ストンリバーの日記

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2017-06-22

もう一つのフィーバー

 藤井聡太四段の28連勝目がかかった6月21日の世間のフィーバーぶりをよそに、私は一つの対局に注目し続けた。


 羽生3冠への挑戦を決める第65期王座戦の挑戦者を決めるトーナメントが佳境に入っている。

菅井 vs 渡辺戦。菅井七段は先手中飛車から大熱戦の末、147手で難敵を下した。これで挑戦まであと2局である。

 8大タイトル戦において各棋戦との相性もあり、そのチャンスが何度も訪れてくれるわけではない。近寄ってきた夢の切符を確実にその手でつかみ切れるかどうかも一流の棋士への試金石となるであろう。王位戦に続く挑戦者となれるかどうか、振り飛車党のフアンの一人としてワクワクしながら、見守っている。

2017-06-09

振り飛車党、タイトル戦へ

 第58期王位戦の挑戦者決定戦が6月9日、関西将棋会館で開催された。

朝からLive中継AbemaTVにくぎ付けである。

菅井竜也七段と澤田真吾六段との一戦。どちらが勝ってもタイトル戦初挑戦である。

 実は菅井七段は2年前の第56期王位戦挑戦者決定戦で広瀬八段に苦杯をなめている。

以来、王位戦への思い入れは深かったのであろう。5月21日に岡山で彼にお会いした時にはリーグ最終局(渡辺戦)を前にしてのお話しだったが、その決意のほどには並々ならぬものを感じた。

本当に一つの夢が実現してよかった。岡山県出身のプロ棋士がタイトル戦に登場するのは1990年の大山名人以来、27年振りだそうだ。竜棋会の会員を始め、フアンの喜ぶ顔が思わず目に浮かびそうである。



 私にとってもタイトル戦で振り飛車が見れるということは楽しみである。

来年の久保王将の防衛戦まではそういった将棋めぐりあうことはないであろうと思っていたからである。

ほどなくして、7番勝負の日程が公表された。

第1局 7月5,6日   三重県「湯元グリーンホテル」

第2局 7月25,26日 福岡市ホテル日航福岡

第3局 8月8,9日   札幌市京王ホテルプラザ札幌

第4局 8月22,23日 淡路市「ウエステインホテル淡路

第5局 8月29,30日 徳島市「渭水苑」

第6局 9月11,12日 秦野市「陣屋」

第7局 9月25,26日 秦野市「陣屋」

*第2局、4局、5局あたりは現地応援に出かけたいと思っている。

2017-06-07

三度の相振り

 第28期女流王位戦第4局は平成29年6月7日、徳島市で開催された。

昨日、梅雨入りした九州は翌7日にはここ長崎でも朝から雨模様であった。

ゆっくりネット観戦するには絶好の?空模様となった。

 先手番となる伊藤さんは居飛車振り飛車の対抗型にするか相振りにするかの選択権を今回も握っている。角道を止めて期待にたがわず相振りにしてくれたのでうれしい限りである。


 向い飛車vs3間飛車。後手3筋の歩を交換して34飛と浮く。この辺りは先手はせっかく交換された歩を3筋に素直に打たない。こういう指し方をよく拝見するのでよほど、受けに自信があるのであろう。囲いは右矢倉を目指すどころか金銀を盛り上がって行き、後手の攻めとまともに渡り合う。

 44手目後手の46銀に対して、58玉、続く45歩に対して48金引と応じたのが目を引く着手だ。以下、中盤のねじりあいが続く。先手は銀が出たりひいたりと銀の動きが目だった。

 とにかく、どちらが勝ち筋になっているのか最後まで分からなかった大熱戦で135手で挑戦者が制した。このシリーズ、相振り3局の中では一番の好局ではないかと思う。


 これで決着はシリーズ第5局へと移る。里見女流王位防衛となるか、はたまた伊藤女流2段のタイトル初奪取となるか、次回も相振りの激闘を期待したい。

 もし挑戦者が勝利すれば、私はひそかに彼女のことを「相振りの女王」と呼ぶことになるかもしれませんね。

2017-06-01

相振りの女王

 第28期女流王位戦第3局が平成29年5月31日に飯塚市で開催された。

大盤解説会は午後3時より「のがみプレジデントホテル」で行われ、解説に豊川孝弘七段、聞き手は室谷由紀女流二段だった。

対局は里見香奈女流王位、挑戦者は伊藤沙恵女流二段である。


 伊藤さんは基本的に居飛車党だが、まれに相手が飛車を振ると相振り飛車に誘導する差し回しを見せる。

これがなかなかうまいもので、女流の相振りはえてして強気の攻め合いが多いものだが、彼女の場合は押したり引いたりの柔軟な指し手で文字通り、手順に独特のサエが散見される。

 本局でも飛車を振った後、しばらく居玉でどう囲うのかとみていると左辺に動いた。やむを得ずそうなったという面もあるが、このあたりがその柔軟性の一端であろう。

 将棋は一触即発の変化を互いに散りばめながら中盤から終盤へと一気に進んだ。見ていて気の置けない戦いというのはこういう将棋をいうのだろう。

 82手目57角成と肉薄するも、先手次の59飛が相手の攻めを緩和するとどめの好手となった。89手で先手の勝ち。これで、里見女流王位防衛まであと一歩となった。


 伊藤さんは居飛車党なのになぜか相振りだけは好んで指す。そういった棋風がとりわけ気になる人だ。

今回、夢は果たせなくても女流のタイトルに近い人の一人であることに間違いないだろう。

そして、いつの日か「相振り」でタイトルが奪取できた時には<相振りの女王>という称号を贈りたいくらいである。

次局も、相振りの激闘になることを期待し、じっくり見たいものだ。

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2017-05-25

菅井竜也七段

 菅井七段のB1昇級祝賀会へ行ってきた。

平成29年5月21日、彼の後援会「竜棋会」の主催である。

この会に、私は平成25年4月に会員となった。

その前年の夏ごろだったか、ブログツイッターをしていることもあって、たまたま「竜棋会」のサイトを発見した。当時、彼は五段だったが、既にその活躍ぶりには目を見張るものがあり個人的に注目していた。できることなら、仲間に入り主に岡山県下の会員の方々と共に応援したいものだと思ったのが入会の動機だった。


 昭和40年代、あの升田・大山・大野という木見門下の「振り飛車」に魅せられて、将棋を本格的に趣味とした。以来、その振り飛車はプロ戦法のメジャーになることもなく今日を迎えている。

 もし、現代に久保王将と菅井七段がいなければ、振り飛車の命運はどうなっているのだろう。そのことを考えると空恐ろしくなってくることがある。おそらくそうであれば、私はさっさと「観る将棋」フアンを辞めて、指し将棋そのものと一線を画していたに違いない。


 祝賀会では祝辞を求められた。<・・・菅井さんは振り飛車のプロ芸といったものを現代から未来へ引き継いでくれるお一人だと思っています。久保王将を凌ぐスペシャリストになってください。・・・>という意味合いのことを申し述べた。

 さて、最近の菅井七段は好調である。ある時期、実験的(私の見方)に居飛車を指したりしていたがここしばらくは振り飛車の成績が良い。「居飛車の経験で、振り飛車の見え方が以前より少し変わってきました。」と彼は言う。おそらく、良い方向に功を奏しているのだろう。

 進行中の棋戦でタイトル挑戦の目が残っている。王位戦王座戦だ。ひそかに期待を込めて、しばらく注視したい。

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