水町勇一郎『労働法入門』

労働法入門 (岩波新書)

労働法入門 (岩波新書)

○「労働基準法上の労働者」と「労働組合法上の労働者」の区別、「労働契約上の労働時間」と「労働基準法上の労働時間」、労働協約就業規則の違い、職業安定法上の労働者供給事業の制限と労働者派遣法の関係など、意識していなかったor曖昧だった点がかなりはっきりさせられた。

○日本の年次有給休暇の消化率が5割程度にとどまっているのは、労働者に年休の時季指定権を与えているからとのこと。フランス(年休発祥の地)やドイツでは、年休の時季を決めるのは会社側で、労働者の希望を決めながら定めた年休カレンダーをもとに100%消化してゆくという。

○菅野先生は、以前に講演会で労働審判制度の話を聞いたことがあるが、やはりすごい権威があるのだということが伺われた。

○末広さんと中村さんって…。