ヒロミ、冠番組降板はディレクターと取っ組み合い「こんなことやるために芸能界に入ったんじゃねえ」

タレント、ヒロミ(51)が12日深夜放送の日本テレビ系「ずっと引っかかってました。〜ヒロミ&ジュニア心のとげぬき屋〜」に出演し、B21スペシャル時代に番組ディレクターとけんかし、降板させられたことを明かした。

 番組では、B21スペシャル時代のエピソードをVTR出演したミスターちん(52)が証言。ヒロミが当時、番組ディレクターらに「口答えしてんじゃねーよ」とつかみかかったり、暴力を振るうなど現場でやりたい放題。常にピリピリムードだったと証言した。

 数々の出来事の中でもっともひどかったのは、デビューして2年ほどたち、テレビ東京冠番組を持ったときのこと。番組内容が気に入らないヒロミがディレクターと取っ組み合いのけんかをしたことを明かした。次の週から番組を降板になったという。

 スタジオではヒロミが、旅に行くロケなどが行われることに反発。「てめー、ふざけんじゃねえ。こんなことやるために芸能界に入ったんじゃねえ」とディレクターに激怒したと告白。「その当時はコントとかやりたかったんだろうね」と振り返った。

 そのようなことを繰り返し、迷惑をかけていたのが当時所属していた人力舎の故・玉川善治社長。その後、ヒロミは事務所を退社し独立。玉川社長が亡くなったとき、迷惑をかけた際に頭を下げてくれていたことを先輩たちから明かされ感謝してもし切れない、とした。

 また、玉川社長は、ヒロミが遅刻して生放送に行かなかった際にともに頭を下げてくれたという。フジテレビから「お前ら(芸能界)干すから」と出入り禁止になったときにも、番組に行かなかった理由が米ニューヨークに行っていたことだったことに「これでまたニューヨークに行けるな」と洒落のきいた言葉をかけられ、「この人すごい」と思ったというエピソードも明かした。