北京での語学研修

2006年のメルマガからです。東京のNさんの投稿です

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2005年の年末はどうしようかなぁと思っていたところに、
格安チケットの情報がはいり、
年末は北京での語学研修行きを即断で決定。
密かに計画を練っていたはずが大学受験をひかえた子供に気づかれ
“子供は受験で大切な時期なのに、家族を置いて一人で出かけるな
んて非情な親だ“と
絶句し抗議されるが意に介さず計画実行。

北京にある大学にコンタクトして1週間の語学研修参加を決めました。
それ以外にもいくつか北京で行いたいことがあり、着々と計画を練っ
て12月23日から31日までの北京旅行をしてきました。

CA422はフライト時間が早いので成田駅近くのホテルに前泊。

成田の免税店にはCAのマイレージカード提示で10%割引の店があるの
ですね。
その免税店で中国人への土産用にマイルドセブン1カートンを10%割引
で購入しました。

満席のCA422の隣の席は赤ちゃん連れの夫婦。 
中国人のようでしたが達者な日本語を話し、時折赤ちゃんが泣くのを
隣席の私に恐縮していました。

語学研修は月曜日から金曜日までの5日間で、午前中の3時間で計15時
間の授業。
午後は市内観光や現地の駐在している日本人や中国人の家庭を訪問し
て過ごしました。

語学研修の授業内容は長期間(半年〜1年)の語学研修のクラスに1週間
だけ合流しての内容なので授業の進行は長期研修のプログラムに自分が
合わせるため慣れるまでは結構キツイところがあります。

クラスの長期受講生は日本人が1名とアラスカからの夫婦の計3名で年齢
的にも私と同じくらいの人ばかり。 
教科書を使っての文法・口語などの授業ですが、決して1週間の
受講で語学力が向上するわけではないのですが授業は楽しかったです。

(苦しかったのがだんだん快感に変わる?)

5日間の授業が終わって教学中心の老師に挨拶し、老師からは“また来
てくださいね”といわれ、
来年は妻も連れてきますと答え学校を後にしました。

学校の宿舎は一泊140元でエアコンは動かなかったので(スチームの暖
房のみ)チョッと寒く、トイレの水はチョロチョロと流れっぱなしだし、
部屋には歯ブラシや風呂の石鹸も常備されてはいません。 
ま、これは想定内ですので不足品は街に買出しに行くことにして、
ともかく宿代が安いので贅沢は言えずに我慢です。

そんなわけで、帰国最終日は市内のホテルを予約してスイートルームで
のんびりしました。

さて、私が穴場的場所を含めて見学した場所を紹介すると、・・・

北京航空航天大学博物館: 北京航空航天大学の構内にある博物館で、
第2次世界大戦で活躍したアメリカの戦闘機(P47/P61など)やイギリス
のハリア戦闘機等が展示されています。 
飛行機の博物館は北の郊外ある小湯山に大きな航空博物館があるのです
が、今回は郊外まで移動の時間が無いので市内の博物館見学としました。

この博物館以外にも大学構内を散策するのも面白いです。 
この大学土産に構内の販売店で買った大学の名前入りの便箋を数冊買い
ました。
この便箋(紙質は良くない)は仕事でのメモや伝言用紙にでも使うつもり
です。

北京動物園: パンダで有名な動物園です。 
野外のパンダは、お食事に夢中でこっちを向いてくれません。 
パンダ舎で10分ぐらい粘っていたらやっとパンダの食事はひと段落した
ようで動き出してくれました。 観客も集まりだしてパンダを眺めてい
ます。 
パンダ見学の後は園内を1時間ほど散策したのですが、池は凍結していて
夕方なのでだんだん寒くなってきました。 広い動物園なのでブラブラ
散布しても良いしテーマを決めて回るのも面白いでしょう。 パンダ舎
は入り口近くにあります。

西直門 華堂商場: 華堂とはイトーヨーカドーのことで、西直門の店
北京動物園から徒歩で10分程度の場所にあります。 まず地下の食料
品売場に向かったのですが、びっくりしたのは試食品を勧めるマネキン
さんが多いこと。 クリスマス・年末商戦の時期だったからかもしれま
せんが食品売り場の盛況ぶりは日本以上で、試食のマネキンさんがスー
パーに何人もいるなんて以前の中国では考えられなかったことです。 
試食品を食べ歩いたら空腹が満たされました。

 天安門: 時間的には寒いのですが天安門の見学には、日の出か日の
入りの時間をお勧めします。 天安門広場での国旗掲揚は感動的です。 
中国の各地方からの団体客も来ますのでこの時間帯は黒山の人だかりで
す。 
今回は天安門から南門に抜けて南門近くの市場をブラブラ歩きました。

 北京での語学研修・市内観光などを終え空港に向かう途中に凍結した
亮馬河の氷上が白くなっていて雪が降ったようです。 今年は雪は少な
いと現地の人は言っていました。

搭乗直前に空港のトイレに行きしゃがもうとすると、トイレの中には紙
が置いていません。
トイレの入り口にロールペーパーがあり、そこで必要な分だけを自分で持
ち込むように変えたようです。 あわててトイレに駆け込みしゃがむとト
イレットペーパーが無く慌てることになるので要注意です。 

31日のCA421便は大晦日だからなのか乗客は少なく空席が目立ちました。 
そして定刻の21時に成田空港に到着し自宅に向かう途中で時計は24時を
回って2005年が終わりました。
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