厄除け参拝

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 厄除けのお参りに、妻と一緒に近くの松陰神社へ行く。
 昨年は自分が前厄だとまったく気づかなかった(1月17日の日記参照)ので、厄除けのお参りに行くのはこれが初めてだ。
 松陰神社は我が家から比較的近いので、境内は何度か訪れたことがあるのだが、中に入るのはこれが初めて。ましてや昇殿なんてのは滅多にない経験だ。
 境内の受付で申込書に記入して初穂料を払うと、待合室に案内される。
 暫し待ったのちに、正装した若い神官さんが出てきて、本殿へ。丸い鏡(八咫鏡を模したものか)が祭られた、一段高い祭壇に向き合って椅子が二列に並んでおり、そこに妻と座る。
 神官さんは太鼓をどんどんと鳴らし、祝詞を読み上げ、ひと通り祈祷の作法をおこなう。めったに見る機会もないので、珍しそうに見守る我々夫婦。
 最後に玉串を祭壇に奉納してお仕舞い。
 これで厄が払われた……わけだ。なんとなくすがすがしく、気が軽くなったような。
 帰り際に、お札やお土産(?)などが入った袋を手渡される。
 帰宅してから袋を開けてみると、いろいろ入っていた。

  • お札(ちゃんと私の名前が入っている。当たり前か)
  • お守り(「特別に祈りが込められたお守り」だそうだ)
  • 神饌(榮太楼の飴でした。小さい頃によく食べたような、懐かしい感じの飴)
  • 小鉢(底に「松陰神社」と銘が入っているが、素焼きっぽくシンプルでなかなかいい感じの器。これなら家でも普通に使えそう)
  • パンフレット類

 まあ、これでひと安心。だな。

(写真は松陰神社にて)

マシバシイネツルカモ

 松陰神社で厄除けのあとは、松陰神社駅前の商店街にあるカレー屋さん「マシバシイネツルカモ」に行き、妻とカレーを食す。以前にこの近辺を散歩していて見つけ(2007年11月17日の日記参照)、ちょっと気になっていた店だ。
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 かつては別の店だったのであろう古い空間をリユースして使っているようだ。商店街の裏通りにあり、看板らしきものも小さな木の札が出ているだけなので、うっかり見落としてしまいそうなお店だ。
 ガラガラと引き戸を開けて(これだけでもすごくレトロだ)中に入ると、実にレトロで小ぢんまりとシンプルなお店の空間が(上の右の写真)。所々にアンティークや古道具が飾られていたり、さりげなく演出された感じがよい。もちろん非常に私好みなのは言うまでもない。席数はたったの8つ(テーブルは4つ)という小ささだ。
 カレーは、毎週火曜日に替わる週替わりカレーと、ドライカレーの2つのみ。この潔さも好感が持てる。お店のスタッフは2人だけのようなので、店のサイズといいメニュー数といい、ちょうどいい取り回しなのだろう。
 今週のカレーは「牛蒡と人参と鶏肉のカレー」(上の左の写真)。サラダ代わりのキャベツが、ご飯の上に直に載っているのが面白い。カレーはややさらりとしたソースで、さっぱりと爽やかな辛さが特徴か。けっこう強めの辛さだ。生姜やコリアンダーを多く使っていると思われるが、その他にも相当いろいろなスパイスが入っているようで、実に複雑かつ味わい深い。なかなか病みつきになりそうな、美味しいカレーライスだ。
 週替わりで具が変わるのも、何度も足を運べて楽しい。またぜひ、散歩がてら行ってみたい店だ。

  • 贋作インドカリー マシバシイネツルカモ
    • 東京都世田谷区世田谷4−3−7
    • TEL:03-3425-2975
    • 平日12:00〜15:00&17:30〜20:00、土日祝12:00〜20:00(カレーがなくなり次第終了)
    • 休日:毎週月曜、第2・第4日曜