演劇×劇場×文化施設建築

2018-04-28

震度6強で倒壊危機 さいたまの有名建築物と今後の対応

今年3月に東京都公表した大規模建築物の「耐震診断結果」は、多くの人々に衝撃を与えた。「震度6強以上で倒壊、崩壊する危険性が高い」と判断された建物に、有名な商業施設や大病院が多数含まれていたからだ。

この「耐震診断結果」は他の自治体も公表しているが、東京都のように倒壊・崩壊の危険性がある建物「Is」値(壁構造や柱の強度、経年変化も考慮した診断結果)など各種指標を用いて3段階に分類するような結果にはなっておらず、一般の人には「その建物がどの程度危険なのか」を判断することは困難だ。

そこで本誌・週刊ポストは一級建築士らの協力を得て、建築物のすべて、または一部が「震度6強以上で倒壊、崩壊の危険性が高い(I)」と判断された建物幼稚園、学校、住宅工場等を除く)のうち、Is値が低いものをリストアップした。

ちなみに、Is値は数値が高いほど“頑丈”とされ、「0.6以上」なら倒壊・崩壊の「危険性が低い(III)」、「0.3〜0.6未満」は「危険性がある(II)」、「0.3未満」は「危険性が高い(I)」と判断される。

Is値の低かった全国の建物の中から、さいたま市埼玉県)の有名建物を徹底調査。今後の対応策も含めた各施設の声を紹介する。

さいたま市民会館おおみや1969年〜)

さいたま市民会館うらわ1971年〜)

大宮区役所(1965年〜)

丸山記念総合病院1964年〜)

※( )内は竣工年。登記で竣工年が不明なものは、所有者もしくは運営者の回答を記載。

老朽化した市の施設が顔を並べたが、市は耐震診断結果を「公表した側」だけあって、さすがに対応が早い。

「時期は未定ですが、市民会館うらわ浦和駅西口再開発ビルに移転が決定しました。市民会館おおみやも、2021年完成予定の大宮駅東口再開発ビルへの移転が決まっています」(さいたま市文化振興課)

大宮区役所は来年5月移転予定。また、倒壊・崩壊の「危険性がある(II)」とされるさいたま市病院も、すでに同じ敷地内で新病院建設工事が着工済みだという。

さいたま市の今年度予算を見ると、市民会館おおみやの移転に約40億6000万円、大宮区役所新庁舎整備事業に約75億3000万円、市立病院施設整備事業に約145億8000万円などを計上し、普通建設事業費は14.1%アップした。耐震化が一気に進むのはいいが、市民負担は大きい。

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-668906/

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