Webサービスの「アカウント」、あなたなら何と説明しますか?(後日談)


会社ブログ、6回目です。

感覚値ですが、パソコン教室でインターネットについて質問されることの半分くらいは、この「アカウント」絡みな気がします。

ちなみに、今回はシニア層にフォーカスした記事を書きましたが、自分の周りの若い人でも、「アカウント作るのがめんどくさい」「アカウント忘れた」「好きなアカウント名が取れない」などの声を聞くことがあります。

日本中の誰もが『インターネットの中』で活動するようになってきましたが、そろそろ、こうした問題を根本から解決する必要があるのではないでしょうか?

電話番号でアカウントを識別する

最近ネットを巡回していておもしろいなと思ったのは、このアカウントを『電話番号』にしてしまっている例です。

このタイプは初めて見ました。

特にシニア層の方は、自分のメールアドレスは“調べないとわからない”場合が多いです。その点、電話番号であればスッと思い出せる方が多いのではないでしょうか。

このタイプの欠点は、固定電話の番号を登録しようとした場合、夫婦で同じアカウントになってしまうということです。80代になると携帯電話の保有率もグッと下がるので、どう対応するのかなと。(80代夫婦であれば、2人で同じアカウントでも不都合はないかもしれませんが…)

韓国の総背番号制の功罪

ちなみに僕の前職は韓国資本のオンラインゲーム会社だったのですが、そこの韓国から派遣されてきた方に、「韓国でネットサービスを登録する際は、国民背番号のようなものを入力しなければならない」ということを初めて聞きました。

2000年代後半現在、韓国では、サイトに加入しようとする際、多くのサイトでは、住民登録番号の入力を義務づけている。

住民登録番号 - Wikipedia

もちろんこの方法だと、カード盗難やハッキング、プライバシー云々で問題がありありなようですが、今後のWebサービスのあり方としてヒントにはなるのかなと思います。


結局、今のところは便利さとリスクのトレードオフになってしまうので、教室ではまだしばらく説明の試行錯誤が続きそうだなという覚悟です。