演劇×劇場×文化施設建築

2018-01-22

ぴあアリーナ建設に100億円を投じる狙い

ライブ会場不足を受け巨額投資に打って出る

横浜市みなとみらい地区JR京浜東北線桜木町駅に近いオフィス商業街の一角で、昨年12月から大型のコンサート施設建設が始まった。

チケット販売大手ぴあが、自ら手掛ける「音楽アリーナ」の建設である。土地三菱地所から借り受け、音楽に特化した地上4階・地下1階建ての施設とする。観客席は1万人規模、投資額は100億円で、2020年春の完成予定だ。

ライブ市場の拡大が追い風

ぴあによると、民間企業単独で大型アリーナ建設するのは初めて。ほかの施設スポーツとの併用が多い中、音楽に特化することで効率的運用可能となり収益性を高められるという。

同社が自前でアリーナ建設する背景には二つの要因がある。一つは音楽ライブを楽しむ「コト消費」の堅調さだ。ぴあ総研によると、国内音楽ライブ市場は16年に約3300億円と10年に比べて約2倍の規模に拡大。

音楽だけではなく、スポーツ観戦や演劇お笑いといったライブイベントも人気で、チケット販売好調だ。こうした状況を追い風に、ぴあの業績も2018年3月期は営業利益18億円と過去最高を見込む。自社で会場を保有運営することで、チケット販売増にもつなげる狙いがある。

もう一つは2020年以降に予想される施設の不足だ。東京五輪の期間中は競技会場や関連イベントの会場となるため、大型施設でのコンサート開催はかなり制限される。首都圏で1万人規模を収容できる会場の新設は2000年完成のさいたまスーパーアリーナさいたま市)が最後。大型施設に限ったことではないが首都圏音楽施設老朽化で改修が相次いでいる。

株価は最高値更新

ぴあは昨年7月アリーナ建設計画を発表。株価は4000円前後で推移していたが、昨年9月から急騰し、同12月には上場来高値となる7670円をつけた。「特に大きな株価材料が出たわけではないが、アリーナの件を機に好業績株として見直しが進んだ」(大手ネット証券)という。

業績に気掛かりな点があるとすれば、チケット販売システムセキュリティだろう。チケット予約の大半がインターネットを通じたものになっているが、昨年、不正侵入によって個人データ約15万件の情報漏洩が起き、前2017年3月期決算で2億円の特別損失を計上した。ネット上の決済が増える中、セキュリティ対策永遠課題である。

課題はもう一つ。アリーナ建設に投じる100億円は、これまで有形固定資産をほとんど持ってこなかったぴあにとって、大胆な投資案件だ。

イベントの誘致について、ぴあは自信を見せるが、同じみなとみらいでは不動産会社ケン・コーポレーションが2万人規模のアリーナ2021年度に建設する計画だ。

株価がさらに上値を追うには、アリーナ事業採算について投資家の信認を得ることが必要になる。

http://toyokeizai.net/articles/-/205385

金沢アリーナ整備構想 民間推進協が初会合

金沢駅の徒歩圏にスポーツ観戦やコンサートを楽しめる最大1万人収容アリーナを整備する構想が民間主導で動き出した。石川県内のスポーツ関連団体や企業でつくる「金沢アリーナ推進協議会」が22日、初会合を開き、事業概要を明らかにした。今後、用地や資金について関係者と協議し、最短で2022年度末の開業をめざす。

基本構想では金沢駅から500メートルの徒歩圏に約2万平方メートルの敷地を確保する。再開発が進む西口エリアが有力候補だ。ここに約70億円を投じて5千〜1万人収容アリーナと500台規模の駐車場を整備する。商業施設ホテルを併設し周辺のにぎわい創出を狙う。

月内にスポーツ庁に調査報告書を提出し、今春に実務者レベルの協議に着手。北陸新幹線敦賀に延伸する22年度末の開業をめざし構想の具体化を進める。構想策定を主導した浦建築研究所金沢市)の浦淳社長は同日、「国際会議などに幅広く使えるアリーナをめざし、実現への機運を高めていきたい」と語った。

金沢市アリーナを設ける構想は、男子プロバスケットボールBリーグの金沢武士団(サムライズ)の本拠地を設けることを念頭議論が始まった。浦建築研究所がまとめた構想が昨年7月、スタジアムアリーナ整備を支援するスポーツ庁の補助事業に採択され、国の調査費を得て事業の採算性などについて検討を重ねてきた。

政府は16年にまとめた日本再興戦略スポーツ市場規模を25年までに15兆円に増やす目標を明記。スタジアムアリーナを多世代交流拠点と位置づけ、同年までに新たに20カ所の新設をめざしている。推進協にはスポーツ庁や石川県金沢市のほか県内経済団体オブザーバー参加しており、官民連携事業として資金支援を求めていく。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2599152022012018LB0000/

テロ想定訓練 コンサート中 名古屋で県警 /愛知

県警は、名古屋市南区日本ガイシホールで、コンサート中にテロリスト集団が銃を乱射したとの想定で訓練を実施した。

警察官や日本ガイシスポーツプラザ職員ら約130人が参加した。外国ロックバンドコンサートを開く同ホールにテロ予告のメールが届き、県警が警戒していたところ、開演中に銃を持ったテロリスト集団が押し入る−−との想定。逃げ遅れた客を盾で防御し、県警機動隊テロリストを制圧した。

県警の藤野秀彦警備部長は、世界各国でコンサート会場が狙われるテロ事件が発生していることを挙げ「テロが起こったらどう動くかのイメージができていないと、いざという時に対応できない。訓練を振り返り、今後も対処能力を高めてほしい」と講評した。

https://mainichi.jp/articles/20180122/ddl/k23/040/049000c