2005-05-04
■世間代表としてのマスコミ
いきなりだが、さすがにこのところのJRWバッシングはどうだかなと思う。遺族が怒るのはあたりまえだと思うけど、関係ない第三者が正義面をしてJR関係者に罵声を浴びせかけたりするのは正視に耐えないし、まだそれだけならどこにもこういう人いるよなとため息つけばすむけど、マスコミが先頭にたってどうでもいいようなあら探しをしている。
同じ列車に乗っていて現場に残らなかった運転手二人とかボーリング大会とかは事故の本質とは全然関係ないと思うのだが。今まで見向きもしなかったオーバーランをにわか鉄道おたくのようにメートル単位であげつらうのもどうかしている。
イラク人質事件のときもそうだったけど、どういうわけかマスコミは「世間」の代わりをしようとしてしまうんだよな。そんなことは求められていないのに。

その点、漫画のほうが小説よりも「後進的」なのかもしれません。
マスコミについては、彼らは「世間」の代わりをしているのではなく、「世間」をつくっている(つもり)なのだと思う。ファッションの流行の仕掛け人みたいなものかと。
そもそもの元ネタの方の少年誌、青年誌とは、本来は少年誌は小中学生くらい、青年誌は高校生くらいが対象のはずです (今ではもうちょっと上を狙ったものというのも出ていますし、結果として読者層がだいぶ広くなってます)。元ネタの方では、20代〜30代半ばの女性向けも少女漫画というのはどうかと書いてますが、本来、20代〜30代半ばの男性向けの漫画なんてものがあるとすれば、それはいわゆる劇画です。いわゆる青年漫画の本来のターゲットは青年と言っても、ごく限られた若い世代だけです。
ただ、男性の場合そのまま漫画雑誌を読み続けるのが普通になりました。でも、女性の場合は漫画からは卒業してしまいますね。いわゆる青年コミック誌に対応する女子高校生くらいを対象にしたコミック誌が(青年コミック誌に比べれば)あまり無い辺りでもはっきりしています。
「女流作家」コーナーがあったのは、別に差別的な意図ではなく、その頃、主に女性をターゲットとした女性作家が台頭してきただけでは。書店がコーナーをつくるのは、それを売り込みたいからです。おそらく、その頃は女性客が少なく、そういう客層を拓きたかったのでしょう。書店側だけでなく、おそらく出版側からの働きかけもあったのでしょう。
さて、小説についても、いわゆる少女向け小説はかなり昔から存在する一ジャンルです。それに対応する男子向けはいわゆるライトノベルになるかと思います(ライトノベルに少女小説も含まれるという意見もあり)。漫画と違って雑誌との連携はないですけど、これはきちんと分化されてます。
1.比較的年少者向けのメディアには小説でも漫画でも厳然と男女の区別がある
2.漫画はようやく最近大人の男性がおおっぴらに読むようになってきたけど、女性はまだそれほどでもない
3. だから、大人の女性向けの漫画をさす言葉がない
確かにそれが一番説得力あるかな。余談ですけど、もともとの少女向け小説に対応するのは少年探偵団とかの少年向け小説じゃないでしょうか。ライトノベルはもう少し年齢層が上で、ごく最近ジャンルとして確立したもののような気がしますけど。まあ、そういう移行があったとして、古いタイプの少年小説、少女小説から現代のライトノベルへの過渡期の小説というとどういうのがあるのでしょう。
少年探偵団とかは少年少女向けかと思ってます。あれって、小学校低中学年向けではないでしょうか。女子は一般的に早熟と言われるように、小学校高学年から中学生くらいで男女間の嗜好の差が大きくなってきます。それに合わせて、分化が進んでいくのでは。マンガとの対応で言えば、コバルト文庫などの少女向けも含んだライトノベルは、少年誌、青年誌、少女漫画全部を含む広いものだと思ってください。また、ダメな大人の男性はライトノベルを読みますが、あまり大人の女性でライトノベルを読む人は多くないイメージがあります。まあ、宝塚とか男性アイドルとかはともかく、一般的におたく趣味と言われるものに興じる女性って同種の男性に比べれば少ないですけど。