ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

詰将棋(初級・一般戦)長崎会場

 詰将棋解答選手権の初級・一般戦が4月13日全国一斉に開催された。

長崎も「子供将棋教室ふぁんた」の協力のもと市民会館(アマランス)で行った。

初級戦に13人、一般戦に9人の参加者を得た。

初級戦は制限時間30分、一般戦は50分でそれぞれ6題の詰将棋を解いてもらう。

初級戦は5名が全問正解者となった。

川上拓真(2分)川上大翔(14分)廣瀬優(17分)西咲綾(19分)大守承介(25分)

一般戦ベスト3は川上拓真(13分30点)大守承介(50分21点)川上大翔(50分16点)

驚くべきはそれぞれで好成績を記録した川上拓真さん(大村市の高校1年生)。

初級戦のタイム2分と一般戦の13分で全問正解はおそらく全国レベルで遜色なし。

全国集計結果を主催者としても楽しみにしている。

参加賞品も図書カード、将棋関連図書など全員に配布したので満足していただけたと思います。次回もより良いイベントにしていきたい。

 

今回の詰将棋:7手詰

 

詰将棋(チャンピオン戦)

第21回詰将棋解答選手権・チャンピオン戦が東京、大阪の2会場で3月31日に

開催された。

藤井8冠が出場されない今回、優勝候補の筆頭と思われた齊藤慎太郎8段を押さえて

古賀悠聖6段が初優勝した。

古賀6段は福岡県出身でアマ時代(確か中学生のころ)福岡で開催された詰将棋

解答選手権(初級・一般戦)に出場された経緯がある。

私もスタッフとして活動していたので確かに記憶にある。

その子がやがてプロになり今回こうしてチャンピオン戦を制するということは

本当に驚きだった。

コロナで4年間リアル開催がなかったことを思えばまさに隔世の感がある。

 

さて、今度は各地方で行われる初級・一般戦の出番だ。

3月1日にこのブログで長崎会場の公報をした手前、ブログ更新を控えていた。

参加申し込み者が15人、参加してよかったと思える大会にしたいと思う。

 

今回の詰将棋:21手詰

 

第21回詰将棋解答選手権(長崎会場)の案内

<長崎会場実施要領>

実施部門:初級戦&一般戦

運営協力:日曜将棋教室ふぁんた

会場:長崎市民会館(アマランス研修室)

住所:長崎市魚の町5-1

アクセス:長崎駅から徒歩13分

会場URL:https://ngs-shiminkaikan.jp/access

日時:2024年4月13日(土)午後

●初級戦スケジュール

1手詰から5手詰を6題

午後1時 初級戦の受付と競技説明

午後1時30分から2時 初級戦競技(30分)

午後2時 初級戦の採点と解説及び表彰式

●一般戦スケジュール

5手詰から15手詰を6題

午後2時50分 一般戦の受付と競技説明

午後3時20分から4時10分 一般戦競技(50分)

午後4時10分 一般戦の採点と解説及び表彰式

午後5時終了予定

参加費:500円(両部門参加は700円)

    高校生以下及び女性は300円(両部門参加は500円)

注意:盤駒の貸し出しをしないので使用される方はご持参ください。

問い合わせ・申し込み:tumeparashou@yahoo.co.jp  石川

氏名(フリガナ)、住所、電話番号、参加クラス、参加区分(小学生など)

を明記してください。

申し込み締め切り:2024年3月31日(日)

参加定員:20名

解答選手権速報ブログ:http://blog.goo.ne.jp/shogi-problem

 

詰将棋の解答(2月ブログ分)

2月1日分:93銀 同桂 92金 同玉 84桂 81玉 82銀 同玉 

  72桂成 同金 71銀 92玉 91桂成 同玉 82銀打 同金

  同銀成 同玉 73角 72玉 62金 81玉 83香 92玉

  82香成 まで25手詰

 

2月4日分:72馬 同玉 64桂 82玉 73銀 同玉 65桂 83玉

   72銀 92玉 81銀生 同玉 73桂打 92玉 81銀 83玉

   72銀生 92玉 83金 同金 81銀生 82玉 72桂成

    まで23手詰

 

2月8日分:82角成 同金 72銀 同金 83香 82金打 同香成

   同金 72銀 同金 73桂 同金 71金 92玉 81銀

   83玉 82金 同玉 72金 同金 同銀成 92玉 82金

              まで23手詰

 

2月15日分:62龍 同玉 74桂 51玉 42銀 61玉 72銀

   同玉 64桂 同銀 62金 81玉 63角成 92玉 81馬

   同玉 82金 まで17手詰

 

2月26日分:33銀打 同桂 34桂 32玉 21角 同玉 22金

   まで7手詰

    

淡い期待

 2月という月は私にとってあまり良いことはなかった。

王将戦がストレートで終わり、高槻対局が消滅した。

予定していた大阪行きがかなわなかった。

 替わりに25日の女流名人戦の広島対局に行こうかと考えた。

西山さんが後手番なので先手の人がまたやらかすのではないかと

思い、躊躇した。予感は当たるもので行かなくてよかった。

 私、振り飛車党よと誘いながら実はそうではなかったという

<福間殿>みたいなものだ。

 さて、29日はA級最終局である。

ひいきの菅井8段は名人挑戦者の目が残っている。

強い期待を持って応援したいが、夢がかなわなかったら落胆が

大きいので淡い期待を持ってその日一日を過ごしたい。

 

今回の詰将棋:7手詰(月末まで日が浅いのでやさしい短編)

 

先手中飛車

2月14日に37期竜王戦1組で菅井8段vs永瀬9段の対局。

菅井8段の55歩位取り中飛車に対して後手は超速銀で対抗。

64銀対66銀で序盤の局面は落ち着いた。

囲いが先手が美濃から銀冠、後手は居飛車穴熊となった。

ABEMAで中継があったのでパソコン開きぱなっしで見ていた。

評価が大きくブレルことなく緊張感ある局面が続いた。

将棋は171手の熱戦で菅井8段が勝った。

菅井さん、こういう将棋が指せるなら、王将戦で一局ぐらいは

中飛車を指してくれてもよかったものを今更いっても「後の祭り」。

 

今回の詰将棋:17手詰

 

王将戦、終わる

 第73期王将戦第4局が2月7・8日に開催された。

後がない菅井8段は乱戦というか力戦調の振り飛車(3間)に誘導した。

こういう将棋は前例はあるものの振り飛車党の経験が豊富ということかもしれない。

菅井さんにとってこの4局目が一番よく指していると思う。

その証左に封じ手までに評価値が大きくブレルことはなかったので

ある程度手ごたえを感じていたに違いない。

 しかし2日目に入ってからはじりじりとした駒組が続き夕方5時近くになっても

互いの囲いが顕在で本格的な戦いには程遠かった。

そういったなか藤井王将が少しづつポイントを稼いでいったようだ。

左端の香を取られ、その香で美濃のかなめの金をはがされてほどなく投了した。

ボクシングでいえばテクニカルノックアウト

相撲でいえばまわしを取って技をかける間もなく寄り切られたような感じだ。

番勝負は屈辱のストレート負け。

フアンとしても落ち込んでばかりではいられない。

菅井さんには捲土重来を期してもらいたい。

私はこれで大阪へは行けなくなってしまった。

 <投了で露と消えにし第5局、難波のことも夢のまた夢>

 

今回の詰将棋:23手詰