演劇×劇場×文化施設建築

2017-05-05

<奥山市長引退>重要施策職員様子見ムード

奥山恵美子仙台市長が4月上旬、7月の市長選への3選立候補見送りを表明してから、市役所内に重要施策の様子見ムードが漂っている。奥山氏は「任期いっぱい、しっかりと市政を進める」と強調するが、職員の間には「『奥山色』が強い案件は、次の市長の意見を聞くまで意思決定できない」との声がくすぶる。

幹部らが先行きの不透明さを指摘するのが、音楽ホールの整備構想だ。奥山氏は本年度の施政方針で「規模や立地などの本格的な検討に着手する」と述べたが、幹部の一人は「新市長がどう考えるか分からず、議論はペースダウンせざるを得ない」と話す。

奥山氏は2009年の市長選で音楽ホールの建設推進を公約に掲げて初当選したが、建設には市議会などに異論がある。

市役所内では「政治的に決めていく大きな課題」と、新市長次第で左右されると捉えられており、本年度に設置予定の有識者会議の顔触れや発足時期を決められずにいる。

老朽化した市役所本庁舎の建て替え議論にも影響が出ている。ある市幹部は「建物耐用年数を考えれば、建て替えの方向性は変わらないだろうが、本格的な議論新市長が就任してから」との見通しを示す。

市は本年度中に基本構想をまとめる方針だが、構想を検討する有識者会議の初会合の開催を7月の市長選の前にするか後にするか、慎重に検討している。「奥山市長立候補するなら早めに開催できたかもしれない」(幹部)という。

新市長の政治信条に注目する向きもある。奥山氏は本年度の施政方針で、国際姉妹都市韓国光州広域市に公式訪問団を派遣すると表明。別の市幹部は「光州広域市市庁舎前には従軍慰安婦少女像があり、政治問題になりかねない。奥山市長引退を表明した中で訪問団を出せるのか」と懸念する。

東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物を巡り、宮城県が目指す一斉焼却に伴う他自治体からの廃棄物受け入れへの賛否なども、新市長の下で仕切り直しになる。

職員からは「3期目の強い市長でなければ実現できない施策もある」との声が漏れる。唐突な引退表明の余波は市役所内でしばらく続きそうだ。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170505_11009.html

石巻の新文化施設を考えるトークショー開催

3年後の2020年度に石巻市に完成する「複合文化施設」の使い方や運営のあり方を考えるトークショー石巻の新しい文化施設のつくり方と動かし方を学ぶ」が4月26日、IRORI石巻(中央2)で開催された。

主催は「石巻文化施設について考えたり語ったりする会」。文化施設のあり方を考える有志の市民グループで、新しくできる文化施設可能性を拡げるため、石巻市内で伝統芸能音楽演劇関係者や文化施設に興味がある人たちを集めて、昨年8月より勉強会や意見交換を行っている。

福島県いわき市にある「いわき芸術文化交流館アリオス」の支配人である大石時雄さんをゲストに行われた。トークショーでは、大石さんが、人口減少する時代のなかで、市民同士がつながることの重要性を強調し、「市民のため」ではなく、どのように「市民と一緒に」文化施設を運営しているのかについて、具体例をあげながら話をした。その後、参加者たちと共に石巻文化施設について話しあった。

同会代表の都甲マリ子さんは「新しく完成する文化施設が多くの市民にとって親しみのある、使いやすい施設になるように、市民の側から考えを発信することが重要。今後も幅広く色々な分野の方に参加してほしい」と話す。

次回の活動5月23日19時から、同会場で開催される。

https://ishinomaki.keizai.biz/headline/364/