帰省や旅行のキャリーバッグは「大小キャスター」タイプが静かで小回りが効いて最強だと思った件

嫁の実家が関西にあるため、お盆と年末年始には2人で2-3泊ほどの帰省をすることが多い我が家。

先日、新しいキャリーバッグ(キャリーケース)を購入し、それが買ってよかったと思える商品だったのでご紹介します。

4輪キャリーは音がうるさすぎる!

これまでは嫁が昔から使っていた安物の4輪キャリーバッグに何とか詰め込んでいたんですが、これ、アスファルトの道路で引っ張るとキャスター部分がガラガラととてもうるさく、使うのに辟易していました。ちょっとオシャレなレンガ風やタイル風の舗装なんかでも、かなりガタガタします。4輪のキャリーって車輪の径が小さくて、わずかな衝撃でも影響されやすいんですよね。車輪の素材もプラスチックのような固いもので、平らなところでさえキズついた車輪で音が出る始末。

2輪キャリーは静かだが、取り回しがしづらい

ちなみに自分も昔は出張族だったので、下のようなパソコンの入る2輪のビジネスキャリーを持っていました。これは車輪の径が大きく、素材もゴムっぽいので比較的静かに引くことができます。

ただこちらのバッグは容量的に1人で2-3泊が限度です。大きな容量を求めると、どうしても2輪では支えきれないのか、そのほとんどが4輪キャリーになってしまいます。

また2輪のキャリーのほとんどは、車輪の向きが固定されていて、一方向にしか引っ張れません。そのため、少しだけ横に移動したいとか、回転させたいなどといった細かい取り回しが結構しにくいのが難点です。

2輪の静音性と4輪の引き回しやすさの両方を活かした「大小キャスター」

容量が大きくて、取り回しがラクで、なおかつ車輪の径が大きくて静かなキャリーバッグが欲しい。

何かよい商品はないものかと近所にあるオリンピックで探したところ、偶然にも良さそうなものを発見できました。



※上記商品はAmazonでの取り扱いが終わってしまったようなので、同機能の商品も掲載します。

なんと、小輪と大輪が両方くっついているというハイブリッドなキャリーバッグ。しかもお値段も手頃な1万円前後。SPALDINGって、バスケットボールのイメージしかなかったんですが、バッグも作っていたんですね…。

お店で引き回してみたところ、かなり軽くて驚きました。4輪の特徴である小回りの良さもあり、回転させて手を離すとしばらくその場でクルクルと回り続けるほど。大輪も厚いゴムのような素材で覆われていて、多少の凸凹には対応してくれそうです。

早速購入し、家まで引いて帰ったのですが、これ本当に静かです。引くときは大輪のみが接地するようになっていて、手応えは2輪のそれと一緒です。

その後、帰省の際に何回か使っていますが、空港や駅などの平らなフロアでは、4輪の特徴が威力を発揮してくれています。軽い力で押すだけで移動できるので、2輪のバッグを引き回すよりもかなりラク。バッグの上に他の荷物も置けるので、カートのように使えます。また4輪だとカラダの横にピッタリとつけて運べるので、後ろを歩く人の邪魔にもなりにくいです。

ちなみに4輪ともゴムの大輪にしてしまえば全て解決しそうですが、そうすると不安定で倒れやすくなったり、空港で投げられたときなどに足が壊れやすいというデメリットもあります。やはり安定感があるのは、大小輪の組み合わせで、なおかつ大輪の方はバッグ部分に食い込ませている形がベストだと思います。

取り扱いメーカー

この大小輪キャリーバッグ、調べてみたらそんなに多くのメーカーで作っているものではないようです。下に主なメーカーと商品を並べてみました。

山一「ACTUSアクタス)」


ハードキャリーとソフトキャリーで悩むところですが、開け閉めがしやすいのと、前面や背面にポケットがあるという点で、個人的には国内であればソフトキャリーの方が好きですね。よかったらキャリーバッグ選びの参考にしてください。

2013年7-9月の読書記録

繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」

繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」 ?Web担当者が知っておくべきKPIの活用と実践

繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」 ?Web担当者が知っておくべきKPIの活用と実践

アクセス解析分野で活躍されていて、仕事でもお世話になっている江尻さんの著書。
よく仕事で「ウェブからの注文比率を上げたい」と相談されることがあるが、こういう時は大概ウェブの部門と電話受注の部門が分かれており、顧客を食い合っているのではというケースが多い。本書では、ログ解析だけしてたら部分最適にしかなりませんよ的な内容だったので、モヤモヤと考えていたことが文章化されていてすごく腑に落ちた。

評価と贈与の経済学

評価と贈与の経済学 (徳間ポケット)

評価と贈与の経済学 (徳間ポケット)

内田樹先生のブログはよく読んでいるが、改めて働く意味や生きる意味、結婚の意味まで考えさせられた本。
「自分がなにをしてもらえるかより先に、自分が他人になにをしてあげられるのかを考える人間だけが贈与のサイクルに参入できる」「競争社会というのは必然的にすさまじい規格化圧力が働く社会になる」「相互扶助・相互支援の安全保障体制を作り上げることが結婚の基本だと思う」というあたりの記述が印象に残った。

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

本屋で見かけて面白そうだったのでKindleで購入。会計とは、結局は事業がうまく回っているかどうかを「検証」するためのツールに過ぎないということがよくわかった。自分もそろそろ簿記や会計を勉強して、もう少し財務諸表を読めるようにしておかないと。

Webライティング実践講座

Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで (WEB PROFESSIONAL)

Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで (WEB PROFESSIONAL)

Kindle版を買おうか迷ったが、図書館にあったので借用。
ブログ書きを仕事の一部としている者として、そしてこれから多くの人が情報発信することが一般的になる時代において重要な、Webライティングの能力。
ズームイン/アウト型あらすじ、ハンバーガーエッセイ、逆の事から書き始める、課題→解決策→やらない理由の否定→やるメリットの流れ等のライティングtipsが参考になった。中でも、タイトルを考える際にGoogleサジェストやキーワードツールを使うというのは今後すぐ実践できそう。

采配

采配

采配

名将、落合監督の著書。といっても多分ゴーストライターだろうけど。期待して読んだが、断片的な記述が多く、あまり頭に入ってこなかった印象。

ノマドライフ

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

「ライフスタイルがコンテンツになる」というのは最近とてもよく思わされること。自分の経験に基づいた、地に足の着いた稼ぎ方ができる時代になったんだなと。

稼ぎたければ働くな!

日本に数ある企業の中で、年に4000万円以上の利益を上げているのはわずか3%らしい。つまり、ほとんどの人は「働いても稼げていない」状態にあると指摘するこの本。
社長の仕事は「いかにして社員のモチベーションを上げるか」ということを様々な事例をもとに教えてくれた。「ムチよりも先にアメを与える」という方法は、経営者と従業員という関係だけにとどまらず、他人の行動を変えたいと思ったときに使えそうだと思った。

GS世代攻略術

現在の団塊世代の多くは、地方から上京したあと現在は関東郊外に住んでおり、その子供は都心に居を構えているというファミリーモデルを説明している本。関東郊外一円を狙った「ドーナツ戦略」というのを初めて知った。

シニアシフトの衝撃

シニアシフトの衝撃

シニアシフトの衝撃

シニアビジネスコンサルティングで有名な村田先生の著書。シニアビジネスの事例やアドバイスが多く書かれている一方で、「豊かな高齢社会とは、高齢者だけが豊かになる社会ではない」という記述にとても共感した。
自分も高齢者にITを教えているが、それは回り回って社会の効率化、合理化に繋がり、最後には自分たち世代に利益がはね返ってくると思っている。

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に

好きなことで食うには「システム」と「クレジット」が大事で、顧客(法人・公共)、商品(サブグッズ・共感)、課金(月額・成果報酬)、支払い(手軽・第三者)、資源(タダ・参加者自身)の視点から考えればよいとのこと。
儲かる発想なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編など、最近はこういうビジネスモデル分析の本を読むのが楽しい。

ブログ飯

ブログ飯 個性を収入に変える生き方

ブログ飯 個性を収入に変える生き方

アフィリエイトで食っていくと覚悟してからの挫折と成功がリアルに書かれていて貴重。確かに退路を断たないと本気で取り組めないなと。本の最後にある奥さんが書いた一章が面白い。肝が座ってるし、文才がある。

あなたが輝く趣味起業のはじめかた

あなたが輝く趣味起業のはじめかた: 楽しみながらお金と幸せを引き寄せる!

あなたが輝く趣味起業のはじめかた: 楽しみながらお金と幸せを引き寄せる!

嫁が図書館から借りていて、ちょっと読んでたら意外とよかった本。
「企業や友人が決してやらないようなサービスでやれ」「非常識マトリクスを使え(場所、時間、色、素材、大きさ、シーン、形、性別、国)」「情報発信→ファン作り→販売→リピート化」など、他の本でも触れられているけど結構わかりやすく書かれていた印象。あと実際に趣味起業をやった人の事例もいくつか載せられていて、自分でもできそうだなと後押ししてくれる。

外資系コンサルのスライド作成術

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック

パワポでのスライド作成は2パターンあって、セミナー等で話す際に使う発表用と、分析や調査結果を掲載するレポート用に分けられる。そのうち後者の方については、個人的にはこの本がファイナルアンサーな感じ。企画や調査に関わっている人にはおすすめ。

「JINS PC」をかけたら本当に目が疲れなくなった件について

社会人になって7年、仕事でもプライベートでもPCの画面を1日中見続ける生活を続けています。平均で1日8時間くらいでしょうか。

幸いなことに、現在まで「裸眼」をキープできているのですが、歳のせいなのか何なのか、今年に入ってから1日中PC画面を見続けた日には夕方になると頭痛がするようになってきました。

同時に、視力も落ちてきた感が否めません。家では視力回復の目の体操をやってみたり、近くと遠くを交互に見るトレーニングをやってみたり、努力はしていたんですが…。

そこで7月の自分の誕生日に、会社から「いま何か欲しいものある?」と聞かれたので、前から気になっていたPC画面のブルーライトをカットしてくれる「パソコンメガネ」をリクエストしてみました。

調べてみると、結構いろいろな種類があるんだなと。Amazonで気軽に買える中でメジャーなのは、「JINS PC」と「Zoff PC」ですね。どちらも4000円弱とお手頃価格。どちらにするか少し悩みましたが、やっぱり露出が多い「JINS PC」の方を今回は買ってみることにしました。

世界はこれほどまでに青かったのか

届いた実物がこちら。

誕生日プレゼントなのでメッセージ入ってますが。しかも黒じゃ面白くないからと言って赤フレームになりました…。

かけてみると、景色にほんのり黄色がかかったような見え方になります。蛍光灯で言うと「昼光色」から「電球色」に取り替えたような。クリアレンズタイプを選んだせいか、特にPC画面が見えにくくなるということもなく、これまでと同じように作業ができています。

ちなみに作業をした後にメガネを外すと、「世界ってこんなに青かったのか!」と思ってしまうほど、周りが青く見えます。それほど、ブルーライトのカットができているのでしょう。

頭が痛くならなくなった!

で、使い続けてもう1か月強になりますが、これをかけている日は、夕方になっても頭が痛くならないことに気付きました。目の疲れも軽くなった感じがして、思っていた以上に効果があったようです。4000円なら十分もとが取れるなと。

PCでの作業時間が長い人には、試してみる価値があると思います。また個人的には、ずっと「ダテメガネ」に憧れていたので、気分的にも結構楽しみながら使っています。

しかし自分のような「メガネを必要としていなかった層」に対して、潜在ニーズを汲み取って、これだけのブームを起こしているこの業界には学ぶことが多いですね。ドラッカー「企業の目的は顧客の創造である」という言葉を思い出しました。

マーケティングのアプローチとしても、ちゃんと「問題(ブルーライトが目に悪い)」→「対策(メガネをかけよう)」という流れができています。他のECサイトでもぜひ参考にしたいですね。

2013年4-6月の読書記録

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

今さらながら、こんまり先生の著作を読んでみる。自分も片付け大好きなのだが、それでも結構衝撃的な内容が多かった印象。


「プレゼントされたものが捨てられなくて…」という悩みには、「プレゼントはもらった時点でその役割を果たしているんです。」とバッサリ。気持ちいい。けどちょっと怖い。

あと「片付け」が職業になるっていうのは素敵だなと思う。仕事なんて自分で作り出すもんなんだよな、そもそも。

勝ち続ける意志力

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

ちきりんがあんまりお薦めするものだから、Kindleで購入。

うーん、あんまりピンと来なかった。「俺は一人で頑張った」「勝ち続けるためにはストイックな努力が必要」ということを延々とループして書いている印象で、文章も稚拙な感じ。

儲かる発送

マーケットと儲けのネタをヒモづけよう! ビジネスマンのための「儲かる発想」 (講談社BIZ)

マーケットと儲けのネタをヒモづけよう! ビジネスマンのための「儲かる発想」 (講談社BIZ)

なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編に続き、ビジネスモデルの研究用に。

歯医者の予約すっぽかし対策システムの話や、ただの青いTシャツを日本代表戦のあるスタジアム周辺で売りさばく話など、同じものでもスキーム次第で全然価値が変わってくるということを見せつけられた感じ。

自分の生活の回りからアイデアを拾って形にするという方法は、ぜひ見習いたいところ。それらが本当にビジネスになるか、困っている人がどのくらいいるのかを調査することも大事。

いまKindle版だと90円なので、費用対効果的には超おすすめ。

低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー

低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー

低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー

5月23日からの相場急変はホントに疲れた。それまで一本調子で増えてきた含み益が、みるみる小さくなっていって、何度投げ売りしようとしたことか。リスクを取りすぎていたのを反省しながら読んだ。

ETFを駆使してインデックスでアクティブ運用しなさいという趣旨。以前読んだ超簡単 お金の運用術 (朝日新書)では外国ETF6割:国内ETF4割という内容だったのに対し、こちらはもう少し柔軟に、先進国と新興国、債券、REIT、金なども入れて考えようという感じ。

今もETFを組み入れて運用しているが、確かにこのボラティリティの高まった相場では、個別株の上下で疲れてしまうので、順次ETFに切り替えていきたいところ。

企業が帝国化する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔

海外の成功企業の内部紹介といった感じ。昨日までの仲間を笑顔で刺すことができる、「猛禽類」のようなビジネスマンじゃないと生き残れないと。

自分の進みたい方向はこっちではないなと思った。

ワンクリックージェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛

ワンクリック ジェフ・ベゾス率いるAMAZONの隆盛

ワンクリック ジェフ・ベゾス率いるAMAZONの隆盛

前半はベゾスの生い立ち、後半はAmazonの隆盛について。 企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書)で書いてあったことがそのまま実現されている感じ。

Amazonは使うのはいいけど、ここで働きたいかと言われたらNoだなと。

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

バリュー投資について勉強するために購入。じっと待っていれば優良株でも不当に値が下がる、いわゆるパニック売りのときがあり、そこで一気に買ってあとは放置という戦略が基本型。

優良株か否かの判別も参考になった。一株あたりの利益が順調に伸びているか、独占的な商売ができているかなど。

5月23日の株価急落よりも後に読んだので、このパニック売り時に拾い集められなかったのがちょっと残念。

ETF投資入門

ETF投資入門 (日経文庫)

ETF投資入門 (日経文庫)

ETFについて、基本的な勉強用に購入。

スマート・プライシング 利益を生み出す新価格戦略

スマート・プライシング 利益を生み出す新価格戦略

スマート・プライシング 利益を生み出す新価格戦略

日々仕事をしていると、自分の仕事の対価としてどのくらい請求すべきか悩む事が多い。少しでも参考になるかなと思って読んでみたが、いろいろな価格の決定方法から学ぶべき事は多かったものの、悩みの解決には至らず。

2013年1-3月の読書記録

インタフェースデザインの心理学

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

認知心理学系のネタとデザインを絡めた人気の本。確かに面白かったけど、以前読んだMind Hacks ―実験で知る脳と心のシステムの焼き直し感もあるのでそれほど驚く内容ではなかった感じ。

ホントは教えたくない資産運用のカラク

ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇 (Wild investors)

ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇 (Wild investors)

ホントは教えたくない資産運用のカラクリ2 タブーとリスク篇

ホントは教えたくない資産運用のカラクリ2 タブーとリスク篇

ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇

ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇

3冊通して読了。結局、「いかにして払う税金を抑えるか」が大事ということ。

勝率9割を目指す株価チャート練習帳

勝率9割を目指す 株価チャート練習帳

勝率9割を目指す 株価チャート練習帳

基本は長期投資なのでそれほど売買のタイミングには神経質になる必要はないと思っているが、ここ最近の株価のボラティリティの高さによる高値づかみのリスクを考えると、チャートなどの少し短期的な視点も必要と思って購入。ホントにテクニカルなことしか書いていないが、基本的なチャートの読み方の勉強になった。

超簡単 お金の運用術

超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

通常の仕事を持っている人にとっては、常に市場に張り付いてるわけにもいかず、アクティブ運用は現実問題として難しい。そこでオススメされているのがインデックスのETFに投資してあとはほったらかしという方法。ちなみに海外株のインデックスに6割、国内株のインデックスに4割という配分が一番リスクが抑えられてよいとのこと。結論ズバリでわかりやすくて良い本だった。

なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編

なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編

なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編

個人的にはここ数ヶ月のうち1番のヒット。不動産、建機、バス、タイヤ、旅館、地銀などの「うまくやっている」事例が詳しく解説されていて興味深かった。

フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました

遠い未来に独立したときの税金や社会保険料の節約方法について、基本的なことを勉強する用に。

自宅は会社に買ってもらえ!―社長が会社を使って資産を残す方法

自宅は会社に買ってもらえ!―社長が会社を使って資産を残す方法

自宅は会社に買ってもらえ!―社長が会社を使って資産を残す方法

上の「フリーランスを…」とかなり近い内容で、実際にビジネスを始めた人のストーリーを追いながらポイントが解説されているのがわかりやすかった。

「スマート・エイジング」という生き方

年を重ねるのが楽しくなる! [スマートエイジング]という生き方 (扶桑社新書)

年を重ねるのが楽しくなる! [スマートエイジング]という生き方 (扶桑社新書)

前回に引き続き、シニアビジネスコンサルタント東北大学特認教授の村田さんと、同じく東北大学の川島教授の共著です。前半が村田さん、後半が川島教授の執筆になっています。

認知証の改善に効く「学習療法」

川島教授と言えば、「脳トレ」で一世を風靡したのも記憶に新しいところです。最近も「鬼トレ」としてゲームの続編の監修をしています。

実はこれ、ただの計算ゲームではなかったんですね…。

川島教授は、どのような生活行動が最も脳を活性化するか、MRIを用いて検証したそうです。

  • 難しい計算をしているときは、脳は活性化しません
  • 一方、簡単な計算を素早く解くときは、前頭前野を含む脳のいろいろなところが活性化されます
  • テレビを見ているときは、後頭葉と側頭葉のみ活性化し、前頭前野は全然活性化しません
  • 手で文字を手書きしているときは、脳のいろいろなところが使われます
  • 大きな声で音読しているときも、脳のいろいろな場所が活性化します

これらの研究結果から、簡単な計算、手書き、音読からなる「学習療法」が開発され、これまでに1200以上の介護施設で導入され、認知症の症状改善の成果が出ているとのことです。通常は進行するばかりの症状に対し、これを導入してから「認知症は改善する」という希望が生まれ、施設の雰囲気が変わったというところもあるほど。素晴らしい。

また現在健康な方も、前頭前野を使うことは認知症の予防に効果的で、「脳の健康教室」として全国で通うことができるそうです。

脳の健康教室|脳の健康教室トップ : くもん学習療法センター
http://www.kumon-lt.co.jp/kenkou/index.php

先の「脳トレ」ゲームも、こうした研究の成果を簡単に実施してもらうための手段だったのでしょう。当時は自分もそんなことはつゆ知らず遊んでいましたが、今になって真の使い方に出合った感じです。

ちなみに最近では、iPhoneなどのタッチパネル端末でも「簡単な計算を素早く解く」アプリがいくつも開発されています。下の2つの無料アプリは動作もシンプルで遊びやすく、脳の活性化を期待してたまに自分でも遊んでいます。

ちなみに実はこのあたり、マミオンでも『大人塾』という大人向け算数教室の事業をやっており、展開が気になるところです。

ただ大人塾の方は、「算数ができることって楽しいよね!」という喜びをたくさんの人に味わってもらおうというところからスタートしていて、認知症予防は副次的効果とも言えます。なかなか「予防!予防!」と言っても、運動と違って衰えが目に見えにくく腰が重い方が多いのが実情です。

朝食の品で、知能指数が決まる?

余談ですが、川島教授の別の研究も紹介されていました。食事内容と脳の活性度合いを確かめるため、小学生を対象にした調査をしたそうです。

結果は、朝食はパンよりごはんの方が、そしておかずがより多い方が知能指数が高くなる傾向にあるとのこと。よく「勉強ができるようになるために、毎日朝食を食べなさい」と耳にすることがありますが、実はその内容までが影響するのだそうです。パン1枚だけで終わらさず、できればご飯と味噌汁、小皿1品などの和食がよいとのこと。

ちなみにこの話を読んでから、自分もカロリーメイトだけだった朝食を、きっぱり和食に切り替えました。今さらですが念のため…。

親が70歳を過ぎたら読む本

親が70歳を過ぎたら読む本

親が70歳を過ぎたら読む本

うちの親はまだ70歳にはなっていませんが、ちょうど仕事で介護や老人ホーム関連の依頼があったので、勉強も兼ねて読んでみました。シニアビジネスで有名な村田さんの本です。

  • 老人ホーム
  • 相続
  • 認知症
  • 介護
  • 葬儀

こうした内容が広く浅く書いてある本で、ことが起きてからというよりは、高齢の親を支えるための入門書といった位置づけです。最初から専門書を読みあさろうとすると疲弊してしまいそうなので、確かにこれは1冊読んでおいてもいいなと感じる本でした。