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28/09/2006

日本語教育のための教員養成について

日本語教育のための教員養成について』(平成12年3月 文化庁・日本語教員の養成に関する調査研究協力者会議報告)

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日本語教員として望まれる資質・能力

今後の日本語教員養成における新たな教育内容を提示するに当たって, 日本語教員に求められる資質・能力として, 次のような点が重要であると考える。


ア 日本語教員としての基本的な資質・能力について

日本語教員として望まれる資質・能力として, まず基本となるのは, 日本語教員自身が日本語を正確に理解し的確に運用できる能力を持っていることである。 その上で, これからの日本語教員の資質・能力として, 次のような点が大切であると考える。

(ア) 言語教育者として必要とされる学習者に対する実践的なコミュニケーション能力を有していること。

(イ) 日本語ばかりでなく広く言語に対して深い関心と鋭い言語感覚を有していること。

(ウ) 国際的な活動を行う教育者として, 豊かな国際的感覚と人間性を備えていること。

(エ) 日本語教育の専門家として, 自らの職業の専門性とその意義についての自覚と情熱を有すること。


イ 日本語教員の専門的能力について

次に, 日本語教育の専門家として, 個々の学習者の学習過程を理解し, 学習者に応じた適切な教育内容・方法を判断し, それに対応した効果的な教育を行うための, 次のような能力を有していることが大切である。

(ア) 言語に関する知識・能力

外国語や学習者の母語(第一言語)に関する知識, 対照言語学的視点からの日本語の構造に関する知識, そして言語使用や言語発達及び言語の習得過程等に関する知識があり, それらの知識を活用する能力を有すること。

(イ) 日本語の教授に関する知識・能力

過去の研究成果や経験等を踏まえた上で, 教育課程の編成, 授業や教材等を分析する能力があり, それらの総合的知識と経験を教育現場で実際に活用・伝達できる能力を有すること。

(ウ) その他日本語教育の背景をなす事項についての知識・能力

日本と諸外国の教育制度や歴史・文化事情に関する知識や, 学習者のニーズに関する的確な把握・分析能力を有すること。

なるほど、非常にわかりやすく良くまとまっていると思うと同時に、こりゃ大変だな、とも思う。

とりあえず日本語教師を目指す人は上に挙げた報告書は一読すべきだろう。