ストンリバーの日記

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2017-12-10

平成30年 長崎県将棋大会予定表

長崎県将棋大会

H30年1月21日  支部対抗団体戦長崎支部代表決定戦)

H30年2月4日  第20回少年将棋大会(第43回小学生名人戦

H30年2月11日  第25回全国シニア名人戦

H30年2月18日  支部対抗戦(団体戦個人戦県大会)

H30年2月&7月 青雲荘将棋大会(雲仙青雲荘にて)

H30年3月18日  第40回久留米王位戦

H30年4月7日  第15回詰将棋解答選手権・初級&一般戦(長崎会場・市民会館)

H30年4月15日  第31回全国アマ竜王戦長崎支部代表決定戦)

H30年5月?日  高校総合文化祭将棋専門部会(団体戦個人戦

H30年5月13日  三世代将棋大会(ネンリンピック代表選考会)県勤労福祉会館

H30年5月27日  第31回全国高校竜王戦&第39回全国中学生選抜戦

H30年4月以降  小学生倉敷王将戦

H30年6月3日  文部科学大臣杯第14回中学生団体戦

H30年6月10日  文部科学大臣杯第14回小学生団体戦

H30年7月8日  第72回全国アマ名人戦

H30年10月?日  赤旗各地区大会並びに県大会

H30年10月?日  田平町文化祭将棋大会

H30年10月21日  第42回全国朝日アマ名人戦

H30年11月?日  高校新人戦(団体戦個人戦

H30年11月24日  県内支部連絡交流会

H30年12月9日  支部会員等将棋大会・交流会

*開催会場は原則三菱記念会館(10時受付・10時20分試合開始)。

*私(管理人)も時折、お手伝いしている「日曜子供教室(月に1,2回)」が開かれています。詳しくはこのブログの右上にあるアンテナ将棋教室ふぁんたブログ」をごらんください。

2017-11-28

倉敷藤花戦

 地方におけるタイトル戦開催については、その熱心さの度合いにはかなりの温度差がある。

その中でも大山名人の生誕地でもある岡山はぴか一ではないかと思う。

大盤解説会などは会場借り上げ料の名目で入場料を徴収するケースが多いのだが、ここ倉敷では入場料を徴収された記憶がない。また、前夜祭の費用負担なども破格の安さだ。

 そして、主催(共催)する首長の熱心さにも注目している。岡山県知事や倉敷市長など、代理を立てた挨拶などにお目にかかったことがない。

いつぞや、菅井王位の六段昇段時の祝賀会に参加したことがあるのだが、その席にも岡山県知事が来ていた。こういった会にもお祝いにかけつけてくるのかと外野席の一員ながら、まさに敬服の至りだった。

 さらに、山陽新聞社の後援ぶりもすばらしい。

岡山県下の開催されるタイトル戦等は一面にその内容が掲載されるなど将棋そのものの取扱いも大きい。

また、一年を通して、日々の将棋欄には二つの棋譜が常に載っている。一つは「棋王戦」で、もう一つは「倉敷藤花戦orアマ将棋」である。

これには将棋フアンの一人として実にうらやましいの一言である。

倉敷市に対しては見返りなんていらないから「ふるさと納税」をしたいくらいである。住んでみたい地方都市はと問われたら、岡山は私の中では間違いなく五本の指のうちに入るだろう。


さて、第25期倉敷藤花戦第2局が11月26日に開催された(公開対局&大盤解説会)。

第1局は相振りの戦いで伊藤女流二段に十二分に勝機があったと思われたのに負けてしまった。尾を引いていなければいいがと思いつつ、今回も相振りの熱戦を期待しての倉敷入りである。

 ところが戦型の方は序盤早々、相振り模様の出だしだったにもかかわらず、先手の里見藤花が居飛車を選択してしまった。すでに後手は22飛車と向かい飛車にしてあったので戻しようもない。先手が注文をつけたような感じだが、後手の得意戦法である相振りをさけたようにしか見えなかった。もっと、はっきり云えば先手がそれを嫌がったのであろう。

 将棋は121手で先手が勝って、里見5冠はタイトルを防衛した。これで倉敷藤花通算8期のタイトル保持となった。

終局後の感想戦で、伊藤さんは「対抗型の振り飛車側をもって指したのは二人の対局では初めてでした。新鮮な感じがして楽しく指せました」みたいなことを云っていたが、内心は不慣れな指しまわしでそれどころではなかったであろう。この二人の対局は春の女流王位戦を皮切りに、女流王将戦、今回の倉敷藤花戦を経て、近いうちに女流名人戦でもあいまみえることになっている。来る女流名人戦5番勝負では「相振りはどちらがうまいか」のシリーズになってほしいものだ。伊藤さんの独特の相振りの戦い方に魅せられている私は率直にそう思う。

2017-11-27

将棋の日IN関西

 よく関西方面へ旅するなかで、自らの体験を経て大阪の七不思議とも云えるものがある。

その一つが道路である。大阪では南北に走る道路を「△△筋」といい、東西に走るそれを「△△通り」という。前者には御堂筋堺筋松屋筋などがあり、後者には千日前通り、中央大通り、本町通りなどがある。

 全てを確認した訳ではないが、南北の幹線道路が一方通行となっている。例えば、御堂筋ではゆうに6車線はあろうかと思う大きな道路が北から南への一方通行なのである。初めて目の当たりにしたときは<なんとまあ、豪快な使い方よ。さすが大都会大阪だ>と妙に感心したことを覚えている。

 新幹線大阪に着く。地下鉄御堂筋線で「新大阪」から「心斎橋」へ直行することが多い。いつもと違う出口から地上に出たときに、自分の位置情報を見失うことがある。そういったときは御堂筋をながめて、車の流れを確認する。そして、車の流れに沿って歩けば難波方面へ行くことができるのを確認するのだ。このシステムはひよっとしたら旅人のためにあるのではないかとさえ思えてくる。おそらく、大阪で生活している人にとっては何か不都合な点があるのではないかと思うのだが、大阪の人に直接、尋ねたことはない。


 さて、11月23日に関西将棋会館で「第43回将棋の日in関西」が開催された。11月の「将棋の日」の関連行事は全国を巡回するイベントが有名だが、この日・この種のミニイベントはわざわざ九州から見に行くことでもなさそうだ。しかしながら、今回のメインのプログラムに「菅井王位vs稲葉八段」の公開対局があったので、訪れる気になった。f:id:stoneriverki:20171125141142g:image:w360

 菅井王位はタイトル獲得後、成績のほうが今ひとつスッキリしない。おそらく祝賀会などに振り回されて生活や勝負のリズムが乱されているのではないかと懸念するところだ。でもそのうち、従前の勝負勘をとり戻してくれるに違いないと期待している。

対局は先手・稲葉八段、後手菅井王位で始まった。注目の後手の作戦は期待通りの振り飛車(ごきげん中飛車)。

序盤の途中図は後手が22手目、42銀を31銀と引いたところである。手損であるが、こういう自由奔放とも思える斬新な指し手が彼の棋風でもある。将棋は中盤に後手が74手目、28角から19角成と香車を拾ったあたりでは後手指せるのではないかと思っていたが123手で先手が勝利した。

全般的な内容として、振り飛車の左側の金銀が捌きながら中央に盛り上がってくれたし、白熱した内容で十分満足した。

稲葉陽vs菅井竜也.kif 直

2017-11-03

菅井ノート相振り編

 待望の一冊が出た。満を持して書いたのごとき一冊である。

前3冊(後手編、先手編、実戦編)は2012年から2013年にかけて出版された。

その当時、相振りについては若干触れている部分はあったが、ほどなくして本格的な「相振り編」が出るに違いないと思っていた。だが、なかなか実現しない。菅井王位と云えば「中飛車」「3間飛車」「相振り飛車」が3枚看板である。だから、フアンとしてはその一つが欠けたらやはりモヤモヤ感が残り続ける。また、相振りこそ手将棋だから、創造力ある棋風である彼の得意分野だろう。だから書いてもらわなくては困るのだ。それだからこそ冒頭の感想を素直に言えたのである。


 本の中身をのぞいてみよう。

まず、相振りにおける「菅井流」誕生のいきさつ等が書かれている。

この一節を読むと、菅井竜也の真骨頂にふれる思いがする。

将棋と四つに組む気迫、それが感じられるこそ、彼の将棋はワクワクさせるゲームとして読めるのだ。

 次に、「先手56歩からの中飛車vs3間飛車(あるいは向かい飛車)」も詳しく書かれている。

あの王位戦第4局の出だしの将棋である。あれをまともな相振りとして戦い、勝利していたらこの本の評価がアップしたに違いない。しかしながら、王位戦では28飛車と戻す驚愕の一手となったが、あのシリーズ全5局が斬新な手の連続だったから流れとしては仕方がないのかもしれない。

さらに、この本のメインの解説は「向かい飛車vs3間飛車」あるいは「3間飛車vs向かい飛車」である。プロアマを問わず、この戦型のパターンが多いからである。


 ゴルフや卓球の選手が玉を扱うように、菅井竜也というスペシャリストは駒の特性や組み合わせの妙を取り扱う。そこには熟慮からくる確実さとさばきの軽妙さがある。この本を読みこなすにさほどの難しさはない。王位戦に関するコラムもちりばめながら軽いタッチで読者に近づいてくれる。それを思うだけでこちらの人生も少し軽くなるような感じなのだ。なお、全4巻そろって眺めると菅井将棋の理解がさらに進むに違いない。

2017-10-24

待ちに待ちたるタイトル獲得

 遠い昔の子供のころ、運動会で全学年児童で準備体操とともに運動会の歌をうたったものだ。

「待ちに待ちたる運動会♪♪・・」という歌詞で始まるこの歌を妙に覚えている。

快晴の秋空のもと、自分がどんな走り方をしたかなど一切覚えていないのに、奇妙にこの歌が記憶の底にあるのはきっと「楽しい一日の思い出」として残る年が多かったのだろう。


 久保利明九段王将棋王の二冠のタイトルを持っていたころ、次に、タイトルが狙える振り飛車党の棋士は誰だろうとよく思ったものだ。

その頃の菅井王位は五段で大和証券杯で優勝するなど好成績をあげ始めていた。

そして、タイトル挑戦に近づいたのが2年前の王位戦であったが、惜しくも挑戦者決定戦で敗れてしまった。そういった苦い経験があればこそ、フアンとしては「待ちに待ちたるタイトル獲得」という思いに至るのである。


さて、第58期王位就位式が11月9日に東京で開催され、その後地元の岡山市で竜棋会、山陽新聞社などの主催で祝賀会が行われる予定である。

実はその前の10月22日にはいち早く倉敷市でも倉敷市長、大山名人記念館長などが発起人となって祝賀会が開催された。

「待ちに待ちきれない?」私はそちらの祝賀会へいち早く参加した。会場は倉敷国際ホテルで午後5時開演。

お祝いにかけつけた人たちは約、150人。祝賀会は楽しい雰囲気の中、式次第にしたがって進行した。

来賓代表として(彼の師匠としても)挨拶に立った井上慶太九段の話しも時折、感極まる場面も交えながら、こういう祝い事は年に二、三回あっても良いと結んだ。謝辞に立った菅井王位はこれまで以上に将棋に対する思いと決意を力強く述べた。やはり、「地位は人を育てる」という好例だろう。

祝宴のなかばに、菅井王位を語ると題して稲葉陽八段と船江恒平六段によるトークは菅井王位の人となりが伝わってきて良かった。加えて、彼が子供のころから親交があった今泉健司四段との対談もエピソード風で面白かった。

人生には今日のように晴れ晴れとした時間が用意されているから素晴らしいと思う。このような個人的歴史の一コマに立ち会えて私はなんとなく幸せな気分だった。会場の外は折しも大型の台風21号による風雨が激しかったが、新王位の大いなる精進と成果を今後期待して会場を去った。

    
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