ジ・インプレッションズ「Little Young Lover」

The Impressions - People Get Ready: The Best of Curtis Mayfield's Impressions

open.spotify.com困ったとき、迷ったとき、支えがほしいとき、なにかにすがりたいとき
そんなときはインプレッションズを聴くといい
すべてうまくいくよ😊

インプレッションズ "It's All Right"
大丈夫。ゴキゲンさ。
ソウルがあれば上手く行く。
朝起きて悲しい気分になった時。
何かが変わるきっかけはきっとやってくる。
心から愛してくれるいい女だって見つかるさ。
手拍子してごらん。
チャンスも広がるよ。
(訳:@segawax)

インプレッションズはジャマイカでやたらウケがよかったんだよね
感覚的にはすごくわかるんだけどちゃんと調べて言語化してみたい
Marcia Griffiths - Gypsy Man

open.spotify.comThe Wailers - One Love

open.spotify.comU-Roy - Chalice in the Palace

open.spotify.comブリティッシュ・ビート研究会の松丸先輩お気に入りの「Fool for You」

The Impressions - Fool for You

open.spotify.com美しいアレンジに乗ってずーっと女々しいことをネチネチグチグチ言ってる😂
男心に刺さるねー

カーティス・メイフィールドはギタリスト・作曲家・アレンジャーとしても超一流で際立つ個性があるが、作詞家としてもすばらしい。ストーリーテリング押韻も。茶目っ気と哀愁たっぷりで、スモーキー・ロビンソンを思わせるものがある

書いてるうちに"Little Young Lover"のフレーズを思い出した

open.spotify.comWhen we're in school
And you're sitting next to me
I'm acting a fool
Just to get your attention
Can't you see

学校で君は僕の隣に座っている
僕は君の気を引くためにふざけたふりをするのさ
気づいてよ

ここ聴くといつもグッときて涙ぐんでしまう。そんな思い出ないのに😅
 
エンディングのころころ転がるギターのリックはジミ・ヘンドリクスがよくやってたよね。カーティスがジミに与えた影響はかなりデカいのよね
Jimi Hendrix - (Have You Ever Been To) Electric Ladyland

魯肉飯と台湾旅行の思い出

豚バラブロックを買ってきたので魯肉飯をつくるぞい

豚肉を刻んで玉ねぎとジャージャー炒める
ジャー・ラースタファーライ

ゆで卵と八角をブチこんでグツグツ煮る

高菜漬けと香菜をのっけてガツガツ食う。うますぎて箸が止まらない😋

鶏肉飯もつくったぞい

食ってるうちに8年前の台湾旅行を思い出しましたよー
2016年8月。千歳で国際線に乗るの初めて

ぶじ桃園空港に到着。モワッと蒸し暑いけどなんか楽しい。トラベラーズ・ハイ?

ホテル近くのきれいな食堂にて
アッシは豚足が大好物でして

寧夏觀光夜市に繰り出す
豚の血のスープ超元気出る

張魯肉飯なつかしい! 新宿リキッドルームの下にあったんだよね

やっぱ牛肉麺は食べなきゃね

ゴッドギャンブレス

子供たちに射倖心を植えつける悪魔のマシン

台北駅地下街のオタクゾーン

映画『海角七号』に出てきた台湾原住民の酒「マラサン」を十分駅の土産物屋で発見即ゲット!

旭町COFFEEでソニック(CHTHONIC)のビール!

九份サンセット

帰路へ。桃園空港のラウンジがとてもきれいでした

【おまけ】
2019年に出張で名古屋に行った際、ホテルの近くにきたなシュランな店があったので入ってみた
名古屋名物「台湾ラーメン」はじつは台湾料理と無関係らしいが、どうやらここはほんとに台湾人がやってるっぽい
素朴な味付けのあっさりスープがとってもいい感じ

 

人生ままならないものですなあ!

 @LiamGallagherOfficial and John Squire covering @TheRollingStones "Jumpin Jack Flash" 3/13/24. 

www.youtube.comジャンピン・ジャック・フラッシュかよ。おいおい勘弁してくれよ〜。とか思うのは俺がストーン・ローゼズに拘りすぎなんだろうね。
一時は引退していたジョン・スクワイアがローゼズを再結成して解散後も元気でギターを弾いてくれているだけでありがたい。の、だが……

nme-jp.comリアム・ギャラガージョン・スクワイアとのアルバムを制作している」と聞いたとき、冗談交じりでTwitterはてブに「カヴァーデイル/ペイジみたいになりそうな予感(奥歯に物がはさまったような表現)」と書いたんだけど、蓋を開けてみたらやっぱりというかなんというか……。あまりにクラシック・ロックすぎる。保守的すぎる。

Liam Gallagher & John Squire

open.spotify.com「いまとなってはエレクトロニックがイノヴェイティヴに聴こえる」とか、イギリスのジャーナリストよろしく嫌味のひとつも言いたくなる。
そしてエレクトロニックをいま聴くとイノヴェイティヴとまではいわないがクリエイティヴでとてもよい。楽曲がよく練られているし新鮮に聴かせるための工夫が各所にみられる。ディスってすまん、バーニー、ジョニー。

Electronic: The Best

open.spotify.comわが朋輩、航思社の大村智と「イアン・ブラウンのソロってなんかパッとしないよねー」という話になり、あらためて聴き直してみたんだけど、うーん……

Ian Brown - The Greatest

open.spotify.com楽曲のクオリティは高いしマイ・メッセージ・イズ・クリアだし、イアンのバックグラウンドにあるサウンドシステムのカルチャーはしっかり吸収・融合しているんだけど、なんかおしなべて及第点というかなんというか……

イアンががんばってるのはわかる。明確な意志がありヴィジョンがあるのもわかる。見果てぬ夢を追っかけてるのもわかる。
だが凡庸だ。
あと反ワク陰謀論はやめてくれ。あれは本当に失望した。

ここ最近、90年代を一緒に過ごした友達が何人も病んだり死んだという話を耳にする。どうにも口のなかがほろ苦い。
イアンもジョンも元気でやってくれてるだけでありがたい。の、だが……

人生ままならないものですなあ!

チャック・ベリーは永遠にマジカルでミステリアスだ

チャック・ベリーのギターはロックンロールの基本中の基本なので、何度となくテープを巻き戻してはコピーしまくった。
映画『Hail! Hail! Rock 'n' Roll』でキース・リチャーズに「違う、こうだ」と教えるチャックの弾き方やリズムのニュアンスを食い入るように見た。
Chuck Berry Hail! Hail! Rock 'N' Roll (1987) - Bonus Clip: Chuck & Keith Rehearse (HD)

www.youtube.com大学に入って組んだバンドで"Too Much Monkey Business"を演奏した。ヤードバーズ『Five Live Yardbirds』のバージョンだ。

The Yardbirds - Too Much Monkey Business

open.spotify.comビートルズストーンズをはじめ、ブリティッシュ・インヴェイジョン勢はこぞってチャックをコピーしたが、そこで起きるリズムの平板化が俺にとっては非常に興味深かった。具体的にはシャッフルの「ハネる」感覚が失われ、平板な4/4拍子に「翻訳」されてしまう。
チャック・ベリーが発明したロックンロールのオリジンには、のちに翻訳されていく過程で失われてしまうようなある種の「わかりにくさ」が含まれていて、いまも聴くたびにその謎が俺を魅了し呪縛する。永遠にマジカルでミステリアスだ。
サウンド・プロダクションもミステリアス。あなたが考える「音がいいレコード」はなに? と聞かれたら「1950年代のチェス・レコード」と答える。あの頃のチャック・ベリーマディ・ウォーターズハウリン・ウルフのレコードを聴くと、スタジオに魔法の粉がかかっているとしか思えない。臨場感と躍動感、立体感が比類ない。
Chuck Berry - The Chess Box

open.spotify.com

白菜漬けに初挑戦

なんか難しそうなイメージがあって尻込みしてたんだけど、表紙抜けするぐらい簡単だった!
基本的には白菜をザク切りにして3%の塩を混ぜるだけ
昆布と鷹の爪を入れて旨味と辛味をちょい足し

ジップロックで漬けることひと晩……

ええ具合に漬かりました!

白菜と塩を混ぜて放置しといたら自然に発酵するのすごい
ナチュラル・ミスティックやで

Bob Marley & The Wailers - Natural Mystic

open.spotify.com

パンチェッタがひとかけ残ってたので刻んでチャーハンにした😋
味つけは薄め。噛むとパンチェッタの塩気と旨味がジュワッと広がってわれながら激ウマ😊

2024年、元日の食卓

雑煮

正月の雑煮というのは、地域によってもまた家庭によっても千差万別なのだが、私は広島県庄原市の祖父母の家で食べたぶりとはまぐりの雑煮が思い出深い。
桑園の「魚勝」で大ぶりのはまぐりとぶりあらを手に入れることができたので、これ幸いにと自己流で再現してみた。
はまぐりを塩水に浸けて砂抜き。

黒豆

黒豆を水・重曹・砂糖・塩と一緒にシャトルシェフに放り込んで保温調理。

里芋の白煮

スーパーで見るからにおいしそうな里芋を入手したので、予定にはなかったがササッと白煮にした。

丸餅

ホームベーカリーで1時間で完成。こりゃ楽チン。
丸め方は子供の頃覚えたやり方で、外側を内側に押し込んでくるむといい感じに丸くなる。

なまこ酢

広島県安芸高田市の実家では正月になまこを食う。私は子供のときからとくに好きではなかったのだが、娘が妙になまこ好きなので作ってみた。
北海道はなまこの有数の産地だが消費地ではないので、探すのがなかなか大変だった。
市場やスーパー、デパートを数件回るが見つからず、新琴似の「みなとや鮮魚店」でようやく発見。
デカいのを買ったはいいが、ぬめりを取るのに苦戦した。
ぷりぷりこりこりした食感と独特の風味が癖になる。

ローストビーフ

買い物の最中においしそうな牛かたまり肉を見つけたのでローストビーフに。
焼き目をつけたらアルミホイルにくるんでしばらく休ませる。

そんなこんなで、なんとかいろいろ揃ったー

門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし
本年もよろしくお願いします。

ハードコア・ブディズム! 清水俊史『ブッダという男』

「敬虔なる仏教徒」とまではいえないが、私は仏教から多大な影響を受けて育ち、いままでずっと興味を持って生きてきた。
広島県安芸高田市にある実家は安芸門徒で、幼少時から浄土真宗の和讃に親しんでいた。
青年期から現在まで、親鸞、浅原才市、武田泰淳鈴木大拙中村元ユングやヘッセの仏教関連の書物に触れ、はては真言立川流にも手を伸ばした。
3Dプリンタで仏像も作ったぞい。

こんな仏教書を読みたかった! という本が出た。

www.chikumashobo.co.jp清水俊史は本書でブッダにまつわる虚飾を削ぎ、物語を剥ぎ取る。
ハードコアである。

ブッダは戦争を否定したか? 
ブッダは輪廻を否定したか? 
ブッダ階級差別を否定したか? 
ブッダは男女差別を否定したか? 

にべもない。けんもほろろである。
まーしかしよく考えればそりゃそうよって話よね。
2500年前に生きたブッダが、近現代の民主主義や平等主義の徒であるはずがない。
あわせていえば、わが国の仏教が軍国主義に加担し被差別部落民に差別戒名を付けたことも、目を背けず直視しなきゃいけない。

ただそこで「失望しました。もうブッダさんのファン辞めます」とはならないよね。

第二部『ブッダを疑う』第5章「ブッダ階級差別を否定したのか」で、清水はビームラーオ・アンベードカルと新仏教運動に触れている。
最下層カーストである不可触民の身分に生まれたアンベードカルは、バラモン教から継続するヒンドゥー教階級差別と闘うための原動力として仏教を選んだ。
それは2500年前のブッダの教えとは異なっていたであろうが、たしかに人々を動かし変えた。

アンベードカルは、50万人の不可触民らとともに仏教に改宗し、これが現在インドに800万人以上いると言われる新仏教運動の母体となっている。

アンベードカルの闘いから私はネイション・オブ・イスラムを連想した。
米国の差別的なキリスト教社会に対抗するためにイスラム教を選んだ黒人たちが決起したブラック・ムスリム・ムーヴメントは、イスラム教の発祥地であるアラブの人々には予想もつかなかったであろう。
ジャマイカの被差別階級の黒人たちがハイレ・セラシエをかつぎあげて……(このへんの事情はかなり複雑怪奇。ラスタファリアニズムについてはまたあらためてなんか書く)

アンベードカルやネイション・オブ・イスラムと性格は異なるが、以下は連想したままにメモっておく。
ウガンダを中心にワールドワイドに活動する汎アフリカ・ダブ・アナキスト集団、インディジェナスレジスタンスは、ブルキナファソのトマ・サンカラに共鳴し「Sankara Future Dub Resurgence」を名乗っている。
メキシコのチアパスで武装蜂起したサパティスタ民族解放軍(EZLN)はメキシコ革命における農民解放運動の指導者エミリアーノ・サパタの名を冠している。

ついでに連想したので書いておくと、わが聖典であり被差別部落民の精神的支柱である『水平社宣言』には「男らしき産業的殉教者であつたのだ」という男権主義的な一節がある。
そこはアップデートしようよ。100年前だからね。という気持ちがある。

本題に戻ると、2500年前のインドにおいて、ブッダは近現代人のようなものの考え方をしていなかった。当然のことだ。
第三部『ブッダの先駆性』、ここが本書の最大の読みどころである! と書きたいところだが、まだ十分には理解しきれていない。
いわば2500年前にタイムスリップして当時のバラモン教と仏教と沙門集団(六師外道)の文献からブッダの先駆性を腑分けしていく大変な労作であり難行である。時代も国も違うのでさまざまな固有名詞や抽象的な概念がバシバシ飛び交うかなりの難関だ。繰り返し読んで少しでも理解に近づきたい。

読んでいるうちに「ブッダその可能性の中心」というフレーズが浮かんだ。あ、これは柄谷行人マルクスその可能性の中心』からの連想だな。
とりとめがなくなってしまったが、ひとまずこのへんで。