演劇×劇場×文化施設建築

2018-05-22

島田文化施設整備あり方 基本構想検討委が議論

島田市の市役所本庁舎や文化施設のあり方を議論する市役所周辺整備基本構想検討委員会(委員長海道清信名城大教授)の議論が大詰めを迎えている。最大の論点は「新たな文化施設建設するか否か」。十八日夜の五回目の会合では、市民アンケートの結果を踏まえ、既存施設のあり方も含めて意見交換したものの、結論は出なかった。六月に二回の会合を設けて意見書をまとめる。

本庁舎は一九六二(昭和三十七)年建築老朽化が進み、建て替えが必要。市役所東隣にあった約千四百席の大ホールを備えた市民会館は耐震不足のため解体されて駐車場になっており、再建を求める市民の声がある。検討委は有識者公募市民十三人で構成。本庁舎や市役所西隣の約六百席のホールがある「市民総合施設プラザおおるり」(八三年建設)などの市有地合わせて約三万五千平方メートルの利用法を一体的に考えるため一月に発足した。

十八日の会合では、市民約千三百人が回答したアンケート事務局から提示された。「舞台での文化活動を行う環境について」との問いで、現在のままで特に不便さは感じないとする回答が54・8%に上り、発表や練習に不便さを感じているとする回答は5・4%にとどまった。一方で「かつての市民会館に近い規模のホール」の新たな整備を求めるのは30・3%、現行ホールの有効活用を求めるのは36・7%と意見が分かれた。

新たな文化施設建設を巡っては委員の間では慎重論が多く出た一方で、既存文化施設を集約する形の新施設提案する意見もあった。海道委員長は「既存の六百席程度のホールを残したまま、千五百席程度のホールを新設する方向は、賛同が得られていないのではないか」と述べた。

市は、検討委の意見書を受けて夏までに基本構想を策定。その後、より具体的な基本計画検討する審議会が発足し、二〇一八年度内に染谷絹代市長答申する。

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20180522/CK2018052202000017.html

http://d.hatena.ne.jp/stnet/20180425/1524621544