演劇×劇場×文化施設建築

2017-07-21

東京ミッドタウン10周年、巨大な移動式コンサートホールが出現

東京ミッドタウン開業10周年を記念し、9月19日から10月4日までミッドタウン・ガーデン 芝生公園にて「ルツェルンフェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン」を開催する。

伝統あるスイス音楽祭「ルツェルンフェスティバル」が、2011年の東日本大震災の復興支援のために企画した移動式コンサートホールアーク・ノヴァ(ARK NOVA)」。世界建築家磯崎新英国人彫刻家のアニッシュ・カプーアによって制作された、 高さ18m、 幅30m、 奥行36mの巨大なホールとなっている。

2013年から15年にかけて松島仙台福島にて展示されていた同ホール。今回は大震災を風化させないという音楽祭の想いに東京ミッドタウン賛同したことで展示が決定した。

期間中は、内部の一般公開日を設け、被災地で行われたイベントの様子を目にすることができる他、コンサート映画の上映も行われる。

イベント情報】

ルツェルンフェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン

会期:9月19日10月4日

会場:ミッドタウン・ガーデン 芝生公園

住所:東京都港区赤坂9-7

※荒天中止

https://resemom.jp/article/2017/07/21/39348.html

避難訓練コンサート」が全国的流行 いったい何をするの?

避難訓練コンサート」なる行事をご存じだろうか。2011年の東日本大震災を機に、全国各地の文化施設で広がりを見せるイベントだ。

全国公立文化施設協会によれば、2011年に「水戸美術館」(15年も開催)で行われたのが起源。徐々に全国に広まり、今年だけでも、「広島文化学園HBGホール」(2月)「神戸国際会館こくさいホール」(3月)、「新宿文化センター」(4月)、「神奈川県立音楽堂」(6月)と行われている。

具体的にはどんなことをするのか。2015年にはじめて「避難訓練コンサート」に取り組み、17年9月10日の公演で3回目を数える「滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール」(大津市)の担当者に話を聞いた。

コンサートは「わき役」

――開催のきっかけは?

緊急時の避難誘導業務を実際の場面に即した形でやりたかったためです。

これまで同様の訓練は、職員のみで取り組んでいました。ですが、お客さんがいないため緊急時の対応をまとめたマニュアルがはたして本当に機能するのかという疑問点もありました。そこで、マニュアル検証ができる良い機会として「避難訓練コンサート」を企画しました。

――同時にコンサート実施する意図は?

避難訓練に協力してください」と呼びかけてもお客さんは集まってくれないと思うので...(苦笑)。「集客の目玉」としてコンサートも用意しました。

コンサート中に突然始まる

――具体的な公演内容は?

声楽アンサンブルの持ち味を生かし、オペラを中心とした内容となります。実際に「避難訓練」を行うのは、演奏の途中で不意に実施します。一度ホール外に避難していただき、訓練後はふたたび客席に戻ってコンサート再開となります。

――これまでの参加者からはどんな感想が寄せられていますか?

「実際に避難経路を確認できてよかった」「次にホールに行くときに安心感を持てる」といった好意的な意見を多数いただいています。

また、「避難してみてここが不便だった」というような避難誘導業務改善に役立つ意見も多く、参考にさせていただいております。

びわ湖ホールでは、初回が400人、2回目は650人と年々参加者が増えている。今年は800人規模のホールで実施予定だ。入場無料なのも嬉しい。

同様のイベントは、全国各地で実施されており、入場無料施設が多い。ぜひ、自宅近くでの催しを調べてみてはいかがだろうか。

http://news.nicovideo.jp/watch/nw2885395

補助犬同伴「ダメ」3カ所 群馬県内の主要文化施設

コンサートホールなどがある群馬県と12市の主要文化施設13カ所のうち3カ所が、体に障害のある人が盲導犬などの補助犬を同伴できないことが、上毛新聞の調べで分かった。日本財団などの調査で、全国の文化施設劇場の6分の1が同伴できないことも判明。不特定多数の人が利用する施設での補助犬受け入れ拒否は身体障害者補助犬法で原則禁じられ、障害差別解消法でも拒否は不当な差別とされているが、法の趣旨が十分に浸透していない実態が浮かんだ。

◎「段差」「ほえる」「出演者へ確認」…

県内13カ所のうち「補助犬を同伴できる」と回答しなかったのは、昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)、伊勢崎市文化会館利根沼田文化会館利根沼田文化会館は「建物が古くホール内は段差が多くて危険が伴う。職員個別誘導する対応を検討したい」、昌賢学園まえばしホールは「補助犬が音に反応してほえることが考えられる。別室で預かって対応したい」とコメント伊勢崎市文化会館は「館の主催事業でも、出演者プロモーターの確認が必要となる」としている。

一方、「同伴できる」と回答した施設の中に「貸館業務のため主催者側から同伴の規制があれば受け入れるとは言えない」としたところが複数あった。

日本財団などのチームが昨年9月、全国の文化施設を対象に実施した調査によると、補助犬の客席への同伴について、15.9%に当たる106カ所が「できない」と回答した。

盲導犬ユーザー女性(65)=高崎市=は「コンサート会場で同伴できるかは主催者に尋ねるように言われて諦めたことがあった。会場側が対応を示してほしい」と訴える。

県視覚障害者福祉協会会長木村功さん(78)は「盲導犬はユーザーにとって“命の綱”。施設が盲導犬への理解を深め、盲導犬ユーザー芸術に親しむ機会を狭めないよう働き掛けたい」と話している。

《身体障害者補助犬法》 身体障害者のパートナーである盲導犬、聴導犬、介助犬の同伴を、公共施設交通機関などに加え、ホテルやレストランなど不特定多数が利用する民間施設が拒むことを禁じる法律障害者の法定雇用率が義務付けられている企業の補助犬受け入れ拒否禁止する。罰則はない。障害者、企業など双方が都道府県に苦情を申し立てることができ、相談を受けた都道府県は必要な助言、指導を行う。

http://www.jomo-news.co.jp/ns/9515005645058290/news.html

2017-07-20

19年度に基本方向検討/民活導入など視野、周辺施設と複合化も/目黒区センター

東京都目黒区は、老朽化耐震性の確保が課題となっている「目黒区センター」について、改修や周辺施設との複合化などを含めた整備のあり方を検討する。2018年度までセンターを取り巻く課題を整理し、19年度から基本的方向性検討に入る。21年度から具体的な取り組みに着手する予定だ。民間活力の導入なども視野に入れている。 目黒区センター目黒2−4−36)は、約2.1haの敷地に5棟総延べ約2万?の施設が立地している。図書館や体育館美術館、中小企業センター、勤労福祉会館、消費生活センター児童館公園などで構成する区の大型複合施設で、A−Dの4棟は74年の完成、美術館棟は87年に竣工した。一部の建物耐震性に課題があり、区は将来的な区民センターのあり方などを含め、多角的検討する方針だ。

センターを取り巻く課題を整理し、必要な施設機能を精査した上で、改修や周辺施設との複合化などを検討する。都市計画上の制約、目黒駅周辺地区で進むまちづくりの動向なども踏まえながらセンターのあり方を探る。民活手法などについても検討する予定だ。重要なプロジェクトとなるため、庁内に専門部署の設置なども検討する。

https://www.kensetsunews.com/archives/85658

ぴあ横浜みなとみらいに1万人規模のアリーナ建設

ぴあ株式会社は20日、横浜みなとみらい地区に1万人規模の大型コンサートアリーナ建設することを発表した。地下1階、地上4階建てで、20年春の開業を目指す。

建設地は横浜ランドマークタワーなどにも近い、みなとみらい大通りに面した1万2000平方メートル土地で、みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩7分、JR桜木町駅から徒歩9分。民間企業単独主導による1万人規模のアリーナ建設運営国内初だといい、着工は今年12月を予定している。

同社関係者によると、ステージ設営の利便化を狙い、ステージ真後ろの壁側に搬入口を設けて、ステージ裏に直接車両をつけて機材搬入ができるようにする構想もあるという。また、20年東京五輪の前に完成させることで、競技使用によるコンサート会場不足にも対応していく。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1858907.html

仙台市大型プロジェクト 下期に検討組織/本庁舎は19年度設計/音楽ホール機能など議論

生産施設提案進める】

仙台市の大型プロジェクトが2017年度下期に本格始動する。市役所本庁舎音楽ホールの両整備プロジェクトは、23日の市長選を経て、新市長による体制のもとで初めて開かれる9月議会以降に外部有識者らでつくる検討組織を設置し、議論を本格化する見通しだ。現在は、ともに組織メンバーの人選に向けて準備を進めている。整備スケジュールは、現地で建て替える方針を固めている本庁舎が19年度から設計に着手し、22年度ごろの着工を想定している。一方、整備方針が固まっていない音楽ホールは、6月議会で基本構想・計画に2年、設計に3年、施工に3年と、基本構想から完成まで8カ年の想定事業期間を示した。 本庁舎建築防災、福祉などの有識者らで構成する10人程度の基本構想検討委員会を立ち上げる。議論内容は、昨年度まで庁内の次長部長職員らが同庁舎課題対策会議でまとめた報告書などをもとに、施設コンセプトや必要な機能、規模や建設地などの詳細を基本構想にまとめる。

現段階では、新築した上杉庁舎を除く、分散している各庁舎と本庁舎を集約する考えで、その場合の業務に必要な延べ床面積は約6万3000−6万5000?としている。概算事業費は約370億円と試算している。同構想策定支援業務は梓設計が担当している。

音楽ホールは、機能や規模、建設地などについて議論する組織となる。内容は、政策技術研究所委託していた整備検討調査業務2件でまとめた他都市の事例や音楽団体などのヒアリング調査などの結果を基に、メインホールの特性施設機能施設全体の規模を詰めて、立地可能な場所についてまちづくり観点を踏まえて検討する。別途、組織の立ち上げに合わせて、組織運営や必要な追加調査となるその3業務も発注する予定。検討が順調に進めば、今年度中に基本構想の検討に着手したい考えだ。

調査結果で示した想定施設パターンのうち、メインホールをオペラ劇場的大ホールと中・小ホールを設ける最大規模の場合は、延べ約3万6000?で、事業費は約337億円としている。

このほか進行中の主なプロジェクトは、(仮称)青葉生涯福祉センター市民センターを合築する旭ケ丘駅前複合施設は、日総建に候補検討調査業務委託している。今年度中に調査結果をまとめるとともに、基本構想関連業務を発注する。18年度にも設計者の選定手続きに着手する方針だ。

RO(改修・運営方式の導入を見送った科学館改修事業は、他の市所有建築物との全体的な維持管理観点から、公共施設総合マネジメントプランの中で今後の事業手法や整備スケジュールを詰めていく。

https://www.kensetsunews.com/archives/85646

http://d.hatena.ne.jp/stnet/20170606/1496716286

劇場文化 京に新拠点…18年秋 南区複合施設

◇相次ぐ閉館 演出家ら「守り育てる」

京都市で受け継がれてきた舞台芸術伝統を守ろうと、演劇関係者らが南区小劇場を備えた複合文化施設を開設するプロジェクトを進めている。市内では今年度末までの約3年間で五つの劇場などの閉館が決まっており、芸術家や観客の「京都離れ」が心配されている。事業費8550万円の全額を寄付で賄い、2018年秋の開館を目指す計画で、関係者は「市民に愛される劇場を」と意気込む。

施設は「Theatre E9 Kyoto」で、不動産会社「八清」(下京区)が所有する鉄骨2階建て延べ540平方メートルの倉庫を改修。1階は劇場(100席)やカフェ、2階には宿泊しながら制作できる作業場ギャラリーを設ける。

市内には多くの劇場があり、俳優脚本家らを輩出してきた。だが、所有者の高齢化施設老朽化が進み、15年には「壱坪シアタースワン」(下京区)などが閉館し、今年8月には「アトリエ劇研」(左京区)が幕を下ろす。

危機感を抱いたのが、同志社大出身京都を中心に活動する演出家のあごうさとしさん。今年1月、劇場開設を目指して一般社団法人「アーツシード京都」を設立狂言師の茂山あきらさんらが理事を務めるほか、長男小劇場などで活動する俳優という縁で、政治学者の御厨みくりや貴・東京大名誉教授も呼びかけ人代表として支援している。

あごうさんは「日本舞台芸術小劇場で育った人材が支えている。若い人が低料金で利用でき、文化を守り育てる場にしたい」と訴える。1口1万円の寄付クラウドファンディング(インターネット募金)の「Readyfor」で受け付けており、施設愛称の「ネーミングライツ」(命名権)を希望する企業なども募集

問い合わせはアーツシード京都

http://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20170719-OYTNT50163.html

http://d.hatena.ne.jp/stnet/20170706/1499392342

ホール使用料問題市民唐津市提訴

■過少徴収で佐賀地裁に

唐津市所有の多目的ホールで定期的に開かれている市民団体映画上映会で、使用料が過少徴収になっているとして、市民が18日、唐津市相手に未徴収分を徴収するように求める訴訟を佐賀地裁に起こした。

訴状などによると、団体は有料で上映会を開いているが、市側は条例で定めた使用料区分の「料金を徴収しない場合」の適用徴収する場合の半額)を続け、備品利用料や冷暖房費も徴収せず「市に損害を与えた」と主張している。

提訴した男性(77)は5月に住民監査請求をしたが、監査委員は、市が主催団体の一員であることなどから「必要な措置を講じているにすぎない」として7月3日に棄却した。

男性は「市による私への当初の説明と、監査委員に対しての説明とでは内容が違い、事後につじつま合わせをしている。市にはきちんと説明が付くような仕事をしてほしい」と話している。市は「訴状が届いておらず、コメントできない」としている。

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/447825

2017-07-19

荘内銀行本店営業開始 本店営業部と宝田支店統合 演奏会ホール併設も 鶴岡 /山形

荘内銀行は18日、鶴岡市本町建設していた新本店での営業を開始した。本店営業部と宝田支店統合金融機能のほか、演奏会などに利用できる416人収容のホールを併設している。

鉄骨造り地上6階で、延べ床面積8000平方メートルゆうちょ銀行海外発行カード対応型の現金自動受払機(ATM)を設置した。上野雅史頭取は記念式典で「城下町調和した建物の新本店で高度なサービス提供し、地域とともに発展していく」とあいさつした。

https://mainichi.jp/articles/20170719/ddl/k06/020/119000c

2017-07-18

土佐市 11月の入札公告か 複合文化施設建設

土佐市土佐市は、複合文化施設建設について、本体工を一般競争で早ければ11月に入札公告する。一括もしくは分離発注とするかなど、詳細は今後詰める。

規模は地下1階地上3階建て延べ約1万0500平方叩蔽浪蕊分含む)。

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/170714200063.html

http://d.hatena.ne.jp/stnet/20170607/1496796287

箕面市PFI箕面船場駅前拠点/総合評価で10月公告/にぎわい創出の提案求める

大阪府箕面市は、PFI手法を導入する(仮称箕面船場駅前地区まちづくり拠点施設整備運営事業実施方針公表した。9月上旬特定事業に選定し、10月上旬総合評価一般競争入札を公告する。参加表明書の提出は同下旬まで。提案書は11月下旬まで受け付け、プレゼンテーション審査を経て12月下旬に落札者を決める。

参加資格は、設計施工工事監理、地下駐車場運営維持管理、付帯施設運営維持管理の各業務を担当する企業で構成するグループ。

設計施工工事監理を担当する各企業は、過去15年以内に延べ5000?以上の公共施設と500席以上の劇場演芸場・観覧場の新築工事においてそれぞれの実績を持つこと。加えて、施工企業は単体か2−4社JVとし、単体とJV代表企業は建築一式工事総合評定値が1500点以上であることなど。

事業では、北大阪急行電鉄の延伸に伴い新設される(仮称箕面船場駅前において、BTO(建設譲渡運営方式のPFI手法を導入して文化ホールや文化交流施設、図書館、地下駐車場を整備する。

想定規模は、文化ホールが延べ7700?、文化交流施設が同4600?、図書館が同6600?。文化ホールには1400席の大ホールや300席の小ホール、リハーサルスタジオ、文化交流施設には多目的室(大、中)、スタジオ(同)、会議室などを備える。図書館の蔵書数は約71万冊、駐車場収容台数は自動車120台以上、自動二輪65台以上を見込む。

付帯施設は飲食店舗など、にぎわいと回遊性を効果的に創出するものを想定し、事業者に提案を求める。

この事業における運営管理は地下駐車場と付帯施設のみとし、PFI事業者は文化ホールの運営維持管理を担当するキョードーファクトリーとSPC(特別目的会社)を組む。文化交流施設と図書館の運営維持管理大阪大学が担当するが、SPCには参画しない。

整備期間は2018年3月下旬から21年3月まで、運営維持管理を含む事業全体の期間は36年3月まで。

建設地は箕面船場東3の8100?。

https://www.kensetsunews.com/archives/84312

http://d.hatena.ne.jp/stnet/20170714/1500073971

福岡市/ウオーターフロント地区事業手法検討業務野村総研

福岡市は、博多港ウオーターフロント地区(中央ふ頭・博多ふ頭、約65ヘクタール)再整備の事業手法検討する「ウオーターフロント地区事業手法検討業務委託」の指名プロポーザルで最優秀提案者に野村総合研究所を選定した。近く随意契約を結び業務委託する。本年度中にホールや国際ターミナル、民間誘致施設などの事業手法を決める見通しだ。

再整備では「第1ステージ」として中央ふ頭の西側と基部、博多ふ頭で今後10年程度かけてMICE(国際的イベント)・ゲートウエー機能の強化と併せてにぎわいを創出する計画。第1ステージの主要施設のうち第2期展示場と駐車場はPFIで先行施設として事業を進めている。

今回の業務はこれら以外の福岡サンパレス大ホールの代替施設となる2500〜3000席の(仮称)ウオーターフロントホール、クルーズ船の複数隻同時着岸も視野に入れた国際ターミナル機能強化、250〜300室のハイグレードホテル商業施設などが対象。

従来方式やPFI、DBO(設計建設運営)、定期借地方式などの中から施設ごとの最適な事業手法検討する。公共施設については運営権を民間に付与するコンセッション方式採用も視野に入れている。本年度中に方針を決定し、18年度以降に民間事業者の公募手続きを進める。

http://www.decn.co.jp/?p=92825

2017-07-16

新ホールの在り方議論 徳島市文化センター存続求める会

徳島市文化センターの存続を求める会は15日、市が徳島駅西側で建設計画を進める新ホールの在り方について議論するパネルディスカッションを、同市内のとくぎんトモニプラザで開いた。

約50人が参加し、北島町立図書館・創世ホール元館長の小西昌幸さん(61)と、市民コンサート徳島委員長の門田智明さん(85)、同事務局長福永二郎さん(60)が意見を交わした。

小西さんは、創世ホールでは設計時の見通しの甘さからピアノの搬出入など運営上多くの支障があったことを説明し、「工事設計に関わる職員責任感の強い人をそろえてほしい」と訴えた。門田さんは、市内にある既存のホールは一流の音楽家を呼ぶには音響が不十分だとし、「多目的ホールではなく、音楽ホールとして造るべきだ」と強調した。

市は来年3月までに新ホールの基本構想案をまとめる予定。同会は近く要望事項を市に伝える。

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/07/2017_15001749727479.html

オペラ劇場で朝まで眠りながら演奏聴くという、風変わりなコンサート

イタリア都市ベルガモにある劇場で、音楽を聴きながら眠るという変わったコンサートが開かれた。8人のアーティストが夜を徹して代わる代わる曲を演奏するなか、200人の“聴衆”が眠りにつく様子は、なかなか奇妙な風景だ。

その夜、イタリアベルガモ中心部にある「ドニゼッティ劇場」は大忙しだった。ガイドツアーが終わり、扉は午前0時まで閉ざされていた。座席は外に山積みにされ、出入り口ではクッションとソックスがビニール袋に詰め込まれている。劇場内は土足禁止となっている。

これは、2017年6月17日の夜に開かれた「Sleep Concert」(スリープコンサート)の最後の準備の様子だ。コンサートの聴衆は眠っているか、ほとんど眠っている。オペラ劇場で行われるものとしては、欧州初となる。コンサート作曲家ガエターノ・ドニゼッティに捧げられ、生誕の地であるベルガモで開かれた。

コンサートのコンセプトは、「参加者の眠りに寄り添う」ことだ。「いずれにしても聴衆は夢うつつの状態になります」と、イヴェントアートディレクターであるフィオレンツォ・テレンギは説明する。

このコンサートタイトルは、ドニゼッティ作曲したオペラ一種、ファルサの「夜の鐘」をもじって「鐘の夜」と名づけられた。これは偶然ではない。「夜の鐘」で主人公は、自分恋人結婚初夜を迎えるのを邪魔するために、その夫である薬屋の店先の鐘を1時間ごとに鳴らしたのだ。

フィオレンツォはコンサートのために、8人のアーティストを選んだ。イタリア人もいれば、アメリカ人ロシア人もいる。午前0時から午前8時まで、8人がそれぞれ1時間オペラ演奏電子音楽などで、200人の参加者を夢のなかへと導いた。

大部分の聴衆は「夢のなか」

参加者の平均年齢は32歳で、17歳の友達同士のグループから、熱心なオペラファンの78歳まで幅広い。男性は少なく、多くは恋人と抱き合って寝ていた。いびきをかく人もいるが、大部分の聴衆はうとうとしていて、アーティスト演奏を終えると目を開ける。

ホールは暗く、唯一の明かりは音楽家を照らすライトだけだ。音楽家たちはマイクの前に立ったり、キーボードの前に座ったり、ベッドに寝転ぶようにしながらミキシングコンソールに接続したPCから曲をミックスしたりする。

午前3時、大半の聴衆がまどろんでいるのがはっきりわかるころに、ギタリストのアレッサンドラ・ノヴァーガの番が回ってきた。彼女にとっても初めてのSleep Concertである。それにしても聴衆が眠っているなんて、一般的にはアーティストにとっては“恐怖”でしかない。このコンサートのコンセプトについてどう思っているのだろうか? 「人々はこの体験をしっかり楽しんでいて、音楽に身を任せているのがわかります。普通はひとりで寝るときにしかとらない姿勢でいる人もいました」

聴衆のひとり、53歳イヴァンはそれを認める。彼は出入り口に最も近いマットレスのひとつに横になっている。ぐっすりと眠れたわけではない。その理由をイヴァンは、「音楽聴くときは、ほかに何もできないのです」と語る。ホールで照明が再び点灯し、電子音楽演奏が始まると再び場内が暗くなる。

誰かが伸びをする。アイマスクをもってこなかった人は、シーツを顔の上に引っ張り上げる。外では、もう陽がのぼっていた。ホールでは、コンサートが終わるまでどのくらい時間がかかるのか、はっきりわかる人は誰もいない。聴衆からはこんな声が上がった。「よかったかどうかわかりませんが、また参加したいですね」

https://wired.jp/2017/07/16/sleep-concert/