試行ー公園探索:梅田阪急オフィスタワー






ここは公園じゃなくオフィスビル。でも、空間の質としては公園と同じような場所になっている。都市を見下ろすことが出来ることと、居場所の選択肢が限りなく多様な家具の設えによって、この場所は人の居方が刻一刻と変化する場所となっている。「お金を払わないと休める場所が梅田にはない」という話はよく聞く。こういう場所を作った阪急の意識はとても高いと思うし、ただ単に床面積を増やすという理論では見つけられない魅力がこの場所にはあるのではないだろうか。(もちろん百貨店とつながっていることで集客効果等の期待は見逃してはいけないが)
僕が写真を撮っていると、おばさんが「この場所で集合写真を撮ってくれ」と言って来た。それだけ魅力的な場所だということではないだろうか。