『酒にまじわれば』 (文春文庫)読了

酒にまじわれば (文春文庫)

酒にまじわれば (文春文庫)

上のアマゾン検索結果、間違えてKindle版を紹介しないよう
発行年月日に目をやるのがうっとい時があります。
というか同じ書名がふたつあって発行年月日の違いでしか区別出来ないのはおかしい。
不便です。後発のkindle版をKindle版と検索結果に明記すべき。

今日お昼のNHKラジオに山田まりやとアナウンサーとなぎら健壱が出ていて、
ゲストが内田春菊だったのですが、この本読んだ直後だったので、
なぎら健壱すげえって、思いました。
内田春菊の肩書の多さほめてるけど、
本人さらりとこんなすげえホン本業以外で書けるわけだし、
本の写真もどこの東京漂流かとwwwwwwwwwwwwwwww

東京漂流 (朝日文庫)

東京漂流 (朝日文庫)

内田春菊とは26年ぶりに会うって言ってましたが、
よく普通にどんどん喋れるなあ。
有名人のブログ炎上みたいな話題で春菊の神経をささくれないようおもんばかったり。
昔ならマネージャーが処理してた手紙が大量にウェブに溢れて
誰でも閲覧出来る時代ってことだと思うんですが、
ブロックがうまく出来るようになるまでいろいろ大変だったと思います。
鈴木紗理奈という名前をふと思い出した。

えーとそれはラジオの話題か。この本は、大竹聡さんの本を読もうとして、
なんかその師匠格を読んでしまったというだけです。
酒っていいなあ、の本ではなく、酒の失敗談や変わった話、おかしな神経の店を
ユニークに書いた本です。
酒の深刻な影響が窺える部分は、高田渡さんのところだけで、故人なので、
その辺もよく吟味されてると思います。日本酒用の精米みたいにぴかぴか。
あーあと頁208の、酔ってRPGやるなって話は、古くからの酒の失敗談と一線を画していて、
新しくて妙味。

漫画家は自画像なんかでセルフプロデュースせざるをえないけど、
芸能人は貌出し前提の商売だから、三枚目の人は隠さず出るしかないし、
で、ぱっと出て、飄々とやってけてる人は、
やっぱり相当な才能と努力のたまものなんだなあ、と感心しました。

【後報】
読んだこと忘れて図書館でリクエストし、さっき途中まで読んで、
どうもこりゃ読んだことあるなと首をかしげ、いま検索して確認しました。
(2014/5/11)