演劇×劇場×文化施設建築

2017-05-31

記念オケ関連事業費5年で10倍 県、資金の流れ把握せず

東京国税局から東京地検に法人税法違反の疑いで告発されたアンサンブルセシリア東京)の川岸美奈子代表取締役(57)は、東京交響楽団のメンバーらでつくる「とくしま国民文化祭記念管弦楽団(とくしま記念オーケストラ)」と県をつなぐプロデューサーとして、県の事業に関わってきた。楽団関連事業費は文化行政に積極的な飯泉嘉門知事の姿勢を受け、2016年度は5年前の約10倍に膨らんでいる。ただ、この資金が川岸社長にどう流れていたかはベールに包まれ、主催者の県ですら「分からない」とする。

飯泉知事は特に、東京交響楽団桂冠(けいかん)指揮者秋山和慶氏が音楽監督を務める、とくしま記念オーケストラによる音楽イベントに力を入れており、11年にオーケストラ設立して以降、楽団関連事業費が伸びている。16年度はベートーベンの第九交響曲アジア初演から18年に100周年を迎えることから、大規模なコンサートを開くなどしたため、2億3千万円に上った。

だが、文化事業費の流れの分かりづらさはかねて指摘されていた。事業費が基金から支出されたり、イベント会社を介して支払われたりしているためだ。

県とくしま文化振興課などによると、県の主な文化事業は県や県文化振興財団が担う。事業費は県費や国などの助成金のほか、県内文化団体有識者らでつくる「文化立県とくしま推進会議」が積み立てている基金から支出されている。

基金の活用は、文化関係者の意見を反映して柔軟にイベントを開催できる利点がある。一方、基金の使途が議会の議案に盛り込まれず、十分なチェックを受けないため、文化関係者からも「ブラックボックス化している」との声が聞かれる。

事業イベント会社などへの委託方式で行われるため、詳細な支出状況の把握が難しいとの問題もある。指揮者楽団員の演奏料や旅費、楽器運搬費、会場設営費などは委託業者を経由して支払われる。業者財団に提出した見積書には「演奏料」「舞台監督料」など細目別に金額が並ぶが、川岸氏の報酬に該当する細目や金額がどれかは判然としない。

記念オーケストラ演奏会などを複数回委託されてきた徳島市イベント会社は、徳島新聞の取材に「いろいろな人に迷惑が掛かるかもしれず、応じられない」と回答した。

とくしま文化振興課は「委託業者がどこにどれだけの支払いをしているのか、細かいことは把握できない。川岸氏に支払われている金額も分からない」としている。

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/05/2017_14962178057834.html

門真市 市民文化会館大規模改修設計に着手

門真市は、市民文化会館大規模改修工事基本設計及び実施設計に着手した。業務は綜企画設計大阪市西区)が担当し、納期は2018年3月31日。工事発注は18年度以降となる。

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/170530700059.html

http://d.hatena.ne.jp/stnet/20170309/1489108104

百年ホール来館最多 幕別・昨年度

幕別町百年記念ホール(町千住180、佐藤和良館長)の2016年度利用者数が前年度比21.4%増の14万6108人となり、開館以来過去最高となった。指定管理で運営するNPOまくべつ町民芸術劇場(長崎理事長)の30周年記念に関連したイベントや展示、貸し館事業好調だった。

同ホールは1996年に開町100周年を記念して開館し、昨年20周年を迎えた。800人収容の大ホールの他、講堂や学習室、陶芸室、調理室、音楽実習室などがある。

利用者の年度別推移をみると、初年度が4万587人で、98年度に10万人の大台に乗った。2004年度からは10万〜11万人台で推移、14年度は13万9088人と、ここ2、3年は利用者を増やしている。

運営する町民芸術劇場は、町内で芸術発表や鑑賞の機会をつくろうと有志が立ち上げた団体。06年にNPO化し、08年度から同ホールの指定管理を担う。

30周年記念事業では、女優渡辺えりさんと戸田恵子さん出演のミュージカル(5月)が満員(800人)となった他、ポップデュオ「PUFFY(パフィー)」のコンサート(10月)など幅広い分野の催しを開催した。

この他、ギャラリーでの絵画工芸写真展、子どもから大人まで楽しめる生涯学習講座を多数企画。劇団四季ミュージカルに親子を無料招待するなど、文化振興にも力を入れた。

貸し館事業でも、「NHKのど自慢」(11月)、昨年町の応援大使を務めたプロ野球北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手らのトークショー(同)などがあった。

同ホールの佐藤館長は「30周年記念事業などで多くの方に来場していただいた。イベントに合わせたギャラリーでの展示も多くの方に見ていただけたのでは」としている。

http://www.tokachi.co.jp/news/201705/20170531-0026721.php