トゥーゲントハット邸

やはりプラハ旅行の目玉になった、トゥーゲントハット邸。
散りばめられたユーモラスなディテールにもちろん感動。
リビングはまるで、ひとつの空間が伸び縮みするような感覚。ある場所に立つと、色々な空間のまとまりを経験できる。それは大きな空間を遮蔽もしくは分割することによって出来ているんだけれど、建物を構成する柱(梁は隠蔽されている)の秩序とある意味で無関係に遮蔽物が配置されているためか、空気の密度に大小が生まれているような感覚。それは色々な居場所があることと関係している。広いということを超えて豊かだと感じた。リビングからの眺めが最高。

住宅としては贅沢な設備機器スペックや建物そのものの大きさにももちろん驚くんだけれど、機能とそのボリュームの構成がさりげなく心地いいと感じた。メインエントランスはプライベートなフロアにあるんだけれど、パブリック空間であるリビングへ向かう階段に自然光が差し込みドラマチックであり、エントランスからリビングへと壁と空間が連続している。
素敵な本も買ってこれたので、じっくり勉強することにしよう。