ストンリバーの日記

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2016-05-05

大道詰将棋とミステリー

 ゴールデンウィーク期間中はここ数年、いろんな将棋イベントを目当てに関西によく行っていたが、今年はおとなしく長崎に蟄居した。

 近所のブックオフでウルトラセール(本20%OFF)をやっていたので覗いてみた。

文庫本を20冊余、購入した。そのうちの一冊が「大道将棋殺人事件山村正夫著作。

発行が昭和62年9月とある。このころの私は詰パラを始めとして、詰将棋にトップリと浸かっていた時期である。なぜ、この本の存在に気づかなかったのであろう。当時あまりミステリーに興味を持ていなかったことが原因しているのかもしれない。

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 さて、本の中身はというと、一時はプロ棋士を夢見た主人公が詰将棋一筋に生きる大道将棋師となり、遭遇する殺人事件解決していく。6つの短編からなるオムニバス作品である。

全編を流れる核として大道詰将棋が使われている。その数、11作品である。

 最初の話しに登場するのが次の作品である。

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 マニアの世界では通常、「銀問題」と云われている作品だが、合駒を読む頻度も1回で普通作品としても充分、通用する作品(7手詰です)ではある。後に登場する10作品はかなり手ごわい。詰将棋がある程度、理解できる人だったら、次はどんな作品が登場するのだろうと期待しつつ、読み進めると楽しめる本である。

 なお、あとがきに執筆にあたり高柳敏夫八段の協力をいただいたとあるが、作者の山村氏自身はアマ四段の腕前だったという。なるほど、そうでなければあの大道詰将棋の複雑な変化紛れをときおり、記述しながらの作品は生まれなかったに違いないと感じ入った。

    
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