ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

6年ぶりの夢舞台

 3月18日、第27期女流王位戦の挑戦者決定戦が行われた。
振り飛車党の岩根忍女流三段が清水女流六段を撃破した。
少し内容にふれると48手目に46飛と飛角交換を決行してからは、86歩と二度にわたる拠点を作っての寄せは2枚角の使い方と共に振り飛車らしい駒捌きだった。


 先のマイナビ挑戦者決定戦ではどちらも振り飛車党だったので、ある意味安心して観ていたが、今回の岩根さんは本当に難敵清水さんによく勝ってくれたと正直思った。
彼女は2010年の倉敷籐花戦以来のタイトル挑戦となる。
5番勝負の戦型は振り飛車対抗型か相振り飛車となるに違いない。
振り飛車フアンにとって、これほど安心して観ていられるタイトル戦はない。
注目の第1局は5月12日に姫路市で開幕する。折しも、その日は名人戦第3局と重なる。
どちらへ行くかと問われたら、私は迷うことなく姫路市へ行く。
この女流王位戦は九州対局もある。女流のタイトル戦の数々はニコニコ動画の中継がないので、昔ながらの現地大盤解説会の将棋の楽しみ方が純粋に残っていると思う。


5番勝負の日程は次のとおりである。
第1局  5月12日(木) 姫路市
第2局  5月26日(木) 札幌市
第3局  6月8日(水) 飯塚市
第4局  6月21日(火) 徳島市
第5局  6月28日(火) 東京将棋会館