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Sunday, 31 July, 2005

studio_unicorn20050731

[]STAR WARS Episode III

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 [DVD]スター・ウォーズ エピソード3:シスの復讐

 今日は、待ちに待った「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」を観る日。我が家のSW新3部作恒例行事として、妻と私の両親と4人で、有楽町マリオン日劇1へ観に行く。DLP上映の劇場で観られなかったのは少々残念だが、まあ今回が最初だし、別に良しとしよう。

 軽食などをプランタンで買い込んで行ったため、開演10分前に劇場に着く。もちろん座席は事前に確保してあるので安心。エピソード1、2もここで観たのだが、あの頃から考えると、並ばずには入れるようになったのがすごく嬉しい。これもある意味、シネコンのおかげと言うべきか。

 さて観終わったあとの感想としては、うーんフクザツ……な心境。いや、間違いなく新3部作の中で最高の出来だと思う。素晴らしい悲劇に仕上がっている。随所のアクションシーンなども、冒頭の宇宙戦闘なども、文句なしにいい。

 しかし、やっぱりアナキンがダークサイドに堕ちる話なので、なんか悲しい。登場人物みんな(始終ゴキゲンなパルパティーンを除いて)痛々しい。かわいそう。私がストーリーの中にso much involvedしてしまったせいかもしれないが、悲劇に足を踏み入れてしまう人々が、とてもやるせなくて悲しいのだ。ゆうに2日間ぐらいの間は、この映画にある意味「飲み込まれていた」状態だったように思う。単純な娯楽としてどこかしら客観的になれなかった。やっぱりso much involvedしちゃったのかな。

 物語は繰り返すことが出来るが、現実は繰り返せない。私が「物語」としてこの映画をもう一度見ることができるかどうか、自信がない。これだけ素晴らしい映画であるのは間違いないだけに、余計にフクザツな気持ちだ。詳しい感想は、私のホームページSTUDIO UNICORNレビューをご覧ください。

 その夜、実家で夕食後、NHKの「義経」を観たが、義経を取り込もうと不気味な接触を図る後白河法皇の姿が、アナキンを誘い込もうとするパルパティーンのすがたにダブってしまった。義経も、(ダークサイドではないが)やがて転落してゆく悲劇の主人公。似ていますねえ。

(写真は、前日の夕食の「オリーブと豆のサラダ アンチョビ風味」)

[][]旅日記

 ようやく、今回の英国旅日記を(おおむね)書き終えた。

 最新の日付が2週間近く全然変わっていないので、表面的にはまったく更新していないように見えてしまっていたが、実は旅行中の日記が密かに(笑)、徐々に増えていたのだった。かろうじて7月中に書き終えられたので、ホッとしている。

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Saturday, 30 July, 2005

studio_unicorn20050730

[]イクラとウニ

 今夜の夕食も、先週(2005年7月24日参照)に引き続き(笑)ライトイタリアンディナー。

 今夜のメニューは以下の通り。

  • パン3種(先週の残りのバゲット、新しく買ったバゲットとフルーツ入りライ)
  • チーズ2種(ブルサンペッパーとブルサンエシャロット)
  • イクラとウニ、カッテージチーズと胡瓜のカナッペ(写真)
  • オリーブと豆のサラダ アンチョビ風味
  • きのこのソテー
  • ミートソースのフェットチーネ
  • プリン(夕べ妻が手作りしたもの)
  • コーヒー

 ワインはFirriatoという業者のChiaramonteという、私が大好きなNero d'Avola種を使った赤ワイン。濃いNero d'Avolaは、どっしりとワイルドな味わいに加え、酸味がなくてすごく美味しいのだが、これもけっこうしっかりした味が良い。

 先週(2005年7月24日参照)は「イクラとカッテージチーズと胡瓜のカナッペ」だったが、今日はウニもいただいたので、半分をイクラ、残り半分にはウニをのせて食べてみたが、これまた素晴らしい味わいだった。またひとつ新しい発見。

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Wednesday, 27 July, 2005

studio_unicorn20050727

[]good weather

 ここ数日、台風一過で湿度が低く、爽やかな日が続いている。

 もちろん日差しが強く、今日などは最高気温が36℃に達したそうだが、それでも湿度さえ低ければ、日陰を選んで歩けば暑さはしのげるし、夕方になるとさーっと涼しくなってくるから全然平気。ヨーロッパの夏を思わせる心地よさだ。

 この状態のまま9月になってしまえば楽なのになあ、と思うが、さすがにそうはいかないのだろう。残念。でも数日でも過ごしやすい日があったのは嬉しい。

[]豚肉のソテー

 なんとなくしっかりお肉を食べたいという気持ちだったが、妻に通じた(笑い)のか、今日の夕食には豚肉のソテー(写真)が出てきた。こうしてたまにしっかりお肉を食べると、すごく幸せな気持ちになる。

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Sunday, 24 July, 2005

studio_unicorn200500724

[]イクラと胡瓜

 今日の夕食は、旅行後初のイタリアンディナー。

 メニューは以下の通り。

 ワインはFidelioという南イタリアの赤ワイン。少し軽めだった。初めてCanterburyのSainsburyで買ってきたボルドーグラス(2005年7月13日参照)を使って飲んでみた。今我が家にあるワイングラスよりも一回り大きい。安いワインでも美味しく感じるのは、やはりワインはグラスが重要ということだ。

 「イクラとカッテージチーズと胡瓜のカナッペ」は、イクラをいただいたので。昨年もイクラをいただいたときにけっこうこの料理が出てきた(私たちのホームページSTUDIO UNICORNのOld Diary2004年6月25日参照)が、これがワインに実によく合う(日本酒などにも合うが)。口の中でプチプチするイクラと柔らかいカッテージチーズ、シャッキリする胡瓜と、3種類の食感が微妙に混ぜ合わさって、なんとも言えない美味しさを作り出している。イクラをいただいたときの我が家の定番だ。

 ブルサンエシャロットは、どうやらブルサンチーズの新商品らしい。近所のスーパー「オオゼキ」で、ブルサンがすごく安くなっていたので、すかさず購入したのだ。万能ねぎも入っていて、ちょっと独特の食感。美味しい。

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Saturday, 23 July, 2005

studio_unicorn20050723

[]その時

 関東地方震度5強地震が襲ったとき、私は銀座シアトルズベスト*1で、ベターホームのお料理教室に行っている妻を待ちつつ愛機PowerBookに向かってこの日記を書いていた。天井からぶら下がっている空調の機械がぶらんぶらんと揺れて、けっこう大きな地震だなと思ったが、あとで震度5強だと知ってびっくり。

 妻と合流して、銀座有楽町と歩いてみたが、山手線などの主要JRが止まっているのにまたびっくり。ここまで東京の交通網がもろいとは……。幸いなことに、我々は電車が動かなくて往生したとか、そうした地震の影響を奇跡的にまったく受けなかったのだが、後日新聞などで、公衆電話につめかける群集とか、ディズニーリゾートなどで電車が動かなくて立ち往生している人々の写真を見るにつけ、東京のあまりの危機管理の脆弱さに背筋が寒くなる思いだった。

[]「宇宙戦争

宇宙戦争 [DVD]映画「宇宙戦争」オリジナル・サウンドトラック

 妻と日比谷スカラ座で映画「宇宙戦争」War of the Worldsを観る。いやあ、これは後味の悪い映画だった。あくまで"娯楽"として映画を見に行っているんだから、後味くらいは良くしてほしいものだ。詳しくは私のホームページSTUDIO UNICORNレビューに書いたが、私にとっては「よく出来た映画だが二度と観たくない映画」だった……。

 しかし、後日見た、この日の地震のせいで公衆電話につめかける人々の写真などを見ると、映画の中で逃げ惑う群集の映像とだぶってしまい、背筋が寒くなる思いだった。あのリアリティさ加減については、スピルバーグは本当にすごいとは思う。

 予告編で「キング・コング」の特別な予告編が上映された。正直言ってゴリラには興味ないなあと思っていたのだが、予告編を観ると面白そう。やっぱり観に行こうかな。それにしても、スクリーンに登場したピーター・ジャクソン監督の激ヤセぶりには驚いてしまった。別人か?と思ったぐらい。病気じゃないといいが……。

*1シアトルズベストは、無料で無線LANが使えるしコンセントも備えているので、とても重宝している

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Friday, 22 July, 2005

studio_unicorn20050722

[]メダイ

 今日の夕食には、メダイの焼き魚(写真)が出てきた。スーパーで真鯛より安かったので買ってみたのだそうだ。

 正直言って真鯛とメダイの区別は全然つかないのだが、どうやら真鯛のほうが値段が高く、食感はメダイのほうがやや脂っぽい感じらしい。

 よくわからないけれど、大根おろしと味ぽんで食べるととても美味しかったので、まあナンにしても美味しいものはいいわけだから、良しとしよう(笑)。

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Thursday, 21 July, 2005

studio_unicorn20050721

[]テロの、テロ以上の、テロ以前の

 あああああ。

 【ロンドン山科武司】ロンドンで21日午後1時(日本時間同9時)ごろ、3カ所の地下鉄駅とバスで4件の爆発と爆発未遂事件があった。ロンドンでは7日、国内で主要国首脳会議(G8サミット)が開かれているさなかに地下鉄車内など4カ所で同時爆破テロが発生し、少なくとも56人が死亡する事件があったばかり。ブレア首相は午後の日程をキャンセルし、ストロー外相らと急きょ、緊急対応の協議を始めた。

 ロンドン警視庁によると、乗客が避難した地下鉄駅はウォレンストリート▽シェパーズブッシュオーバルの各駅で、英BBCテレビなどによると、このうちウォレンストリート駅で乗客のリュックサックが爆発した。警察当局によると、1人が負傷した。負傷者はリュックサックの中に起爆装置を持っていた可能性があるという。

 また、シェパーズブッシュ駅では、男が「自爆する」と脅した後、逃げたという。オーバル駅では小さな爆発音があり、車両が駅に到着した際に男がホームから逃げ去ったという。

 3駅は閉鎖され、地下鉄はビクトリア線、ノーザン線など3線で運転を見合わせた。

 また、ロイター通信によると、ロンドン東部ウォータールーからハックニーに向かっていたバスでも爆発が起き、窓ガラスが割れた。けが人はなかった。バス会社によると、運転手が2階建てバスの2建部分から爆発音のようなものを聞いたという。BBCテレビは、後部座席に置かれていたリュックサックが爆発したと伝えている。

毎日新聞) - 7月21日23時57分更新

 私たちの帰国後わずか5日後の出来事……。何より犠牲者がいなかった(現時点では)ことをせめてもの救いとしたい。

 改めて、テロを含め物理的・精神的を問わず全ての暴力に、断固たる反対の意思をまず宣言した上で、気になったことを書いておく。

 まず、前回のテロに比べ爆発などの規模が非常に小さいこと。地下鉄3・バス1と前回の事件と数が一致している割には、爆発地点が(地図を見れば分かる方にはお分かりでしょうが)ロンドンの本当の中心から離れた地点ばかり&特に交通の要所でないこと。前回のような自爆テロでは(おそらく)ないこと=「決死感」が薄いこと。前回のサミットのような象徴的なイヴェントが行なわれていないこと。などなど、考えてみると、今回は、前回のテロの「模倣犯」的な犯行ではないだろうかと思える。実際はどうなのかわからないけれど、そんな気がする。

 テレビで「テロの非組織化、個人化」ということが言われていたが、そうだとすれば、今回の事件も、過激思想に染まった少数の者が、特定の目的もなく爆破を起こしたのだとすれば、これはある意味(もちろん許されざる犯行であるのだが)「テロ以前」とも言えるのかもしれない。政治や民族・宗教的な問題以前の、我々の社会そのものが根本から抱えている問題みたいなものと、深くつながっているような気がしてしまうのだ。

 そういう意味では、海の向こう(我々はほんの5日前にその街にいたのだが)で起こった爆破と、この国(日本ね)で日常的に営まれている平和(に見える)な生活とは、実は深いところで同じ病理を抱えているような気さえしてくるのだ。いずれにしても、よく考えてみたいことだ。

(写真と本文は関係ありません。旅行先のLondon, Mayfairにて)

majirimajiri 2005/07/22 10:47 こういうことが、これからも継続的に起こってくるのでしょうか…。「攻殻機動隊」の話を思い出しました…「模倣犯」と「本当の犯人」の区別がつかなくなってゆく世界…こわいです。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/23 16:17 >majiriさま
再びのトラックバックありがとうございました。
本当に、続けて起こってほしくないと心から思います。今後、模倣犯も愉快犯もテロも宗教もすべて区別がつかなくなっていくような気がします。見境がなくなっていくと言うか……。日記本文で「深くつながっている」と書いたのは、この爆破事件と(エジプトでもあった……。悲しい……)例えば日本で起こった少年少女の殺人事件は、同じ根を持っているような気がすごくするのですよ。

majirimajiri 2005/07/25 09:07 エジプトの事件、驚きました。ほんとに「深くつながっている」気がします。なんなんでしょうか?悲しいことが続きますね…。昨日の関東の地震とかも心配でしたけど……。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/29 01:15 あの地震も、なんだか首都圏の「もろさ」をまざまざと見せつけられた気がします。私自身はあのとき銀座にいたのですが、その後のスケジュールが幸いしたせいか、交通的に不自由な思いはしなくてすみました。
日記が全然更新されていないように見えますが、実はひたすら英国旅行の日記を書いています。何気に過去日記が少しずつ増えているのに気づきましたか?

Monday, 18 July, 2005

studio_unicorn20050718

[][]休養日

 英国旅行から帰った翌日。幸いなことにきょうも祝日なので、日常生活に戻るためのリハビリ&日本の夏への体の慣らしが出来る。ありがたい。まあ、もともと一日休養日が作れるように日程を考えたのだが。

 というわけでブランチにおそばを食べ、ちょっと近所を散歩しながら家でゆっくりと過ごす。それにしてもこの暑さには、何年過ごしても決して"慣れる"ということがない。何もやる気がおきずにぐったりしてしまう。

 夕食は、夏バテ防止に(?)、豆入りキーマカレー(写真)。いつものように、妻の作るキーマカレーは絶品。美味しい!

 この日の夜は、少しはちゃんと眠ることが出来たのがよかった。大抵ヨーロッパ旅行から帰ると、帰った翌日の夜が、最も時差ぼけの影響が出て(&日本の熱帯夜がつらくて)眠れないものだったが、どういうわけか、この日の夜はけっこう眠れた。が、結局一週間くらいは、時差ぼけを引きずることになったのだが(笑)。

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Sunday, 17 July, 2005

studio_unicorn20050717

[]英国9日目・Back To Japan

 飛行機は成田空港に到着し、我々は無事東京に戻ってきた。今年の夏の英国旅行はこれにて終了。お疲れさまでした。

 それにしても毎年(だいたいこの時期にヨーロッパを旅行しているので)思うのだが、東京の暑さの強烈なこと! 気温もさることながら、なんと言っても湿度の高さがヨーロッパとは段違い。このべたつくような暑さには、本当にぐったりするし、旅の疲れを何倍にも増幅させてくれる。う〜。

 かつて(もう15年も前だが)1年間の英国留学を終えて6月下旬に日本に帰国したとき、飛行機の出口から一歩外に出たとたん、もわーっと湿った熱気が押し寄せてきて、思わずそのままきびすを返して機内に戻ろうかと思ったほどだったのを思い出す。あの時、日本の夏の暑さの元凶は「湿気」だということを肌で感じたのだった。当時の天気予報ではまだ気温の予報のみで、湿度についてはあまり注目されていなかった頃だ。

(写真は、The Cow…2005年7月16日参照…で食べた、Cumberland sausageを使った料理)

majirimajiri 2005/07/20 08:59 おかえりなさい。コメントありがとうございます。僕はまだ一度も海外旅行に行ったことありませんが、いいんでしょうね。いつか僕もヨーロッパ行ってみたいです。

あるある 2005/07/21 00:05 お帰りなさいまし。
体にまとわりつく湿気、学生時代にイギリスから帰ってきたときに感じました。あの時は初の海外旅行だったから、余計に体が変化に敏感だったんでしょうね。
室内と屋外の温度差激しい日本ですが、どうぞ体調崩されませんように。私は扁桃炎で三連休を棒に振りました。

たけたけ 2005/07/21 00:17 お帰りなさい。シンガポールは湿度が高く、JKTより暑く感じます。でも日本の夏のほうがもっと暑いかなぁ。こっちは熱帯夜ないし。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/23 16:07 >皆様、コメントをありがとうございます。旅日記はとても旅行中に終わらせられなかったので、これからアップしていきます。またご覧になられた際には、旅行中の日付もご覧くださいね。いつの間にかアップしているかもしれません(笑)。
>majiriさま ぜひ行ってみてください、ヨーロッパ。いつかと言わずに。私が学生だった頃に比べて飛行機代も本当に安くなりましたし、今の若い人はうらやましいと思います。
>あるさま 扁桃炎は治りましたか? 本当に体調を崩しやすい日々ですので、御身お大事に。
>たけさま 「こっちは熱帯夜ないし。」それ、すごく大きいですよ。日本全体だと分からないけれど、少なくとも東京はシンガポールより不快度は高いと思います。増加する車とエアコンと海風をふさぐ高いビルと……。やれやれ。

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Saturday, 16 July, 2005

studio_unicorn20050716

[]英国8日目・Kensington Gardens

 今日はいよいよ帰りの飛行機に乗る日。といっても、フライトは夜の出発なので、今日一日はまだロンドンにいられる。午前中は荷物をまとめつつ、ホテルでくつろぐ。The Hempelは本当にいいホテルだった。またロンドンに来るときも、このホテルに泊まってみたい。

 チェックアウトを済ませ、荷物をホテルに預けると、すぐ近くのケンジントン・ガーデンズKensington Gardensを散策する。Londonは本当に公園が多い。最大のリージェンツ・パークRegent's Parkを初め、このKensington Gardensや隣接するハイド・パークHyde Park、昨日行ったグリーン・パークGreen Parkや今日の午後遅くに行ったホランド・パークHolland Parkなど、市民がくつろげる緑の空間がふんだんにある。なんてゆとりとくつろぎを持った街だろうか、Londonというのは。

 公園の真ん中にある池では、ミニチュアのヨット(ミニチュアと言っても、人の背丈くらいの大きさがある)を浮かべている人たちがいた。どうも市民の同好会らしい。何とものんびりとした、優雅な休日の楽しみ方である。観ている我々まで、なんだか微笑ましい気持ちになってくる。

[]英国8日目・Notting Hill

 Kensington Gardensをあとにし、今度はノッティング・ヒルNotting Hillを散策。

 この辺りは実に静かで、いかにも高級住宅地らしい、白い壁のこぎれいな住宅が続く(写真)。お店が並んでいる通りなどは人通りが多く、おしゃれなブティックやカフェギャラリーが多くスノッブな雰囲気が漂う。うーん、この辺に住んでみたいぞ。

[][]英国8日目・The Cow

 昼食はNotting Hillの外れにあるガストパブ、ザ・カウThe Cowにて。夕べの失敗をこのランチで埋め合わせ。最近増えてきたロンドンの「食事がおいしいパブ」の中でも、特によく知られた店である。

 店名は「牛」でも、ここは海産物の料理が有名だったりする。特に生牡蠣が名物らしいのだが、妻はかつて生牡蠣にあたったことがあり、父親と私が貝が苦手なため、生牡蠣はパス。それでも、魚料理や英国伝統のソーセージ・カンバーランドソーセージを使った料理など、ビールを飲みながら食べると本当に美味しい。最後の最後に、素晴らしい食の体験ができて、本当によかった。これで気持ち良く日本に帰れるというものだ。めでたしめでたし。

  • The Cow
    • 89 Westbourne Park Road, W2 5QH
    • Phone:+44(020) 72210021

[][]英国8日目・Harry Potter's new title is today!

Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (UK)

 今日は、ハリー・ポッターシリーズの最新第6巻"Harry Potter and the Half-Blood Prince"の発売日。日付が変わった瞬間から販売が開始され、英国の各地の書店で大変なにぎわいになったのだそうだ。特にスコットランドエディンバラEdinburghでは、作者自らが最新刊を朗読するというイベントもあったらしい。さすがに大ベストセラーである。実に多くの人々が待ち望んでいた最新刊とあって、今日は街の至る所で、この最新刊を抱えている、あるいはさっそく読んでいる人を見かけた。中には、まだお昼ごろだというのに、もう半分近くまで読んでしまったらしい子供も見かけた。

 英国には(他のヨーロッパ諸国やアメリカと同じく)、本に再販制度がない。そのため、書店によって様々な価格で売られていたりするのだが、この最新刊も、本に書かれている16.99ポンドで売っている店はひとつもなく、店によって実にさまざまな値段で売られており、中には半額以下で売っている強者もあった。

 私も、飛行機に乗るまでには手に入れようと思っていた。前巻も原書を手に入れたのだが挫折してしまい、結局翻訳を読んだという苦い(笑)経験があったので、今度こそ原書で読み通そうと堅く心に誓って(笑)いる。

  • Harry Potter(シリーズの版元Bloomsburyによる公式サイト。英語のみ)

[]英国8日目・JAL404便 from Heathrow to Narita

 夕方の7時ごろヒースロー空港に到着。さっさと搭乗手続きを済ませ、ラウンジでゆっくりしつつ空港内で買い物。何はともあれ"Harry Potter and the Half-Blood Prince"Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (UK)を買う。

 飛行機が離陸してシートベルトのサインが消えると、我々夫婦に声をかけてきた人がいた。なんと我々夫婦と同じ大学出身のかつての知人(妻と同学年)で、大学のキャンプにも一緒に行ったこともある人だったのだ。もちろん長らくお互いの消息を知らなかったので、この偶然にはびっくり!であった。もっとも我々の大学出身者は、学生数が少ない割には、とんでもないところで偶然の再会を果たすことが良くあるので(これは私自身の経験から)、これもそのひとつだったのか。これも何かの縁と、お互いの連絡先を交換したのであった。

 さて帰りの長いフライトの間に、この旅の(このブログ用の)日記をたくさん書き、せっかく買ったハリー・ポッターを読み始め……と気負っていたのだったのが、旅の疲れ&ヨーロッパ的には夜だったこともあって、ほとんどの時間を爆睡して過ごしてしまった(笑)。というわけで日記も書けず、ハリー・ポッターも読めずじまい。やれやれ。と思っているうちに飛行機は降下体勢をとり始めたのだった。

Friday, 15 July, 2005

studio_unicorn20050715

[]英国7日目・古き良きロンドン

 今日は一日ロンドンLondon滞在。「古き良きロンドンを感じたいなら、メイフェアMayfairがいい」と、ミュージシャンのポール・ウェラーが言っていたのを雑誌で読んだ妻が、Mayfairを見たいと言っていたので、まずはMayfairを散策してみる。

 地下鉄をBond Streetで降り、Mayfairと呼ばれる辺りを適当に歩いてみると、新しきも旧きも赤レンガの、いかにもロンドンらしい建物が並んでいる。静かで穏やかな町並み。時々お店のウィンドウを覗き、公園で休憩しながらぶらぶら歩く。パブや料理店の集まっている一角もあって、美味しそうな匂いを漂わせている。「古き良きロンドン」を味わいながら歩くうちに、Mayfairを抜けてグリーン・パークGreen Parkへたどり着いた。

[][]英国7日目・The Saatchi Gallery

 地下鉄テムズ川べりに出る。ウェストミンスター寺院Westminster Abbey、国会議事堂ビッグ・ベンBig Benと、Londonおなじみのものが勢揃い。観光客の数もすごい。それらを尻目に橋を渡ってテムズ川の向かい側に行き(しかし今日も実に良く晴れている!)、旧市庁舎Old County Hallにあるサーチ・ギャラリーSaatchi Galleryに入る。この辺も2000年にできた大観覧車ロンドン・アイBA London Eye(写真)があるせいか、観光客でごった返している。

 The Saatchi Galleryは、新進気鋭の現代美術を多く紹介していることで知られているので、一度観てみたかったのだ。あのショッキングな、羊や牛のホルマリン漬け作品を発表したダミアン・ハーストDamien Hirstもこのギャラリーで有名になった。

 行ったときは、"The Triumph of Painting"という新進アーティストたちの絵画展を開催していた。入場料がけっこう高い。これはもうギャラリーというより私立ミュージアムといった感じだ。ここもすっかり有名になり、ある種の「権威」になっているのだろうか。何期かに分かれて行われているようだが、私たちが観たのは、

  • Albert Oehlen
  • Thomas Scheibitz
  • Wilhelm Sasnal
  • Kai Althoff
  • Dirk Skreber
  • Franz Ackermann

……という6人の作家の絵画。うーん、一人も知らなかった……。各人それぞれの流儀で、具象画あり、半ば抽象化された作品あり、表現的な作品あり……と、多種多様に展開していて楽しめた。展示方法がまた贅沢で、ひと部屋にせいぜい3、4枚程度の作品しか展示していない。小さい部屋では1枚だけだったりもする。旧市庁舎の建物をそのまま使用しているので、部屋そのものは大きくはないのだが、それでも少数ゆえとてもゆったりと展示しているので、じっくりと作品と向き合うことができる。その思い切りの良さが素晴らしい。

[][]英国7日目・Tate Modern

 次に行ったのは、同じテムズ川沿いでもだいぶ東にある美術館テート・モダンTate Modern。これも2000年に完成した美術館で、火力発電所だった建物を美術館にコンヴァージョンしたアイディアは、さすが。発電所時代の高い煙突をそのまま残し、独特かつ認識しやすい外観がまず素晴らしい。中もものすごく広々としている。妻と私は3年前にも訪れたことがあるので、今回で2度目の訪問だ(私の両親は初めて)。

 まずミュージアムカフェで軽くパスタなどを食べて昼食。ここのカフェは開放感があって好きだ。食事のメニューも豊富。それからおもむろに(?)ギャラリーに入る。

 企画展フリーダ・カーロFrida Kahloの作品展だが、入場料もかかるし私はFrida Kahloにはまったく興味がないのでパスし、常設展を観にゆく。常設展だけでもものすごい数の作品が展示されているので、一点一点じっくり観ていたら一日ではとても足りない。常設展は無料なので*1、こちらに長期滞在するのだったら(あるいは住んでいるのだったら)何日もかけて通っているところだろうが、我々は旅行者なので、けっこう駆け足になってしまう。残念だ。

 常設展示は、

  • History/Memory/Society
  • Landscape/Matter/Environment
  • Nude/Action/Body
  • Still Life/Object/Real Life

と4つのテーマに分けられて展示されている。ピカソPicassoデュシャンDuchampなどの“古典”から、現在も活躍中の作家たちの作品まで、多種多様に展示されていて、本当にいろいろな作家のいろいろな作品が楽しめた。けっこう駆け足で観た割には、とても満足した。うーん、でも本当にこちらで暮らしている人は羨ましい、何度もこの美術館(だけでなく他のいろいろな美術館もすべて)に通えて。

 作者名は忘れてしまったが(これからメモを取る癖をつけることにしよう)、皿に盛られた果物という、いかにもセザンヌ的な映像が、高速撮影で10分くらいのうちにみるみる腐ってゆき、変わり果てた姿になってしまうというビデオ作品がとても印象に残った。その作品がまた"Memento Mori"(ラテン語で「死を想え」という意味)という部屋に展示されているのも意味深く、いろいろと考えさせられてしまった。あと、大好きなアンゼルム・キーファーAnselm Kieferの作品を観られたのも嬉しいが、同じドイツ出身のヨーゼフ・ボイスJoseph Beuysの作品を初めてじかに見て、すごく気に入った&いろいろ調べてみたくなったのも収穫だった。

 一通り観終わったあとは、売店Bookshopで本を物色。ここのBookshopはとても巨大で、本も大量にあって嬉しい。本当に目移りしてしまう。いろいろと逡巡した挙げ句、もう少しJoseph Beuysについて知りたいと思ったので、つい2か月前までここで行われていたJoseph Beuysの企画展(残念! あと2ヶ月早くここに来ていればなあ。Beuysだったら絶対に企画展を観たのに)のカタログを購入。もう一冊、これも大好きなミニマリズムについて俯瞰した本も購入。満足した。

Beuys, Joseph: Actions,vitrines,envir Minimalism (Themes & Movements (Paperback))

  • Tate Online(Tate BritainやTate Modernなど、テート美術館の公式サイト。トップページ上のほうにある"Tate Modern"をクリックすると、Tate Modernの情報を見ることができます。日本語も一応あり、かなり簡略化された情報だけだが)

[][]英国7日目・良きものが失われて

 夕食はちょっと失敗してしまった。最後の晩だし、3年前に一度行ったことのある、ソーホーSohoのメッツォMezzoという、コンラン卿プロデュースの規模は大きいが美味しい英国料理のレストランにしようと思った。ところが、(あとで考えるとこれが失敗だった)ちょっと疲れていたのでホテルの人に予約をお願いしたところ、予約が取れたと言う。いざ時間になってお店に行ってみると、確かに建物にはでかでかと"Mezzo"の文字があり、身覚えていた通りなのだが、入り口にある店の名前が違う。場所の間違いではない。おかしいなと思ってドアマンに訊いてみると、最近キューバ料理の店"Floridita"に変わったと言う。ショック! せっかく、あの美味しい&楽しい英国料理のレストランのつもりで来たのに、キューバ料理だあ?

 中に入ってみると、確かにこの店で予約が入っている。店内の構造も記憶していた通りだ。この店で間違いない。ということは、やはりキューバ・レストランに変更してしまったのだ。残念。ホテルの人もひとこと言ってくれればよかったのに……というより、やはり自分で予約の電話をかければよかった。キューバ音楽の生演奏なんて、うるさいだけで大嫌いだし、店の雰囲気もなんだか変わってしまった。はっきり言ってキューバ風なんて、センスが悪い。たった3年前だったのに、あんな素敵な店を、こんな風に変えてしまうなんて、コンラン卿もそろそろヤバいんじゃないの?と思う。本当に、良きものから失われていくものだ。

 というわけで、すっかり機嫌を損ねてしまったので、そそくさと料理を済ませてホテルに戻り、ホテルのバーで飲み直したのであった。明日の昼こそ美味しい料理を食べて、口直しをすることにしよう。

  • Floridita London(英語のみ。私は全然オススメしませんが、一応掲載します)

*1英国の公立美術館は、嬉しいことに常設展はほとんど無料である。やっぱり政府アートに対してきちんと向き合っている国は違いますねえ。

winewine 2005/08/03 03:16 東京の公立博物館(美術館も含む)も常設展は無料にして欲しいですよね。
1週間くらいLondonに滞在してTate Modernに行ってみたいです(最後にLondonに行ったのは8年も前なので、まだなかった)。Mayfairも行ったことないから行ってみたいな。
夕食は残念でしたね。ロンドンでわざわざキューバ料理なんてね…

studio_unicornstudio_unicorn 2005/08/03 22:23 Londonはホント、奥が深いですね。もう何度も行っている気がするけれど、全然行き足りない気がします。wineさまも、ぜひぜひ英国へ……!
キューバ料理そのものというよりも(キューバ音楽は好きではありませんが)、英国料理のつもりで行ったらキューバだったというショックが大きかったんだと思います。この旅行中にはメキシコ料理だのギリシア料理だのにも行ってますが、メキシカンは思い出の店だし、ギリシアも「ギリシア料理が食べたい」って思って入ったからいいんですよ。まあ、翌日「口直し」しましたから。

YaeYae 2005/08/05 23:28 公立美術館常設展無料案は激しく同意しまする。ロンドンの美術館無料は泣けてきましたねー。(なぜかクロークで1ポンドばかし取られますが)有料でもSaatch Galleryはいいですよ。確信犯的問題作揃い。ロンドンで私が泊まった貧乏宿は、Tate Modernの川向こうにあったので、橋をわたって歩いていったり、奮発してボートに乗って、Tate Galleryまで行ったりしました。
私は野趣あふれるキューバ音楽は好きですが、懐かしく思っていたものがすっかり変わってしまうとと衝撃かもしれませんね。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/08/08 20:22 申し訳ないが私はカリブ海系の音楽は好きじゃないんですよー。
今回は行けなかったけれど、本当はTate BritainもNational GalleryもBritish Museumも観たいところです。これら全部入っても一銭もかからないなんて……!

YaeYae 2005/08/09 11:25 腐っていく果物の映像作品、私も昨年12月にロンドンで見たのを覚えています。なので、その時とっていたメモを引っ張り出してみたところ・・・Sam Taylor-Woodの、Still Life (2001)だそうです。(字が汚いので、少々スペルに自信なし)「見ている人たちが、驚いたように皆口を開けて見ている」というコメントもついてました(笑)。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/08/10 02:26 をを、情報ありがとうございます……! ちょっと検索したら、出てきました出てきました。Yaeさまはホワイト・キューブの展覧会をご覧になったのでしょうか。http://www.fogless.net/artreview/011215_wc2_st/taylor-wood.htmのレポートを見ると、一角獣が出てくる作品もあって、つい興奮(笑)してしまいました。興味持ったので、彼女についてもう少し調べてみます。

YaeYae 2005/08/10 14:36 ロンドンに行ったときは、クリスマス直前だったせいもあり、商業画廊にはほとんど行かれなかったんです。すごく残念。White Cubeのサイトを見ると、かつてセンセーションを起こした、今はベテランとなった作家を扱っているようですね。私はパレスチナ系レバノン人の、Mona Hatoumというアーティストの作品に興味があって、いろんな美術館で見つけるとうれしくなるものの、いつもぎくりとさせるような緊張感を味わってきました。彼女の作品は、小学校6年生の授業で取り上げて、ディスカッションの題材にしたことがあります。ちょっと難しいかな、と思ったのですが、子どもたちは私よりもよく見ていて、次から次へと意見が出てきて、本当に鳥肌が立ちました。パワフルな作品は、見るたびに発見がありますね。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/08/13 10:31 Mona Hatoumですね。彼女の作品も検索して見ます。Yaeさまのおかげで、いろいろ知らない作家のことが知ることができて嬉しいです。
今回のロンドンでは、もっともっとギャラリーを巡ってみたかったのですが、両親もいたので断念しました。次回はぜひ、と思っています。

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Thursday, 14 July, 2005

studio_unicorn20050714

[]英国6日目・The Hempel

 午前中のうちにカンタベリーCanterburyを出て、いよいよ最後の滞在地ロンドンLondonに入る。宿泊するのは、ケンジントン・ガーデンズの北側に位置するデザインホテル、ヘンペルThe Hempel。デザイン好きの私にとって、実は今回一番楽しみにしていたのはこのホテルだった。

 1階のロビーからして、徹底的にミニマルな、とことんまで省略した代わりに随所に「和」のテイスト(まあヨーロッパ人が考えるエキゾチズム溢れた"和"なのだが)をちりばめたデザインが貫かれていて、素晴らしいテイストを発揮している。(たぶん有線だろうが)ロビーやバーに流れているエレクトロニカラウンジ系の曲もとても私の好み。客室もまた期待を裏切らず、白と白木で統一されたシンプル&ミニマルな室内は、激しく私の好み。ベッドが布団調なのは、やはり「和」のテイストを意識しているのだろうか。期待にたがわずとても心地よく、本当に心の底からくつろげる部屋だ。道を挟んだ向かい側にある、これまたミニマルなデザインの庭も素晴らしい。ここに決めてよかった。

 この日の夕食もこのホテルのレストランにしたのだが、これがまたちょっと面白くて、"sushi"とか"sashimi"とかがメニューにある。決して日本食が恋しかったわけではないが(私は留学中の1年間、一度も日本食を恋しいと思わなかった)、面白そうだったので頼んでみると、これがけっこうちゃんとしている。"sushi"もよく握られていたし、「カツカレー」もあったので頼んでみると、これもとても美味しい。感心してしまった(笑)。非常に洗練されたスタイリッシュな内装のレストランで日本食をいただくという、とても不思議で面白い感覚を体験して、満足した。

[]英国6日目・ロンドンぶらぶら歩き

 さてThe Hempelにチェックインし、落ち着いたところで、近くにあったギリシア料理店でやや遅めの昼食をとり、それからロンドンの中心方面へ出かける。

 両親がやや値の張るお土産を買わなければならないということと、私がHMVに行きたかったこともあって、Oxford Circusまで地下鉄に乗り、月並みだがブランドショップやデパートなどが立ち並ぶ華やかなリージェント通りRegent Streetを歩く。相変らずこの辺はものすごい人出だ。

 例のテロ事件の影響で、もっとぴりぴりした雰囲気があるかと思ったが、全然そんなことはなかった。地下鉄の駅はさすがに警官や警備の係員を多く見かけたが、街中は驚くほど平常どおり、という感じだ。

 人ごみがうっとおしいのを除けば、Regent Streetは歩いてて楽しい通りだ。おなじみリバティLibertyもあるし、ハムレーズHamleysという、英国最大級の巨大なおもちゃ屋もある(ここは一日いても飽きない)。そうそう、アップルストアThe Apple Storeもこの通りにある。中には入らず外からちょっと覗いただけだが。

 月並みにバーバリーBurberryで両親がお土産を買ったあと、オックスフォード通りOxfod Streetへ行き、HMVでCDを買う。ようやくロイクソップRoyksoppの新譜"The Understanding"(もちろんCCCDではないUK盤)を手に入れる(2005年6月29日参照)。これ以来、ロンドン滞在中そして帰国後今(2005年7月28日現在)に至るまで、このアルバムは私の超ヘビーローテーションと化し、毎日一度はこれを聴く日々が続いている(笑)。2曲目の"Only This Moment"は、今年の私のNo.1かもしれない。それくらい素晴らしい曲だ。同時に"Cafe Del Mar"の最新Vol.12と、完全ジャケ買い、いやより正確には"箱買い"の"Blue Bar Vol.2"を、勢いに乗って購入する。しかしPhilip Glassの"Orion"は(2005年6月6日参照)、店員さんに検索してもらったが見つからず、買えなかった。とても残念。Oxford Streetにはもう一軒HMVが(そちらが本店)あるのだが、両親がいるので両方行くのは断念した。まあ、けっこう買ったので良しとしよう。

The Understanding Café del Mar, Vol. 12 Blue Bar 2

たけたけ 2005/07/16 17:20 あっというまに最終地まで来てしまいましたね。といっても旅行中の本人達は非日常の時間の中にいるから全然違う感じ方なのでしょう。こっちに来て2ヶ月経つけれど、職場と家の往復が殆どだから、土地の事はまだよく分かっていない感じです。新しいものを見るとまるで観光客のような気分です。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/20 00:39 おかげさまで無事帰国しました。おっしゃるとおり、非日常の中での時間の動きは、全然違いますよね。かつて私が英国に留学した当初も、今のたけさまと似たような感じだったのを思い出します。あの1年間はあとにも先にもないくらい、とても長く感じました。

winewine 2005/07/28 23:51 あれ、Orionなかったですか、残念でしたね。 ”Cafe Del Mar”はいつの間にかVol.12まで出ていたんだね。知らなかった。 箱買いの”Blue Bar Vol.2”はいかがでしたか?

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/29 01:20 人を待たせていたので、あまりゆっくりできなかったんですよ。時間さえあれば、もう一軒、本店のほうに行ったんだけどなあ……。”Cafe Del Mar”は、恥ずかしながら前作のVol.11から初めて聴いたんだけれど、これが素晴らしかったので、今回も買いました。11ほどではないですが、けっこういいですよ。聞くところによると、11は初期の”Cafe Del Mar”の再来と言われているほどの評価の高いアルバムだったようです。”Blue Bar Vol.2”は、Royksoppに押されて、まだちゃんと聴いていません……(恥)。聴き込んだら、私のホームページのほうでレビューしますね。

winewine 2005/09/07 03:03 http://d.hatena.ne.jp/wine/20050804/p2 から http://d.hatena.ne.jp/studio_unicorn/20050714#p2 にトラックバックしようとしたんですが、失敗しました。原因不明。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/09/07 13:03 これは推測なのですが、wineさまがブログモードで記事を書いているのに対して、私は日記モードで書いていることによるのだと思います。日記モードではトラックバックは(コメントも)日付単位でおこなわれるので、ある日付の中の、特定の記事だけに対してのTBはできないのだろうと思います(ブログモードなら可能ですが)。「7月14日」へのTBなら可能だと思いますよ。お試しください。
また、本文中に特定の記事あてにリンクを貼ると特定の記事に飛べて、かつはてなユーザー同士ならTBも飛ぶと思います。その際でも、TBの表示は日付に対してなされると思いますが。

winewine 2005/09/08 12:44 http://d.hatena.ne.jp/studio_unicorn/20050714(「7月14日」)へTBしたのですが、やっぱりダメでした。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/09/08 13:16 あらら、そうでしたか。申し訳ありません。となると私にも原因不明ですなあ。時に送信エラーが起きても、再度トライすると成功することもありますが……。

Wednesday, 13 July, 2005

studio_unicorn20050713

[]英国5日目・Canterbury Cathedral

 カンタベリーCanterbury観光の最大の見所といえば、言わずと知れた英国国教会の総本山、カンタベリー大聖堂Canterbury Cathedralである。

 ケント大学の丘の上からCanterburyの町を見下ろすと、町の真ん中にどーんと巨大な大聖堂がそびえ、その周りに小さな建物がこちゃこちゃと身を寄せ合っているように見える(確か大きい建物を建てるのは法律で規制されているはず)。それほどに、大聖堂はこの町の象徴なのだ。というより、大聖堂があるからこそCanterburyは町として栄え、発展したと言うほうが正しい。

 大聖堂の外観は素晴らしく巨大で壮麗だが、ややごちゃついた印象もある。これは、今の姿になるまでに500年以上かかり、火事による消失や度重なる増築を経て、建設しているうちに様式がどんどん変化してしまったことによる。ここと肩を並べる格式のヨーク大聖堂、ヨーク・ミンスターYork Minsterは200年少々という短い期間で完成したおかげで、ひとつの様式で統一が取れているのとは対照的だ(私自身はYork Minsterは未見なのだが)。とは言っても、かえってひとつの教会でノルマン様式からロマネスク、初期ゴシックや中期ゴシック様式といろいろ見ることができるのが、私などにはとても面白いし、それも私がこのCanterbury Cathedralを好きな一因なのだが。

 そんなわけで我々も、この日はまず大聖堂から見学しようと出かけたのだが、行ってみると、今日入れるのは主祭壇であるTrinity Chapelと地下聖堂だけで、聖堂の3分の2を占める巨大な伽藍、身廊には入れないと言う。理由は、昨日から3日間、ケント大学University of Kent at Canterburyの学位授与式=卒業式が聖堂内で執り行われているためだった!

 すべて理解した。ホテルがあんなに満室ばかりだったのも、レストランが満杯だったのも、全てはこの卒業式のせいだったのだ。卒業生の家族や親戚が(近くから、あるいは遠い国から)この町に押しかけているわけですな。とんでもない(?)日に当たってしまったと言うべきか……。

 私自身は、ケント大学には1年間の交換留学生だったので、もちろんこの卒業式には出ていないが、この大聖堂で毎年行なわれる、大学主催のクリスマス燭火礼拝には出たことがある。私の日本の大学でも、クリスマスには礼拝堂でキャンドルサーヴィスが行なわれていたのだが、こちらは中世以来の、ほんものの壮麗な大聖堂である。雰囲気も格も桁違いに素晴らしくて、ものすごく感激したのを良く覚えている。(ただ大きすぎるゆえ、めちゃめちゃに残響が響きまくってしまうのが、音楽を聴くのにはいささか不向きだったりもするが)

 とにかく入れるところだけでも十分大聖堂の良さは味わえるからと入場し、大聖堂の内部を見学して回った。薀蓄やら思い出やらいくら書いても切りがないので、これ以上は省略するが、聖堂本体の脇にある回廊もまた見事であることと、国王エドワード3世の王太子で「黒太子」The Black Prince(某サーガの読者の人にはピンと来る名前だったりする。私もその一人でした)と呼ばれたエドワード王太子の墓は重要な見どころであることだけを書いておく。もちろんその両方とも我々は見ることができました。

(写真は、大聖堂の外にある遺跡らしきところのくぼみに、ピタリとおさまってひなたぼっこしていたネコちゃん。とても絵になる姿だった)

[]英国5日目・University of Kent at Canterbury

 Canterbury Cathedralを出て、私が1年間交換留学生として在学していたケント大学University of Kent at Canterburyを(両親の希望により)見に行く。

 大学はCanterburyの町を見下ろす丘の上にあり、町の中心から歩いて15〜20分ほどかかる。陽射しが照りつける中を(それでもCotswoldsにいたときほど強烈に感じない。海が近いせいか?)丘の上の大学に向かって歩いてゆく。街中と大学を結ぶ道は、私の記憶の中では徒歩専用の裏道めいた抜け道だったのが、今や自転車も通れるきちんとした遊歩道に整備されていたのには驚いた。

 ようやく丘の上の広いキャンパスに着く。ここでまた大学の紹介やら思い出やら、いろいろ書き出すと、本当にいくら時間があっても足りなくなるので省略。それにしても私が在学していたときよりも建物の数が増えている。あの頃は、もう少し見通しが良くて広々とした印象があったが、今はやたらと新しい建物が視界をふさぐ。7年前に訪れたときも、学生の居住棟などが新しく建てられていたが、さらに増えている。正直言って在学中の頃よりも狭苦しく感じてしまうのが残念。まあ15年もたてばいろいろと変わってくることもあるだろうから、仕方ないとは思うけれど。

 それでも、私が居住して授業を受けたラザフォード・カレッジRutherford College(この大学は4つのカレッジで構成されている)は、外観も変わらず、中も、多少の変化はあるものの、私が生活していた頃とほとんど変わっていなかったのが嬉しかった。ちょうどお昼時で、広々とした食堂は、何かの研修生らしき人々が昼食を取っていた。その美味しそうな匂いに、お腹が大いに刺激されてしまう(笑)。

 いろいろ変わってしまったところもあるが、こうして久々に訪れてみると、やっぱりとても懐かしいし、また何年かこのキャンパスで学び生活してみたい気持ちになってしまう。来て良かった。

[][]英国5日目・パブは美味しい

 ケント大学からCanterburyの街中に戻り、シンプル・サイモンズSimple Simon'sというパブで遅めの昼食。

 このパブ、留学中にも何度か通った大好きなパブで、14〜15世紀の古い農家を改装して営業している、とても雰囲気のいいお店だ。ラガーlagerで喉をさっぱりとさせてから、英国らしい濃い色のエールaleをちびちびやりながら、いかにもパブらしいパイ料理(パイ皮に肉などの煮込みを詰め込んで焼いた料理)やサンドウィッチなどをパクつく。うまい。

 今でこそ英国の料理はとても美味しくなったと言われているが、私が留学していた15年前は「英国は不味い」というレッテルが貼られていた。(その割には、あまり不味いと思った記憶がない私は、単にラッキーだっただけ? それとも私の味覚がおかしいのかも)そんな頃でも、パブで食べる素朴だけど作りたてでアツアツのパイ料理は本当に美味しく、いつも大好きだった。今でも変わらないこういうパブめしを食べると、「これも実に英国の味だなあ」と、しみじみいい気分になってしまう。

 このパブは、開放感のある中庭がまたとてもいいのだが、今回中庭を覗いてみると、残念ながら周囲に家が建てられてしまって、かつてのような開放感がなくなってしまっていた。ここにも15年の歳月を感じてしまったのであった。

  • Simple Simon's
    • 3-8 Church Lane, Northgate, Canterbury, Kent CT1 2AG
    • Tel:+44(01227) 762355

[]英国5日目・Sainsbury's

 昼食後いったんホテルに戻り、少し休んでから、夕方に再びCanterburyの街中へ出かける。

 町の北側にある、留学中には私もよく利用していたセインズベリーSainsbury'sという大きいスーパーマーケットに行く。Sainsbury'sは、規模の大きさといい、英国全土に展開している大チェーンであることといい、日本で言えばイトーヨーカ堂に当たるようなスーパーだ。安価な自社ブランドのオリジナル商品を数多く製造・販売し、しかもそれらの質が良いのが特徴だ。

 それにしてもヨーロッパのスーパーは見ているだけで楽しい。ここも、端から端まで食材やお酒、生活用品など見てまわった。ついでに紅茶などのお土産もここで買ってしまった。

 さらに! かなり大きなボルドーワイングラスが、なんと4個セットで2,400円という破格の安さで売られているのを発見してしまった。前々から大きいボルドーグラスを欲しいと思っていたのだが、日本で売られているのは、妙に高級で値の張るものばかりだった。しかし、これは1個600円! 安い! でも壊さずに持ち帰ることができるだろうか……としばらく逡巡した挙句、買ってしまった。とんでもない荷物を増やしてしまいました。(その後、無事に日本に持ち帰りました。ホッ)

[][]英国5日目・メキシカンな夜

 夕食は、昨日は入れなかったメキシコ料理店"Cafe des Amis"に、再度チャレンジしたが、またも満席。「9時半だったら席が取れるよ」と店のお兄ちゃんに言われる。げっ、あと1時間もあるなあと思ったが、ここにしたかったので予約をお願いする(歩き疲れて他の店を探すのが面倒くさかったというのもあるが)。「今は卒業式だから混んでいるんだ」と言われたので、「俺もあそこの学生だったよ」と言うと、「おお、そうかい!」とお兄ちゃんが急に気さくな態度になった。それでは、今もこの店はケント大学の学生の御用達なのだ。そう思うと、なんか微笑ましかった。

 メキシコ料理なのに私がこの店にこだわったのは、やはりここも留学中に何度か来たことがあって、誕生日を祝ってもらったこともある思い出深い店だからだ。近くのパブでゆっくりビールを飲みながら、おしゃべりなどして時間をつぶし、予約時間にお店に入る。今度は席がちゃんと用意されている。いかにもな大皿料理を二つほど注文し、手軽なワインでわいわいいいながら食べる。にぎやかなお店なので、声も自然と大きくなってしまうのだ。普段こんな料理を食べつけない両親も、楽しそうに食べていたので良かった。なんだか高揚した気分で、我々は店を出て、ホテルに戻ったのであった。

  • Cafe des Amis
    • 93-95 St.Dunstans St, Canterbury. Kent CT2 8AD
    • Tel:+44(01227) 464390

YaeYae 2005/07/30 13:46 にゃんこの恰幅のよさがいい感じですね。日本の三毛ネコのように見えますが・・・。古い聖堂での燭火礼拝、いいですねえ。石造りだと冬は冷え込みがすごそうですが、あのろうそくのあかりを見ていると、そんなことも忘れそうですよね。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/08/02 01:23 ちなみに、このネコちゃんのそばにはもう一匹ネコちゃんがうろうろしていて、やたらと我々観光客にまとわりついては写真をねだっていました(笑)。大聖堂での燭火礼拝は、一生の思い出です。

Tuesday, 12 July, 2005

studio_unicorn20050712

[]英国4日目・and walking in the countryside

 この日の午前中は、Upper Slaughter近辺のフットパスを、心ゆくまでウォーキングして過ごした。今日も天気がよく、陽射しがきつい。本当に今回の旅は天候に恵まれ(すぎ)ている。

 小川沿い、森の中を進み、丘陵をのぼってゆくと、目の前に開ける広大な平原に次ぐ平原(正確には丘陵に次ぐ丘陵、ですが)、素晴らしいランドスケープの連続!(写真) 本当に英国カントリーサイドの景観の醍醐味をたっぷり堪能しながら歩いた。これだけ味わえれば、もう言うことないですね。

 途中、例によって少し道に迷いながらも、予定通り昼過ぎにはホテルに戻ることができた。

[]英国4日目・Canterbury

 Upper Slaughterを出て、いよいよCotswoldsに別れを告げ、電車を乗り継いで一気にイングランド南東部・ケント州Kentの町カンタベリーCanterburyへ。途中ロンドンを通過したが、今日は文字通り「通過」しただけだった。

 私は15年前に、Canterburyのすぐ郊外にあるケント大学University of Kent at Canterburyに、日本の大学からの交換留学生として約1年間留学していたことがある。だからこの町はものすごく懐かしい。今回Canterburyを訪れることにしたのも、私の両親が、私がかつて留学した大学を見たがったためだ。ちなみに私は7年前に一度この町を、妻と一緒に訪れている。

 夕方に到着し、ホテルにチェックインしてから、町歩き&夕食のためにCanterburyの街中を歩く。風が心地よく、昨日までよりかなり涼しく感じる。

 中世には城壁に囲まれていた、いわゆる町の中心City Centreは、メイン・ストリートを30分も歩かぬうちに反対側の端へたどり着いてしまう。こぢんまりとした町なのだ。大聖堂の塔の眺めや古い建物はもちろん、私が15年前に記憶している(あるいは7年前に再訪したときの)ままなのだが、町の佇まいやら入っている店やらはずいぶん変わってしまっている(ような気がする。細かい記憶などはさすがに不確かなので……)。全体として(特にメイン・ストリート周辺)、ずいぶんきれいに整えられた印象だ。懐かしいが、時代の移ろいを感じてしまってちょっと寂しい気持ちも。

 夕食は、実は留学時代たまに行っていた懐かしい店があるのだが、そこがなぜか(?)満杯で入れず(その理由は翌日知ることになる)、仕方なくメイン・ストリートの中心にあるThe Old Weaver's Houseという、16世紀初頭に建てられた古い建物を利用したレストランに入った。立地といい建物といい、思いきり観光客狙いの店ではあるのだが、今日は移動日だったので疲れていたためここで夕食。それでもけっこう正統的な英国料理が食べられたりする。肉ものをしっかり食べたかったので、私はビーフステーキをいただきました。

  • the Old Weavers House Restaurant
    • 1 St.Peters St., Canterbury, Kent CT1 2AT
    • Tel:+44(01227)464660
  • http://www.canterbury.co.uk/(Canterburyとその周辺の公式ガイドサイト。6か国語がありますが、日本語はなし)

[]英国4日目・Ebury Hotel

 Canterburyでは、このEbury Hotelに2泊した。実は、けっこうガイドブックやネットなどでホテルを探し回り、片っ端から当たってみたのだが、どうしたことかことごとく満室で(その理由も翌日知ることになる)、ようやく予約できたのがこのホテルだったのだ。ちょっとCity Centreから離れているのだが、この際仕方ない。

 典型的な中級ホテルだったが、客室はとても清潔で小ぎれいにしてあり、意外と快適であった。またなかなか広くて気持ちの良い裏庭もあり、印象は悪くなかった。ただシャワーのお湯が少量ずつしか出ないのが不満&シャンプーが妻の肌に合わず、少しかぶれてしまったのが欠点だった。

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Monday, 11 July, 2005

studio_unicorn20050711

[]英国3日目・Broadway Tower

 チッピング・カムデンChipping Campdenを出て、次の滞在地アッパー・スローターUpper Slaughterに向かう前に、タクシーの運転手さんにお願いして、Chipping Campdenの近くの村ブロードウェイBroadwayにある、ブロードウェイ・タワーBroadway Towerへ寄ってもらった。

 以前、このBroadway Towerが丘陵地帯に屹立する写真を見てから、一度行ってみたいと思っていたのだ。何もないところに突然、塔がぽつんと立っているのだから、すごく不思議だ。なんのためにこの塔が建てられたのかと運転手のおばさんに聞いてみると、18世紀に時の領主さんが「さしたる目的もなく」、つまり楽しみのためだけに建てたのだそうだ。うーん贅沢というか、愛すべき無駄というか。

 果たして到着すると、確かになだらかな丘陵の平原に、塔がぽつんと立っている(写真)。入場料を払って頂上まで上る。そこからの眺めは素晴らしいのひと言。コッツウォルズの素晴らしい田園風景が、四方に雄大に広がっている。昨日のDover's Hill以上だ。またChipping Campdenに来る機会があったら、ぜひここまでウォーキングしてみたい(往復で丸一日かかりそうだが……)。

[]英国3日目・Slaughters to Borton-on-the-Water

 さてアッパー・スローターUpper Slaughterに到着。本当に何もない、静かな英国の田舎村だ。家並みが素晴らしい。

 例によって、Public Footpathを歩いて、すぐ隣のロウワー・スローターLower Slaughterへウォーキングする。今日も気温が高く、こちらにしてはとても暑い日だ。15分もかからずにLower Slaughterに到着。こちらは、Upper Slaughterよりは観光客の数も多く、店もちらほらあって、ちょっと開けた感じがする。のんびりした雰囲気が漂っているのは一緒だが。

 さらに15分ほどかけて、隣のボートン・オン・ザ・ウォーターBorton-on-the-Waterへ行ってみる。こちらはCotswoldsの中でも有数の観光地で(なんでも「コッツウォルズのヴェネツイア」と呼ばれているらしい)、観光客とお店がわんさかと溢れかえっていた。いや、もちろん、ここだって水辺の風情が味わえるコッツウォルズのいい田舎町なのだろうが、Slaughtersの静かな佇まいを見てしまった身としては、やたらと観光ずれして見えてしまって、正直あまり楽しめなかった。残念。

[]英国3日目・Lords of the Manor

 Upper Slaughterで宿泊したホテルは、かのローズ・オブ・ザ・マナーLords of the Manor。数あるマナー・ハウス(昔の領主の家などを改装してホテルにしたもの)の中でも伝統と格式を持つホテルとして、特に日本人には有名である。

 実はホテルを決めるときに、せっかくだから(両親もいるし)マナー・ハウスに泊まりたいと思い、かつて編集者をやっていた特権で、英国のマナー・ハウスの本を作った編集者の方に相談をしたところ、やっぱりハズレがないのがLords of the Manorだとアドヴァイスを受けていたのだ。

 実際にチェックインしてみると、クラシカルで甘すぎない程度に可愛らしい内装の客室はとても素敵で、バスルームがとても広いのが嬉しい。洗面台も2つ設えられている。客室にさりげなくミネラルウォーターとシェリー酒が用意されているのも心憎い。

 さらに、ここの裏庭も素敵に整えられ、数々の花が咲き乱れるイングリッシュ・ガーデンになっていて、とても良いのだが、なんといっても素晴らしいのは、ホテルの前に広々と広がっている芝生の前庭。テーブルと椅子が点々と配置され、ここで寛ぎながらアフタヌーン・ティーを楽しめるのだ。この芝生でお茶を飲みながら、風の音、木々の囁きに耳を傾け、時の移ろいを感じながらリラックスしているのは、なんとも心地よい。この前庭でくつろぎの時間を持てることこそ、このマナー・ハウスに泊まる一番の贅沢なのかもしれない。

 ホテルのレストランでの夕食も素晴らしかった。マナー・ハウスの通例として、ラウンジで食前酒をすすりながらメニューを決め、食卓の用意が整ったとの案内を受けてレストランへ赴く。そしてくつろぎのディナー・タイムだ。やはり日本人が多く泊まるためか、食事の量は多すぎず、我々日本人の小さい胃袋でも食べきれる量になっているところに、ホテルの心遣いを感じる。どんなリクエストにも笑顔で聴いてくれるあたり、さすが一流のホテルは従業員の質が高いな、としみじみ思った。

Sunday, 10 July, 2005

studio_unicorn20050710

[]英国2日目・Chipping Campden

 オックスフォードOxfordからコッツウォルズCotswoldsの村のひとつ、チッピング・カムデンChipping Campdenに移動。我々夫婦がこの村を訪れるのは、これで二度目。7年前にコッツウォルズに来たときには、こことバイブリーBiburyを訪れたのだった。(今回はバイブリーは残念ながら割愛した。ここも素晴らしい村なんだけれどね)

 この村の家々は、よく「はちみつ色の家」などと言われているが、前に訪れたときに見たのは、どの家もグレイがかったベージュの壁の家々ばかり。「こっちではこの色をはちみつ色というのかなあ?」などと言っていたのだが、のちになって、あの家々に夕陽が当たるとはちみつのような黄金色になることから来ているのだと知って、なるほどと思ったものだ。

 それは別にしても、この村の家々は、どれをとってもとても可愛らしくて良い。どの家も庭をきれいに手入れして、さまざまな花々を植えているのも、実に美しい。村の中心には、中世以来の建物や素朴な町並みが、きちんと保存されているのも素晴らしい。何度来ても心が穏やかになる村だ。

[]英国2日目・おいしいスープのひととき

 Chipping Campdenを歩いていると、とても古い建物で営業しているティーハウスを見つける。ランチも出しているようなので、昼食にと入ってみた。

 スープやサンドウィッチを中心とした、素朴だけど美味しそうな食事がメイン。きっと昔の英国の農民はこんなものを食べていたんだろうな、と思わせる。まさに古き良き英国の農家という風情のアンティークな店内、家族経営のアットホームな雰囲気もとても好感が持てる。

 我々4人は、めいめいスープとサンドウィッチやらキッシュやらジャケットポテトやらがセットになったスープセットを注文した。もったりしたスープがとても素朴な、だけどとても美味しい!

[]英国2日目・walking is pleasure

 英国ではカントリーサイドのウォーキングはとてもポピュラーなスポーツ&レジャーで、英国全土にはパブリック・フットパスPublic Footpathが網羅されている。このPublic Footpathは、私有地の中だろうと畑のど真ん中だろうと羊がうようよいる牧草地のど真ん中だろうと、全ての人に通行が保障されているという、英国ならではの素晴らしい制度なのだ。許されているのは歩行のみ(時には自転車・乗馬もOKのこともある)。

 大抵は土を踏み固めた道(らしきもののことも)があるが、ほとんど道なき道のこともあるし、ゲートを越えたらどーんと原っぱが広がっていて、どっちに向かったらよいのか途方にくれることもある。そんな状況でどうやって歩けるのかと思われるだろうが、ご心配無用(?)。ちゃんとPublic Footpath等と表示された方向指示つきの標識があったり、ゲートの端っこに矢印のシールが貼ってあったりするので、それにしたがって歩けばよいのだ。

 が、やはり地図は必携であるし、なぜかいつも指示どうりに歩いているはずなのに迷ってしまったり、違うFootpathに入ってしまったりしてしまう。前述のようにどーんと目の前に平原が広がっているだけで道が判別できず、途方にくれてしまうこともある。ちょっとしたオリエンテーリング気分も味わえるのだ(笑)。

 それでも、田園風景を見ながらのウォーキングは素晴らしく気持ちがいいし(時に汗はかくが)、標識を見つけたり、家畜が逃げないようさまざまな工夫がされているゲートを越えるのも楽しい。7年前にCotswoldsに来たときも、3年前に湖水地方The Lake Districtに言ったときも、最大の楽しみのひとつはこのフットパス・ウォーキングだった。

 今日もさっそく、Chipping Campden最大の景勝地ドーヴァーズ・ヒルDover's Hillへ向かってウォーキングしてみた。7年前にここを訪れたときにも歩いたのだが、そのときよりも道が整備されていて歩きやすくなっているような気がする。気温が高く、かなり陽射しが強い日なので、こちらでは珍しくけっこう汗が流れる。なるべく日陰を選んで歩くよう心がける(陽射しの強いヨーロッパに来ると、自然とこの習慣が身につく)。でも周囲の田園風景は、本当に素晴らしい。

 汗をふきつつDover's Hillに着くと、丘陵地帯は羊で溢れて(笑)いた。どうやら今年はここが放牧地になっているらしい。羊の落とし物をよけつつ丘陵に立つと、Cotswoldsの田園風景が遥か遠くまで見渡せて絶景。吹き渡る風も心地よい。(写真は、Dover's Hillで羊をバックにくつろぐ同行のクマたち)

 帰りは、Footpathを大きく回って平原地帯、森林地帯、そして麦畑のど真ん中と歩きまくり(お約束どおりちょっと道に迷い)、まさにFootpathの醍醐味を堪能しつくして村に戻ったのだった。

[]英国2日目・The Cotswold House Hotel

 さてChipping Campdenで宿泊したのがコッツウォルド・ハウスThe Cotswold House Hotelというホテル。先日「ねばつくプディング」を紹介した、例のホテルである(2005年6月14日の日記参照)。外観は村の古い建物をそのまま使用しているのだが、内装は素晴らしくモダンで快適。客室も一室一室異なった内装が施されていて、電話やオーディオがなんとBang & Olufsenのとてもグッドデザインなものが使われている。とても素晴らしいデザインホテルであった。随所に使われているホテルアイコンも気に入った。またホテルの裏手には広い庭があり、これがまたきちんと整備されていて花々が咲き誇り、ほんとうに素晴らしい。このホテルのモダンな快適ぶりの片鱗は、ホテルのホームページで見ることができます(日本語はやや微妙だが)。

 実は7年前のときには、この隣のThe Kings Armsというホテルに泊まり、このホテルの存在もそのときに知っていたのだが、こんなにお洒落なホテルという印象がなかった。従業員の人に聞いてみると、果たして2000年に現在のオーナーがこのホテルを買い取り、今のように改装して「甦った」のだという。庭も荒れ放題だったそうだ。ちなみに、Kings Armsもずいぶんとお洒落な感じに変わっていた。

 さて件の「ねばつくプディング」だが、実は食べなかった(激しく後悔)。つい向かい側の姉妹ホテルNoel Arms Hotelにある、オリエンタルレストランで夕食を食べてしまったのだった。あとから思うとすごく残念。またこのホテルに来なければいけなくなった(笑)。それでも、翌日の朝食は、素晴らしい裏庭のガーデンでいただくことができて、みんなボリュームたっぷりのイングリッシュ・ブレックファーストEnglish Breakfastに舌鼓を打ったのだった。

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Saturday, 09 July, 2005

studio_unicorn20050709

[]英国1日目・JAL401便 from Narita to Heathrow

 昨日「次にこの日記を更新するのは、いつのことやら……」と書いたばっかりだったのに(2005年7月8日参照)、もう翌日には更新していたりする。実は今、成田からロンドンヒースロー空港へ向かう飛行機の中で、持参した愛機ApplePowerBookでこの日記を書いて、更新しているのだ。

 驚くべきことに(?)、このフライトは無線LAN完備。自分の席でネットワークに接続できちゃう。さらに、Connexion by Boeingで登録してサインインすると、インターネットに繋がることができるのだ。有料なのが残念ではあるが、別にバカ高いわけではないので、機内食がすむとさっそく登録してみた。料金が安いので、フライト中合計60分までは定額で以後は従量制のプランにしてみる。

 このサービスのおかげで、出発前にできなかった、今後の日程で利用予定の電車やバスの運行時刻などを機内でチェックできてしまった。そのあとはこうして日記も更新している。その気になればホームページの更新だってできちゃう。素晴らしい。ただ、PowerBookバッテリーが持つ間しか使えないのが残念。今後はぜひ電源も各席に用意してほしい(笑)。

 今回のフライトはエコノミークラスでの搭乗だが、さる方面からのご好意により出発前の成田空港ではJALサクララウンジを使えたし、前に他の座席がなくゆったりと足を伸ばせる席に座ることができている。おかげで今回のフライトは比較的快適に過ごしている。ありがたいことだ。

 あと4時間半ほどでロンドンヒースロー空港到着予定。

[]英国1日目・Heathrow Airport

 というわけでヒースロー空港に到着。JAL便は第3ターミナルに着く。予想していた厳しい入国審査も荷物検査もなく、むしろテロの影響か入国審査の待ち人数も少なく(ここがいつもだったらうんざりするほど待たされるのだが)、さほど待たされずにあっけなく入国。少々拍子抜けしたほどだった。

 正直言って私はヒースロー空港はそれほど好きじゃない。比較的最近にできた第4ターミナルはまだきれいなのだが、JALANAの便が発着する第3ターミナルなんかは、なんだかいつも薄暗いし、建物は古ぼけているし、入国審査は暑苦しい中をすごく待たされてうんざりするしで、いい印象があまりない。あの、いつ来てもほれぼれとするパリのシャルル・ド・ゴール空港などに比べると、ずいぶんと格が下がる気がする。

 15年前に留学していたときは、フライトはガトウィック空港Gatwick Airportを利用することが多かったのだが、こちらは改装なったばかりですんごくピカピカできれいで、ものすごく使いやすいのに感動したものだった。(そのころはヴァージン・アトランティック航空Virgin Atlantic Airlineのフライトは、すべてガトウィック空港を利用していた)日本便も全部ガトウィックになればいいのにと思ったほどだ。

 それでも、今回訪れてみると、第3ターミナルも所々改装が進んでいるようだし、ヒースロー空港もこれから少しずつキレイにカッコ良くなっていくのかもしれない。期待してみたいものだ。

[]英国1日目・Oxford

 ヒースロー空港からロンドンを経由せずに、直接バスでオックスフォードOxfordに入る。

 実は、私はオックスフォードに来るのは初めてだったりする。ケンブリッジCambridgeは私の(日本の)大学の施設があった関係で留学中何度か行ったのだが、こちらには来る機会が全くなかった。

 今回も、本当はゆっくり市内の古いカレッジなどを見てまわりたいところなのだが、残念ながら市内から離れたホテルしか取れなかったので、市内観光はまたの機会にお預けである。それでも、バスやタクシーの窓から見る街の眺めは、いかにも学園都市らしいたたずまいが感じられて好ましい。

[]英国1日目・Hawkwell House Hotel

 というわけで、1泊目はオックスフォード郊外の静かな村にあるホークウェル・ハウスHawkwell House Hotelというホテルに宿泊。

 まあちょっとした休日を味わうための、カジュアルだけど少しおしゃれなホテル、といった感じのホテルだった。郊外にあるためとても静かな環境なのと、素敵な芝生の庭があるのがとても良いが、シャワーなど水まわりの使い勝手が良くなかったのが残念。食事も“それなり”だった。ここは最初に泊まるだけのホテルと割り切っていたから、別にいいんだけどね。

(写真は、Hawkwel House Hotelに到着して、窓辺でくつろぐ同行のクマたち)

YaeYae 2005/07/30 13:41 ロンドンといえばヒースロー。私が昨年ヨーロッパ放浪の旅をした時の飛行機は、スタンステッド発でした。激安航空券にすると(0.99ポンドとか)、空港が遠くなるもので・・・。遠いといっても、成田のようではありませんでしたが。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/08/02 01:17 スタンステッド! さすがに利用したことはありませんなあ……。でもけっこう重要な空港だそうですよ。ちゃんとStansted Expressなるものも存在しているらしいし。遠さで成田と比べるのはさすがに酷ですが。

YaeYae 2005/08/06 00:21 成田はホントに遠いですよねー。ロンドンには空港が5つもあるんですね。オプションがいっぱいあるのはいいなあ。ワシントンDCには3つあり、そのうちのひとつは、地下鉄の駅のまん前にあって、とても便利です。ちなみに昨日まで、研修でこの空港から発着したのですが、帰りの便が天候不良で遅れて、着いた時には地下鉄が終わってしまっていました・・・(泣)。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/08/08 20:18 変なところで立ち往生してしまうのって、怖いですよね〜。旅先では、そうならないように気をつけています。

Friday, 08 July, 2005

[]荷造り

 明日からいよいよ英国旅行。前夜のうちに荷造りを済ませ、明日やるべきことをできるだけ最小限にしてしまう。2人分の荷物を大きなキャスターバッグにぎゅうぎゅう詰める。毎度のことながら、よく2人分も入ってしまうものだ。感心する(笑)。

 明日は朝6時起き、7時には出発だ。次にこの日記を更新できるのは、いつになることやら……。

たけたけ 2005/07/09 14:21 行ってらっしゃい。久しぶりに見たらもうお出かけなのですね。
昨日、ロンドンに居る知り合いと電話しました。まだ混乱はあるようですが、貴方も行っているように、逆に厳戒態勢で大丈夫でしょう。
こちらに引っ越してきて、以前より安全になったように感じていますが、正直世界の何処ででもテロが起きかねない世の中になってしまっていると感じざるを得ませんね。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/09 19:22 コメントどうもありがとうございます。>たけどの 今飛行機の中です。しっかりこの目で見てきますね(何を?)。それにしても飛行機の中でネットに繋がれるなんて、便利な世の中になったものです。シンガポールの暮らしにはもう慣れましたでしょうか。またコメントしてくださいね。

YaeYae 2005/07/11 08:57 大西洋の向こうからこんにちは!無事に+楽しく旅を続けていらっしゃることをお祈りいたします。ワシントンDCの地下鉄ですが、ペンタゴンの近くの駅には、おまわりさんがちらほらいるものの、私の家の最寄の駅はいつもどおり(笑)。大丈夫かなー。
たけさまもお久しぶりです。今日はシンガポール、というか、東南アジアの伝統工芸である、バティックの染め方を習ってきました。色が本当にきれいで、ちょっとはまってしまいそうです。

たけたけ 2005/07/16 17:16 バティック、僕も好きです。伝統的な手書きのもので、手をかけたものは本当にきれいですし、ロウで覆っている部分の微妙なにじみ具合はプリントには無い味だと思います。最近はJKTでもプリントのものや、化学染料のものがほとんどになってしまいました。たまに古布とかを見ていいなぁと思うと、ものすごく高くてあかなか買えなくなってしまいました。25年ぐらい前はそんなこと無かったんですけどねぇ。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/20 00:35 おかげさまで、無事帰国いたしました。>たけさま、Yaeさま
バティックというのは、藍染みたいなものでしょうか。社会生活に復帰したら、どんなものか調べてみます。

YaeYae 2005/07/22 11:53 お帰りなさいませ。無事でなによりです。とか言ってたらまたあんなことが・・・。
バティックはろうけつ染めのことです。染め方を教わった時、その「ロウで覆っている部分の微妙なにじみ具合」こそがAll about Batik!なんだと力説されました。たしかに、とても味がありますね。その表現を、人の手で完全にコントロールできないというところが奥が深いです。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/23 16:11 >Yaeさま まったく、我が身の無事をしみじみ感じているところです。
バティックの情報ありがとうございました。ろうけつ染めなのですか。なるほど。どこかで実物は見れるのかな。布って、やっぱり実物を見ないと、テクスチュアとか分かりませんからね。

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Thursday, 07 July, 2005

[]テロには屈しない

 連日のロンドンがらみの報道

ロンドン7日共同】ロンドン中心部で通勤時間帯の7日朝(日本時間同日夕)、金融街シティーに近い地下鉄オルドゲート駅など複数の駅に加え、大英博物館近くでバスを狙った同時爆破テロが発生、少なくとも2人の死亡が確認された。ロイター通信は185人が負傷したと伝えた。ブレア首相テロだと言明した。6日に英スコットランドで主要国首脳会議(グレンイーグルズサミット)が始まっており、サミットを標的とした初のテロの可能性がある。2001年の米中枢同時テロ、04年のマドリード列車同時爆破テロに続く大規模テロに、国際社会は大きな衝撃を受けた。

共同通信) - 7月7日21時51分更新

Yahoo! Newsより

 おいおいおい、冗談じゃないぞ。人が英国旅行を2日後に控えているときに、なんてことをしてくれるんだ。さては我々の英国入りを阻止しようとしているのではあるまいな。許すまじテロリズム

 この事件で犠牲になった方々とそのご遺族に、そして巻き込まれた多くの人々と罪なきロンドンに、深く哀悼の意をささげます。

 まあ、この事件があったからといって、英国旅行を中止する我々ではありません。この事件で英国はよりいっそうの厳戒態勢になるだろうから、そういうところではテロは起きないだろうし。正直言って、厳重な警戒のせいで入国などにすごく時間がかかりそうだなと思うと、うんざりする。一番(間接的なものも含め)被害を受けるのは、我々無辜の民だ。

 それにしても、テロはもちろん許せないし非道だと思うが、大国が仕掛けた戦争だって、どんなに"正義"の美名をかざしてみても、その本質は凄惨で非道で許せないものだ。テロと「正統な手続きを経た」戦争とは、結局は同じものだ。全ての戦争は許されるものではないのだ。ニューヨークのときも然りだが、テロは突然不意をついてなされる"戦争"なのだ。もともと(テロを含めて)戦争という殺し合いに正しいとか卑怯とかということはないのだ。ただ殺しあいあるのみ、それが戦争の本質だ。非戦闘員とか非戦闘地域とか寝惚けたことを言っている場合ではない。「戦争」の凶暴な暴力の本質から言ったら、そんなことは関係ないのだ。戦争そのもの、あらゆる形の暴力そのものを否定せねばならないのだ。

 テロも戦争も全ての暴力も、物理的なものだけでなく、精神的・心理的・経済的な暴力も含めて、全ての暴力をこの地上から根絶してゆくよう、地上の全ての人々が目指してゆかねばならない。心からそう思う。

YaeYae 2005/07/08 01:04 うひゃー、2日後ですか。近頃のテロ(という言い方は実に嫌ですが)どんどん関係のない人たちを巻き込んでいく傾向が強まり、見せしめ、的な雰囲気が強まってきましたね。そんな今日も、イラクでは自爆テロが起こったようです。暴力が暴力を際限なく産み続ける、憎しみの連鎖が世界中で繰り返されています。どうしたらいいのか、と、悲しくニュースを見るばかりです。
ワシントンDCの地下鉄も、警戒レベルが上がったようです。乗りたくないなあ。今日は教育実習を休ませてもらおうかしら(これは単に宿題が終わってないだけという噂)。

あるある 2005/07/08 07:01 あ、もうよっち&ちこちゃんの恒例旅行の時期になりましたか。
世界のどこかで起こるニュースの画面を見るたびに、悲しくなります。

どうぞ楽しんでいらしてくださいませ。

majirimajiri 2005/07/08 09:48 はじめまして。ほんとに僕もそう思います。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/08 22:01 皆様、コメントどうもありがとうございます。
>Yaeさま、あるさま その名の通り、terrorismは恐怖を撒き散らすことを戦法としていますから、もともと「見せしめ」的要素が強いと思います。日記本文にも書きましたが、テロもまともに軍隊でぶつかったら負けてしまうのが分かっている彼らの「戦い方」なので、許せないのはもちろんだとしても、一方的に彼らばかりを責めきれないのも事実なのですよね。この悲しい連鎖の前に、我々は無力でいるしかないのでしょうか。
ともあれ、行ってまいります。ロンドンは日程の後半だから、心配しないでくださいね。
>majiriさま はじめまして! コメントありがとうございます。majiriさまの記事も拝見しました。どこかで麻痺してしまっている我々……本当にその通りですよね。よろしければ、これからもコメントしていってくださいね。

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Wednesday, 06 July, 2005

[]Olympic in London

 2012年のオリンピック開催地はロンドンに決まったとのこと。何はともあれ、おめでとう!

シンガポール6日共同】国際オリンピック委員会(IOC)は6日、当地で総会を開催し、2012年夏季五輪の候補5都市の中からロンドンを開催地に選んだ。ロンドンは1948年以来、64年ぶりの3度目の開催で、夏冬通じて史上初めて五輪を3度開催する都市となる。

 五輪開催と市東部の再開発をリンクさせ「選手を重視した五輪」を掲げたロンドンは、直前のプレゼンテーションで高評価を得た。IOC委員による投票では、開催計画で最も優れた評価を受け本命とみられていたパリとの決選投票となり、54票対50票と4票差で制した。

 選考過程では招致計画の具体性を欠くモスクワが1回目で落選。直前になってメーン競技場の建設計画変更を余儀なくされたニューヨークが2回目でふるい落とされ、サマランチ前IOC会長の後押しがあったとされるマドリードは3回目で姿を消した。

共同通信) - 7月6日22時9分更新

Yahoo! Newsより

炎のランナー [DVD]

 敗れたパリは残念でした。パリのオリンピックというと、映画「炎のランナー」"The Chariots of Fire"を思い出す。あれは素晴らしい映画だった。まあ正直、パリでも(マドリードでも)よかったのですが。

 と言っても、オリンピックフリークでもないし、特別にどうこういうことはないのだが……。ロンドン開催は3回目ということだが、前回は1948年だそうだから60年以上も前だし、そのときは日本は敗戦国ということで参加できなかったので、まあ日本にとってはほぼはじめてのロンドンオリンピックと言っても差し支えなさそう。

 もうすぐ英国旅行に行くのだが、これでロンドンが明るいムードに包まれているのかなと思うと、楽しい気持ちになる。でも、まあ、開催は7年も先のことだし、意外と人々は冷静かもしれないが。

 それよりもすっかり忘れていたのだが、今年のサミットスコットランドで開催、しかも日程の最終日が我々が英国に入る日だったりするのだ。これはきっとヒースロー空港は厳戒態勢で入国のチェックも厳しそうだぞ……と思うとちょっとげんなり。まあ、仕方ないが。

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Monday, 04 July, 2005

studio_unicorn20050704

[][]「ビーンズレシピ」

ビーンズレシピ―豆がおいしいおかず&スイーツ (オレンジページブックス)

 昨日、渋谷ブックファーストで、妻が前々から捜していた、豆を使った料理のレシピ本「ビーンズレシピ」をようやく手に入れた。さすが品揃えのブックファースト、えらい! 

 それで、妻がさっそく今日、その本の中のレシピをひとつ実践してみたのである。「ひじき大根のサラダ」というもの(本文93ページ)。レシピにはアスパラガスを使っているが、今日はスナップエンドウで代用したとのこと(写真)。簡単な料理だそうだが、なかなかの味であった。

[]持ち物リスト

 週末から始まる英国旅行のために、妻が持ち物リストを作った。旅行のたびに持ち物リストを作るのが習慣になっている。これだけ毎年旅行していても、やっぱり念には念を、と思うし、どんなにばっちり準備をしていても、家を出るときにどうも何か忘れたような気がしてしまう"あの感じ"が少しでも軽減されるのなら、やっぱり作っておくべきものだ。もっとも、持ち物リストに書き忘れてしまったものは、どうしようもないんだけれど(笑)。

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Sunday, 03 July, 2005

studio_unicorn20050703

[][]無印良品の誘惑

 今日は体調が悪くて少し横になったりしていたため、出かけたのが夕方近くになってからだった。妻と都議選の投票へ行き、三軒茶屋へ出ていくつかお目当てのものを見ようとしたら空振ってしまったので、結局渋谷に来てしまった。トホホ。PARCOパート3にある無印良品のお店へ向かう。

 シンプル&ミニマルなデザインが大好きな私なので、当然無印良品の商品群はとても好きだ。何が何でも無印で揃えるつもりはないし、全ての商品がいいとは思わないのだけれど、やっぱりものを買うたびに(いろいろと比較しても)多くは無印のものを選んでしまうのだ。やはり、無印良品の"主張しない主張"を体現するようなデザインが大好きなのである。

 今日のメインのお目当ては三段重ねのお弁当箱(写真)。実は、「芸術新潮」の2005年7月号の、日本民藝館の特集の中の鼎談で、グラフィック・デザイナーの山口信博氏がこの無印のお弁当箱を挙げて、民藝館所蔵品・李朝の三段重との相似を指摘し、デザイン資源としての民芸の可能性を語っているくだりがあるのだ。その弁当箱の姿が、実にシンプル&ミニマルで、まさに"無印デザイン"のお手本のようなグッドデザインなのだ。というわけで、すっかり実物を見たくなってしまった次第(ちょうど手頃なお弁当箱が欲しかったことでもあるし)。果たして、お店で実物を見ても期待を裏切ることもなく、とても可愛らしくコンパクト。プラスチックなので質感の限界は当然あるが、あまり気にならない。当然のように購入したのであった。専用のバンドも購入した。

 ただひとつ残念だったのが、この弁当箱にあうような箸箱が売られていないことだった。これだけのお弁当箱なのだから、当然箸箱も一緒に作ってもよさそうなのに……。無印は時折このような「抜かり」があるので、たまに要注意だったりする。

 まあそれはともかく、弁当箱を買い、あといくつかこまごまとした物を買ったあと、下のフロアへ降りると、なんと前々から目をつけていた黒い4輪キャリーバッグが、セールのために1割引きで売られていたのだ。海外旅行には前から大きなキャリーバッグを使っていたのだが、ここのところ国内旅行用にも少し小さめのキャリーバッグが欲しいと思っていて、(デザインと使い勝手と値段の兼ね合いで)第一候補がこの無印のバッグだったのだ。1割引きとはついている、これは今買うしかないというわけで、即断で購入してしまった。次の国内旅行まで出番がないとはいえ、安く買えて本当に良かった。満足している。

Saturday, 02 July, 2005

studio_unicorn20050702

[]引きこもり

 けっこう天気が良い日にもかかわらず、なんだかすごく倦怠感と疲労感にとりつかれていて、予定していた渋谷行きもやめて家に引きこもっていた。

 HMVがポイント3倍の日なのは十分承知していたのだが、今日は休養が第一とあきらめる。

 すごく欲しかったロイクソップRoyksoppの新譜"The Understanding"(2005年6月29日参照)も、やっぱりCCCDを買うのは私の音楽を愛するプライドが許さないというイイワケのもとに、UK版の発売までぐっとガマンすることにして、RoyksoppのオフィシャルサイトAmazon.co.jpで"Only This Moment"The Understandingのサンプル曲を、繰り返し聴きまくって「飢え」をしのいで(?)いる。

 それにしても"Only This Moment"ってイイ曲だなあ! 早くCDを(断じてCCCDではない)手に入れたいものだ。許すまじCCCD

[]無花果

 そんなわけで、せめて夕食は少し豪勢に、ということでライトイタリアンディナーを。早めに買い物をし、妻は(普段より)早い時間、明るいうちから調理に入った。

 ワインはおなじみYellow Tailのシラーズ赤ワイン。ブルサンは胡椒の入ったのが大好きなので、いつもそれを常備しているのだが、今日たまたまスーパーで、新発売のエシャロットとあさつきが入ったブルサンの試食をやっていて、食べてみたらこれも美味しい。しかも今日はなんと500円を切る安売りをしていたので、すかさず買ってしまったのだ。だから今日の食卓には、2種類のブルサンが登場したのである。

 今日の注目はなんと言っても無花果。これもスーパーで安売りをしていたのを買ってきたが、生ハムと一緒に食べるとこの上なく美味しい。ぜひお試しあれ。

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Friday, 01 July, 2005

[]「中国・美の十字路展」「Follow Me!」内覧会

 前回の「秘すれば花」「ストーリーテラーズ」展に続き、またもや内覧会の招待券を手に入れたので、明日から始まる「中国・美の十字路展」と「Follow Me! 新しい世紀の中国現代美術」の内覧会を観に、森美術館へ行ってきた。

 現代美術中心の森美術館中国古代美術?と少々疑問だったが、(あとでカタログを見て知ったのだが)この展覧会はここを皮切りに全国を巡回することになっている。珍しく森単独の企画じゃないのだ。納得。森美術館もオープンして2年弱、そろそろ社会的立場や財政的理由などもろもろの理由で、このような(私の推測だが)"持ち込み企画"もこなす必要があるのだろう。と言っても、しっかり現代美術展の「Follow Me!」をくっつけてしまうあたり、さすがこの美術館らしいところだが。実現まで相当な駆け引きがあったのではないだろうか。ちなみに「Follow Me!」のほうは、森美術館の単独企画である(巡回はしない)。さらに、前回の「秘すれば花」「ストーリーテラーズ」展が会場を半分ずつ分け合っていたのに対して、今回の配分は、会場の4分の3が「中国・美の十字路展」で、「Follow Me!」は、残りわずか4分の1程度である。

 とは言うものの、この「中国・美の十字路展」、なかなかいい展覧会である。気に入った。広い会場なので詰め込みすぎずゆったりと展示してあり、会場の雰囲気の演出も落ち着いた感じでとてもよい。予定していたより遅く会場へ入っったために妻との待ち合わせまで時間があまりなく、かなり駆け足で見てまわったのだが、とても観やすくて好印象だった。

 展覧会は後漢が滅亡して唐が成立するまでの紀元3世紀から8世紀、三国時代から魏晋南北朝時代にかけての美術を紹介している。戦乱と群雄割拠の時代で、かつては文化が衰退した時代と思われていたが、実は東西文化の交流が盛んに行なわれた実り多き時代だった、というのがこの展覧会の趣旨であるようだ。確かに漢民族の文化はもとより、インド仏教美術が流入し、北方騎馬民族ペルシア、さらにはビザンチンローマの文化や風俗が中国でミックスされていくさまを、展示作品から読み取るのは興味深い。でも私は中世ヨーロッパ美術専攻だったせいか中国の美術はあまり知識がないので、カタログをじっくり読んで、そういう視点でもう一度観に来ようと思う(幸いにしてタダ券もある)。(ちなみに現代美術と違い、古代〜中世の美術については、その作品の時代背景や美術史的な知識をあらかじめ持って作品を観ることは、有益なことだと私は思っている)

 そんなわけで今回は、会場で説明してある以上の予備知識を持たずに、(やや駆け足で)作品を観てまわったのだが、これが単純に観て楽しめるものが多かった。青銅や陶製などの人物や動物の人形が多く展示されていたが、その表情や踊ったり楽器を演奏するしぐさなどの素朴で愛らしいこと! 中には一角獣の人形もあって、一角獣好きの私はとても興奮したりした。装飾品や壺などの意匠も見ていて楽しい。作品から当時の人々の息吹が感じられるような気さえした。私が歴史好きなのもあって、すごく気に入った展覧会であった。もう一度来るときは、もっとじっくりと観ようと思う。

 「Follow Me!」のほうは、今最も注目を集めている中国現代美術ということで、こちらも期待していた。いかんせん点数が少ないのが残念であったが、写真やらヴィデオやらインスタレーションやら、さまざまな表現手段の作品を楽しく観てまわった。真っ赤な四角いリングの中をラジコンカーが走り回る(しかも観客が操作できる)作品が印象的だった。全体にまとまりはあまり感じないが、そのまとまりのなさが、かえってものすごい勢いで拡散しつつある中国の美術(と社会と経済)をよく感じられる気がした。

 会場の下のフロアでは、オープニングのレセプションが行なわれていた。妻との待ち合わせに急いでいたが、せっかくだから一杯だけ飲んでいった。ちょうどエリオット館長が挨拶をしているところだったが、「一方(の展覧会)が古くてもう一方が新しい、と単純に分けてはいけない。あの時代(3〜8世紀)の中国だって、速度はすごく遅いが、東西の文物の交流という意味では、インターネットの役割を果たしていたのだから」というようなことを言っていた。なるほど、物事はいろんな側面から見るべきだなと思った。

 なお、森美術館の次回、9月からの展覧会は、なんと杉本博司展! これは絶対観るっきゃない! 今からすっごーく楽しみである。

[][]Bassanella

 というわけで森美術館を後にし、妻と合流。夕食は六本木ヒルズ内のややカジュアルワインバー&レストラン"Bassanella"で食べる。ワインを量り売りで少量から飲むことができるというのが面白そうだったので、この店にしたのだ。カードをスロットに差し込んで、飲みたいワインを30ml・60ml・90mlと3つあるボタンの好きな一つを押すと、ワインがグラスに注がれる。それを繰り返すといろいろなワインが少しずつ飲めるわけだ。会計のときにカードを渡せば支払い、というわけ。

 妻と私も、合計3種類のワインを少量ずつちびりちびりと楽しんだ。それはそれでよかったのだが、後から考えてみるとけっこう割高だったかもしれない。つい"量り売りだから"と安上がりな錯覚に陥るが、冷静に飲んだ分量を考えると、う〜ん……。料理も美味しかったし(特に自家製ソーセージと少しずつ選べる前菜がgood!)、まあ良しとしよう。

[][]Book Surfin'

ロンドン―おいしいものを探す旅 F.O.B HOMES BOOK

 夕食の後は、妻とテレビ朝日の前のアトリウムコーヒーを飲みながらまったりし、それからけやき坂にある書店TSTAYA TOKYO ROPPONGIで、雑誌やら書籍やらをあちこち2人で眺めながら歩く。ここのTSUTAYAはトラベル、アート建築などに品揃えが偏っているのが気に入っている。雑誌の品揃えも、普通の書店では平積みにならないような雑誌がどーんと床から平積みされていたりして面白い。

 いろいろ見てまわった挙句、いよいよ近づいた英国旅行のために「ロンドン−おいしいものを探す旅」と、前から欲しいと思っていた「F.O.B HOMES BOOK」を購入。いい買い物をしたと満足して店を出ると、もう夜の11時半近い。慌てて帰路についたのだった。

[]「皇帝ペンギン」前売り券

 そうそう、妻が昼間に恵比寿へ行ってきて、映画「皇帝ペンギン」の前売り券を買ってきてくれた。特典のモバイルクリーナー・雛ペンギンの「ペン太くん」はとっても可愛らしくてgood。ペア券を買ったのでオリジナルのポストカードまでもらってきていた。これで今年の夏に観たい映画4本(2005年6月24日参照)の前売り券は全て手に入れた。あとは鑑賞日程の調整だな……。

YaeYae 2005/07/05 14:27 いーなー内覧会。私も森美術館に行く時は、どこかで無料券をゲットせねば(笑)。アジアの現代美術には興味深々なので、私も是非見たいものです。蔡国強や馬六明みたいに、日本でも有名な中国人アーティストではなくて、まだあまり知られていない人たちに焦点をあてたのかな。中国は底なしのブラックホールみたいで、まだ見えないことってたくさんあるんだなあと思い知らされる国でもあります。

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/08 21:48 私も現代美術のほうを期待して観に行ったのですが、今回に限っては、本当に素晴らしかったのは古代美術の「中国・美の十字路展」のほうでした。こっちだけでも観る価値十分にあり、です。
{Follow Me!」のほうは、おっしゃる通り若手の作品が中心のようです。「蔡国強や馬六明」……すみません、全然知りません。不勉強なもので……。どういう作品を作る人たちなのでしょうか? 知りたいです。
私としては次の杉本博司展に超!期待しています。好きな作家なので……。水平線を撮った一連の作品が特に好きです。

YaeYae 2005/07/11 09:47 蔡国強は、長らく日本で活動してましたが、最近はアメリカでも注目されるようになったみたいです。ワシントンDCでは、こんなのやってます。
http://www.asia.si.edu/exhibitions/current/traveler.htm
馬六明は、こんなことやってました。うーん。この2年くらい前にも、世田谷美術館で、中国の現代美術展をやっていて、彼の作品が展示されたのを見たことがあります。パフォーマンスはやってなかったような。
http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_b/column/Mar04-a_j.html#top

studio_unicornstudio_unicorn 2005/07/20 00:25 ご教示ありがとうございます。蔡国強のインスタレーションなどはけっこう好みですねえ。他にも探してみます。
ちなみに、「中国・美の十字路展」は、もともとはNYメトロポリタン美術館での開催がスタートだったそうですね。なるほどしっかりした内容なわけだと納得しました。

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