高垣彩陽2ndカバーミニアルバム「melodia2」

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


2013年12月11日発売。高垣彩陽さん、2枚目のカバーミニアルバム。
01.Season of Love
02.All I Want For Christmas Is You
03.Memory
04.Que Sera Sera
05.Dream a Dream
06.Think of Me
07.遠き山に日は落ちて


新曲は、01と02、04と05の4曲です。
01は、あやひーが大好きなミュージカル「RENT」から。もちろん、あやひーの選曲。
本来は数人で歌う曲なので、ミュージカル的な迫力は無いのですが、逆にその分
あやひーのソプラノが強調されていて楽しめました。
02は、マライア・キャリーのヒット曲で、邦題は「恋人たちのクリスマス」。
あやひーによると「今までで最大のチャレンジ曲」だそうです。
スタッフの勧めによる選曲。
やはり難しくて苦労したそうです。マライアと比較されるプレッシャーもあったと
思います。
今までのカバー曲もそうだけど、あやひーは結構個性的に、つまり自分の中で消化
して歌っています。マライアとは別の曲に聴こえます。
あやひーの清澄なソブラノが心地よいです。
04は、個人的に今回一番のお気に入りです。
母子や恋人との対話形式で「私、キレイになれる?」とか「お金持ちになれる?」と
いう問いに「ケセラセラ(そんな事は分からない)、なるようになるさ」と繰り返す
一見お気楽ソングです。あやひー流に言えば「前向きな曲」です。
どうしても、本家ドリス・デイのアッケラカンとした歌い方の印象が強いです。
まぁ、それで世界的に人気が出た訳ですからね。
あやひーの歌唱は、能天気にハジけては無いのですが凄く心に残ります。
それは、あやひーの「ドラマがあって奥が深い曲」という解釈によるところが大きい
のかなと思います。役者的なアプローチが成功している気がします。
あやひーは他の事はともかく、演技や歌になると恐ろしく深く踏み込みますなぁ。
この曲は、1stシングルの時から常にカバー曲の候補となっていたそうです。
そういう意味も含めての「チャレンジ曲」。
05は、シャルロット・チャーチが歌ったクラシカル・クロスオーバーな曲。
本家は少年歌手とのデュエットでしたが、01と同じく一人で歌ってしまうあやひー(笑)。
メロディーが非常に美しいのですが、原曲がフォーレパヴァーヌですからね。
「クラシック的な曲も入れたい」というあやひーの選曲。
ドラマチックに歌いあげていて、ソプラノ歌手が本領発揮した一曲。流石です。
歌唱力や表現力を最大限に発揮しているのは、やはりこの曲だと思います。
そう、あやひーにはこのタイプの曲が必須だと思いますよ。
ところで、この曲は作曲者の許諾が必要だったそうで、諦めかけていたところ無事に
取れたそうです。あやひーのCDを贈ったのに違いない(笑)。
今回の「melodia2」も非常に楽しめましたし、素晴らしい出来だと思います。
好きな曲を自由に歌えるカバーアルバムにこそ、歌手・高垣彩陽の本質が良く出ている
と実感しました。
実際のステージで、早く新曲全部を聴きたいものです。
何しろあやひーは、CDより実際のステージが凄いという稀な歌手です。
一期一会の迫力がありますからね。


あやひーは、いつもカバー曲を選ぶ時に非常に悩んでいますが、それだけ歌いたい曲
が多いというのも凄い事です。
普通、そんなに多くの「歌いたい曲」があるものなのか?(笑)。
「歌いたい曲」というのは「想い入れのある曲」でもあるらしいのです。
あやひーが、いかに「歌う事」が好きなのか分かります。
あやひーは声グラの中で「私的には、いつかクリスマスソングアルバムを出したいと
いう野望はあるんですけど」と語っています。
私もその希望は書いた事があるので、非常に嬉しい話です。
「melodia3」の前に、来年実現して下さい。決して「野望」なんかじゃないですよ。
もう、その時期でしょう。「いつ出すの?来年でしょ!」
どんな曲を選んでくるのか、当然あの曲は入るだろうな、ニヤニヤ・・・。


今から来年のクリスマスが待ち遠しいです(笑)。