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2010-02-06

単純なPVはもういらない

12:25 | 単純なPVはもういらないを含むブックマーク

未だ準備段階は脱するわけではないのですが、起業にあたって様々な関係者を回ってお話をお伺いしております。毎日いろいろなインプットを頂きながら、仕入先、IT社長からVCインキュベーターと呼ばれる方々にお会いしていく中でやたら発想だけが膨らんでいくので、収束現実的収益化への落し込みが疎かになりがちな日々なのですが、一つ言えるのはページビューにも質があるということ。

<余談>

そもそもこのモデルに辿りついたのはオンライン化が遅れている領域ということと、単純にPVを増やすだけではないモデルであるからです。リアルな関係者とともに動いていかなければいけないので、ネットだけで全てが済まないという大変さはありますが、変化を意識している業界とのお仕事なのでお話は聞いてくれる。

</余談>

例えば、某携帯デコメサイトで月間1,000万PVのサイトがあるのですが、広告収益が月10万円であることを聞いて驚きました。それは自分が前に運営していた就活支援サイトと同等の水準であったからに過ぎないわけですが、当時月20万PVでありながら、広告収益で月10万円は超えていたと思います。

単なるアフィリエイトサイトに過ぎませんし、時代が良かったのかもしれません・・・就職してからは本業に集中していたため、放置状態ではあるのですが、あまり見かけない情報であるからかいまだアクセスは多い。

もちろん特殊な例である可能性もあるのですが、ポータルを除くと単純なページビューというよりは、閲覧対象顧客の行動特性に起因するでしょうから、質や提供方法によって収益拡大余地はまだまだあるのかな、なんて思っています。

sakazuki@エイリストsakazuki@エイリスト 2010/02/18 16:50 確かに就職などテーマの絞られたサイトと、デコメのサイトでは
単純なPVの比較で収益ははかれないと思います。

実際ビジネスにつなげるのであれば、
いかにアクションを起こすユーザーを集められるかがカギになると思います。

2010-02-01

起業準備中(有給消化中)に感じたこと

21:38 | 起業準備中(有給消化中)に感じたことを含むブックマーク

先週金曜日にて、2年半ばかり勤務して参りました投資ファンドを正式に退職いたしました。有給休暇がそこそこ余っていたため1月出勤は最初の1週間だけで、後は起業準備に奔走しておりました。

親から引き継いだ箱があるわけでもなく、学生時代に企業経営の経験があるわけでもなかったので、ゼロからの作業。とにかくツテを辿って、いろいろな方々にインタビューさせて頂きながら、少しずつ知見を得てきたという経緯でございます。

決意したのが昨年11月ですから、もう2ヶ月。やっと登記の準備が整ったというところでございます。以下サラリーマンから脱してみて、感じたことをいくつか上げてみます。これは1人で起業した場合ではございますが。


自由(時間があること)の重みを強く感じるようになる


会社設立といった事務的な手続きから、資金調達、事業戦略立案、関係者訪問、実行まですべて自分1人で遂行していくことになります。そして上司から案件(仕事)が降ってくるわけではございませんので、自分でデッドラインを決めながら実行していく。

究極的には自由なのでずっと寝ていても怒られることもありませんが、事業実現化の思いが強いのでそうはならない。どちらかというと24時間事業実現のための方法を考え続けることになります。するとどんなに時間があっても足りないのではないかという意識が強くなって、最近はあまり寝ていないのですが、それで辛いとか思うことはまずない。

すべて自分でできる環境は、ワクワクしますしとても楽しいことですから。


自分1人では決して事業展開できないことを再認識する


もちろん社員であってもチームプレイが求められるわけですが、士業の一部を除けば事業を1人でやることはできない。仕入先から顧客、採用、戦略立案、実行までありとあらゆる関係者の協力を得ながら進めていくことになります。

ベンチャー起業家の方や会計士VCなどプロフェッショナルの方がお持ちの経験/知識を脳内にダウンロードしながら、日々意思決定をしていく。特に資本政策のところは、isologueさんのメルマガがとても役に立ちました。

周りからの協力に改めて感謝するとともに、まだ色々ご迷惑もおかけしておりますが暫く宜しくお願いいたします・・・


起業と経営の違いを強く意識するようになる

RT @kaz_piro_piro: 『「起業」と「経営」は違う。「起業」には突破力や創造力が必要。例えるなら、屯田兵のようなタイプ。一方、「経営」には守る力が必要。例えるなら、防人のようなタイプ』(マネックスグループCEO松本大

ベンチャー企業ですので、既存のプレイヤーが殆どいないところに市場を作っていくことを企図しております。よって、新しいアイデアや構想でひたすら突っ走っていく(起業)必要があるわけですが、既存リソースを最大限効率化させながら、それを現実レベルまで落としこんで継続敵に実行させていかなければいけない(経営)。自分の中で突っ走る面と現実家の面を擦り合わせるのはなかなか大変で、実際は起業家に徹したいところなのですが、暫くはバランスをとりながら進んでいこうとは思います。


また登記・人材採用後は別の苦労があるでしょうから、ひとまずここまで感じたことを徒然と述べてみました。

2010-01-12

起業することにいたしました

15:27 | 起業することにいたしましたを含むブックマーク

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。しばらくネタがなかったのと、起業準備に奔走していたためなかなかブログを更新することができませんでした。申し訳ないです

小生は投資銀行を経て、3年弱投資ファンドで経験を重ねて参りましたが、このたび退職し起業することを決意いたしました。金融業界ではなく、インターネットメディア業界での起業を考えております。事業内容は決定しておりますが、細部に関して詰めを調整中です。社名・登記等はまだ準備中ということで、シーズ段階ではありますが。

Twitterでは起業について様々な議論が繰り広げられています。起業に向かおうとしない理由はいくつも考えられますが、それを逆に利用する方法があるのではないか、と今はポジティブに考えています。

ネット業界における競争は厳しいですが、可能性はまだまだ大きい。常々ネットとリアルの乖離状態が継続しているのではないかと私は申し上げているのですが、漸くその乖離には終わりが見え始めて、市場は緩やかながらも拡大しております。


私はこういうサービス便利だよね、という観点から細かいネットサービスをいくつも立ち上げることを(今は)あまり考えておりません。事業を詰めて行く中で派生していくサービスはあるかと思いますが、こういう世の中になるよねという想定の元、事業を考えております。何ができるかという枠に囚われず、自由気ままに発想しています。有り難いことにアイデア段階から協力してくれる方がおり、事業化には少しずつ向かいつつあります。拡大が確実視されているソーシャルアプリを中心としたゲーム以外にも、拡大余地はまだあるはず

起業が成功するために必要なバックグラウンドに、決まった枠組みは特にないのかなとも考えています。とにかく粘り強く経営を継続させることが第一歩ではないのかな、と。事業内容につきましても創業当初と全く異なる企業もいくつもあり、私が想定している最初のモデルが自社を成功に導くかは分かりません。

いずれにしましても、私はこの業界・事業に賭けてスタートすることにいたしました。今後もよろしくお願いいたします!

yoshihideyoshihide 2010/01/13 00:57 お疲れ様です。さきほども申し上げましたが、マジで応援しています。何か力になれそうなことがあったらご連絡くださいませ。

nozominozomi 2010/01/14 10:28 あれ?オトナリさんもyoshihideさんとつながっていたんですか!?
(と言っても、私はいまだにyoshihideさんと会ったことないのですが。笑)
起業、応援しています!
採用が落ち着いて来たら飲みでもごはんでもお茶でも、ご一緒させて下さい!

yoshihideyoshihide 2010/01/15 01:44 あれれ、のぞみさん、奇遇ですね!

autonaryautonary 2010/01/19 23:22 >yoshihide、nozomi

なんとこんなところで偶然の出会いが、なにかあったのでしょうか笑
anyway ありがとうございます!

またいろいろお話させてくださいな。よろしくお願いいたします。

2009-11-12

ネットサービスで生き残るためには−エニグモ社長須田氏の講義に思う

02:48 | ネットサービスで生き残るためには−エニグモ社長須田氏の講義に思うを含むブックマーク

エニグモという会社がある。先般コルシカというサービスをリリースし、耳目を集めたのを覚えている人も多かろう。コルシカとはデジタルデータ付の雑誌を揃えたオンラインストアであるのだが、送料さえ払えば現物を入手できる。エニグモ側で雑誌のスキャニングをし、購入者側でのデータの閲覧・クリッピングを容易にした。しかしデジタルデータとしての二次利用をめぐって出版業界から猛反発を受け、一時的にサービスを停止。

現在では、オンライン上で海外バイヤーと国内消費者を繋げる「バイマ」、ブロガーと広告出稿業者を繋げる「プレスブログ」、クリエイターと広告出稿業者を繋げる「フィルモ」という3つのサービスを提供。直近では各人が所有しているモノをシェアする「シェアモ」というサービスをローンチ。カーシェアリングシェアハウスが流行っている昨今、モノも共有するといった観点は珍しく、テレビなどで取り上げられるなど注目を集めている。

その会社社長である須田氏が某社でアントレプレナー向けに講義をするというので参加してきた。非常に面白かったので、備忘録的にいくつか記憶に残ったことを並べてみる。


お金集めが非常にうまい

創業当初から、エンジェル営業だけで6,000万円程度を集めているところには驚いた。その後ジャフコDBJMUFGに対し第三者割当増資を実施し、現在資本金は4億円を超える。株主数は多いようだが、あまりうるさく言われることがない様で、うまくマネジメントできている印象。PR本も出版しており、帯は元ソニー社長の出井さんに書いてもらっている。各方面へのリレーションシップ構築がとても巧妙な印象を受ける

謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦

謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦


システムは外注

基本は福井のシステム会社に外注。スピードがボトルネックにならないよう、ある程度は会社側で対応できるように運営しているとのこと。


社員のモチベーションマネジメントが優れている

営業成績により社員旅行の行き先を変えるなど、社員のモチベーションには気を遣って経営をしている様子。リクルートや代理店に似たカルチャーか。


聞いて徒然思ったこと


技術的強みがなくても、アイデアだけでサービスインは可能なんだ!という点。

しかし一方で、技術を押し出したサービスには発想が向かわない。プレスブログ、フィルモは広告代理店向けのネットサービスともいえる。さらに、ネットサービス業界における他社サービスの真似は、会員数増加や認知度上昇のための常套手段なのであるが、技術が内製化されていないことから十分対応できていないと考えられる


それぞれのサービスの独創性は強く、ある程度までの成長性はある

とはいえニッチなサービスの集合体であり、いまだブレイクする(≒キャズムを超える)に至ってはいない。それぞれのサービスごとに会員種別が異なっており、サービス間のシナジーはあまりない印象。次々にサービスをローンチすることで、それぞれ管理人材が必要となり、人件費が膨れ上がるリスクも考えられる


といいながらも、コルシカはブレイクの可能性を秘めたサービス

出版業界のあり方を変えるサービスとして注目している。業界とのアライアンスが円滑に進めば、爆発的に広がる余地は大きい。ただいずれKindleによる雑誌のオンライン化は進んでいくと考えられることから、電子化プラットフォームを整えてサービスインし、いずれアマゾンに売却するようなことを考えてはどうだろうか。


以上まとめると、クリティカルマスを超える会員増加が見込めないネットサービスは大手ネットサービス会社へのEXITも視野に入れて経営していけばいいのになぁと思った次第です。コルシカには期待しているので、ぜひ改めてサービスインしてほしいです。

2009-11-01

nanapiというサービスについて思うこと

16:52 | nanapiというサービスについて思うことを含むブックマーク

土曜日は機会があって外部の勉強会に参加させてもらった。nanapiというサービスを展開していらっしゃるロケットスタート社長けんすうさんからお話を伺う。

ポータル→web2.0ソーシャル化が進んでいくネットサービスの中で、web2.0にフォーカス。クックパッドが料理のレシピなら、暮らしのレシピと称するお役立ちコンテンツに着目して、読者投稿系のコンテンツサイト「nanapi」を展開しているとのこと。

これを見て、はっと思った。


R25にデジャブ?コンテンツへのニーズの高さ

R25に似た感じがあるなあと。鳴り物入りでリクルートが刊行したフリーペーパーではあるが、広告収入が思ったように集まらず、先般毎週から隔週に変更。コンテンツ自体は非常に面白かったので、1週分抜けてしまうことに寂しさを覚えていた。もちろんnanapiは読者投稿系サイトとはなっているので、決まったライターがいるメディアとは異なるが、コンテンツの性質に関しては似た側面が強い。


自身、R25はもともとWeb提供のコンテンツを雑誌化したものという感覚を持っていたので、web化による読者の囲い込みが十分できていなかったことは意外であった。大規模な顧客基盤をもつmixiへのニュース提供を図ったりしていたものの、R25が対象顧客としていたビジネスマンmixiへのアクセスが頻繁とは思えない。勿論、ニュースの中でも柔らかめなものを選んで提供していた感はあるものの、さほど収益は上がらなかったのではないか。


R25のようなメディアを一般ライターが投稿できるような形にしたサービスという理解もできる。さらに恋愛コンテンツがアクセス数を集めているというところで、これはL25の領域だ。こういったお役立ちコンテンツをまともに提供しているところは少なく、日経BPプレジデントロイタービジネスマンを対象とした情報提供をしている以外は、あまりなかったのではないか。特に合コンノウハウなんてものは妙なブログを除くと、一般提供しているポータルはなさそうだ。そういった側面でコンテンツへのニーズはある。


固定ライターをどれだけ育成できるか


しかし一般化できるかが課題ですよね、と。


書くハードルの低さ×自己コンテンツ有用化の認識度を極大化することがサイトとしての価値ではないかと思っている。実際、書く内容と慣れにもよるところはあるが、ブログを書く作業は難儀だ。特に役に立つというのは、簡単にいうとはてなブックマークがつくような記事ということ。毎度記事投稿のたびに多くのブックマークを獲得できる分裂勘違い君劇場の中の方であれば問題はない。しかし役に立つという観点で書くことは難しい。


とはいえ実は今まで生きてきたこと自体、さまざまな工夫を凝らしてきたわけで、個人の中に蓄積されたさまざまなコンテンツがあるはずだ。それを1つの意味で実現させたのがランゲート(LANG-8)ではないかと思っていて、育ってきた環境下では母国語はぺらぺら、だから母国語添削は可能という認識のもと、ソーシャル外国語添削サービスを展開している(国内発SNSにも関わらず、外国人加入者がかなり多いとのこと)。それはフィリピンの現地講師を雇用して英会話サービスを展開するレアジョブにも通じるところがある。ニコニコ動画だって素人のコンテンツ作成にかける気合と力は半端ないでしょ、といったところに立脚している。


コンテンツはいっぱいある。それが何か分からない。そして書くのは非常に面倒くさい。となってくると、書き慣れている人が書けばいいのではないか。そして、固定ライターが増加、、、という流れにはなってくるのではないか。彼らとしてそこは避けたい領域なのかもしれないが、それでもいいのかも。公開ブログをわざわざ作るのではなく、はてな匿名記事を投稿する連中はいるわけで、ちょっと明るめトーンの匿名記事が集まるといった側面もあるのかもしれない。勝間さんに書かせれば、ありとあらゆるコンテンツが生まれてくるだろうが、それは趣旨に反するか。


ただコンテンツ蓄積によるマルチメディア展開という話はいくらでもあり得るし、可能性の高いメディアだと思ってはいます。


収益化のため、囲い込みのメルマガへ・・・?


一方でアルファブロガーメルマガ化が次々と進んでいるようにも感じられる。isologueさん、ぐっちーさんなど名だたるブロガーコンテンツプロバイダーがメルマガ課金といった形で、有用情報を配信するメディアと化している。専門家とされる大家が課金をとっていく中で、有用度高いものが集まっていけば、そこは個人から課金できる場所でもある。Greeのようにゲームを使っていたらいつの間にか課金されているような自体は避けておきたいね笑

などつらつらと思った次第でした。とても面白い仕事をされていて、いいなあなんて思いました。milkcafe時代から注目してた方にお会いできて、とても楽しい夜でした。


追記

こんな記事も見つけました。

身内同士で甘えているからエンジニア発サービスは大きくならない

今年に入ってロケスタは変わった。しょーもないネタサイトをユーザーの慣れ合いに頼ってリリースするのではなく、ギーク層を飛び越えて一般層の生活に馴染むようなサービスを作り出した。nanapiなんてその最たる例だよ。あれは間違いなく大きくなる。コンセプト、デザイン、ユーザーフェイス、管理体制などすべてにおいて今までのロケスタ発サービスの中で群を抜いて素晴らしい。kensuuさんの意識が変わったのだろう。ブログにもそれっぽいことを書いてた気がする。探したけれど見つからなかった(汗)

知恵袋がどこまで大きくなるか、期待したいですね。

こーたるーこーたるー 2009/11/01 18:17 けんすうかぁ。実は同期だ。
元気してた?また14日にでも話聞かせて〜。

stay_hungrystay_hungry 2009/11/02 01:04 よく考えてみたらそうでした。元気そうでしたよん

kensuukensuu 2009/11/04 12:13 (`・ω・´)ノ

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