『山賊ダイアリー(1)(2)(4)』 (イブニングKC)読了

山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(2) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(2) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(4) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(4) (イブニングKC)

三巻だけ先に読んでいて*1、消化不良だったので読めてよかったです。
京大出て猟師になった人*2は罠猟ですが、
作者は空気銃ですね。
私は小学校時代、友人の父親(酒乱)から、
茂みから出てきた人を猪と間違えて散弾銃誤射、
の話をさんざん聞かされて怖かったので、
(今でも野山に入る時はそれとなく用心してる)
作者の空気銃選択は好感が持てました。
山菜取りとか渓流釣りとかバードウォッチングとかトレイルマラソンとか、
なにがなんだか分からない人がどんどん山に入ってますからね。
登山なら入山記録残すけど、ほかの目的だとないのもあるだろうし。
前の感想でもジョン・プアマンの『脱出』やブレア・ウィッチ書きましたが、
作者も祖父が誤射されたエピソードを2巻で書いており、
さらに入念に誤射を防ぐための工夫や気配りをしていることを、
ことこまかく書き込んでいます。(罠に関しても)
こういう描写があるから、このマンガは支持されたのだと思います。

京大卒の猟師さん同様、作者は禁猟期は釣りしてるようですが、
天然ウナギというと、北尾トロが、
荒川だか多摩川のウナギを自分で獲って自分でさばいたが臭くて食えなかった、
という週刊誌記事を何度でも思い出してしまいます。
やはり大都会岡山だからこそ出来ることもあるのでしょう。ぼっけえきょうてえ。

Yokohamaエコ活。あなたの毎日に、エコをプラスしよう。日常生活で気軽に出来る身近なエコ活動の積み重ねが、地球温暖化防止につながります。『エコ活。』な電気利用・使わない電機はこまめに消す・エアコンは適切な温度に設定・冷蔵庫は詰めすぎない・長時間使わない家電はコンセントを抜く『エコ活。』な運転・フンワリアクセル『eスタート』・アイドリングストップする『エコ活。』なクッキング・食材は無駄なく使い切る・無駄のない火加減『エコ活。』な緑化・緑のカーテンで日かげづくり・身近な緑を大切に 一つの部屋で家族団らんす

一月十八日

本郷台

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一月十八日

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「こども110番の家」としてこどもたちの安全を守る駐輪場です ・車に乗せられそうになった ・追いかけられた ・知らない人から一緒に行こうと声をかけられた ・知らない人に気味の悪いことをされた 怖いことがあったら、駐輪場のおじさん・おばさんに話してね 私たちは、市民の皆様の安全のためにさまざまな活動を行っています。子どもの、そして地域の安心・安全に貢献する駐輪場を目指します。

一月十八日

本郷台

安全横断 五つの品格 覚え方のポイント!ちょっと天気が不安だな ちょっ近づいて来たら渡らない!と止まってくれるとは限らない!てん点滅したら渡らない!きが気がついているとは限らない!不安不安を感じたら渡らない!だな ルールを守り、社会の見本となる行動で事故防止!

一月十八日

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一月十八日

野毛

町田駅ターミナル口ご利用のお客さまへのご案内 いつもJR横浜線をご利用いただきましてありがとうございます。ターミナル口改札からホームまでは約150m離れております。横浜線をご利用の際には余裕を持っていただきますようお願いいたします。


一月十八日 町田

新春もちつき大会 午前十時三十分もちつき開始 もち・とん汁の配布は十一時頃より もち 無料券(おかわりなし)販売は十一時三十分頃より とん汁 無料券(おかわりなし)◎餅を入れるお皿・豚汁を入れるお椀・そしてお箸を持参してください。◎もち・とん汁とも、なくなりしだい終了とさせていただきます。お早めにお越しください。今年も太鼓(薬師太鼓あづま会)をやるよ

一月十八日

町田

『現代中国悪女列伝』 (文春新書 946)読了

アマゾンが何度も勧めてくるので根負けして、図書館で借りました。
機械は疲れないから、この戦いは人類が不利ですね。

えー、
頁4中国古典の中の悪女は、おそらく私よりずっと詳しい人がおられようとの潔い決意から、
同頁4本書では公式メディアで報道されている内容、香港で出版されている数多くのゴシップ的内幕暴露本、海外紙誌で関係者が証言していることなどを整理した本です。
作者は現地取材、インタビューが本職ですが、
題材と対象の量から、従来の手法は使えず、こういうやり方をとったわけです。
でもこれは全然楽な方法ではないです。
あちらのゴシップ記事から取捨選択するセンスが試されるので、もうドキドキです。

対象の容姿を活写する文章は多いですが、画像は一切ありません。
使用許諾のおカネをかけたくなかったのでしょうか。
むかし、ウェンウーだったか、絶版書の図版を日本の学術書に使わせてもらおうとして、
交渉したら、学術云々全く関係ないボッタ価格提示されたの思い出しました。
作者と文春もそうだったんですかね。中華系以外、APとかUPIとか時事とか共同とか、
そういうのも格安で図版使わしてくれなかったんでしょうか。
ここでネタばれ含みますと言って画像貼ってもよかったけど、
想像力は人間の大切なファクターのひとつですから、文章の引用にとどめます。
即物的な方はご自分で画像検索なさってください。

頁137 湯燦
酒豪の彼女はまず相手に酒を飲ませ、「電眼」と称される、強く訴えかけるようなまなざしでターゲットを撃ち落とす。雪のような肌を見せ、細い腕をからませれば落ちない男はいまい。

頁173 李薇
フランス人の血が入った白皙の肌と大きな目が印象深いが、鼻の頭は丸いアジア人のもので、絶世の美女というわけではない。ただ、なんともいえない柔らかな色気があった。また話し方に中国人らしからぬおっとりした品があり、成熟した大人の女のフェロモンを感じさせた。

頁191 丁書苗
一七〇センチをこえる長身に一〇〇キロ近い体重、肉体労働を経験したがっちりとした広い肩幅で、日焼けし脂ぎった、猛々しいとさえ感じる大きな顔には、女らしさや色気といったものは皆無に見える。

上を写していてふと気がついたのですが、芸能人はピンインのカタカナ表記、
そうでない人は漢字の日本語音読みでルビ振ってますね。チャン・ツィイーみたいなものか。
ネットアイドルひとり、ルビ振られてませんが、どうでもよかったのでしょう。

頁93
中国人は、よく食事をおごってくれたり、相談ごとに懸命にのってくれたりする。建前は善意や友情の証と言うが、それを受けると、こちら側が何か頼みごとをされたとき断ってはならない、という暗黙の了解がある。「貸し」を作って人脈を広げ、自分の保身や発展、蓄財を有利に運ぶ。それは中国人の常識的なやり方であった。馬明哲のケースも、権力の中枢に近い人間に「貸し」をつくり、いざと言う時、情報や便宜を図ってもらう暗黙の了解をとる、というふつうのビジネスマンとしてのセオリーに従ったまでだ。張培莉のような「頼まれたら断れない、面倒見のよい親分肌」的な人間は、強い権力をもったとき、周囲に当たり前のように人が群がってくる。そこで、昔に恩義を受けた人でも、「ダメなものはダメ」と非情になれればいいのだが、普通の中国人ならば、官僚・政治家のモラルより、中国人としての「人情」を重んじる。そして当たり前のように、中国的汚職構造の中に引きこまれてしまう。張培莉はその典型であった。

含蓄がありますね。山が動いた。

頁108
 彭麗媛は一九六二年一一月二〇日、山東省渮沢市鄆城県に生まれる。渮沢市は「牡丹の郷」と呼ばれ、五〇〇年以上前、渮沢がまだ曹州と呼ばれていたころから牡丹の栽培や品種改良で知られる。『聊斎志異』には曹州産牡丹の名花「葛巾紫」「玉版白」を題材にした「牡丹の姉妹」という話がある。また鄆城県といえば、『水滸伝』の一〇八人の強者たちのうち七二人を輩出した武術豪傑の里としても知られる。花の美しさと軍人の猛々しさを備えている彭麗媛に、まるであつらえたような出身地である。

歴史を書くならもっと適任者がいると言う作者ですが、勿論知識はあるわけです。
ご当地の旅游局かなんかのホームページ見ただけかもしれないですが。

この本は、上の引用とかはいいのですが、「中国では」「中国では」が多く、
私は、民族の文化の違いより、男と女のジェンダーの違いのほうが大きな要素ちゃうかな、
と思いました。作者も中島みうきの歌に触れてますが、私はマンガも連想したので。

悪女(1) (講談社漫画文庫)

悪女(1) (講談社漫画文庫)

悪女(わる)(37) (BE・LOVEコミックス)

悪女(わる)(37) (BE・LOVEコミックス)

悪女(わる)(1) (BE・LOVEコミックス)

悪女(わる)(1) (BE・LOVEコミックス)

悪女(わる)(12) (BE・LOVEコミックス)

悪女(わる)(12) (BE・LOVEコミックス)

うんまあ、そういうことは作者もわきまえていて、
頁262乱暴に一言で言えば、もとは男が悪い。という結論のようです。

頁265
 中国人の女友達に聞かれたことがある。「なぜ、日本には専業主婦になりたい女性がいるのですか?」と。「外で働くより料理したり掃除したり子育てする方が楽しいっていう女性もいるでしょう」と答えると、「そういう程度の低い仕事はアイ(阿姨=家政婦)さんの仕事でしょ。学歴のある女性は外で働くものでしょう」と言う。「外で働くほうが疲れるでしょう。給料がそんなに高くなくて、ぜんぶアイさんの賃金に飛んでいくくらいなら、自分で自分の家を自分好みに掃除して自分好みの料理を作り、子供のしつけも勉強も自分で見たほうが安心でしょう? 日本はアイさんの賃金が高いのよ」
 すると、夫が裏切ったとき、夫が失脚したとき、いろいろなリスクについてずらずらと語りはじめ、自分のお金があった方がいいでしょう、と言う。要するに、夫の知らない自分だけの資金がないと不安だと言うのだ。

嫁日記のゲツさんもそうなんでしょうか。
まああそこは旦那が日本の規格に嫁を押し込まないだろうから大丈夫か。
ヤンイーもとい楊逸(よういつ)はその辺の日中相互誤解の体験談腐るほど聞いてるだろう。
それでも、日中の違いより、男女の違いに考えを馳せてしまいます。
女性セブンとか女性自身とか週刊女性とか微笑のノリで中国とその隣人を描こう、
という発想は従来なかったし、あったとしても、
そのへんのウォッチャーにそれを遂行する能力はない。