この日の午前中は、Upper Slaughter近辺のフットパスを、心ゆくまでウォーキングして過ごした。今日も天気がよく、陽射しがきつい。本当に今回の旅は天候に恵まれ(すぎ)ている。
小川沿い、森の中を進み、丘陵をのぼってゆくと、目の前に開ける広大な平原に次ぐ平原(正確には丘陵に次ぐ丘陵、ですが)、素晴らしいランドスケープの連続!(写真) 本当に英国カントリーサイドの景観の醍醐味をたっぷり堪能しながら歩いた。これだけ味わえれば、もう言うことないですね。
途中、例によって少し道に迷いながらも、予定通り昼過ぎにはホテルに戻ることができた。
英国4日目・Canterbury
Upper Slaughterを出て、いよいよCotswoldsに別れを告げ、電車を乗り継いで一気にイングランド南東部・ケント州Kentの町カンタベリーCanterburyへ。途中ロンドンを通過したが、今日は文字通り「通過」しただけだった。
私は15年前に、Canterburyのすぐ郊外にあるケント大学University of Kent at Canterburyに、日本の大学からの交換留学生として約1年間留学していたことがある。だからこの町はものすごく懐かしい。今回Canterburyを訪れることにしたのも、私の両親が、私がかつて留学した大学を見たがったためだ。ちなみに私は7年前に一度この町を、妻と一緒に訪れている。
夕方に到着し、ホテルにチェックインしてから、町歩き&夕食のためにCanterburyの街中を歩く。風が心地よく、昨日までよりかなり涼しく感じる。
中世には城壁に囲まれていた、いわゆる町の中心City Centreは、メイン・ストリートを30分も歩かぬうちに反対側の端へたどり着いてしまう。こぢんまりとした町なのだ。大聖堂の塔の眺めや古い建物はもちろん、私が15年前に記憶している(あるいは7年前に再訪したときの)ままなのだが、町の佇まいやら入っている店やらはずいぶん変わってしまっている(ような気がする。細かい記憶などはさすがに不確かなので……)。全体として(特にメイン・ストリート周辺)、ずいぶんきれいに整えられた印象だ。懐かしいが、時代の移ろいを感じてしまってちょっと寂しい気持ちも。
夕食は、実は留学時代たまに行っていた懐かしい店があるのだが、そこがなぜか(?)満杯で入れず(その理由は翌日知ることになる)、仕方なくメイン・ストリートの中心にあるThe Old Weaver's Houseという、16世紀初頭に建てられた古い建物を利用したレストランに入った。立地といい建物といい、思いきり観光客狙いの店ではあるのだが、今日は移動日だったので疲れていたためここで夕食。それでもけっこう正統的な英国料理が食べられたりする。肉ものをしっかり食べたかったので、私はビーフステーキをいただきました。
- the Old Weavers House Restaurant
- 1 St.Peters St., Canterbury, Kent CT1 2AT
- Tel:+44(01227)464660
- http://www.canterbury.co.uk/(Canterburyとその周辺の公式ガイドサイト。6か国語がありますが、日本語はなし)
英国4日目・Ebury Hotel
Canterburyでは、このEbury Hotelに2泊した。実は、けっこうガイドブックやネットなどでホテルを探し回り、片っ端から当たってみたのだが、どうしたことかことごとく満室で(その理由も翌日知ることになる)、ようやく予約できたのがこのホテルだったのだ。ちょっとCity Centreから離れているのだが、この際仕方ない。
典型的な中級ホテルだったが、客室はとても清潔で小ぎれいにしてあり、意外と快適であった。またなかなか広くて気持ちの良い裏庭もあり、印象は悪くなかった。ただシャワーのお湯が少量ずつしか出ないのが不満&シャンプーが妻の肌に合わず、少しかぶれてしまったのが欠点だった。
- Ebury Hotel(オフィシャルサイト。英語のみ)