には大きく変わりはないけれど、このアルバムではPopで爽快な音作りだったのが、マリーンのバージョンでは彼女の声と歌い方に合わせてか、かなりビートを効かせて厚みのある音作りをしているような感じ。その後の活動の濃さによってか、マリーンVerの方が認知度が高いし、音もライブ向きと感じるけど、オーディオで聞くと、このアルバムVerにも良さは感じる。

そう、ボーカルによって曲の印象は大きく変わるし、その評価は聴き方によっても変わるんだ、と改めて思う。そして、歌ものの場合に大切なのは、ボーカルの質に合わせた音作り(もしくはバンドサウンドに合わせたボーカル選定)なのだろうね。

  

余談ですが、このアルバムには「タモリ」という意外?なミュージシャンが参加してます!

ある曲ではトランペットソロを吹き、ある曲ではバックグラウンドボーカルで、何故か?ちゃんと音楽してます。これもクロスオーバーという事でしょうかね(笑

このバンドは12枚目のアルバムに収録された「TRUTH」がF1TV中継のテーマ曲に採用されたことで、音楽的なイメージ固定化されてしまった感があり、しばし痛し痒し状態だったと思うけど、メンバーの入れ替わりが多くあったりグループ名が微妙に変わったりしても、中心メンバーは変わらず、今も活動を続けていることは素晴らしいこと。やはり、リーダーであれ、メンバーの誰かであれ、それが入れ替わりであっても、バンドのどこかで活動への強い意志が示されていることは継続の大きな要素と、見ていて感じます。すっかり白髪になっちゃったけどね(笑

ところでこのアルバム、ボーカル曲の歌詞がこんなものに書かれて付属していますよ。

 f:id:ssban:20091002002532j:image

ターンテーブルに乗せて回してみると、あ〜ら不思議!!

残像運動」の現象を応用したらしいけど・・・・私には狙いの効果が分からず目が回るだけ(汗

いったい誰の趣味なんでしょうね(笑

2009-09-23

No.64:CONVERSATION / MICHEL & TONY PETRUCCIANI

f:id:ssban:20090923175432j:image DREYFUS-FDM36617-2 / CD 2001

最近、お気に入りのピアニストNo55でもご紹介した「ミシェル・ペトルチアーニ」がギターDUOライブしたアルバムがある!、というので早速入手。

え〜と、ギタリストは・・・「トニー・ペトルチアーニ」とな、

んっ、同じ名前?ってことは・・・・そう、お父さんでした!

でも、聞いたことないし、名前も知らないなあ〜

ギターを趣味にしているお父さんが、息子とライブやりたかったのかな?

な〜んてねっ、それくらいの感じでプレーヤにCDをセットして再生

ギターによる「SUMMERTIME」の旋律が流れ始めた・・・・・!!!

んっ!、むむむ!!、いやいやいやっ、何者だこの親父!!

見事に裏切られました、上手いっす!!

見事な早弾きにキレのあるカッティング、そして息子を見守るような温もりもあるトーン。

息子の方も独特のタッチはそのままだけど、親父とのプレイをリラックスして楽しむかのような雰囲気が伝わってくる。阿吽リードとバッキングが切り替わり、アルバムタイトルどおり、楽器による会話のようです。

う〜ん、うらやましい親子だぞ、これは!!

クレジットによれば、収録されているライブが行われたのは1992年

アルバムは息子ペトルチアーニが亡くなった後に発売されたので、残念ながら今や幻のライブ。

この手のアルバムを聞くと、録音があって良かったなあ〜、と思います。

10曲目の「SATIN DOLL」まで、スタンダードナンバーで構成

親子の会話をじっくり聞かせてもらいましょ!


さて、アルバム収録曲ではないけれど、映像がありました。

お馴染みのナンバーです。

   D

2009-09-19

No.63:OUR AMERICAN JOURNEY / Chanticleer

f:id:ssban:20090919134623j:image Teldec Classics / CD WPCS-11500

中学3年も終わろうとしている頃、数合わせの助っ人合唱コンクールに引っ張り出されたことがあった。その少し前、学内では運動系だったけど、学外活動では密かにブラバンに加わっていたことが知られたようで、町内の鼓笛隊パレードに駆り出されるし(楽器構造上、行進の先頭だった・・笑)、楽器やるなら歌えるだろう!、という理由にならない理由でそのコンクールバスパートに加わり公会堂のステージ中田喜直合唱組曲を歌っていた。

でもまっ、それも良い思い出となっているので、たぶん、きっと、元々合唱は嫌いじゃなかったのかもしれない(笑

このことが関係しているのかどうかは分からないけれど・・・

いつしか聞くようになったコーラスグループ1978年アメリカで結成された『シャンティクリア』(無理な展開か?・・笑)


このグループ、結成当初はルネサンス音楽を歌うことを目的としたので、中世教会における女人禁制の聖歌隊に基づいて男声合唱団としてスタートそうで、以来、男声12名の通称「声のオーケストラ」として今も活動を続けているけど、日本の知名度は?・・・ちょっと地味かな(笑

でもね、アメリカのクラシック系シーンでは唯一、フルタイムで活動するプロアカペラ・コーラスなんだよね。そして、演奏会や録音の有無に関係なく、連邦政府やカリフォルニア州からの助成奨学金による収入保証されているので、いわゆる「売れ線」を意識せずにレパートリーを広げることができるそうだ。

しかしね、冷静に考えてみれば、これって結構な重圧じゃないのかな?(その立場になってみないと分からないけどね・・笑)

実際、彼等はコンサートのステージを結ぶと、主に新作の反応を確かめるため、いつもロビーに直行し、お客さんに感想意見を聞くようにしているらしい・・・・(スゲ〜)

そんなグループだからかな?、演奏会、放送局作曲家などの要望でしょうね、レパートリーがどんどん広がり、今では実にバラエティに富んでいて、現代音楽やポピュラーソングまで手がけているし、黒人霊歌伝統的唱法によって歌われるゴスペルやスピリチュアルは聞き手を圧倒するんだね(ということで、ジャンル分けはOtherにしました)

このアルバムは、そんな彼等が取り上げたアメリカンソング!・・・・というか、アメリカ音楽史的な選曲で、合衆国が無かった17世紀の伝承歌から、フォスターガーシュウィンらの大衆ものから現代作家までと、超幅が広い。

それもね、1曲目のフォスター「金髪ジェニー」からテンションアレンジ炸裂!、いやっ爆裂!(編曲がシンガーズ&リミテッドリーダー、ジーン・ピュアリングですからね)

ドゥワップ、ソウルジャズ的な要素を散りばめているかと思えば、黒人霊歌や単旋律聖歌で厳粛に!

それも、本当に男性のみ??って感じるハイトーンな声質から重低音まで、当に声のオーケストラ。

これはね、ガチガチのクラシック歌唱&アレンジではなく、良質のポップスアルバムですな。

振り返ればね、彼等の幅広い音楽性のコーラスに触れられたおかげで、その後の多ジャンルかつ多くのコーラスグループや、多重録音によるコーラスが違和感なく聞けるようになったのかもしれないなぁ・・・それに、収録曲を聴いているとね、あの曲とかあの曲とかにつながっているよなぁ!なんて感じもしてね・・・感無量!(笑

唯ね、このアルバムでちょっと悔しいのが、再発版はボーナストラックとして、クリスマスソングが1曲増えているんだよ!!(笑

さてと、残念ながらこのアルバムの収録曲が見つからなかったのでクラシカルに、映像フランツ・ビーブル作曲の「アヴェ・マリア」です。

クリスマス気分はも少し先、ちょっと気が早かったかな?(汗

  

2009-09-12

No.62 : Stravinsky「春の祭典」 / 小澤征爾&シカゴ交響楽団

f:id:ssban:20090912111409j:image RVC-2016 / LP 1976

この方の音楽に初めて接したのが1975年か76年頃。

当時、TV音楽番組オーケストラがやってきた」の公開録画に行った時のこと。

ゲストだったこの方の世界に、瞬間的にやられてしまった(笑

そして、少ない小遣いを捻出して買ったのがこのLP。

でも、何でストラヴィンスキーの「ハルサイ」だったのだろう?

今となっては謎のままだけど(笑

約100年前に作られたこのバレエ曲は、変拍子リズムと複雑な音の重なりで構成。

現代音楽の複雑怪奇意図不明さから比べれば綺麗な響きだけど、当時はそりゃ大革新の音!

初演の際は会場が奇声罵声、床の踏み鳴らしで音楽史に残る程の大混乱となったそうな。

まあ、そんな曲だから、このアルバムが出た頃になっても、指揮者が上手く振れなかったり、オーケストラも上手く演奏できなかったりしていたみたい(実際、‘違いの分かる指揮者’ が、どの部分を振っているか分からなくなり演奏を中断してしまった逸話があります)

最近は指揮も演奏も技術が上がったけど、イングリッシュホルンバスクラにソプラニーノクラリ、ピッコロトランペットバストランペットワーグナーチューバ等、ちょっと特殊な楽器を使う上に(特殊楽器が売れる「ハルサイ特需」なる隠語を生んだとか)、管と打楽器だけで45人以上(これに弦パートが加わる)の大編成となることから、応援メンバーを頼まないと編成できないケースが多いので、オケの興行と運営に大きな負荷がかかる、そんな意味でも大変な曲なのですよ。

そりゃ〜近年は素晴らしい演奏と録音のディスクが多くなったけど、1968年録音のこの「ハルサイ」、

キレの良さとスピード感溢れる演奏でワクワクものでした!

手に入れたばかりのオーディオチェック用としても活躍スピーカー感覚や角度や敷物材質など、できるだけ良い再現性を求めてしょっちゅう鳴らしてましたっけ(笑

この曲はバレエ音楽なので、そんな映像を探したけど、ちょっと過激なものもあって(笑

長い曲だし、オケの映像も何ですから・・・1分37秒ばかり

◎春の祭典(一部)

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ところで、小澤さんの指揮を酷評する著名評論家や自称音楽愛好家はたくさんいるけれど、その方たちの基準点はよき時代のヨーロッパの大指揮者たち。ベートーヴェンモーツアルトとは文化背景や歴史観が違から根っこは解釈できないだろうと、そんな物言いはそれこそ難癖(怒

確かに評価が分かれる要素はあるけれど、多くのスーパープレーヤーたちに慕われているし、欧米の聴衆には人気が高い。そして、ボストンシンフォニーの音楽監督を29年も努め、世界最高峰のウィーン国立歌劇場の音楽監督に迎えられた事実は実に重い!。

ず〜っと試行錯誤しつつ、早朝の譜読みを欠かさず、誰のマネでもないスタンスを築き上げている。

複雑怪奇な長い曲も暗譜で指揮する、未だに少年のようなこの方の音楽が私は大好きですよ。

そして、やはりこの手の曲は得意ですね。

ガーシュウィン「Concerto in F」(一部)

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