『わんぱく天国』ゴブリン書房版読了

わんぱく天国

わんぱく天国

瑞閏さんのブログで拝見して、読もうと思った本。

花鳥生活 2017-12-09 わんぱく天国/佐藤さとる
http://d.hatena.ne.jp/suijun-hibisukusu/20171209/p1

佐藤春夫の『わんぱく時代』も読んでみます。

作者が逝去したので、その直前改稿のこれが、はからずも最終版になった、
とのことです。たしかにいろんな版が出ている。

わんぱく天国 (講談社文庫)

わんぱく天国 (講談社文庫)

というか、講談社からゴブリン書房に移っただけなのか。

「谷」をヤトと呼ぶのは県央も同じです。扇ヶ谷(おうぎがやつ)など、
古い地名にもあるわけなので、そうとう昔からそう呼んでたんでしょうね。
「やっちゃ場」のやっちゃという言葉も、ヤトから来てる気がしたりします。

頁80の「チャメ子さんの一日」は検索しました。

凧、メンコ、独楽なども詳しく書いてありますが、
作者があとがきで、記録しておいてよかったと書いている、
「母艦水雷」という遊びは知りませんでした。どろじゅうや缶ケリより、
かなり複雑な遊びで、東京にも別名であると作者は書いてますが、
私が見ると、オシムの複数カラービブスのトレーニングみたいな、
頭の体操要素が強く、海軍さんは違うな、横須賀出身の福本伸行が、
カイジなんかで次々独自ゲーム創り出せたのも、こういう土地柄の、
下地があってこそなんかな。と思いました。で、じゃあ、
同様に独自ゲーム創り出すのが上手い甲斐谷忍はかごんまのどこで、
そういう独自ゲームの素養を身に付けたんかい、といわれると、
返す言葉はありませんが。以上