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2011-12-17

辛い時は他人に救いを求めてもいいけど自分の意識改革も並行して行うのが望ましい

先日の「家政婦のミタ」さんにて、家族について書いた作文を発表する授業参観の中で、主役家族の次男坊が自殺したカーチャンについて読み上げるというエピソードがあった。作文の中身は(うろ覚えだが)、自殺したことにまでは触れず、「カーチャン死んじゃったけど大好きです」的な内容。読み終えた後は拍手も何も無くスルーされるような雰囲気でその場は終わったものの、よく見ると作文用紙の余白にミタさんによる花マルと「大変よく出来たと思います」が書かれており、次男はまだ授業中なのにもかかわらず、「ちきしょう!めっちゃ嬉しい!!」と思わず叫んでしまう、というものであった。

ここで「担任が無能だからミタさんの神対応が光る」という実況tweetをしていて数人から同意RTされたものの、まあ普通の人だったらちょっとびっくりしちゃって何もできないよね。むしろ傷口に塩刷り込むような余計なフォローしなくてよかったよね。とも思った。

ここで何もできない(うろたえているような演技だった)担任の先生を責めるのは筋違いである。こちらとしては主役家族に感情移入してる上にミタさんみたいな変人の奇行を見まくってるから、先生が何もできなかったことに対して疑問を抱いてしまったが、自分があの状況におかれても多分何もできなかったと思う。あるいはあの先生は「何もしない、という選択肢を選んだ」と解釈してもいい。

いずれにせよあのエピソードは「ミタさんGJ!」ということ以外に「自分たちに何が起こっていてもよその人は分からないしそこまで興味を持たない」ということを、「先生の普通さ」と共に描写していて、そういう点でも非常に面白いシーンだった。


話は変わるが、よしながふみ先生の「フラワー・オブ・ライフ」で、主役の春太郎が、転校後の自己紹介でいきなり自分が白血病患者だったと打ち明け、クラスメイト全員をおののかせるというシーンがある。

それに関して担任のシゲが説教するシーンから引用。

「あんたが自己紹介で自分が白血病だって言った時から あんたは人間関係においてそのヘビーな過去の分みんなより強者の立場に立ったのよ

あんたにそのつもりが無くてもそれはそうなったのよ

病気の事を正直に話すのが悪いって言ってんじゃないの

ただ自分の言った事で相手が多少気を遣うだろうな くらいの想像もできなかったとしたらあんたは馬鹿で子供で無神経だわ」

 

ここで、死んだカーチャンの作文を事情をよく知らないみんなの前で発表した次男のことを、馬鹿で子供で無神経だと非難したいわけではない。ただ、一般的に、何の心の準備も無しにヘビーなこと言われたらちょっとびっくりして何もできないよね、って話。

そして「自分たちに何が起こっていてもよその人は分からないしそこまで興味を持たない」のだから、「よその人」に助けを求めても助かる可能性は低い。インターネットに苦しみを吐露して助けてもらえる人とそうでない人がいる。

可能であれば、自分の意識改革から行うのが望ましい。

例えばこの、大槻ケンヂさんのインタビュー記事がすごく良かった。鬱々期を乗り越えて悟った感のある、よく言えばポジティブ、悪く言えば適当な発言の数々。

大槻ケンヂさんの至言「ネガティブを売りにすると自家中毒に陥るんです」(前編) - 日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2011/12/post_9248.html

「結局、鬱っていうのは、集中力のある人がなるんですよ。その集中力が自分の暗い部分に集中しちゃうと鬱になる。だから、その集中力を拡散させるんですよ」

ナイスTips。肝に銘じておきます。


「元気な子犬より瀕死の子犬の方が視聴率と涙が誘える」という例を出すまでもなく、ネガティブは衆目を集めやすい。でもそれで救われるかというと、それは分からない。

インターネットで承認欲求満たせるのは民衆の阿片という感じもする。

少しとりとめなくなっちゃいましたがまあ結論としては、ネガティブコンテンツで売ろうとしないけいおん!はすごいということで。

2011-12-04 このエントリーを含むブックマーク

なでこおおおおおおおおおおおおおおおうわああああああああああああああああああああああんなでこなでこおおおおおおおおおクンカクンカはあはあ!!!!

2011-11-07

井口昇監督「電人ザボーガー」※超ネタバレ

D

 オリジナルを10年程前にスカパーで恐竜軍団前まで見ていて、今回のMXでの再放送も大体見た。特オタではないのですがそんなわけで思い入れの強い作品です。

 それで、先に見に行った人の評判も高く電流がほとばしりそうなくらい期待して見に行ったところ、すごく面白かったけどオリジナルとテイストの違い過ぎるエロ・グロ・ギャグが肌に合わなかった……。多分井口監督のセンスが自分の好みと異なるのだと思います。井口監督作品は初めて見たので他の作品も見てみないことには断定出来ないのですが。ていうか、

 どうしてこうなったwwwwwwwww 大門さんは色恋沙汰に心惑わされたりしないwwwwwwwwwww ザボーガーと女を天秤にかけたりしないwwwwwwwww ていうか女いらねえwwwwwwww エロすぎるwwwwwwwww 我輩もジャンボメカAKIKOの太もも垂直に登りたいでござるドゥフフwwwwwwwwww

 と思ったものの、新田警部とのやりとりなんかも併せて考えるとオリジナルより遥かに大門が人間らしくなったな……とも思った。
 他の感想記事に対して「かっこいいザボーガーが見たくて細かいことどうでもいい人向け」みたいなこと書いてる人がいたけど完全に同意。
 まあオリジナルもウロ覚えなので大門が色恋にうつつを抜かしてる描写もあったのかもしれませんが……うーん……。


 以下諸々感想。

・デカい唇で吸ってくるっていう攻撃方法とあのビジュアルで正直のっけからヒいたけど、それで「遺伝子を採取する」っていうのがいかにもΣ団らしい科学的なんだかそうでないのかよく分からん攻撃だなと思った。普通に注射器とか使えよというか。

・「電人ザボーガー、GO!」でOPが流れるところでもう号泣。この新録バージョンOPを劇場で聴けただけで当初の目的の8割果たせた感。爆音映画祭でやってほしい。

・アクションシーンで大門がいちいちすげー顔して「止め」るところとかオリジナル完全再現感すごい

・アパッチドリルとかまで出て来ると思ってなかった……

・「スタッフクレジットの『オリジナルスコア』って何?」って思ってたら音楽はオリジナルのアレンジっていうか録り直し?だったんですね。メロディがオリジナルのままでびっくり。新録版サントラ発売まだですか……勿論OPとEDも収録して……。

・ミスボーグ山崎真実さんのセクロスシーンの表情がエロすぎる。悪之宮に鞭打たれてるところも。この二人に関しては「人間の匂いがするぞ」とかもいちいちエロい。言うのも野暮だけど鞭打つのが暴力的セックスの暗喩にしか見えない。

・アイキャッチで「ティルルルドゥーーーーーーーン」*1が流れて爆笑。話には聞いていたが……。しかも板尾さんが乗ってる絵に描き換えられてるのも芸が細かすぎる。

・見てて気付いたけどオリジナルには「流血描写」が皆無だったんだなと思った(そうでもないですかね?)。血が出てるシーン(議員愛人がブルガンダーに喰われるとことか、三姉妹の攻撃で警察の人がやられてるとことか)は総じて痛そうでちょっと見てて辛かったです。別に全然大したことない流血度合いなんですけど、あんまり血が出ないオリジナルと比べてしまってちょっと違和感があった

・ラガーマン三姉妹の赤い人が攻撃した時に太ももだけふるふる震えてる動きをちゃんと映しててすげーと思った

・おならに火を点けて飛ぶのは品が無くて好きじゃない

・ストロングザボーガー起動後の主題歌、オリジナルバージョン2番まで流した後に間奏から新録バージョンに切り替えましたよね?

・空中戦最高!!!!!

・ジャンボメカAKIKOはセーラー服着てるし日本文化好きな海外の人にはウケそうだなと思ったけど実際どうだったんでしょう。ミスボーグとのセクロスシーンは海外ではカットされてたそうですが……。

・ジャンボメカをAKIKOにしてもバイクでの垂直登りを忠実に再現しててこれも爆笑。これだけじゃなくてエンドロールでこういうシーンの元ネタ解説してたのもすごい親切設計ですよね

・秋月は旅に出た後そのうち孤児院にいる冬子って子と仲良くなって欲しい。ていうかあんだけいろいろ変更してるのに秋月の鉄の輪とかの設定も踏襲してるのほんとすごいと思った

・でも欲を言えばあそこまでオリジナルを踏まえてるんだから悪之宮博士の最期で「ミスボーグや側近が誰もいなくなった後に車椅子から落ちて這いずる姿」やって欲しかった。あれ、「悪の末路」としてすごくインパクトあったので。

・最後、きくちさん大門になったところで「何歳になっても自主的に悪を追いかける」みたいなこと言ってるの笑った。「自主的に」。パラリンザボーガーっていうネーミングも良かった。みんなもいくつになっても自分の道を貫こう。

・新録EDは2番間奏後のティンパニーが無くて残念だった。あれが好きなので。でも良い新録だった。早くサントラを……DVD特典になるんですかね……。


 まあ結局すっげー面白かったし良かったんですけどいろいろ違い過ぎるので途中から公式二次創作だと思って鑑賞していました。「全盛期を過ぎた主人公」とか、まるで蛸壺屋けいおん!同人誌を読んでいるような気分になった。まあそれで「老いてなお、いくつになっても、立ち上がれ!」と解釈してもいいんですけど。

 大人になってスタチャ大月さんのような権力者になったらこういう「過去作品を好きにリメイク」が出来るのだとしたら、わたしもどっかのコンテンツ会社の重鎮になってノイタミナ枠で沙粧妙子のリメイクとかしてえよ……と思った次第。

*1:恐らくオリジナルのアイキャッチと同じ音である

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エンヤートットーアラサー腐女子。

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