ストンリバーの日記

2010/10/11/12/
2011/01/02/03/04/05/06/07/08/09/10/11/12/
2012/01/02/03/04/05/06/07/08/09/10/11/12/
2013/01/02/03/04/05/06/07/08/09/10/11/12/
2014/01/02/03/04/05/06/07/08/09/10/11/12/
2015/01/02/03/04/05/06/07/08/09/10/11/12/
2016/01/02/03/04/05/06/07/08/09/

2016-09-19

第24回北九州将棋フエスティバル

 標記大会が9月17日(前夜祭)、9月18日(指導将棋、本イベント)の2日間、小倉で開催された。

今年で24回となる。従来このイベントは3月に開催されていたところであるが、9月開催となった。

今年だけの臨時的な措置なのか、運営方針の真意のほどは分からない。


前夜祭での東和男八段理事)の挨拶の中で、このイベントが9月になったのは将棋連盟側の事情によった

旨のニュアンスの発言があったが確かな情報として分かったことが2点ある。

一つは来年、10月28日(土)29日(日)に北九州「国際将棋フオーラム」が開催されること。

もう一つは「北九州将棋フエスティバル」が来年はお休みで平成30年度に開催されることである。


 さて、本イベントで3局の公開対局が行われた。

<早指し対局>

 室谷由紀女流二段 vs 山口恵梨子女流二段

室谷 vs 山口.kif 直

<ペア対局>

 中田功七段・菅井竜也七段 vs 森下卓九段・豊川孝弘七段

森下豊川 vs 中田菅井.kif 直

<記念対局>

 山崎隆之八段 vs 行方尚史八段

山崎 vs 行方.kif 直

f:id:stoneriverki:20160918015442j:image:w640

指導対局

森下卓九段(上手) vs ストンリバー(下手)

 午前中に行われた指導対局より私が森下卓九段より飛車香落ちで指導を受けた一局を紹介したい。

この将棋は中盤に突入したところでお互いに緩手が出る。下手48手目に28玉とさらに玉を囲おうとした手。

上手59手目26歩と突き捨てを入れようとした手である。図面は下手46手目65歩の局面。

f:id:stoneriverki:20160919135933g:image:w640

ストンリバー vs 森下.kif 直

都成竜馬四段の懸賞詰将棋

f:id:stoneriverki:20160919140055g:image:w640

2016-09-13

関西将棋夏まつり

 将棋界で関東にあって関西にないものとは、それは将棋まつりである。

とは云っても、関西でも以前は<近鉄将棋まつり>があったのだが絶えて久しい。最近でこそ、西遊棋を中心とした将棋フアンとの交流が行われてきたところだが、このような実績を踏まえながら、棋士会の副会長である久保利明九段が先頭に立って今回、実現の運びとなった。


 9月10日(土)11日(日)の二日間の開催である。事前申し込みだったがプログラム内容からして、前評判もよく申し込み受付早々予約完了したらしい。私も初日は取れたが、2つ目が取れなかった。

 さて、その初日だが4名の棋士による指導対局や郷田王将の定跡トークやサイン会を交えながら、席上対局が三局行われたのでそれを紹介したい。

 席上対局以外でこの日、出演したプロ棋士は東和男八段、今泉健司四段、村田智穂女流二段、室田伊緒女流二段でした。


女流早指し対局>

 室谷由紀女流二段 vs 北村桂香女流初段

f:id:stoneriverki:20160913210245g:image:w640

 振り飛車フアンにとって、女流将棋は裏切らないことが多い。両者はともに振り飛車党、期待にたがわず相振り飛車となった。

北村さんにとっても、勝負どころはあったが、東京進出し、成長著しい室谷さんの貫禄勝ちとなった。

111手で室谷二段の勝ち。

室谷vs北村.kif 直


<同世代ペア対局>

 久保利明九段北浜健介八段ペア vs 稲葉陽八段・大石直嗣六段ペア

f:id:stoneriverki:20160913210325g:image:w640

 ペアを組んだ北浜八段は対局前に久保九段にこっそりささやいたそうだ。「最近でこそ中飛車をよく指していますが4間飛車は指したことがありません」とのこと。先手番となったこのペアは久保九段がさっさと初手68飛車と指してしまった。イベント将棋ならではのイジワルだが、その後の指しまわしは両者、呼吸があっていたように思う。

101手で久保・北浜ペアの勝ち。

久保北浜vs稲葉大石.kif 直


<記念対局>

 郷田真隆王将 vs 稲葉陽八段

 この戦型は 難しすぎてよくわからないので感想が浮かばない。

81手で稲葉八段の勝ち。

稲葉vs郷田.kif 直

f:id:stoneriverki:20160910053219j:image:w640


北浜八段の懸賞詰将棋(初日出題分)

f:id:stoneriverki:20160913205444g:image:w640

*初日のイベントは午後の時間帯だけだった。2日目は朝10時から始まり、谷川会長や東京から藤井九段が参加するなど、初日以上に出演棋士も多く、かつ厚いイベント内容となっていた。残念ながら、2日目は行けなかったが、きっと成功裏に推移したことだろう。これを契機に関西将棋まつりの実績を積み重ねていってもらいたいものである。

2016-09-09

藤井聡太・新四段

 史上最年少(14歳2ヶ月中学2年生)でプロ棋士になった藤井聡太三段。

新聞、TV、雑誌等で取り上げられ、しばらくはマスコミを賑わすことだろう。

その一環として9月15日号の週刊新潮でワイド特集に掲載された。


 彼は早くから詰将棋界では注目の子であった。

小学生で詰将棋の全国大会へ参加し、多くの詰将棋マニアの知るところとなった。

その後、何といっても、詰将棋解答選手権がより知られるイベントとなったことは、藤井聡太さんのおかげだ。

チャンピオン戦で並み居るプロ棋士を押さえて、昨年、今年と連覇したのはまさに衝撃の出来事だった。

そして、このたびの指し将棋のプロとして誕生してくれたことで、これらの事実がまるでボクシングのボデイーブローのごとく、逆の意味でじわじわと利いてくるのだ。それは、プロ棋士を志す者にとって、詰将棋を徹底的にやることが如何に有力な近道の一つであるかということを実証してくれたことにある。


 それでは、雑誌の中身を少し紹介してみよう。

杉本昌隆七段の談より

将棋の世界では自分から弟子にしてあげると誘うことはまずありません。でも、彼のことは小学1年の時から知っていて、ずっと弟子にしてみたかった。

*彼の指し方は<光速の寄せ>と呼ばれる谷川浩司九段に似て、斬ったと思ったらもう相手が倒れているイメージだ。だが、何よりここまで強くなったのはプロ七段の師匠に負けても本気で悔しがるほどの負けず嫌いと、周りのことが見えなくなるほどの集中力にある。

母(育子さん)の談より

*小学生のころ、聡太が歩いていてドブに落ちたことがある。理由を聞いたら将棋のことを考えていたからと言う。そんなことが2,3回ありました。

*分厚い本も面白いと思ったらすぐに読み終えてしまう。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」(全8巻)は、小学校6年生で読破しました。


上記のように、栴檀の木に育つであろう双葉のころのエピソードとしても、これらのこととて並大抵のことではなかろう。

10年に一度といわれる天才棋士。真価を問われるのはこれからだが、後生畏るべしであることだけは確かである。

2016-08-27

タイトル戦における戦型

 羽生三冠はもはや、オールラウンドプレーヤーではない。


 8月21日に詰将棋九州グループの会合があったので博多へ行った。

翌日から王位戦福岡対局があるのが分かっていたので、その日博多へ泊った。

万一(この言葉を引用しなければならないほど期待は薄かったが)、戦型が振り飛車戦になったらさらに滞在を延ばして飯塚での大盤解説会へ足をのばそうと思っていたからである。

 22日午前9時、注目の出だしをモバイル中継でみていた。将棋の戦型は最初の4手でほぼ決まるものだ。

期待薄だった分、落胆もない。その日のうちに長崎に帰ってしまった。


 そういえば、羽生さんの振り飛車をながいこと、見ていないなと思いながら、最後に7大タイトル戦で振り飛車披露したのはいつだろうかと、「将棋年鑑」のバックナンバーを備に調べてみた。

 すると、彼が最後に飛車を振ったのは平成24年9月5日の第60期王座戦(対渡辺戦)第2局でその時、角交換型四間飛車を採用して勝っている。以来、今回の第57期王位戦第4局(福岡対局)まで、実に85局連続して振り飛車不採用の事実が判明した。このまま推移すると、来年は100局に近づくことになる。


 良い組織というものは「リーダー」と「トップ人材」の動きにかかっている。

創造力や企画力が抜群に優れた人など、目覚ましい実績を上げている人を中心にまわるものである。

そういったできる人のレベルに他のメンバーが必死についていき、全体のレベルが上がるのが理想的な組織のあり方でもある。羽生さんは将棋界でリーダーシップを発揮し続けることができる人でしょう。

 そういった反面、振り飛車衰退の原因がこういったところにもありはしないかとチョッピリ残念に思ってしまいました。


 

2016-08-22

第57回九州G例会報告

 日時:平成28年8月21日(日)PM1〜5

 場所:博多市民センター

 参加者:石川 太田 倉掛 古森 坂田 酒井 嶋村 千々岩 宗岡 八尋


1 10名の参加者があった。

嶋村君(中1)は今年の倉敷での全国大会にも参加してくれたし、九Gにとっては有望すぎる若手の会員を得たと喜んでいたところである。この日、彼より「奨励会へ合格しました」と報告を受けた。一瞬、「おっ、そうか」と思わず云った。指し将棋で活躍していることは知っていたが、若いうちの夢への挑戦はイイものである。今後は詰将棋の創作は控えた方がよいだろう。しかし、詰パラを中心として、詰将棋を解くということは継続してもらいたい。藤井聡太三段の例をみても分かるように、修行の妨げにはならないからだ。ところで、「どんな将棋を指すの?」と聞いたら、「振り飛車です」という答えがかえってきた。これには個人的にうれしくなった。奨励会では香落ち戦がポイントになるが上手を持っても、下手を持っても、きっとあまり苦にならないだろう。9月から本格的に始まるそうだが、その精進に期待すると共に、年2回の九G例会にもできるだけ、元気に顔を出してもらいたいものである。


2 課題作(手順完全限定)は8作品集まった。

 前回、この作品テーマを聞いた時には少し奇異に感じた。なんとなれば、詰将棋というものは本来、非限定など発生しないように作図を心掛けること(攻め方の着手だって、これしかないという手)が当たり前ではないかと思ったからである。近年、短編作品が多い私ならではの感想らしいが、2,3作品解いてみたが普通の合駒作品にしか見えなかった。まあともかく、中篇の水準作が揃ったことだけは確かである。


3 詰将棋解答選手権について

・4月9日に開催した福岡春日会場分の反省と今後の課題について協議した。

・来年は石川が長崎市で初級&一般戦の会場を立ち上げる予定である。

福岡会場は八尋氏か酒井氏がメインとなって従来通り開催することを確認した。



4 次回開催は平成29年1月9日(月)の予定である。

 課題作品のテーマは「入玉図」である。


5 二次会は8名でいつもの居酒屋にいった。

 九G誕生の生みの親である宗岡氏、その1回目から参加の太田氏らによる九G例会の沿革など興味深い話しがあった。当時は若い人が多く、盆や正月に帰省する時期に合わせて1月と8月の開催になり、それが今日まで踏襲されてきたようである。1年で一番、寒い時期と暑い時期にこだわらなくてもよいのではと近年、個人的にいつも思っているが、将棋の定跡みたいにあまり変えたくないのだろう(今回の参加者の中に昭和20年代生まれの人が4人いるがみんな元気でなにより)。

     

 

    
最近のコメント