お盆の墓参り


8月13日

林の中に分け入っていく一団・・・。
これが、我が家の「墓参り」です。


新潟県胎内市(前中条町)のとある海辺の集落(父の実家)にウチの墓はあります。
あの林の中に、いわゆる「墓場」があるのです。


「墓参り」は、ヤブ蚊との戦いでもあります。
虫除けスプレーを身体に吹き付けるのですが、
隙を縫って蚊は容赦なく血を吸います。
今年は、3箇所やられました。
父曰く、「普段、年寄りの血しか吸ってねぇから、
わ〜け(若い)のはうんめぇんだわや(美味しいんだよ)」
とのこと。
確かに、過疎化の進む集落。
たまにやってくる僕らのような若者(?)の血は美味いのかもしれません。
蚊が張り切って吸うので、吸われたあとがプックリふくれます。
かい〜いっす!!


その集落では、迎え火や野菜の動物などを玄関先に置くようなことはしません。
お墓に、われわれが先祖を迎えに行くというのが慣わしのようです。
送り火というのもなく、以前は、すぐ近くにある海辺から

精霊流しをやっていたようなのですが、
現在は、環境がどうのとかいう理由で行われていません。
地方独特の風習、文化が廃れてしまって久しいようです。
−少なくとも、僕は、墓参りしか、したことがない。


日本各地、土着の宗教と仏教が交じり合って、さまざまな墓参りがあるようですね。
うちの奥さんは沖縄出身。
墓参りなんてしないと言っております。
先祖を迎えることはするようなのですが・・・、
説明は、メンドウクサイので、興味のある人は調べてみてね。



父の実家がある集落の葬儀や法事も独特のやり方があって、面白いのですが、
また機会があるときに、紹介することにします。