2011-12-28
ワイヤレスポータブルスピーカーのJAMBOXがLife Changingでオススメ
出張やちょっとした旅行に行った時のホテルや、週末の誰もいないオフィスで音楽が聞きたいなと思った時は、誰もいないのにわざわざイヤホンを使ったりしていたのですが、最近JAMBOXを買ってから、期待以上に気軽かつ良い音で音楽を楽しむことができて、Life Chaging感があるので、それを紹介します。これはいいガジェットですよ!
JAWBONE ポータブル Bluetooth ワイヤレス スピーカー Jawbone JAMBOX レッドドット ALP-JAM-RD
- 出版社/メーカー: Aliph
- 発売日: 2011/02/17
- メディア: エレクトロニクス
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JAMBOXはざっくり言うと「Bluetoothによるワイヤレスポータブルスピーカー」なのですが、コンパクトさ、デザイン、使い勝手、音質が極めて高い次元でバランスされていて、ワイヤレスポータブルスピーカーにはこんな可能性があるのか!と思わせてくれるガジェットです。
大きいことを言えば、Sonyがウォークマンで音楽を外に持ち出せるようにし、AppleがiPodで音楽ライブラリを持ち運べるようにしてくれ、JAMBOXは快適に音楽を聞く環境を運べるようにしてくれる、と言えるのではないでしょうか。いいガジェットを巡り会うと、ところ構わず人に勧めたくなりますが、JAMBOXはそんな魅力を持った製品だと思います。このエントリもそんな欲求の現れです。
JAMBOXはコンパクト
サイズは151 × 57 × 40mmで、500mlペットボトルより一回り小さいぐらい。サイトにある写真を見ると分かりますが、片手で余裕で捕めるサイズです。実際に持ってみると、見掛けの質感よりは多少重さを感じますが、327gと重すぎることはありません。これぐらいなら、軽い外出にも気軽に鞄に入れて、持っていけます。
JAMBOXは使い易い
Bluetoothのペアリングという行為は、なかなかやっかいで、複数機器とのペアリングをスマートに解決してくれた機器を見たことがありませんでした。が、JAMBOXは複数機器を登録しておくだけで、スイッチをONした際に先着順で捕まえる、というシンプルかつ分かり易い方法で、直感的に使えるようになっています。今もiPhone、MacBookやその他の音楽データが入っているスマートフォンでBluetoothを有効にするだけですぐに捕まえてくれています。この違和感の無さは、これまでに無い感覚ですね。
また、充電がKindleやAndroid端末と同様のUSB マイクロB端子で可能、というのも汎用的でポイント高いです。いいガジェットなんだけど、充電端子が独自でごついACアダプタを持ち歩かないといけない!というのは悲しいですからね。
JAMBOXはデザインが良い
カラーは、黒、グレー、青、赤の4色が用意されていますが、断然赤が良いとのが私見です。附属している黒のカバーも質感が良く、非常に所有欲を満たしてくれますね。iPhone以降、ガジェットに求められるデザインレベルは、一段上がっていると思いますが、それに十分応えてくれています。
JAMBOXの音は(それほど)悪くない
僕はオーディオにうるさい方というわけではないですが、SHUREのSE530(数万円するイヤホン)を筆頭に、BOSE QuietConfort2を使ったり、Onkyoの10万ぐらいのコンポとスピーカーを買ったことがあるぐらいには音に気を使うけど、Losslessでエンコードするほどではない、という耳です。その耳で聞く分には、JAMBOXは悪くはない音を出していると感じます。
もちろん、このコンパクトなサイズ故に、最適なリスニングポジションが狭かったり、音の広がりに限界があったりしますが、生のiPhoneの音から比べれば、数倍上等の音を出してくれて、カジュアルに聞くには十分だと感じます。
(ここは感覚的な話ですが、JAMBOXの音を「素晴らしい音」と言うことはさすがにできませんが、このレベルの音に満足できない人は、現時点では、より重厚で面倒な手段(有線とか)を使うしかないと思います。)
JAMBOXでLife Changing!
昔はスピーカーに凝っていた時期もありますが、あちこちに引越しが多いこともあり、できるだけ身の回りの物を減らすようにしています。その影響もあって、家であっても存在感のあるでかいスピーカーを置く気にはなりません。なので、MacbookやiPhoneの貧弱なスピーカーで我慢するか、あまり長時間付ける気にはならないイヤホンを使うか、という2択だったのでしたが、JAMBOXを買ってからは、どこに行くにもこれを持って行って、快適な音楽環境が手に中に!
出張や旅行に行く時、週末に人のいないオフィスに出社する時、もしくは長めにトイレに篭る時のmust-have!
箱も凝ってますね
2011-04-10
ウェブエンジニアが「オンラインゲームを支える技術」を読むべき理由
3/24に発売された「オンラインゲームを支える技術」は、ウェブエンジニアも必読の本だと思います。(しばらくAmazonでも在庫切れになっていたようですが、今は復活しているようです。)
オンラインゲームを支える技術 ??壮大なプレイ空間の舞台裏 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 中嶋謙互
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/03/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 28人 クリック: 1,576回
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本書で扱う領域は、目次を一瞥するだけで分るように非常に多岐に渡っています。主な項目として、「オンラインゲームの企画で考えるべきこと」から「実際のアーキテチャや使うべき技術」「プロトコルの設計と改善方法」「インフラの選択・構築方法」「必要となるエンジニアのリソースの見積りや共同開発手法」までカバーされており、まさにオンラインゲームで必要となる技術的課題が全て網羅的に盛り込まれていると言っても、過言ではないと思います。
私も「大規模サービス技術入門」という本を書きましたが、このレベルでの網羅的な記述はできておらず、筆者の@ringoさんに脱帽です。筆者の@ringoさんは、これまでにオンラインゲームの開発や、そのミドルウェアを開発された方です。本書には、その確かな経験に基づくノウハウが惜しみなく注がれており、具体的な話が非常に興味深いです。例えば、
などが詳細に解説されており、これまでの経験が凝縮されていると感じます。その他にも多数、興味深い所があります。
現在のウェブサービスでも、WebSocketが目指しているリアルタイムウェブ技術では、処理のリアルタイム性が求められており、まさにこれはオンラインゲームが90年代から脈々と構築してきた技術です。
現在、ブラウザ上のソーシャルゲームや、スマートフォン上のゲームが急速な勢いで発展しており、これはオンラインゲームの技術を積極的に吸収していっています。また、ゲーム以外のウェブサービスにおいても、TwitterやFacebookのインターフェイスが実現しているようなリアルタイム性が一般的なサービスにおいても、ますます求められるようになっています。今後は、ウェブサービスでもオンラインゲームの技術が役に立つ場面が徐々に広がり、さらにその上で新しい技術とサービスが育ってくることになると思います。
2010-09-01
はてなのCTOを引き継ぎます
本日9月1日付けで、はてなのCTOを引き継ぐことになりました。
この2年半は主にはてなのインフラを見てきましたが、これからは、はてなの技術全般を見ていくことになります。
昨日の退職エントリでも書かれていた通り、「はてな」という会社は、プレイヤーの個人技を中心とした属人的な体制から、チームプレイによる組織的な体制に徐々に移りつつあります。この変化には良い面、悪い面の両面がありますが、はてなのサービスをより拡大させるために必要なことだと考えています。また、個人の働き方としても、一定の役割りが固定的に与えられ、それを何年も続けるよりは、流動性と多様性を確保したほうが、会社としても個人としても幸せになれると思います。
昨日、
id:naoyaが退職し、今日、
id:ShigeakiYazakiが入社しました。このようにサービスを担う人は徐々に代わりつつも、「T型コミュニケーションを促進する」というはてなのミッションは一貫させつつ、皆さまにより良いサービスを提供していきたいと思います。このミッションは、はてながこれまで育て、これから作りあげていくサービスを表現するために、夏前の合宿で
id:jkondoから引き出したものです。
今、はてなのサービスは次の世代の若いディレクター達によって、さらなる進化を遂げようとしています。これからは、これらのサービスのエンジニアリングを支えていこうと思います。前CTOは、おそらく誰にも真似できないほどの才能を持っていました。「一流の人が身近にいると自分も一流になった気がするけど、それは単なる錯覚に過ぎない」ということを認識するのは、自分を客観視する上で大事なことだと思います。はてなの二代目CTOとして、偉大なる前任者を模倣して、単なる劣化コピーと言われることがないように、はてなのサービスと技術の進化を加速させていきたく思います。
今後とも、はてなのサービスをよろしくお願いします。
2010-07-12
TwitterはCassandraへの投資を続ける
先週後半ぐらいから、Cassandra関連で色々動きがあったので、まとめておきます。
一番注目されるTwitterのCassandraへの方針ですが、Twitterのエンジニアリングブログの記事で明らかにされています。
We're using Cassandra in production for a bunch of things at Twitter. A few examples: Our geo team uses it to store and query their database of places of interest. The research team uses it to store the results of data mining done over our entire user base. Those results then feed into things like @toptweets and local trends. Our analytics, operations and infrastructure teams are working on a system that uses cassandra for large-scale real time analytics for use both internally and externally.
For now, we're not working on using Cassandra as a store for Tweets. This is a change in strategy. Instead we're going to continue to maintain our existing Mysql-based storage. We believe that this isn't the time to make large scale migration to a new technology. We will focus our Cassandra work on new projects that we wouldn't be able to ship without a large-scale data store.
http://engineering.twitter.com/2010/07/cassandra-at-twitter-today.html
前段で、TwitterはCassandraを使用し続けており、Geo関連データのストレージや、内部向けと外部向けの両方で使用しているリアルタイム分析機能ではCassandraを使用したシステムで動かしている、と言っています。
また、後段ではTweetの保存にCassandraを使用することは断念し、既存のMySQLベースのストレージを使用し続ける、と言っています。これは、Twitterがこのところパフォーマンス上の問題をかかえている現状では、新しい技術に手を出すのはリスクが大きすぎる、という非常にまっとうな判断だと思います。
より重要なことは、最後の
We're investing in Cassandra every day. It'll be with us for a long time and our usage of it will only grow.
という一文で、TwitterはCassandraへの投資を日々続けており、将来的にも使用範囲を拡大していく、と言っています。
また、Techcrunchの記事
First, Twitter won’t be using the Cassandra database system to store tweets. Second, Cassandra will be used for Twitter’s realtime analytics product. The one they haven’t officially announced yet.
http://techcrunch.com/2010/07/09/twitter-analytics-mysql/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+Techcrunch+%28TechCrunch%29&utm_content=Twitter
では、Twitterがもうすぐリリースすると予想されているリアルタイム分析サービスとの関連に言及されています。この新しいサービスでは、Cassandraが重要な役割を担っているようです。
このところ、Cassandra関連では、NoSQL magazineで、
http://nosql.mypopescu.com/post/781834027/cassandra-status-inside-facebook-twitter-digg-and
- Facebook is still using Cassandra internally for the inbox search, but they are using their own version
- even if except the initial code share Facebook has stopped contributing to the Cassandra project, the community on ASF is doing well (read growing)
「Facebookは、Cassandraを使用し続けているが、Apacheのものとは、forkしたバージョンを使用している」(Facebookのような巨大なシステムを運用している会社がオープンソースをカスタマイズして使用していることはそれほど珍しいことではないと思います)という話や、Twitterの中の人が
@spyced Twitter no longer intends to use Cassandra for any critical data-stores in the near term future.
2010-07-07 08:10:33 via web to @spyced
(「重要なデータの保存には使用していない」)と言っており、Cassandraに重大な問題があるのでは、と話題になったのですが、実態はそこまで本質的な問題があったわけではないようです。
ちなみに、Twitterが、Cassandraの本採用を断念。「いまは切り替えの時期ではない」 ? Publickeyでは、「本採用を断念」とありますが、Tweetの保存以外のプロダクトでは使用を拡大していこうとしているので、以前に比べ後退しているとは言え、「TwitterはCassandraを本採用している」と私は思うのですが、どうなのでしょう。
2010-07-05
明後日(7/7)「Web開発者のための大規模サービス技術入門」が発売されます
「Web開発者のための大規模サービス技術入門」をid:naoyaと共著で書きました。執筆の経緯については既に書かれていますので、そちらも参照してみてください。
「Web開発者のための大規模サービス技術入門」という本を書きました - naoyaのはてなダイアリー
この本は、はてなのインターンの講義内容を一冊にまとめたものです。はてなのインターンは、前半ではてなのエンジニア陣による講義でWeb技術全体を俯瞰し、後半で実際にコードを書きながらサービス開発に携わる、という構成になっています。本書は、その前半の講義を、さらに濃く凝縮した内容となっています。
インターンでの講義内容は、Perlの基本、シンプルなウェブサービスを作成するところから、はてな規模のサービスの構築・実装方法までを網羅しています。これらの技術は、アプリケーションエンジニアからインフラエンジニアまでWebサービスに関わる全てのエンジニアが知っておくべき技術だと考えており、本書を読むことで、はてな程度の規模のサービスを作るための基礎を一通り学ぶことができます。例え、自分が担当している領域がその中のほんの一部だとしても、自分の書いたコードがどのようなシステムの上で動いているか、自分が組んだシステム上でどのようなコードが動いているか、それらの基礎となる技術を理解しておくことは、サービス全体を質を向上させる上でとても大事なことです。
もちろん、はてなのインターンは現在進行形で進化しており、本書の内容のみに留まるわけではなく、Web技術の進化やサービスの成長にあわせて、新しい技術・ノウハウを取り込んでいます。今年のインターンもカリキュラムをさらに進化させて、HTML5など本書で扱っていない技術にも挑戦していただく予定です。今年も来月からインターンを開催する予定で、現在絶賛募集中(はてなサマーインターン2010 7/12(月) 正午12:00応募〆切)ですので、インターンに参加できそうな方は是非ご応募を、参加が難しそうな方は本書を手に取ってみてください。
最後に本書の目次を以下に抜粋しておきます。
第1回 大規模Webサービスの開発オリエンテーション―全体像を把握する
第2回 大規模データ処理入門 ―メモリとディスク,Webアプリケーションと負荷
第3回 OSのキャッシュと分散 ―大きなデータを効率良く扱うしくみ
第4回 DBのスケールアウト戦略 ―分散を考慮したMySQLの運用
第5回 大規模データ処理[実践]入門 ―アプリケーション開発の勘所
第6回 [課題]圧縮プログラミング ―データサイズ,I/O高速化との関係を意識する
第7回 アルゴリズムの実用化 ―身近な例で見る理論・研究の実践投入
第8回 [課題]はてなキーワードリンクの実装 ―応用への道筋を知る
第9回 全文検索技術に挑戦 ―大規模データ処理のノウハウ満載
第10回 [課題]全文検索エンジンの作成 ―基本部分,作り込み,速度と精度の追求
第11回 大規模データ処理を支えるサーバ/インフラ入門 ―Webサービスのバックエンド
第12回 スケーラビリティの確保に必要な考え方 ―規模の増大とシステムの拡張
第13回 冗長性の確保,システムの安定化 ―ほぼ100%の稼動率を実現するしくみ
第14回 効率向上作戦 ―ハードウェアのリソースの使用率を上げる
第15回 Webサービスとネットワーク ―ネットワークで見えてくるサービスの成長
特別編 いまどきのWebサービス構築に求められる実践技術 ―大規模サービスに対応するために
書籍案内:[Web開発者のための]大規模サービス技術入門 ―データ構造,メモリ,OS,DB,サーバ/インフラ|gihyo.jp … 技術評論社
[Web開発者のための]大規模サービス技術入門 ―データ構造、メモリ、OS、DB、サーバ/インフラ (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 伊藤直也,田中慎司
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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