仕立てすぎて中途半端に〜『アフターウェディング』




アフター・ウェディング スペシャル・エディション [DVD]


2007年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたデンマーク映画コペンハーゲンを舞台に、孤児たちの援助活動に従事する中年男性ヤコブと彼の元恋人の家族をめぐる愛のドラマが展開する。監督は『しあわせな孤独』が高い評価を得た女性監督スザンネ・ビア。主人公のヤコブを『007/カジノ・ロワイヤル』の悪役マッツ・ミケルセンが演じる。人を愛する心とその裏にひそむ孤独、さらには家族の大切さを見つめた衝撃の展開は必見。

悲しみが乾くまで」がとても良かったので期待して、同じ監督のこれを観てみる。

…が!!!!

18点


インド、デンマークとその舞台の雰囲気の切り取り方と、主役のマッツ・ミケルセンのくたびれ具合がいい。それ以外はダメかな。

ヤコブと元恋人である女性のエピソードといい、娘アナが父親のことをどう受け入れてきたのかという過程、夫婦のきずななど全ての描き方が薄すぎて感情移入できない。設定はとても良く感動作になりえるものだっただけに、勿体ない…。


主役のマッツ・ミケルセン佐々木蔵之介に似てる。