本へのとびら〜岩波少年文庫を語る/宮崎駿 №0023

本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)

本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)

【レビュー】★★★★☆【タグ】T資料T T児童書T
宮崎さんの名前を見て、手に取りました。
著者がお勧めの50冊を紹介文付きで掲載。←それだけでも読む価値あると思います。
児童文学とかをに触れてきたからなのか、宮崎さんらしい想いやメッセージが伝わって来てす。

■おすすめ50冊一覧

  1. 星の王子さま
  2. バラとゆびわ
  3. チポリーノの冒険
  4. ムギと王さま
  5. 三銃士
  6. 秘密の花園
  7. ニーベンゲンの宝
  8. シャーロック・ホウムズの冒険
  9. ふしぎの国のアリス
  10. 小さい牛追い
  11. せむしの小馬
  12. ファーブルの昆虫記
  13. 日本霊異記
  14. イワンのばか
  15. 第九軍団のワシ
  16. クマのプーさん
  17. 長い冬
  18. 風の王子たち
  19. 思い出のマーニー
  20. たのしい川べ
  21. とぶ船
  22. フランバーズ屋敷の人びと1 愛の旅だち
  23. 真夜中のパーティー
  24. トム・ソーヤの冒険
  25. 注文の多い料理店
  26. 海底二万里
  27. 床下の小人たち
  28. ハイジ
  29. 長い長いお医者さんの話
  30. ツバメ号とアマゾン号
  31. 飛ぶ教室
  32. ロビンソン・クルーソー
  33. 宝島
  34. みどりのゆび
  35. ネギをうえた人
  36. 聊斎志異
  37. ドリトル先生航海記
  38. 森は生きてる
  39. 小公子
  40. 西遊記
  41. クローディアの秘密
  42. かまし村の子どもたち
  43. ホビットの冒険
  44. 影との戦い
  45. まぼろしの白鳥
  46. ぼくらわんぱく5人組
  47. ジェーンアダムスの生涯
  48. キュリー夫人
  49. オタバリの少年探偵たち
  50. ハンス・ブリンカー

■挿し絵の魅了

童話とかの挿し絵って怖いのが多いですよね。

改めて紹介されると、マジマジ見ちゃいます。

でも、何か気になる。何か惹かれる。

ちょっとハマっちゃいそう(笑)

紹介されてる中にアリスがありました。

中学生の時に何度も模写してたのを思い出した。懐かしい。
丁度、デッサンとか絵が好きになった時期で、2Bの鉛筆をカッターで削って書いてたんです。何事もカタチから入ってました(^^;)

今考えると、美術的な感性とかは全然なくて、ただ「カッコ付けてた・解ってる気になってた」そんな気がします。
しかも、白黒での模写ってうまく描けてる気になる(笑)雰囲気がね。「私描いてるぅ〜」って(; ̄ー ̄A

今も美術的価値ってわからないけど、何か惹かれる魅力があります。

■未来へ・・・

この本を見ると、宮崎さんのツールを垣間見れる気がします。
読みながらヤケに納得しちゃう。

そして宮崎さんが込めた未来へのメッセージ。

私には宮崎さんに聞こえる時代の「風」が見えない。
言っている事は分かるけど、それをはっきり感じられない。

時代のうねりを見つめるその感性が、ただ、ただ、すごいなって感心しちゃいます。

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とりあえず、天才と呼ばれる感性に近づくためにも
50冊は読むぞ!!

でも、上下であるのもあるから50冊以上・・・(^^;)って思っちゃうのダメ?